2.集客対策

美容室の集客方法、値引きに頼らず新規・リピーターを増やす具体的な手段の比較

9月に入ったある朝のことです。

静岡から新幹線に乗って東京のセミナー会場に向かうとき、
隣の席の女性が熱心にスマホをスクロールしていました。

チラッと見えたのは、
あるクーポンサイトの美容室一覧。

20%オフ、初回半額、トリートメント無料…
そんな文字が画面の端々に並んでいました。

で、その女性が最終的に選んだのは
一番割引率の高い店でした。

その瞬間、
「これを毎日、全国で繰り返しているんだな」
と思ってしまいました。

と言うことで、今日は
美容室の集客方法について書きます。

特に、値引きに頼らず
新規・リピーターを長期的に増やす手段の比較です。

📋 この記事でわかること

  1. 値引き型集客と価値訴求型集客の違いと、長期的な差
  2. 新規客・リピーターそれぞれに有効な具体的手段の比較
  3. 客数・客単価・来店頻度の3系統を動かす販促の組み方
  4. 5年後も繁盛し続ける経営基盤を作るためのマインドとステップ

こんな方におすすめ

  • ✅ ホットペッパーやクーポンに頼りすぎていると感じている美容室オーナー
  • ✅ 新規客は来るのにリピートが続かず、毎月集客し直している方
  • ✅ 値引きをやめたら客が来なくなるのではと不安な方
  • ✅ 客単価を上げたいが、何からやればいいか分からない方
  • ✅ 一時的な好調ではなく、5年後・10年後も続く店にしたい方
美容室の集客方法、値引きに頼らず新規・リピーターを増やす具体的な手段の比較 | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

値引き型集客が「じわじわ経営を削る」理由

まず、正直に言います。

値引き型の集客は、
短期的には効きます。

クーポンを出せば来店数は増えます。
初回半額なら予約が入ります。

でも、これは逆です。

「お客さんを集める」のではなく、
「割引目当てのお客さんを集める仕組み」
を作っているんです。

来てくれるお客さんが
「この店の価値が好きだから来る」
のではなく、
「安いから来る」になっていきます。

そうなると何が起きるか。

掲載をやめた瞬間に
新規がゼロになります。

値引きをやめたら
リピーターも離れます。

残るのは、
割引前提のお客さんだけです。

例えば、
カラー特化サロンの方が以前おっしゃっていました。

「掲載費を払い続けて、
割引分を原価で吸収して、
頑張って施術しても
利益が全然残らない」と。

忙しいのに手元にお金が残らない。
これが値引き型集客の行き着く先です。

美容室の客質を上げ、値引き客より指名リピーターを増やすための入口設計についても、別の記事でまとめています。参考にしてみてください。

✓ ここまでのポイント

  • 値引き型集客は短期的に効くが、「安さ目当てのお客さん」しか集まらない構造になる
  • 掲載費+割引分で利益が残らず、やめた瞬間に新規がゼロになるリスクがある
  • 長期的な繁盛には「値段ではなく価値で選ばれる入口設計」が必要

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新規集客の手段を比較する

では、値引きに頼らない新規集客には
何があるのか。

主な手段を比較します。

❌ クーポンサイト・ポータル頼み(よくあるパターン)

  • 掲載費が固定でかかり続ける
  • 値引きが前提になるため客単価が下がる
  • 競合と横並びになり「より安い店」に負ける
  • 掲載をやめると新規がゼロになる恐怖から抜け出せない

✅ Googleマップ(MEO)+自前のブログ(推奨アプローチ)

  • 掲載費がかからない(運用コストのみ)
  • 「〇〇市 美容室 白髪染め」などピンポイントで検索してくる人が来る
  • 口コミと写真の蓄積で長期的な資産になる
  • 値引きをせずに「この店に行きたい」と思って来る人が増える

✅ チラシ・ポスティング(紙の販促)

  • 商圏内のターゲット層にピンポイントで届く
  • 「安さ」ではなく「この店のこだわり」を伝えられる
  • 一度作れば繰り返し使える型ができる
  • デジタルが苦手な層にも届く

ポイントは、
チラシの内容が「値引きの告知」にならないことです。

「初回20%オフ」ではなく、
「なぜこの店を選ぶべきか」の理由を
伝えることが大事です。

あなたのお店には、
そういう「伝えるべき価値」がありますか?

「自分では当たり前すぎて
何が価値かわからない」
という方は多いです。

でも、お客さんから見れば
そのこだわりが選ぶ理由になっています。

美容室で新規のお客さんを集める、紙とネットの組み合わせについては、こちらの記事も参考になります。

リピーター対策の手段を比較する

新規を集めることより、
実は難しいのがリピーターを増やすことです。

でも、長期的な繁盛を考えたとき、
リピーター対策こそが土台になります。

来店頻度が上がれば、
新規を集め続けなくても
売上は安定します。

比較してみます。

❌ 「また来てくださいね」で終わる(よくあるパターン)

  • 次回来店の理由を作れていない
  • お客さんは忘れる。来店の間隔が空く
  • 他の店に行かれても気づかない

✅ 次回予約+LINE配信(推奨アプローチ)

  • 施術終わりに「次はいつ頃がベストですか?」と提案する
  • LINEで来店1ヶ月後にメッセージを送り、来店のきっかけを作る
  • 「そろそろ気になってきた頃では?」という文章が届くと、お客さんは動く

✅ ニュースレター・ハガキDM

  • デジタルが届かない層に届く
  • 読んでもらいやすい
  • 「この先生らしいな」と思ってもらえる文章で関係性が深まる
  • 値段の話ではなく、季節のケアや新しい施術の話を載せる

来店頻度を意図的に上げることが、
経営の安定に直結します。

「売上は客数×客単価×来店頻度」で決まります。

この3つのうち、
来店頻度は最も手を入れられていない部分です。

なのに、ここが最も
投資対効果が高い打ち手でもあります。

「美容室の方でリピート率が38%から71%に上がった事例があります。LINEの配信設計とフォローアップの自動化で、月商が1.6倍になりました。新規を増やしたわけじゃないんです。来てくれている人に、もっと来てもらう仕組みを作っただけです」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

客単価を上げる打ち手の比較

客数と来店頻度だけでなく、
客単価も意図的に動かせます。

ただ、ここで多くの方がやってしまうのが
「値上げを恐れて、メニューを増やして対応する」
パターンです。

これも逆です。

メニューを増やしても、
お客さんが選んでくれないと意味がありません。

大事なのは、
「このお店でしか受けられない体験」を
伝えることです。

❌ 価格表を並べて「選んでください」(よくあるパターン)

  • お客さんは安いほうを選ぶ
  • 客単価が上がらない
  • スタッフも提案しにくい

✅ 「なぜこのメニューがあなたに必要か」を伝える(推奨アプローチ)

  • POPや施術中のトーク、メニュー表の説明文で価値を先に伝える
  • 「こういう悩みがある方にはこれがおすすめです」と文脈を作る
  • 適正単価で選ばれるようになる

値引きゼロで平均単価1,500円アップを狙う美容室の客単価アップの手順についても、具体的にまとめています。

「値引き競争から抜け、料理への自信を取り戻した」という声があります。焼肉店の男性(40代)で、月商が420万から560万円になりました。値引きをやめた分、料理の価値を伝える販促に切り替えたことで、お客さんの質が変わり、売上も利益も上がった事例です。

増益繁盛クラブ 会員事例(40代・男性)

美容室でも同じことが言えます。

値引きをやめた瞬間は怖いです。
でも、価値を伝える仕組みに変えれば、
「この店だから来る」お客さんが残ります。

長期的な繁盛店を作るために、一番先に変えるべきこと

ここまで具体的な手段を比較してきました。

でも、正直に言います。

手段より先に変えるべきことがあります。

それは、
「売上は意図的に作れる」という
マインドです。

「景気が悪いから仕方ない」
「うちの商圏はそういうものだ」
「やってみたけど効果がなかった」

こういう考え方のまま手段を変えても、
続きません。

長く繁盛している店に共通しているのは、
派手な打ち手ではありません。

地味な販促を「すぐに」「継続して」
やり切れているかどうかです。

チラシを1回出して終わりではなく、
効果を見ながら続ける。

LINEを1回送って終わりではなく、
月1回のペースで届け続ける。

ハガキDMを1回出して終わりではなく、
季節ごとに関係性を深めていく。

これを5年続けた店と、
続けなかった店では
天と地の差がつきます。

「そんな時間ない」と思った方は、
今まさに現場に張り付いたまま
次の手を打てていない状態だと思います。

だとすれば、優先すべきは
手段の選択より先に
「仕組みで回す体制を作ること」です。

あなたのお店は今、
売上を意図的に作る仕組みがありますか?

「なんとなく繁盛している月」と
「なんとなく暇な月」を繰り返していませんか?

5年後・10年後も続く店を作るには、
その波を意図的にコントロールできる
経営基盤が必要です。

増益繁盛クラブでは、
客数・客単価・来店頻度の3系統を
意図的に動かす販促の組み方を、
伴走しながら一緒に実践しています。

全国の飲食店・美容室オーナーが参加していて、
支援実績は833件(美容室だけで150件)を超えています。

まとめ

値引き型の集客は、
一時的には効きます。

でも長く続けるほど、
利益が残らない構造になっていきます。

新規集客はGoogleマップや紙のチラシで
「価値を伝える入口」を作る。

リピーターは次回予約とLINE・ハガキDMで
「関係性を育てる仕組み」を作る。

客単価はPOPやメニュー表の説明文で
「選ばれる理由を伝える」ことで上げる。

そして何より、
「売上は意図的に作れる」という確信を持ち続ける。

地味な販促を継続できるかどうか。
これだけが、5年後・10年後の差を作ります。

一緒に、長く繁盛し続ける店を作っていきましょう。

店舗経営は、ゴールのないマラソンです。
走り続けましょう。

地味な販促を「すぐに」「継続して」やり切ることが長期繁盛の鍵だと分かっていても、一人では続かないのが現実です。増益繁盛クラブでは、全国の美容室・飲食店オーナーと一緒に、客数・客単価・来店頻度の3系統を実際に動かす販促を伴走しながら実践しています。申込フォームへの入力のみで参加できます。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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