3.儲かる販促と利益アップ

飲食店オーナーが休めない状態に至るまでの経緯と、抜け出すために最初に変えるべきこと

朝から仕込みに入って、深夜に閉めて、翌朝また仕込み。

そういうサイクルが、気づいたら3年も4年も続いている。

先日、ある飲食店の方と話していて、ふと聞いてみたんです。

「最後にちゃんと休んだのっていつですか?」

しばらく間があって、

「……去年の正月、かもしれません」

という答えが返ってきました。

笑ってましたけど、目は笑ってなかったです。

と言うことで、今日は「飲食店オーナーが休めなくなるまでの経緯」と、そこから抜け出すために最初に変えるべきことを、できるだけ丁寧にお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. なぜ飲食店オーナーは「休めない状態」に陥っていくのか、その構造的な経緯
  2. 「自分がいないと回らない」状態が採用難・人手不足とどう結びついているか
  3. 最初に変えるべき「がんばり」の型の変え方と、仕組み化の入り口
  4. 販促・POPなど地味な取り組みが、人依存の体質をどう変えるか

こんな方におすすめ

  • ✅ 休みが取れず、体力的にもう限界を感じている飲食店オーナーの方
  • ✅ 求人を出しても人が来ない、来てもすぐ辞めると悩んでいる方
  • ✅ 「自分がいないと店が回らない」状態から脱したいと思っている方
  • ✅ 仕組み化をしたいが、何から手をつければいいかわからない方
  • ✅ 採用に頼る前に、店そのものを変えるヒントを探している方
飲食店オーナーが休めない状態に至るまでの経緯と、抜け出すために最初に変えるべきこと | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

休めなくなるのは、偶然じゃない

「最初からこんなに忙しかったわけじゃない」

そう言う方が、ほとんどです。

開店当初は、オーナーが全部やるのは当然です。

料理も、仕込みも、接客も、発注も、掃除も。

小さな店なら、それで回ります。

でも問題は、その状態が「当たり前」として定着してしまうことです。

売上が少し上がる。

席数を増やす、営業時間を延ばす。

人を雇う。でも教える時間がないから、結局自分でやる。

その繰り返しで、気づいたらオーナーがいない時間に店が機能しない構造ができあがっています。

これは、やる気や根性の問題じゃないです。

仕組みをつくらないまま規模だけが大きくなった、という経緯の問題です。

あなたのお店、当てはまっていますか?

「自分がいない日の売上だけ落ちる」という経験はありますか?

「感覚でやっていること」を型にする話が出てきましたが、何をどう型にすればいいのか、一人だとイメージが湧きにくいですよね。会員サイトでは、増益繁盛メソッドをまとめた書籍8冊と、必要売上を自動計算できるシミュレーターが無料で手に入ります。メール登録のみ、1分で受け取れます。

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「人がいない」ではなく「頼れる仕組みがない」が本当の問題

休めないオーナーが「求人を出す」ことに走りがちです。

これも逆です。

人を増やしても、任せる「型」がなければ、結局オーナーが教え続けなければならない。

教える時間がないから、結局自分でやる。

その繰り返しになります。

採用の前に整えるべきものがあります。

それは「誰がやっても同じ結果になる動き方の型」です。

例えば、接客のあいさつ一つをとっても、オーナーがその場で感じた空気でやっていたら、スタッフはマネできません。

「感覚でやっているもの」を言語化・可視化する。

それが仕組み化の最初の一歩です。

実はこれは、採用だけじゃなく、売上が伸び悩む店が最初に手をつけるべきこととも深く結びついています。

「型がない店」は売上も人材も不安定になりやすいんです。

「働きたいと思われる店になることが、採用問題の本当の解決策です。人が来ない、定着しないというのは、店の魅力が外に伝わっていないサインでもあります。繁盛している店には、自然と人が集まってくる。その順番を間違えないでほしいんです。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

✓ ここまでのポイント

  • 休めない状態は偶然ではなく、仕組みを後回しにした構造的な経緯から生まれる
  • 採用を先に動かしても、「任せる型」がなければ根本は変わらない
  • 「感覚でやっていること」を言語化・可視化することが、仕組み化の入り口になる

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「がんばり」を「型」に変える、最初の取り組み

では、具体的に何から変えればいいか。

私がまず勧めるのは、販促の仕組み化です。

「なぜ採用の話に販促が出てくるんですか?」と思った方もいるかもしれません。

でも、これには理由があります。

販促が「思い立ったらやる」ではなく、定期接点になると、店に安定した売上の流れができます。

売上が安定すると、人件費をかける余裕が生まれます。

余裕があれば、スタッフを育てる時間も生まれます。

ハガキDM・ニュースレター・LINE配信。

地味に見えますが、これを定期的にやり続けるだけで、お客さんとの関係が継続します。

「来て、食べて、終わり」ではなく、また来てくれる仕組みが育っていきます。

次に、POPとメニュー設計の見直しです。

オーナーが口頭で「これ、おすすめですよ」と言い続けなくても、POPがそれを代わりにやってくれる状態をつくる。

誰が見ても伝わる形に整えると、スタッフも同じように案内できます。

オーナーの「話術」ではなく、「仕組み」が売ってくれる状態に近づいていきます。

さらに、AIの活用も今は現実的な選択肢です。

販促文・口コミへの返信・画像の作成・数字の分析。

これらの時間を圧縮できれば、オーナーが少しだけ手を離せる時間が生まれます。

「そんな時間ない」と思った方こそ、まずここからです。

15分のAI活用が、2時間分の作業を代わりにやってくれる場面が、確実にあります。

飲食未経験でも人件費率16%を実現した話

少し紹介させてください。

「飲食の経験が全くない状態で焼肉店を始めました。最初は全部自分でやっていたし、それしかできなかった。でも少しずつ、スタッフに任せられる仕組みをつくっていったら、気づいたら人件費率16%まで抑えられるようになっていました。」

飲食未経験から焼肉店を開業した元専業主婦のオーナー

飲食未経験の元専業主婦が、焼肉店オーナーとして人件費率16%を実現した。

これは特別な才能の話じゃないです。

「感覚でやっていたこと」を型にして、スタッフが動ける仕組みをつくったことの結果です。

業界経験がなかったからこそ、最初から「自分の感覚に頼れない」という前提で動いた。

それが逆に、仕組みをつくる方向に向かわせたとも言えます。

人件費率が下がるということは、スタッフが「型通りに動ける」状態になっているということです。

それはそのまま、「オーナーがいなくても回る時間が増える」ということでもあります。

採用で困らない店というのは、給料が高い店でも、有名な店でもなく、「ここで働いたら成長できる、動き方が明確だ」と感じてもらえる店です。

仕組みがある店には、人も集まりやすくなります。

なぜなら、「型がある店」はスタッフが迷わないからです。

迷わない職場は、働く側にとって安心です。

「繁盛している店」が採用に強い、本当の理由

最後に、一つ根本的なことをお伝えします。

採用に困らない店になるための、最も効果的な方法は何か。

それは「繁盛店になること」です。

これは精神論じゃないです。

繁盛している店は、求人を出した時に「あの店なら」と思ってもらいやすい。

お客さんで来た人が「ここで働きたい」と思うこともある。

地域で「あの店は良い」と評判になれば、自然と人が集まりやすくなります。

逆に言うと、売上が不安定で、オーナーが疲弊している店に、良いスタッフは定着しにくいです。

お客さんに選ばれる店をつくることと、スタッフに選ばれる職場をつくることは、同じ根を持っています。

値引き集客から抜け出して、価値で選ばれる店づくりを進めることが、実は採用問題の解決にもつながっていきます。

販促の仕組みをつくる。

価値を伝えて適正な単価で選ばれるようにする。

売上が安定する。

人件費をかける余裕が生まれる。

スタッフを育てる時間が生まれる。

オーナーが休める日が生まれる。

この順番です。

「採用してから繁盛させる」ではなく、「繁盛する土台をつくりながら採用する」が正しい順番です。

あなたのお店は、今どのステージにいますか?

その問いを、一度立ち止まって考えてみてください。

地味な販促を「すぐに」「継続して」やり切ることで、社長個人の気合いに依存しない店は必ず育ちます。

一緒に、そこを目指していきましょう!

店舗経営は、ゴールのないマラソンです。でも、一人で走り続けなくていい。仲間と仕組みがあれば、ペースを保って走り続けられます。

追伸:赤字が続く飲食店が最初に手をつけるべき数字の見直しポイントも合わせて読んでみてください。仕組み化の前に、数字の構造を把握しておくと、動き出しがぐっとスムーズになります。

オーナーが休めない構造は、採用だけでは変わらないとわかっていても、一人で仕組み化を進めようとすると止まってしまうことが多いです。増益繁盛クラブでは、販促・単価設計・スタッフの自律化を伴走しながら実践に落とし込んでいける場があります。まず一歩、動いてみてください。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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