この問いに、私は一番答えがいを感じます。
でも、この言葉だけでは何も伝わらない。なぜその未来が必要なのか。なぜ私がこれをやらなければならないのか。そこから話させてください。
私はこれまで、1000店舗以上の飲食店・美容室オーナーをサポートしてきました。北海道から沖縄まで、業種も規模も違う経営者の方々と、現場で一緒に向き合ってきました。
その中で、ずっと胸に刺さっていることがあります。
頑張っている経営者が、こんなにいる。なのに、なぜこんなに一人で苦しんでいるのか。
深夜に一人でスマホを見ながら、情報を探している。でも情報が多すぎて、かえって迷子になっている。セミナーに行って「よし、やろう」と思って帰ってくる。でも日々の業務に追われて、何も変わらない。
そして一番辛いのは、誰にも言えないことです。スタッフには弱音を吐けない。家族には心配をかけたくない。同業者には本音を話せない。だから深夜に一人で、通帳の残高を見てため息をついている。
その姿を見るたびに、私は思うんです。これは能力の問題じゃない。意志の問題でもない。その人が正しい順番を知らないまま、一人でやろうとしているだけだ、と。
独立開業して2年半。朝から晩まで18時間以上働いたのに、クライアントは増えなかった。市役所時代に貯めた貯金は底をついた。体調も崩れ、病院に行ったとき医師に「商売はうまくいっていますか」と聞かれました。なぜ医師に心配されるのか。「大丈夫です」と答えましたが、帰り道に涙が出ました。
妻に全財産がなくなったことを正直に話し、300万円を借りました。誓約書を書きました。恥ずかしくて普段使わない支店に入金したら、母にばれた。結局、母から300万円を借り直すことになりました。
あのとき私が感じていたのは、お金の不安だけじゃありませんでした。「自分には向いていないのかもしれない」という恐怖。「また失敗するかもしれない」という怯え。誰にも言えない、あの孤独です。
だから私には分かります。今この瞬間も、全国のどこかで同じ気持ちを抱えている経営者が、必ずいる。その人たちのために、この場所を作っています。
では、増益繁盛クラブで作りたい未来は何か。一人の経営者が変わったとき、何が起きるか。私はそれを何度も見てきました。
消費税の支払いも困窮していた飲食店オーナーが、2年で年商を2000万円積み上げた。子どもが寝てから帰り、起きる前に出かける生活をしていた美容室オーナーが、今では店長にお店を任せ、家族と旅行に行けるようになった。
でも私が本当に見たかったのは、その後です。
その経営者が地域でどう見られるようになったか。「あの店は違う」「あの人に聞いてみたい」と言われるようになった姿。その経営者を目標にして、自分も変わろうとする同業者が出てきた様子。
一人の変化が、周りを動かす。周りが動けば、その街が変わる。それが全国に広がれば、日本は変わる。
私は本気でそれをやろうとしています。大げさに聞こえるかもしれません。でも、一人の経営者が変わることの波紋がどれほど大きいか、私は現場で見続けてきました。だからこそ、信じています。
腕を磨く「職人・技術者」の段階から、1店舗を黒字にする「店舗経営者」になる。そこから仕組みと人材に任せる「事業家」へ進み、新しい業態を自分で作れる経営者になる。最終的には、自分の資本が社会に価値を生み出し続ける「資本家」として自己を再定義する。
この軌跡を、一人ひとりが歩んでいける場所にしたい。それが増益繁盛クラブです。
ゴールドクラス・プラチナクラスで1店舗の土台を固め、センチュリオンクラスで事業家・資本家へと跳躍していく。どの段階にいる経営者も、次のステージへの道筋が見えている場所を作りたい。孤独に終わりがあると、知れる場所を作りたい。
増益繁盛クラブは、ノウハウを売る場所ではないと私は思っています。
もちろん、増益繁盛メソッドがあります。売上より利益を残す考え方。正しく投資して顧客を創る設計。数字で経営を見る習慣。これらを伝える場でもある。
でも、それ以上に大切にしているのは「孤独を終わらせること」です。
同じ悩みを抱えながら、それでも前に進んでいる人が全国にいる。その事実を知るだけで、人は動けます。仲間がいると分かれば、踏み出せます。順番が見えれば、迷わなくなります。そして動いた経営者が、また次の誰かの背中を押す。私が作りたいのは、その連鎖です。
1000人でも、日本全国の飲食店・美容室の数から見れば、ほんの一握りです。でもその1000人が各地に散らばって、それぞれのエリアで「あの人みたいになりたい」と思われる存在になったとき、何が起きるか。
地域が賑わいます。街が変わります。そしてやがて、日本が変わります。
これが私の答えです。増益繁盛クラブは、その未来のために存在しています。