9月、台風と残暑が交互にやってくる季節。
先日、静岡市内を歩いていたら、
ある飲食店の入口に手書きのチラシが
セロテープで貼られているのを見かけました。
よく見ると、日付が3月のもの。
ああ、また止まってしまったんだな、と思いました。
始めたはいいけど、続かなかった。
きっとそういうことだと思うんです。
チラシを一度作った。
でも反応が薄かった。
それで止めた。
この繰り返しをしている飲食店さん、
本当に多いんです。
と言うことで、今日は販促手段を比較しながら、
「なぜ続かないのか」「何なら続けられるのか」を
業態別に整理していきます。
こんな方におすすめ
- ✅ 販促を始めても途中で止めてしまった経験がある方
- ✅ チラシ・SNS・LINE・ハガキDMの違いを整理したい方
- ✅ 費用をかけた割に手元にお金が残らないと感じている方
- ✅ 自分の業態に合った販促を選びたい居酒屋・カフェ・中華料理店などのオーナー
- ✅ 値引きに頼らず、既存客に再来店してもらう方法を知りたい方
📋 この記事でわかること
- 主要な販促手段の費用・効果・継続しやすさの比較
- 業態別の向き不向き(居酒屋・カフェ・中華料理店など)
- 「一度やって止める」を防ぐための仕組みの作り方
- 既存客への接点を継続的に作る具体的な手順

「一度やって止める」が一番お金を無駄にする
販促の失敗パターンで最も多いのは、
「そもそも効果がなかった」ではありません。
「途中で止めた」です。
チラシを一度配って反応がなかった。
Instagramを3投稿して更新が止まった。
LINE公式アカウントを作ったまま
一度も配信していない。
心当たりはありませんか?
販促は、一発で効果が出る魔法ではありません。
お客さんの頭の中に少しずつ積み上がっていくもの。
一度見ただけでは動かない。
三度見て、ようやく気になり始める。
七度見て、はじめて来てみようと思う。
これを「接触頻度の法則」と言います。
つまり、止めた瞬間に積み上げがリセットされる。
また一から始めることになるんです。
だから、何をやるかより
「何なら続けられるか」のほうが先に来る。
派手な手法を一発試すより、
地味な販促を毎月継続するほうが
圧倒的に結果が出ます。
「チラシを一度作ったけど反応がなくて止めた」という状態のまま、次の一手が見えていないのではないでしょうか。繁盛店ポータルに無料登録すると、ハワードジョイマンのメソッドを搭載したAIに業種・状況を伝えて具体的な販促の改善アドバイスを無料で得られます。メール登録のみ、1分で完了します。
主要な販促手段を費用・効果・継続のしやすさで比較する
まず、代表的な販促手段を
いくつかの軸で比較します。
「費用対効果」だけで判断すると失敗します。
「継続しやすさ」と「誰に届くか」も
セットで見てください。
チラシ(折込・ポスティング)
費用: 1回あたり3万〜10万円程度。
効果が出るまで: 3〜5回以上の継続が目安。
向いている業態: 居酒屋・定食屋・中華料理店など、
地元の日常使い需要がある店。
チラシは「新規客に届く」という点では
まだまだ有効な手段です。
でも、一回で終わらせると
費用対効果は最悪になります。
なぜか。
チラシは「あ、こんな店があるんだ」で
終わることがほとんどだからです。
行動を起こすのは、何度か見た後。
だから最低でも3ヶ月は継続前提で
予算を組んでおく必要があります。
やめてしまう一番の理由は、
「一回やって反応が見えなかったから」。
反応を測定する仕組みを最初から作ることが先決です。
クーポンを付けて持参者数を記録する、
「チラシを見ました」と言った人を記録する。
測定できれば、改善できます。
飲食店の販促施策を客数・客単価・来店頻度の3軸で整理する考え方も
参考にしてみてください。
SNS(Instagram・X・Facebook)
費用: 基本は無料。
効果が出るまで: 6ヶ月〜1年以上が現実的。
向いている業態: カフェ・イタリアン・スイーツ系など
「写真映え」する業態。
SNSはインフルエンサーが一気に拡散して
行列ができる、という話だけが目立ちます。
でも、あれは例外です。
ほとんどの飲食店のSNSは、
フォロワーが増えるのに時間がかかる。
投稿してもリーチが限られる。
アルゴリズムの変更で突然見られなくなる。
SNSで成果を出している店は、
2〜3年単位で地道に投稿を続けた店です。
「今月から始めて来月には客が増える」
という発想でSNSをやると、
ほぼ間違いなく3ヶ月で止めます。
カフェや洋食系など、写真に強みがある業態には向いています。
でも、居酒屋や中華料理店などには
優先度が高い手段ではないことが多いです。
Google ビジネスプロフィール(Googleマップ対策)
費用: 基本は無料。
効果が出るまで: 2〜4ヶ月。
向いている業態: ほぼすべての業態。
「近くの居酒屋」「清水区 中華」と検索したとき、
マップに表示されるかどうかで来店数が変わります。
これは今すぐ取り組める、
コストゼロで効果の高い手段のひとつ。
写真を定期的に追加する。
営業時間・定休日を正確に保つ。
口コミに返信する。
この3点を毎月継続するだけで、
地元検索からの来店は増えていきます。
LINE公式アカウント
費用: 月額0〜3,000円程度(配信数による)。
効果が出るまで: 登録者が100人を超えたあたりから。
向いている業態: リピート客が来やすい
居酒屋・カフェ・定食屋・美容室など。
LINEはすでに来てくれたお客さんへの
「もう一度来てください」の仕組みです。
新規集客より、既存客への再来店促進に強い。
でも、「登録者がなかなか増えない」
という声をよく聞きます。
増やし方はシンプルで、
来店時に直接お願いするだけです。
「LINE登録するとドリンク1杯サービスします」
という案内を卓上に置く。
配信内容は「セール情報」より
「季節メニューのお知らせ」「新メニュー誕生」
のほうが読まれます。
月に1〜2回の配信を
12ヶ月続けることが大切です。
ハガキDM・ニュースレター
費用: 1通あたり80〜200円程度。
効果が出るまで: 3ヶ月以上の継続。
向いている業態: 客単価が高めの居酒屋・和食・
フレンチ・焼肉など、記念日需要がある業態。
「紙なんて古い」と思うかもしれません。
これも逆です。
メールもSNSも情報があふれている今、
手元に届く紙は読まれる確率が高い。
特に60代以上のお客さんには
圧倒的な効果があります。
誕生日月に届くハガキ。
季節の変わり目に届くニュースレター。
「お店のことを覚えていてくれた」という感覚が、
お客さんの再来店を引き起こします。
✓ ここまでのポイント
- 一度やって止めることが一番コストが高い。継続前提で手段を選ぶ
- SNSは時間がかかる。Googleマップ対策とLINEは今すぐ始める価値がある
- ハガキDMは「古い」ではなく、読まれる確率が高い手段として見直す
「測定する仕組みを作る」「配信日をカレンダーに入れる」といった手順を読んで、「でも一人だと結局続かない」と感じた方もいるはずです。繁盛店ポータルでは、AIがあなたのお店の状況に合わせて次の一手を一緒に整理してくれます。電子書籍「顧客の購買行動を軸とした販促改善の教科書」も登録後すぐに無料でダウンロードできます。
業態別の向き不向きを整理する
「どの手段が一番いいですか」と聞かれることがよくあります。
答えは、業態によって違います。
以下に業態別の傾向をまとめます。
チェックポイント1:居酒屋・鉄板焼き・焼き鳥系
宴会・グループ需要が中心。
新規客獲得にはチラシ・Googleマップ。
再来店にはLINE・ハガキDMが有効。
SNSは「映え」が作りにくいため後回しでよい。
✅ ポイント:秋は歓送迎会・忘年会の予約が入り始める時期。9月のいまが、LINE配信で「予約受付開始」のお知らせを送る絶好のタイミングです。
チェックポイント2:カフェ・スイーツ・洋食系
写真映えする商品があるため、Instagramとの相性がよい。
ただしSNSだけに頼らず、
Googleマップの口コミ対策も並行して行う。
✅ ポイント:SNSは「ファン化」の手段。一方でLINE登録で月1回の新メニュー案内を送ることで、既存客の来店頻度を上げる仕組みを作る。
チェックポイント3:中華料理店・定食屋・ラーメン店
日常使いの需要が強い。
Googleマップ対策と、地域へのチラシ配布が基本。
SNSよりも「近くに住んでいる人に知ってもらう」が先。
✅ ポイント:月に一度、近隣エリアへのポスティングを継続する。測定のため「このチラシを持参で餃子1皿サービス」などの特典をつけて反応数を記録する。
「販促で一番もったいないのは、止めることです。
どんな手段も、一回では土台を作っているだけ。
続けることで初めて、売上という実が成る。
だから私はいつも、『やめるな』の一点を伝え続けています」ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
「続かない」を「続く」に変える仕組みの作り方
では、どうすれば続けられるのか。
意志の力に頼ると続きません。
仕組みに変えることが答えです。
継続 STEP 1
手段を1〜2つに絞る
あれもこれもやろうとすると、
どれも中途半端になります。
まずLINEとGoogleマップ対策の2つだけ、
と決めてしまう。
選択肢を減らすことが継続の第一歩です。
⚠️ よくある失敗:チラシ・SNS・LINE・DM・Googleを同時に始めて、全部2週間で止まる。
継続 STEP 2
カレンダーに「配信日」を先に書き込む
「余裕があるときにやろう」では永遠にやりません。
毎月10日にLINE配信、
毎月25日に口コミ確認・返信、
というように日付を決めてしまう。
予定が先にあれば、動けます。
⚠️ よくある失敗:「今月は忙しかったから来月にまわそう」が3ヶ月続く。
継続 STEP 3
測定する数字を1つだけ決める
「効果があるのかわからない」が
途中でやめる最大の理由です。
チラシなら「持参者数」。
LINEなら「開封率」か「来店者のLINE確認」。
数字が見えると、改善したくなります。
改善したくなると、続きます。
⚠️ よくある失敗:測定基準を決めないまま「なんとなく効果なさそう」で止める。
飲食店の月の売り上げ平均と自店の比較をする際の考え方も
参考にすると、販促の目標設定がしやすくなります。
60代の中華料理店オーナーが教えてくれたこと
私のところに相談に来た、
60代男性の中華料理店オーナーの話をします。
「ジョイマンさん、チラシを作ったことはあるんです。
でも反応がなくて、もうやめました」
よく聞くと、一度だけ作って配って、終わりにしていた。
一緒に取り組み始めて、
まずやったのは3つでした。
Googleマップの情報を整える。
月一回、チラシを近隣に配布する。
来店したお客さんへのLINE登録案内を始める。
「地味すぎて、本当にこれで大丈夫ですか」
と言っていたオーナーが、
半年後には月商が15%増えて安定してきました。
仕入れを集約したことで週3時間の無駄も削減できて、
何より「焦りが前向きな計画に変わった」と
話してくれたのが印象に残っています。
「月商15%増えて安定してきました。仕入れ集約で週3時間削減できて、
焦りが前向きな計画に変わった。」中華料理店オーナー(60代・男性)
派手なことは何もやっていません。
地味なことを、毎月続けた。
ただそれだけです。
紹介が生まれる店と生まれない店の違いについても、
同じことが言えます。
続けている店に紹介は生まれやすい。
まとめ:手段を選ぶ前に「続けられるか」を問う
販促手段の比較をしてきましたが、
最後に一番大事なことをお伝えします。
手段を選ぶ前に問うべき質問は、
「これは続けられるか」です。
続けられない手段を選んでも、
費用対効果は永遠にゼロのままです。
業態別の向き不向きはあります。
でもそれ以上に、「あなたのお店が継続できるか」が
販促選びの最重要基準です。
まず一つ決める。
カレンダーに予定を入れる。
数字を測定する。
3ヶ月続ける。
この順番で動いてみてください。
一発逆転の販促はありません。
でも、継続する販促は必ず積み上がります。
今日からの一歩を、一緒に踏み出していきましょう!
店舗経営は、種をまき続ける畑仕事です。
毎日水をやり続けた畑だけが、実を結びます。
追伸:
「どの順番で何をやればいいかが分からない」
という状態が一番エネルギーを消耗します。
増益繁盛メソッドでは、その「順番」が決まっているので、
迷いなく動けるようになります。
気になった方は下のリンクから覗いてみてください。
「地味な販促を毎月続けることが大切」とわかっていても、一人だと3ヶ月で止まる。この記事を読んで、そこに気づいた方は多いはずです。増益繁盛クラブでは、何をどの順番でやるかが決まっているので迷いが消え、同じ状況の仲間と継続できる環境が整っています。