2.集客対策

飲食店でひとり客を増やすには、入りやすい「入口設計」から始めるべきでしょうか

9月の朝。

清水から新幹線に乗って移動しながら、
ふと窓の外を眺めていました。

静岡駅を過ぎたあたりで、
道路沿いの飲食店が目に入ってきます。

のぼり旗は立ってる。
看板も出てる。

でも何の店か、
パッと見て2秒でわかるかな……
という店が、正直いくつかありました。

入りやすいかどうか、
ひとりで来やすいかどうか、
それ以前に「どんな価値がある店か」が
伝わっていないんです。

ということで、今日は
ひとり客を増やしたい飲食店オーナーの方へ、
入口設計の前に整えるべきことを
一緒に考えていきましょう。

📋 この記事でわかること

  1. ひとり客が「入りにくい」と感じる本当の理由
  2. 入口設計より先に整えるべき「価値の伝え方」
  3. POPと看板メニューで客単価を下げずに選ばれる方法
  4. 月商300万円から年商2億5,000万円規模に成長した事例から学ぶ仕組みの話

こんな方におすすめ

  • ✅ ひとり客を増やしたいが、何から手をつければいいか迷っている方
  • ✅ 値引きやクーポンに頼らず、適正単価で選ばれる店にしたい方
  • ✅ 入口やのぼり旗を変えてみたが、思ったほど効果が出ていない方
  • ✅ 看板メニューや店の「らしさ」を、お客さんにうまく伝えられていないと感じる方
飲食店でひとり客を増やすには、入りやすい「入口設計」から始めるべきでしょうか | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

ひとり客が「入りにくい」と感じる理由は、入口の問題だけでしょうか?

ひとり客が入りにくい理由として、
まず「入口の間口が狭い」
「暖簾が重い」
「中が見えない」
といった話がよく出てきます。

たしかに、それは関係あります。

でも、実際に改善してみて
「変わらなかった」という経営者の方が
少なくないんです。

なぜか。

入りにくさの正体は、
物理的な間口ではなく
「この店で自分は何を得られるのか」
が見えないことによる不安です。

ひとり客は、特にこれを強く感じます。

グループ客はにぎやかな雰囲気があれば
とりあえず入れる。
でもひとり客は、
入る前に「自分が過ごせる場所かどうか」を
かなり真剣に見ています。

あなたのお店は、
外から見た瞬間に「何の店か」が伝わっていますか?

「どんな価値がある店か」が
入口の外から読み取れますか?

入口のハードルを下げる前に、
ここを整えることが先です。

「何を伝えればいいかわからない」という状態のまま、のぼり旗と看板だけ変えても結果が出ない理由、この記事を読んで少しわかってきたと思います。繁盛店ポータルに登録すると、ハワードジョイマンAIにあなたのお店の業種・状況を伝えて、POPや看板メニューの言語化について無料で具体的なアドバイスを受けられます。メール登録のみ、1分で完了します。

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「安くしないと入ってもらえない」という思い込みは正しいでしょうか?

ひとり客を増やしたい、
となったとき、
多くの経営者の方が最初に考えるのが
「ランチのひとり膳を安く出す」
「お一人様セットをつくる」
という方向性です。

これも逆です。

値段を下げてひとり客を集めると、
客単価が下がり、
利益が薄くなり、
結局「忙しいのにお金が残らない」状態に
陥ります。

ひとり客に選んでもらうために必要なのは、
「安さ」ではなく
「この店ならではの価値が明確であること」です。

例えば、居酒屋さんで言えば、
カウンター席を設けた上で、
そこに「ひとりで来る人へのメッセージ」と
「おすすめの一杯・一皿の理由」が
POPで書かれていたらどうでしょう。

値段は普通のまま。

でも「自分のための店だ」と
感じたひとり客は、
ちゃんと注文します。
満足して帰ります。
そしてまた来ます。

安売りで引き寄せた客は
安い日にしか来ない。
価値に共感した客は
また来る。

この違いは大きいんです。

✓ ここまでのポイント

  • ひとり客が「入りにくい」のは間口ではなく「価値が見えないこと」による不安が原因
  • 値引きで集めたひとり客は単価を下げるだけ。価値に共感した客がリピートを生む

POP・看板メニュー・ニュースレターという3つの接点で価値を伝える、その言葉をどうつくるかで迷っている方は多いです。繁盛店ポータルの「増益繁盛プランナー」を使えば、あなたのお店のターゲット客層と価値の言語化を5ステップで整理できます。無料で使えて、登録はメールのみです。

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入口設計で本当に効くのは、どんな「伝え方」でしょうか?

物理的な入口のつくりを変えることが
まったく意味ないとは言いません。

でも、それより先に整えてほしいのが
「価値を伝える接点」です。

具体的には3つです。

①POP(店頭・メニュー内)

商品の価格だけ書いたメニューは、
価格比較しか生みません。

「このたれは30年継ぎ足してきた自家製です」
「地元の農家から毎朝届く野菜だけ使っています」
という一文があるだけで、
同じ料理が違う価値に見える。

POPは、値段を書く道具ではなく
価値を語る道具です。

②看板メニューの設計

「うちには何でもあります」という店より、
「これだけは絶対にうまい」という一品がある店の方が
ひとり客に刺さります。

ひとりで来る人は、
「ここに来たらこれを食べる」という
目的地を求めています。

名物メニューがひとり客の来店動機になるんです。

③ニュースレター・店主の言葉

テーブルやカウンターに置いた
1枚のニュースレター。

「今月の仕入れ先の話」
「スタッフが好きな一品」
「店主がこだわる理由」

こうした背景の共有が、
「この店の人を信頼したい」という感覚につながります。

信頼した店には、
ひとりでも来やすくなる。

ひとりで来やすい雰囲気は、
内装や間口よりも、
こうした「人の温度」から生まれます。

「値段を下げてお客さんを集めようとすると、集まるのは値段にしか反応しない客さんです。価値を伝えてから価格を出せば、その価値に納得した客さんが来る。集める前に、伝える仕組みをつくること。これが先です。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

実際に価値を伝え続けた店はどう変わったのでしょうか?

こんな事例があります。

月商300万円だった飲食店が、
年商2億5,000万円規模にまで成長しました。

この話を聞いて
「立地がよかったんでしょ」
「元手があったんでしょ」
と思う方もいるかもしれません。

でも違います。

変わったのは、
売り方の「方向」です。

安売りで集客するのをやめ、
「この店ならではの価値は何か」を言語化して、
POPで、看板で、スタッフの言葉で
伝え続ける仕組みをつくった。

最初は月商300万円です。
でも価値が伝わるようになってくると、
リピーターが増え、
客単価が上がり、
口コミが広がる。

「安い店」として選ばれるのをやめて、
「この店でないと」と思われる店に
変わっていった結果が、
あの数字です。

規模は違っても、
やることの原理は同じです。
あなたのお店でも、
同じ方向性で動けます。

「月商300万円の飲食店が、年商2億5,000万円規模に成長した」

増益繁盛クラブ会員(飲食店オーナー)

ひとり客向けの入口設計を始める前に、何を確認すればよいでしょうか?

チェックポイント1:店の外から「何の店か」が2秒でわかるか

のぼり旗や看板を見た瞬間に、
業態と特徴が伝わっているか確認してください。
「食事処」だけでは何も伝わりません。
「地魚刺身と地酒の店」なら、来る人が決まります。

✅ ポイント:業態名ではなく「誰に何を届ける店か」を一言にする

チェックポイント2:看板メニューがひとつに絞られているか

メニュー数が多すぎると、
ひとり客は迷って疲れます。
「これを食べに来た」と言えるメニューが
入口近くに見えているか確認してください。

✅ ポイント:看板メニューは「この店に来る理由」そのものになる

チェックポイント3:カウンター席にPOPや案内はあるか

ひとり客はカウンターに座ることが多い。
そこに何も情報がないと、
黙って食べて黙って帰るだけになります。
一品の背景や店主の言葉が読める仕掛けを置いてみてください。

✅ ポイント:カウンターはひとり客との「対話の場」として設計する

チェックポイント4:値引きなしで「来てよかった」と思えるか

クーポンを使わなくても、
来てよかったと感じられる体験設計がされているか。
ここがなければ、ひとり客はリピートしません。

✅ ポイント:値引きなしで満足させる体験の仕組みが先にある

飲食店で新規客を増やすために、まず確認したい「入口の見え方」とは?でも、入口から始まる集客の話を詳しく書いています。あわせて読んでみてください。

まとめ:ひとり客に選ばれる店は、「安さ」より「伝える力」を持っています

ひとり客が増えない理由を、
入口の物理的な問題だけで考えていると、
いくら改装しても変わりません。

本当に必要なのは、
「この店ならでは」を伝える仕組みです。

POPで一品の背景を語る。
看板メニューで来店動機をつくる。
ニュースレターで店主の人柄を届ける。

値段を下げなくても、
ひとり客に「ここに来たい」と思わせることは
できます。

月商300万円から年商2億5,000万円規模に成長した飲食店も、
最初にやったのはそこからです。

まず「伝える仕組み」を一つ、
今週中に始めてみてください。

飲食店の利益を増やすために、売上より先に手をつけるべき3つのポイントも参考になります。価値の伝え方と利益の関係を、もう少し深く掘り下げています。

また、飲食店のリピーターを増やした事例、再来店を生む「一言」の設計と仕組みの話では、ひとり客がリピートしていく仕組みについて具体的に書いています。

価値を伝え続けた店だけが、
値引き競争から抜け出せます。

一緒に、そういう店をつくっていきましょう。

店舗経営は、伝え続けることがすべてのベースです。伝えることをやめた日から、客足は遠のいていきます。

「伝える仕組みをつくりたいが、一人でやると続かない」というのが、この記事を読んだ正直なところではないでしょうか。増益繁盛クラブでは、客単価の適正化・再来店対策・価値の言語化を、全国の仲間と一緒に実践できる環境を提供しています。ひとりで抱え込まずに動き出したい方は、まず詳細をご確認ください。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

-2.集客対策