3.儲かる販促と利益アップ

飲食店の経営改善で、現場の方が今日から取り組める3つのこと

「毎日忙しく動いているのに、月末になるとお金が残っていない」

そんな経験、ありませんか。

厨房に立ち、ホールを回り、仕込みをして、閉店後に発注をかけて…。気づけば深夜まで動いていて、それでも数字が一向に改善しない。「もっと頑張れば何とかなるはずだ」と思いながら、また朝が来る。

私、ハワードジョイマンはこれまで833件以上の店舗経営者と向き合ってきました。そのうち飲食店だけで610件以上です。その経験の中でわかったことがあります。

現場でよく働いている経営者ほど、「忙しさ」と「儲かること」を混同してしまいがちだということです。

今日は少し立ち止まって、今この瞬間から動ける3つのことをお伝えします。難しい話ではありません。地味で、シンプルで、でも確実に効くことです。

📋 この記事でわかること

  1. 飲食店の売上が伸び悩む本当の原因と、その構造的な見方
  2. 今日から現場で取り組める3つの具体的な経営改善アクション
  3. 値下げ・クーポン依存から抜け出すための考え方と実践法
  4. 地味な販促を継続することがなぜ最も強い武器になるのか

こんな方におすすめ

  • ✅ 忙しく働いているのに手元に利益が残らないと感じている飲食店オーナーの方
  • ✅ クーポンや値引きに頼らない集客に切り替えたいと思っている方
  • ✅ 客単価や来店頻度をどう上げればいいか具体的な方法を知りたい方
  • ✅ 経営改善に取り組みたいが、何から手を付けていいかわからない方
  • ✅ 「このままでは3年後が見えない」という漠然とした不安を抱えている方
飲食店の経営改善で、現場の方が今日から取り組める3つのこと | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

実は最近、朝5時からランニングしています

少し私のことを話させてください。

49歳のとき、ふと思い立ってマラソンを始めました。周りには「今更ですか」と笑われましたが、大井川マラソン、静岡マラソン、横浜マラソンと、フルマラソンを完走しています。48歳のときはキックボクシングも始めて、アマチュア試合にも出ました。

「なんでそんなことを急に始めるんですか」と聞かれると、いつも同じ答えをします。

「やろうと思ったときが、始め時だからです」

経営も、まったく同じだと思っています。

完璧な準備が整ってから動こうとすると、永遠に動き出せません。早朝に三保松原の近くを走りながら、今日も「動くことの大切さ」を改めて感じています。だから今日、この記事を読んでいるあなたにも、まずひとつだけ動いてほしいのです。

飲食店の経営改善、まず「売上の構造」を分解してみる

現場で忙しく動いているのに結果が出ない場合、多くのケースで「何が問題なのかが見えていない」という状態が根っこにあります。

売上は、次の3つの掛け算でできています。

売上 = 客数 × 客単価 × 来店頻度

この3つを分解すると、自分の店の「どこに問題があるか」が見えてきます。

チェックポイント1:新規のお客さんがそもそも来ていない(客数の問題)

商圏内の見込み客に対して、お店の存在が届いていない状態です。Googleビジネスプロフィールが放置されていたり、チラシを一度も打ったことがない、口コミが5件以下のまま止まっているケースが典型です。

✅ ポイント:まずGoogleビジネスプロフィールを開いて、写真・営業時間・メニュー情報が最新かどうか確認してください。最初の一手はそこからです。

チェックポイント2:来てくれたお客さんが2回目に来ない(来店頻度の問題)

一度は来てくれても、その後フォローがなければ自然と忘れられます。LINE公式アカウントを作ったけど放置している、ハガキDMを送ったのは1回だけ、ニュースレターを出したことがない、というケースが非常に多いです。

✅ ポイント:再来店を仕組み化することが、経営の安定に直結します。来てくれたお客さんとの接点を意図的に作ること。

チェックポイント3:頑張っているのに客単価が低いまま(客単価の問題)

料理の質には自信があるのに、それがお客さんに伝わっていない。メニュー表に説明がない、POPが何もない、看板商品が決まっていない。こうした状態では、価値が伝わらないまま注文が終わってしまいます。

✅ ポイント:一品だけでいいので「この店の看板メニュー」を決めて、その商品だけにPOPを付けることから始めてみてください。

✓ ここまでのポイント

  • 売上の問題は「客数・客単価・来店頻度」のどれかに必ず原因がある。やみくもに動く前に、自分の店の弱点はどこかを特定することが先決
  • Googleビジネスプロフィールの整備、再来店の仕組み化、POPによる価値伝達——この3つが今日から動ける最初の一手

今日から取り組める3つのこと

では具体的に、今日の営業が終わった後から動けることをお伝えします。

経営改善 STEP 1:Googleビジネスプロフィールに写真を3枚追加する

所要時間:約15分

新規のお客さんが「近くの飲食店」で検索したとき、最初に目に入るのがGoogleの検索結果です。ここに写真が少ない、口コミに返信がない、という状態では、せっかく興味を持ってくれた人がそのままページを閉じてしまいます。今日の閉店後、料理の写真・店内の雰囲気・外観の3枚を追加してください。それだけで見え方が変わります。

⚠️ よくある失敗:「写真を撮るのが苦手だから」と後回しにすること。スマートフォンのカメラで十分です。プロのように撮る必要はありません。

経営改善 STEP 2:看板メニューを1つ決めて、値段と理由を書いたPOPを作る

所要時間:約30分

「美味しいものを出しているのになぜ売れないのか」という悩みを持つ飲食店オーナーの方と、私は何百回も話をしてきました。その答えのほとんどは「伝わっていないから」です。どんなに美味しくても、お客さんに伝わっていなければないのと同じです。

今日、一品だけ「推しメニュー」を決めて、「なぜこれを食べてほしいか」「どんなこだわりがあるか」を手書きでもいいのでA4一枚に書いて貼ってみてください。値下げをしなくても、価値が伝わると注文率が変わります。

⚠️ よくある失敗:あれもこれもPOPにしようとして、結局何も作らないこと。まず1枚だけで十分です。

経営改善 STEP 3:再来店のきっかけを1つ仕込む

所要時間:約20分

来店してくれたお客さんと、その後どうつながっていますか?何もしていなければ、次に来てくれるかどうかは運任せになります。LINE公式アカウントに登録してもらう、次回使えるひとこと案内を渡す、ニュースレターを作る——方法はいくつかあります。今日は一番シンプルなところから。「またぜひ来てください」の一言と、次のご来店につながる一枚の紙を作ってみてください。

⚠️ よくある失敗:「LINEを始めたら毎日配信しないといけない気がして…」とハードルを上げてしまうこと。月2回の配信でも、ないよりはるかに効果があります。

値引きやクーポンに疲れたら、考え方を変えるだけでいい

❌ 値引き・クーポン頼みの集客(よくあるパターン)

  • 価格で来たお客さんは価格でいなくなる。クーポンをやめたとたんに新規が来なくなる
  • 利益を削り続けるため、忙しくなるほど手元のお金が減る
  • 割引慣れが進み、適正価格に戻せなくなる悪循環に入る

✅ 価値を伝えて選ばれる集客(推奨アプローチ)

  • POPやメニュー説明で「なぜこれを食べるべきか」を伝え、価格以外の理由で選んでもらう
  • Googleや口コミ、ニュースレターで「この店のファン」を育てる
  • 再来店の仕組みを持つことで、新規集客にかかるコストを分散できる

「広告はお金を掛けるものだと嫌がる経営者の方は多いですが、私は逆だと思っています。毎月広告を出し続けることで初めてお客さんが創られる。独立した当初、まったく仕事がなかった私が売上を作れたのは、広告に投資する覚悟を持ったからでした。学びも広告も、投資として考えるかどうかが経営の分岐点です」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

「チラシとGoogle広告を組み合わせてから、6ヶ月で月商が350万円から620万円になりました。客単価も1,400円上がって、同じ席数・同じ営業時間でこれだけ変わるとは思っていませんでした」

飲食店(居酒屋)オーナー

「月商60万円で完全に赤字だったのに、今は月商470万円・利益200万円になっています。最初の頃は『うちでも本当に変われるのか』と半信半疑でしたが、地味な取り組みを続けてきたことが積み重なりました」

イタリアンレストランオーナー

地味な販促を継続することが、最強の経営改善になる理由

私が毎年、島根県の日御碕神社に祈祷に行くのは、もう何年も続けていることです。「今年も続けよう」ではなく、「続けることが自分の軸を作る」と思っているからです。

経営の販促も、同じだと感じています。

派手な施策を一回やって結果が出なかったからやめた、ということを繰り返している店と、地味なチラシを毎月出し続けている店、ハガキDMを季節ごとに送り続けている店——どちらが3年後に強いかは、もうわかりますよね。

「すぐに」「継続して」やり切ること。これが、私がこの21年間で見てきた繁盛店に共通していることです。

「経営改善というと、何か大きな変化を求めがちですが、実際に長く続く店を作っているのは地味な積み重ねです。マラソンも、42キロを一気に走ろうとすると絶対に無理です。でも、一歩一歩のペースを守って走り続ければ必ずゴールが見える。販促も経営もそれと同じで、毎日少しずつ続けていくことが結果として一番遠くに連れていってくれます」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

まとめ:今日の夜から始めてほしい一歩

飲食店の経営改善は、いきなり大きなことをしなくていいんです。

今日お伝えした3つのことを、もう一度整理します。

  • Googleビジネスプロフィールに写真を3枚追加する
  • 看板メニュー1品に、価値を伝えるPOPを1枚作る
  • 再来店につながるきっかけを1つ仕込む

これだけです。難しい道具も、特別な知識も、今は必要ありません。

大事なのは、「今日動くかどうか」だけです。

私が増益繁盛クラブで一緒に取り組んでいることも、その延長線上にあります。客数・客単価・来店頻度の3つを意図的に動かせる仕組みを、地道に、でも確実に作っていくこと。そのために、紙の販促もネットの集客もAI活用も、全部等価な道具として組み合わせていきます。

あなたの店が今日より少しだけ前に進むきっかけに、この記事がなれたら嬉しいです。

詳しく話を聞いてみたい、自分の店に当てはめて考えてみたいという方は、ぜひ下からどうぞ。一緒に考えましょう。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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