結論から言うと、飲食店が口コミを増やすために必要なのは「特別なスキル」でも「大げさなお願い」でもありません。「誰が」「どのタイミングで」「何を言うか」を決めておくだけで、口コミの件数はじわじわと積み上がっていきます。居酒屋でもカフェでも、業態を問わず使える方法です。
ただ、多くの飲食店オーナーが「頼みづらい」「なんか押しつけがましくない?」という感覚で、口コミのお願い自体を後回しにしてしまいます。その気持ち、すごくよく分かります。でも実は、声かけひとつでお客さんとの関係がさらに深まることも多い。そのコツを、実際にいただいた声もまじえながら整理してお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 飲食店がGoogle口コミをなかなか増やせない本当の理由
- お客さんへの「自然な声かけ」の具体的なフレーズと場面
- 仕組みとして口コミを積み上げていくための設計方法
- 口コミを増やした後にやるべきこと(返信・活用)
こんな方におすすめ
- ✅ Google口コミの件数が少なく、新規集客で悩んでいる飲食店オーナーの方
- ✅ 口コミをどう頼めばいいか分からず、声かけ自体をためらっている方
- ✅ チラシや広告より先に、無料でできる集客の基盤を整えたい方
- ✅ 口コミが増えた後、どう活用すればいいかを知りたい方
- ✅ スタッフにも口コミ促進の動きを自然に任せたいと考えている方

なぜ飲食店の口コミはなかなか増えないのか
まず正直に言いますが、口コミを書いてくれるお客さんは、自発的に動いてくれる少数派です。たとえ「すごく美味しかった」と感じていても、店を出た瞬間から日常に戻り、口コミを書こうという気持ちはどこかへ消えていきます。これはお客さんの意識が低いわけじゃなく、人の記憶と行動の自然な仕組みです。
つまり、何もしなければ口コミは増えない。この前提を受け入れることが、まず大事です。
そしてもう一つ。「頼まれたから書く」という動機は、思っているより強い。声をかけられたことで「そうか、書いてあげよう」と動くお客さんは、実際にかなりいます。私がこれまで支援してきた飲食店でも、声かけを始めてから1ヶ月で口コミが10件以上増えた、という話は珍しくありません。
問題は、「どう頼むか」が分からないままになっていること。そこを一緒に整理していきます。
「飲食店の口コミを増やす」ために最初にやること
飲食店の口コミを増やすために、まず手をつけるべきことは3つに絞られます。
① Googleビジネスプロフィールの「口コミURL」を取得する
Googleマップのビジネスプロフィール管理画面から、口コミを書いてもらうための専用URLが取得できます。これをQRコード化しておくことで、お客さんがわざわざ検索しなくてもすぐに口コミページに飛べるようになります。まずここを整えないと、どれだけ声かけをしても「書こうと思ったけど、どこから書けばいいか分からなかった」という離脱が起きます。
② 「口コミを増やす目的」を自分の中で明確にする
口コミを増やしたいのは、新規のお客さんに「信頼できる店」と判断してもらうためです。Googleマップで検索されたとき、口コミが少ない店より多い店を選ぶのが人の自然な行動。飲食店にとって口コミは、無料で24時間動き続ける「紹介の仕組み」です。この目的意識がないと、声かけが「なんとなく」になって続きません。
③ 声かけのセリフをひとつ決める
どんなに良い内容でも、スタッフが迷ったら動きません。「今日のご来店を気に入っていただけたら、Googleで一言いただけると次のお客さんの参考になります」この1文を決めて、全員で使い回す。それだけで口コミは動き始めます。
「飲食店の口コミを増やす」というのは、特別なマーケティングスキルが必要な話ではありません。仕組みとして「お願いできる状態」を作ることが、すべての出発点です。
実際にいただいた声から学ぶ「自然な声かけ」の共通点
これは、私の会員の方から教えてもらったエピソードです。ある居酒屋のオーナーが、口コミを増やすために最初にやったことは「声かけのセリフを1パターン決めること」だったそうです。
会計時にひと言、「もし良ければ、Googleで口コミを書いていただけると、次のお客さんの参考になるのでとても嬉しいです」と伝えるだけ。大げさなお願いでも、プレッシャーをかける言い方でもない。ただそれだけで、翌月には口コミが15件以上増えていたと言います。
「チラシとGoogle広告を組み合わせたところ、新規客が約2倍になりました。その前から口コミの件数を意識して増やしていたのが、広告効果を後押ししてくれたと感じています。月商も350万円から620万円になりました(6ヶ月)。」
飲食店オーナー(居酒屋・40代)
この方の場合、口コミを増やすことが単体で完結したわけではなく、広告やチラシと組み合わさって初めて大きな効果につながっています。口コミはあくまで「新規のお客さんが店を選ぶときの信頼の土台」。そこが厚くなると、他の打ち手の効果も乗っかりやすくなるんです。
では、具体的にどんな声かけが「自然」と感じてもらいやすいのか。共通点を3つ挙げます。
① タイミングは会計時か、満足感が高まっている瞬間
「美味しかったです」「また来ます」という言葉が出た直後が最もチャンスです。お客さんの気持ちが前向きになっている瞬間を逃さないようにしましょう。
② 「書いてほしい」ではなく「役立てていただけたら」という言い方
「書いてください」だと義務感を感じさせます。「次に来るお客さんの参考になります」「励みになります」という言葉を添えると、断然受け取りやすくなります。
③ QRコードやカードを渡す「一手間」があると書いてもらえる確率が上がる
口頭だけより、GoogleマップのURLに飛べるQRコードが印刷されたカードを渡す方が、格段に書いてもらいやすくなります。「その場で検索する手間」を省いてあげることが大事。
✓ ここまでのポイント
- 口コミは自発的に増えるものではなく、声かけによって動かすもの
- 「頼み方」より「タイミング」と「言葉の温度感」が鍵になる
- QRコードカードを渡すなど、行動のハードルを下げる工夫が効果的
居酒屋が口コミを増やすときに意識したいこと
居酒屋の口コミを増やす場合、他の業態とは少し違う特徴があります。それは「滞在時間が長い」こと。ランチの飲食店と違い、居酒屋はお客さんがゆっくり過ごして、会計のタイミングには気持ちも盛り上がっていることが多い。これは声かけのチャンスとして、実はとても有利な条件です。
ただし、居酒屋特有の注意点もあります。
グループ客には「誰に声をかけるか」を意識する
居酒屋はグループでの来店が多いです。このとき、幹事や会計を担当している人に声をかけるのが最も効果的。「今日はありがとうございました。よかったらGoogleに一言いただけると嬉しいです」と、お会計を持ってきた方にカードを渡すだけでいい。グループ全員に話しかけようとすると照れが出て声かけが止まってしまうので、対象を絞るのがコツです。
「お酒が入っている場」の声かけは短く、さらっと
長い説明は不要です。QRコードカードを渡しながら「よかったらこちらから口コミを書いていただけると嬉しいです」の一言で十分。お酒が入っていると「じゃあ書くよ!」とその場で書いてくれる方もいます。翌日に忘れてしまうことも多いので、「その場で行動してもらいやすい状況」を活かすのがポイントです。
リピーターへの声かけは2〜3回目の来店時がちょうどいい
初来店では「初めて来た店にいきなり口コミをお願いされた」と感じる方もいます。顔を覚えてもらえた2〜3回目の来店で「いつもありがとうございます。もし良ければ…」と声をかけると、格段に受け取ってもらいやすくなります。居酒屋はリピーターが多い業態だからこそ、この流れが作りやすい。
✓ 居酒屋で口コミを増やすポイントまとめ
- グループ客には幹事・会計担当者に絞って声をかける
- 説明は短くさらっと、QRコードカードを渡すだけでいい
- リピーターには2〜3回目の来店時が声かけのベストタイミング
口コミを「仕組み」にするための設計3ステップ
声かけがうまくいっても、毎回「この前うまくいったから今日もやろう」では続きません。口コミを積み上げていくには、スタッフでも回せる「型」に落とし込むことが必要です。
口コミ促進 STEP 1
QRコードカードを作って会計トレーに入れる
GoogleマップのURLに直接飛べるQRコードを印刷した名刺サイズのカードを用意します。「口コミはこちらから」「一言いただけると嬉しいです」という一文を添えると十分です。これを会計トレーに入れて、全てのお客さんに渡すだけ。特別な声かけがなくても、受け取ったお客さんが気が向けば書いてくれます。
⚠️ よくある失敗:「素敵なデザインにしなければ」と思いすぎて制作が止まる。まずA4用紙に印刷した手作りのもので試してみることをおすすめします。
口コミ促進 STEP 2
声かけのセリフを1パターン決めてスタッフに共有する
「もし今日のご来店を気に入っていただけたら、Googleで一言いただけると次の方の参考になります」など、1文でいいです。セリフを固定することで、スタッフが「何て言えばいいか分からない」という迷いをなくします。
⚠️ よくある失敗:セリフを複数パターン作りすぎて、結局誰も使わなくなる。シンプルな1パターンを徹底した方が動きやすい。
口コミ促進 STEP 3
週に一度、口コミ件数を確認して返信する
口コミが増えてきたら、それに丁寧に返信することが次の大事な仕事になります。返信がない口コミが並んでいると「この店、見てないのかな」と思われてしまいます。返信するだけで「ちゃんと読んでくれている店」という印象が生まれ、それ自体が新しいお客さんへの安心感につながります。
⚠️ よくある失敗:返信をテンプレートのコピペにしてしまう。一言でも具体的な内容に触れると、ぐっと誠実さが伝わります。
「口コミ返信って面倒くさいと思ってたんですが、丁寧に返信するようになったら、それを読んだ新規のお客さんが来てくれるようになったんです。口コミは書いてもらって終わりじゃないと実感しました。」
飲食店オーナー(カフェ・30代・女性)
口コミを増やした「後」にやるべきこと
口コミ件数が増えてきたら、次のフェーズに進む準備をしましょう。
まず、Googleビジネスプロフィール全体を整えることです。口コミがあっても、写真が古かったり、営業時間が間違っていたりすると、せっかく見てくれたお客さんが来店をためらいます。プロフィール写真・メニュー・営業時間・投稿記事をセットで定期的に見直す習慣を作りましょう。
次に、口コミの内容を販促に活かすこと。「スープが絶品」「スタッフの対応が温かい」といったリアルな声は、チラシやSNSの文章にそのまま引用できます。お客さんの言葉は、どんなコピーライターが書いた文章よりも読む人の心に届く。それをうまく使わない手はありません。
「口コミを集めることと、広告に投資することは矛盾しません。むしろ、口コミという信頼の土台があることで、広告費の効きが全然変わってきます。土台なき広告は、砂の上に家を建てるようなものです。」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
まとめ:口コミは「お願い」ではなく「仕組み」で積み上げる
飲食店のGoogle口コミを増やすために必要なのは、特別な技術ではありません。
タイミング・言葉の温度感・QRコードカード・返信の習慣、この4つを「型」として回せるようにするだけ。それだけで、1ヶ月後・3ヶ月後には確実に件数が積み上がっていきます。
大事なのは、完璧な仕組みを一気に作ることではなく、「すぐにできる一手」から始めて継続することです。今日のお客さんにQRコードカードを渡すことから、始めてみてください。
口コミの土台が整ったら、次はそこに広告やチラシを重ねて客数を意図的に増やしていく段階に入れます。「売上を運任せにしない経営」へのステップは、意外と地味なところから積み上がっていくものです。
よくある質問
- Q. 飲食店の口コミを増やすのに、一番手っ取り早い方法は何ですか?
-
A. 最も即効性があるのは、会計時の一言とQRコードカードの組み合わせです。「よかったらGoogleに一言いただけると嬉しいです」とひと言添えながらQRコードカードを渡すだけ。仕組みとして動かせるうえ、初期費用もほぼゼロ。支援してきた飲食店では、これだけで1ヶ月で10件以上増えたケースが複数あります。
- Q. 居酒屋でお客さんに口コミをお願いするのは、失礼にならないですか?
-
A. 言い方ひとつで全然違います。「書いてください」と命令口調で言えば確かに印象が悪くなりますが、「もし良ければ次のお客さんの参考になるので…」という言い方なら、ほとんどのお客さんは好意的に受け取ってくれます。お客さんも「自分の一言が役に立つ」と感じると、むしろ喜んで書いてくれることが多い。失礼になるかどうかは、頼む・頼まないより「どう頼むか」で決まります。
- Q. スタッフに口コミのお願いをさせるとき、どうやって教えればいいですか?
-
A. まずセリフを1パターンだけ決めて、それを紙に書いてレジ横に貼っておくのが一番シンプルです。「なぜ口コミが大切なのか」を一言で説明しておくと、スタッフ自身が納得して動けるようになります。「口コミが増えると新しいお客さんが来やすくなる=みんなの仕事が安定する」という話をすると、自分ごととして捉えてもらいやすくなります。
私が主宰する増益繁盛クラブでは、こうした集客の仕組みづくりを、飲食店・美容室オーナーの方と一緒に進めています。833件以上の指導実績の中で、地味でも継続できる販促の仕組みを業種・規模に合わせて整えてきました。「うちの場合はどこから手をつければいい?」と気になった方は、ぜひ一度覗いてみてください。
👇 まずは無料で登録して、販促の情報を受け取ってみてください
繁盛店ポータル無料アカウント開設
👇 口コミ・集客・利益アップをまとめて進めたい方へ
着実に繁盛店を目指すあなたへ