焼鳥屋で売上を伸ばす方法。月商130万円から230万円に成長した実例から学ぶ
「焼鳥屋の平均リピート率はどのくらいだと思いますか?」
一般的に飲食店全体のリピート率は30〜40%台と言われていますが、実はこのリピート率が「月商の上限」をほぼ決めてしまっています。月商130万円で頭打ちになっていた焼鳥屋さんの多くに共通しているのは、美味しい串を焼く技術は一流なのに、その価値がお客さんに届く「仕組み」がなかったということです。
今回お伝えする内容は、実際に月商130万円から230万円へと100万円以上の成長を実現した焼鳥屋さんの事例をベースにしています。特別な立地でも、大きな広告費をかけたわけでもありません。「売上の7つの軸」のどこに穴があるかを特定して、地味な改善を積み重ねた結果です。
焼鳥屋の経営で売上の伸び悩みを感じているオーナーさんに、ぜひ読んでほしい内容です。
こんな方におすすめ
- ✅ 焼鳥屋を経営していて売上が横ばいまたは伸び悩んでいる方
- ✅ ホットペッパーなどのクーポンに頼らずに集客したい方
- ✅ 客単価を上げたいが、どうやって提案すればいいかわからない方
- ✅ 忙しいのに手元にお金が残らないと感じている方
- ✅ 値引き以外の方法で売上を伸ばしたいと考えているオーナーさん

月商130万円の焼鳥屋に何が起きていたか
その焼鳥屋さんは、オーナー自らが炭火で丁寧に焼き上げる串が評判のお店でした。常連さんもいる、口コミも悪くない。でも月商は130万円前後から動かなかった。
原因を「売上の7つの軸」で分解してみると、すぐに問題が見えてきました。
売上は「客数×客単価」のシンプルな掛け算ではなく、①入店率、②購入率、③購入点数、④客単価、⑤来店回数、⑥来店タイミング、⑦新規客という7つのレバーで決まります。このお店の場合、ボトルネックは3つでした。
- 店前看板が弱く、入店率が低い:夜の営業なのに外観の照明が暗く、通り過ぎる人が「やっているかどうかもわからない」状態でした。
- 購入点数が少ない:メニュー表に値段と商品名しか書いておらず、何を追加注文すればいいかお客さんが迷っていた。
- 来店回数が増えない:来てくれたお客さんを次回につなげる仕掛けがゼロ。また来てくれるかどうかはお客さん任せ。
美味しい串を焼く技術は十分にあった。問題は「伝わる仕組み」がなかったことだったんです。
実際に打った3つの打ち手と、それぞれの数字
改善は一度に全部やろうとせず、「2週間で3つだけ実行する」というルールで進めました。
打ち手①:外観照明を3倍明るくして入店率を改善
まず手をつけたのは外観でした。提灯1つ追加と、看板照明をLEDに交換して光量を3倍に。さらに店前の黒板に「本日の炭火焼き一押し串3本セット」の写真と「○○さんのおすすめ」という店主の一言コメントを加えました。
これだけで、以前は気づかずに通り過ぎていた近隣の方からの「前から気になってたんですよ」という声が増えはじめました。入店率の改善は今目の前にいる人への働きかけなので、即効性があります。
打ち手②:メニュー表を「ご利益中心ネーミング」に書き換えて購入点数アップ
次に取り組んだのがメニュー表の見直し。「砂肝」「ねぎま」「つくね」という商品名に、手間と背景を短く添えるようにしました。
例えばこんな感じです。「毎朝仕入れる国産若鶏のねぎま──炭の遠赤外線でじっくり焼き上げる看板串」「つくね──30年続く秘伝のタレで仕上げる、ご常連が必ず追加する一本」。
商品名だけだと「何が美味しいのかわからない」お客さんが多い。でも手間や背景が書いてあると「これ気になる、頼んでみよう」という動きが生まれます。1人あたりの注文本数が平均2〜3本増えたことで、客単価が500〜800円ほど上がりました。席数30席のお店で、この積み重ねだけで月に数十万円の差になるんです。
打ち手③:「未来計画表」で来店回数を増やす
3つ目は、来てくれたお客さんを次回につなげる仕組みです。「未来計画表」と呼んでいるシートを使って、お会計の際に「次はいつ頃来れそうですか?」と聞き、次回の来店日を一緒に決める。予約とまではいかなくても、「じゃあ3週間後の金曜日あたりにまた来ます」という一言を引き出すだけで、来店頻度が変わります。
月に1回来ていたお客さんが1.5回来るようになる。これが全体の2〜3割の常連さんに広がるだけで、月商はかなり動きます。客数を増やさなくても、既存客の来店回数を増やすことで売上は伸ばせるんです。
✓ ここまでのポイント
- 売上の伸び悩みは「7つの軸」のどこかに穴がある。まず原因を特定することが先
- 外観照明・メニュー表の文言・次回来店の声かけという地味な改善が、月商を動かす
- 一度に全部やろうとせず「2週間で3つだけ」を繰り返すことで年間72の打ち手になる
なぜ「値引き」ではなくこの方法で売上が伸びたのか
この焼鳥屋さんが取り組んだ改善には、値引きは1円もありません。クーポンも、期間限定割引も使っていない。
よくある話として、「とりあえずホットペッパーにクーポンを出せば来てくれる」というやり方があります。確かに一時的に客数は増えます。でも、クーポン目的で来たお客さんはクーポンがなくなれば来なくなる。値引きに反応するお客さんと、価値に反応するお客さんでは、長期的な来店頻度も追加注文の多さも、紹介してくれる頻度も全部違います。値引き客と優良客では、生涯価値に7倍以上の差があるというデータもあるくらいです。
「炭火で丁寧に焼いた串の価値」を正面から伝えること。手間と時間を具体的に書いてお客さんに届けること。次回来店の仕組みをつくること。この3つだけで、月商100万円の差が生まれたんです。
「最初は看板を明るくするだけで本当に変わるの?と半信半疑でした。でも実際にやってみたら、翌月から『前から気になってたんです』というお客さんが増えて。メニュー表を書き換えてからは、何も言わなくても追加注文が入るようになりました。値引きせずにお客さんに喜んでもらえる方法があるって、経営観が変わりましたね。」
月商130万円→230万円へ成長した焼き鳥店オーナー
焼鳥屋の売上を伸ばすために「今週から始められること」
月商130万円から230万円への成長は、特別な才能や大きな投資の話ではありません。「どこに穴があるか特定して、そこだけ集中して改善する」という地道な繰り返しです。
今週の2週間でやってほしい3つのことをまとめます。
- 今夜、お店の外に出て自分の看板を見てください。 通行人の目線で「入りたいか?」「やっているかどうかわかるか?」を確認する。暗かったらすぐ照明を足す。それだけでいい。
- メニュー表の一番人気の串3つに、手間や背景の一言コメントを書き加えてください。「毎朝仕入れ」「炭火でじっくり」「常連さんが必ず追加する」──この程度で十分です。全メニューを変える必要はありません。
- 今日来てくれた常連さん1人に「次はいつ頃来れそうですか?」と声をかけてみてください。 未来計画表の仕組みは後からでいい。まず「声をかける」習慣から始めてください。
この3つだけです。全部を一度にやろうとするから動けなくなる。2週間で3つだけ、これが年間72の打ち手になっていきます。日本で年間72の販促改善を継続している焼鳥屋オーナーはほぼいません。だから、続けた人が伸びるんです。
まとめ:焼鳥屋の売上アップは「仕組み」で起こる
月商130万円から230万円への成長を振り返ると、やったことはシンプルです。外観照明、メニュー表のコメント追加、次回来店の声かけ。どれも特別なスキルも大きな予算も要りません。
大切なのは「売上の7つの軸」のどこに自分のお店のボトルネックがあるかを正確に見極めることです。全部を同時に改善しようとせず、今一番効果が出やすい軸に集中する。値引きに頼らず、串の価値をまっすぐ伝える。これが「がんばらない繁盛」の本質です。
焼鳥屋だけでなく、累計1,000店舗以上の飲食店・美容室オーナーがこの考え方を実践して成果を出してきました。全国500社を超える経営者が参加する「増益繁盛クラブ ゴールド」には、同じ悩みを乗り越えてきた飲食店オーナーさんがたくさんいます。
「自分のお店のボトルネックがどこにあるか知りたい」「値引きに頼らない販促の仕組みをちゃんと学びたい」という方は、まず無料の教科書から読んでみてください。今日の一歩が、半年後の月商を変えます。
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