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経営者がマーケティングを学ぶ、最短ルートの3ステップ

「マーケティングを勉強しなきゃ」と思いながら、本を買っても途中で止まる。セミナーに行っても、明日の現場に使えるかどうかピンとこない。そんな経験、一度はありませんか?

私がこれまで21年・833件の店舗経営者と向き合ってきた中で、いちばん多かったのがこの悩みです。「マーケティングを学びたい」という気持ちは本物なのに、どこから手をつければいいかわからず、結局また日々の現場に追われて終わる。

飲食店・美容室・小売店の経営者が、本当に使えるマーケティングを身につけるには、学ぶ順番があります。この記事では、私が実際の指導現場から導き出した「最短ルートの3ステップ」をお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. 経営者がマーケティングを学ぶとき、最初に押さえるべき「売上の分解式」
  2. 知識を仕組みに変える「紙・ネット・AI」の3層モデルの使い方
  3. 学んだことを現場で継続させる仕組みの作り方
  4. 833件の指導実績から見えた、成果を出す経営者と止まる経営者の違い

こんな方におすすめ

  • ✅ マーケティングを学び始めたいが、何から手をつければいいかわからない飲食店・美容室・小売店オーナー
  • ✅ セミナーや本では学んでいるのに、売上に結びついていないと感じている方
  • ✅ 「良いものを作れば売れる」という考え方から抜け出したい方
  • ✅ 地味な販促を継続する仕組みを作りたい経営者
  • ✅ 客単価・来店頻度を意図的に伸ばしたい方
経営者がマーケティングを学ぶ、最短ルートの3ステップ | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

なぜ「マーケティングを学んでも使えない」が起きるのか

まず、ここを整理させてください。

多くの経営者が「マーケティングを学ぼう」としたとき、最初に手を伸ばすのは「集客の方法」です。Google広告の使い方、Instagramの運用術、チラシのデザイン。どれも大切な手法ですが、これは「道具の使い方」を先に学んでいる状態です。

大工の仕事に例えると、釘の打ち方・鋸の使い方は学んでいるのに、どこに何を作るかの設計図がない、という状態に近い。道具はあるのに、何のために使うかが曖昧なまま動き始めてしまう。

私自身、市役所を退職して独立した直後、まさにこの状態でした。中小企業診断士の資格は持っていた。知識もある。でも「誰に、何を、どう届けるか」が整理されていなかった。結果として貯金が底をつき、妻と母から借金をする羽目になった。あの経験があるから、学ぶ順番の大切さが骨身にしみています。

マーケティングは、手法より先に「構造」を学ぶことが最短ルートです。

STEP 1|売上を「3つの数字」に分解する

学習 STEP 1

売上=客数×客単価×来店頻度、という構造を徹底的に身体に入れる

マーケティングの出発点は、自分の店の売上がどの数字によって作られているかを知ることです。「今月の売上が低い」と感じたとき、それは客数が落ちているのか、客単価が下がっているのか、再来店が減っているのか。この3つのどれが問題かを見極めない限り、打ち手は当て推量になります。

たとえば、あるイタリアンレストランでは月商60万円という厳しい状況でした。一見「集客不足」に見えましたが、実際に数字を分解すると、来てくれたお客さんへのアップセル(客単価)がほぼ機能していなかった。ここを設計し直したことで、最終的に月商470万円・利益200万円という形に変わっていきました。

⚠️ よくある失敗:「売上が低い=新規客を増やせばいい」と直結させてしまい、広告費を使っても改善しないケース。まず分解が先です。

チェックポイント①:自店の売上の「どこが弱いか」を把握しているか

先月と比べて、客数・客単価・来店頻度のそれぞれが増えているか減っているかを、数字で確認できていますか?

✅ ポイント:POSデータや会計ソフトのレポートで月次推移を確認する習慣をつけましょう。手書きの集計でも構いません。「感覚」から「数字」に切り替えることがスタートです。

チェックポイント②:「忙しい=儲かっている」になっていないか

週6日フル稼働しているのに月末の手残りが薄い、という状況は、客単価や原価率の設計に歪みがある可能性があります。

✅ ポイント:回転数・原価・単価の三角形を見直す。特に客単価の「適正値」を、値引きなしで設定できているかを確認してください。

✓ ここまでのポイント

  • マーケティング学習は「手法」より先に「売上の構造(客数×客単価×来店頻度)」を理解することが最短ルート
  • 打ち手は「3つの数字のどれを動かすか」から選ぶと、広告費と労力の無駄が減る
  • 「忙しさ」と「儲かり」は別物。分解して初めて本当の課題が見える

STEP 2|「紙・ネット・AI」の3層で打ち手を選ぶ

学習 STEP 2

手法を「等価な3層」として整理し、自店の課題に合わせて組み合わせる

売上の弱点を特定したら、次は「どの手段で動かすか」を選びます。ここで私がいつもお伝えしているのが、紙・ネット・AIを「どれが優れているか」で選ばないということです。

チラシやハガキDMは古い。InstagramやGoogle広告が最新。AIを使えば全部解決。こういう思い込みは、実際の現場で何度も裏切られてきました。地域密着の飲食店でハガキDMが劇的に効いたケースもあれば、美容室でLINE配信の自動化が再来店を大きく変えた事例もある。

大事なのは、自店の「弱点の種類」と「顧客との接点」に合わせて手段を選ぶことです。

❌ よくあるパターン:「流行っているから」「他の店がやっているから」で手法を選ぶ

  • 費用対効果を検証しないまま次々と新しい手法に乗り換えてしまう
  • 「やってみたけど効果がなかった」と一度で止める
  • 紙かネットか、どちらか一方しか使わない

✅ 推奨アプローチ:「3層を課題に合わせて組み合わせる」

  • 新規客を増やしたい → Googleビジネスプロフィール・チラシ・Google広告
  • 客単価を上げたい → POP・メニュー設計・看板メニューの整備
  • 再来店を増やしたい → ハガキDM・ニュースレター・LINE配信
  • 販促の手間を減らしたい → AI(ChatGPT・Claudeなど)で原稿作成・画像生成・分析

「マーケティングに『これさえやれば』はありません。ただ、売上の弱いポイントに対して正しい手段を選べば、地味な打ち手でも積み重なっていく。派手さではなく、継続性が結果を作ります。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント・中小企業診断士)

「チラシとGoogle広告を組み合わせてから、新規のお客さんが約2倍になりました。客単価も1,400円上がって、6ヶ月で月商が350万円から620万円に変わりました。最初は広告費を使うのが怖かったですが、あのとき一歩踏み出してよかったです。」

居酒屋オーナー(40代・男性)

STEP 3|「すぐに・継続して」やり切る仕組みを作る

学習 STEP 3

学んだことを「一回やって終わり」にしない仕組みを先に設計する

STEP 1で売上の構造を理解し、STEP 2で手段を選んだ。多くの経営者はここまで来ます。でも、ここで止まってしまう人がほとんどです。

なぜか。「継続する仕組み」を作る前に、「思いついたときにやる」という形で動き始めてしまうからです。

ハガキDMを年2回送ったが反応が薄かった。Instagramを3ヶ月更新したが止まった。チラシを一度撒いたが、それっきり。こういったケースを833件の指導の中で繰り返し見てきました。地味な販促は、「すぐに」「継続して」やり切れる形に設計しない限り、学んだ手法は宝の持ち腐れになります。

チェックポイント③:販促が「思いついたらやる」になっていないか

ハガキDM・ニュースレター・LINE配信などの再来店施策が、年間スケジュールに落とされていますか?

✅ ポイント:まず年4回(季節ごと)でいい。「いつ」「何を」「誰に」送るかをカレンダーに落とすだけで、継続率が劇的に変わります。

チェックポイント④:AIを「使ってみよう」で終わっていないか

ChatGPTやClaudeを試したことはあるが、販促の実務に組み込めていない。そんな状態になっていませんか?

✅ ポイント:まず「口コミへの返信」か「チラシの文章の下書き」のどちらかでAIを使う習慣から始めましょう。週1回でも業務に組み込まれると、自然に活用範囲が広がります。

「LINEの集客とフォローアップを自動化してから、リピート率が38%から71%に上がりました。月商も年間で1.6倍になって、何より自分の時間が少し取り戻せたのがうれしかったです。」

美容室オーナー(30代・女性)

「『お金を掛けずに売上を伸ばしたい』という考え方は、実は最も時間と機会を無駄にする選択です。私自身、独立当初に毎月広告を出し続けることで売上が立ち、家族から借りたお金を返せた。学びと広告は投資です。投資して顧客を創造する経営に切り替えることが、繁盛への最短ルートだと今も確信しています。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント・中小企業診断士)

マーケティング学習で成果を出す経営者に共通する1つのこと

21年・833件の指導を振り返ったとき、売上が動いた経営者と止まったままの経営者には、手法の違いよりも明確な差がひとつありました。

それは「売上は意図的に作れる」というマインドを、先に持っているかどうかです。

「良いものを作っていれば、いつかお客さんが来てくれる」という考え方は、料理の腕・施術の技術・商品の質への誇りとしては正しい。でもそれは集客の仕組みではありません。味と販促は、別の仕事です。

マーケティングを学ぶとは、「売上を運に任せる状態」から「客数・客単価・来店頻度を意図的に動かせる状態」に経営者自身が変わることです。STEP 1の分解→STEP 2の手段選択→STEP 3の仕組み化、という順番は、そのための最短ルートとして設計しています。

派手な施策は要りません。地味な打ち手を「すぐに」「継続して」やり切れる経営者が、5年後・10年後も繁盛し続けている。その事実を、現場で何度も確かめてきました。

まとめ|学ぶ順番を変えるだけで、現場が変わり始める

マーケティングを学ぶ最短ルートは、この3ステップです。

  1. 売上を「客数×客単価×来店頻度」に分解し、自店の弱点を特定する
  2. 紙・ネット・AIを等価に組み合わせ、弱点に合った手段を選ぶ
  3. 「すぐに・継続して」やり切れる仕組みを先に設計する

手法を先に学ぶのではなく、構造を先に理解する。この順番が変わるだけで、同じ情報でも現場での使い方がまったく変わります。

増益繁盛クラブでは、この3ステップを軸に、飲食店・美容室・小売店の経営者と一緒に販促の仕組みを作っています。北海道から沖縄、海外在住の方まで、全国の会員さんと伴走してきた実績が積み上がっています。

「何から始めればいいかわからない」という状態の方こそ、まず一歩踏み出してみてください。学んで損をすることはありません。お待ちしています。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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