飲食店オーナーの約7割が「新メニューのアイデア出しに1時間以上かかる」と答えているというデータがあります。1時間どころか、「うーん……」と唸りながら気づいたら夜中になっていた、なんて経験のある方も多いんじゃないでしょうか。
こんにちは。増益繁盛クラブ(繁盛店研究所)スタッフの渥美昌代です。私は普段、会員さんのサポートやコンテンツ運営を担当しているんですが、最近ある傾向に気づいています。
AIを使い始めた飲食店オーナーさんほど、「あ、これ、もうやらなくていいんだ」という感覚を次々と手に入れているんですよね。今日はそんな会員さんたちのリアルな声をもとに、AIにメニューを考案させることで手放せた3つの作業をご紹介します。
📋 この記事でわかること
- 飲食店オーナーがAIに任せることで解放された3つの具体的な作業
- AIを使ったメニュー開発の実践ステップ
- 「アイデアが浮かばない」を卒業するための考え方とツール
- 増益繁盛クラブの会員さんがAI活用でどんな成果を出しているか
こんな方におすすめ
- ✅ 新メニューを考えるたびに時間が取られると感じている飲食店オーナーさん
- ✅ AIを使ってみたいけど、自分の店でどう活かせばいいかわからない方
- ✅ 季節メニューや名物メニューをもっと手軽に作りたい方
- ✅ 現場仕事に追われてメニュー改革が後回しになっている方
- ✅ ChatGPTやClaudeに興味はあるけど一歩踏み出せていない方

渥美が会員さんのやり取りの中で気づいたこと
私、畑仕事が好きなんですよ。休みの日に土を触っていると、頭がスッと整理される感じがして。で、野菜ってじっくり時間をかけて育てるものなんですけど、逆に「どの野菜を植えるか」を決めるのは、意外と短時間でパパッと決められるんです。
メニュー開発って、似ていると思っていて。「何を作るか」を決めるのに時間がかかりすぎているオーナーさんが多い。でも実際の料理を磨いたり、お客さんに届ける段階は得意なんですよね。AIが助けてくれるのは、まさに「何を作るか」を決める最初のフェーズなんです。
会員さんとやり取りしていると、「渥美さん、ChatGPTにこう聞いたら30個ネタが出てきました!」って報告をもらうことがよくあって。毎回ちょっとニヤリとしてしまいます(笑)。うちのアメリカンショートヘアーに「ネコの名前を考えて」って聞いてもこんなに返ってこないのに、メニュー名はほんとうにすぐ出てくるんですよ。
AIに任せることで手放せた作業① 「ゼロからのアイデア出し」
まず一番多い声が、「何を作ればいいか考える時間」から解放されたというものです。
ジョイマンさんがよく言うんですけど、「名物は天才が作るものじゃない、組み合わせで作るもの」なんですよね。麻婆豆腐と唐揚げを組み合わせたら麻婆チキンになる、みたいな発想です。
これをAIに応用すると、こんな感じで聞けるんです。
「うちのお店は和食居酒屋で、今ある定番メニューは〇〇と〇〇と〇〇です。秋の食材を組み合わせた、SNSで映える新メニューを10案出してください」
これだけで、数秒で10案が出てくる。しかも、「ありそうでなかった」アイデアが混じっていることも多くて、「あ、これ試してみよう」ってなるわけです。
ゼロからアイデアを出す作業って、実はものすごくエネルギーを使う。その消耗がなくなるだけで、オーナーさんの頭の余白が全然違ってくるんですよ。
チェックポイント1:アイデア出しに毎回30分以上かかっていないか
「新メニューを考えなきゃ」と思いつつ後回しにしていませんか?アイデア出しの時間コストは目に見えないため軽視されがちです。
✅ ポイント:ChatGPTやClaudeに「今あるメニュー」と「季節・コンセプト」を伝えてアイデア出しを依頼するだけで、発想の起点が一気に広がります。
AIに任せることで手放せた作業② 「メニュー名のネーミング」
これ、意外と時間かかりますよね。「なんかいい名前ないかな……」って悩んでいる間に30分経っている、という経験、ありませんか?
「同じ素材でも、名前が変わると単価は5倍になる。牛丼500円がすき焼き丼2,000円になるのは、料理の中身じゃなくて言葉の力です」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
ジョイマンさんのこの言葉、私もずっと印象に残っていて。つまりネーミングって、売上に直結する超重要な作業なんですよ。なのに、今まではオーナーさんが一人でうんうん唸って考えていた。
AIを使うと、たとえばこんな感じです。
「秋刀魚と長ねぎのアヒージョを提案したいです。女性客にウケやすく、思わず注文したくなるメニュー名を5案出してください。和の情緒も感じるもので」
これで5案がすぐ出てくる。その中からピンときたものを選べばいい。ネーミングの「悩む作業」が「選ぶ作業」に変わるんです。選ぶほうが圧倒的に楽ですよね。
✅ ✅ 実際に会員さんからは「POP文もそのままAIに書かせて、印刷するだけになりました」という声も届いています。アイデア→ネーミング→POP作成まで、一気通貫でAIが担ってくれる流れができているオーナーさんも出てきています。
AIに任せることで手放せた作業③ 「季節ごとの販促計画を1から考えること」
「秋メニュー、どうしよう……」って毎年9月になってから慌てる。これ、すごく多いパターンです。そして慌てているから、結局去年と似たようなメニューになってしまう。
AIを活用している会員さんの中には、年間の季節メニュー計画をまとめてAIに出させて、半日で1年分の骨格を作ったという方もいます。
「うちは和食居酒屋で、地域は静岡県です。春夏秋冬それぞれの旬の食材を使ったメニューアイデアを、季節ごとに5案ずつ出してください。地元食材や富士山・駿河湾にちなんだ要素があれば加えてください」
こんな形で聞けば、地域の季節感まで織り込んだアイデアが一気に揃う。あとは実際に試作して、「これはいける」「これはうちには合わない」と絞っていくだけです。
考える労力が「選んで磨く」という楽しい作業に変わる。これが、AIを使い始めたオーナーさんが口を揃えて言う感覚なんです。
✓ ここまでのポイント
- AIは「ゼロからのアイデア出し」という最もエネルギーを消耗する作業を代替してくれる
- ネーミングも「悩む」から「選ぶ」へ変えることで、売上直結のスキルを効率よく活かせる
- 季節計画を一気に出させることで、後手に回らない先手の販促が可能になる
実際のステップ:AI活用メニュー開発の進め方
メニュー開発 STEP 1
今あるメニューと店のコンセプトをAIに伝える
「うちは〇〇な雰囲気の〇〇料理のお店で、客層は〇〇です。今の主力メニューは〇〇です」という情報を最初に共有します。これが土台になります。
⚠️ よくある失敗:「新メニューを考えて」だけ聞くと抽象的な回答しか返ってこない。店の背景情報を渡すことが重要です。
メニュー開発 STEP 2
テーマと条件を絞って複数案を出させる
「秋の食材を使った」「SNS映えする」「女性客向け」など、条件を具体的に加えるとアイデアの精度が上がります。最初は10案くらい出させて、そこから絞るのがおすすめです。
⚠️ よくある失敗:最初の1案で決めようとすること。必ず複数案を出してもらって比較する習慣をつけてください。
メニュー開発 STEP 3
選んだアイデアのネーミングとPOP文をそのままAIに依頼する
「このメニューのネーミングを5案」→「選んだ名前でPOPに使えるキャッチコピーを3案」という流れで依頼します。ここまで一気にやってしまえば、あとは試作とテストだけです。
⚠️ よくある失敗:AIが出した文章をそのまま使いすぎること。必ず自店の言葉・雰囲気に合わせて少し手を加えるひと手間が大事です。
❌ 従来のメニュー開発パターン
- オーナーが一人で何時間も悩む
- 結局、去年のメニューに少し手を加えるだけで終わる
- 季節ごとに後手に回り、慌てて割引クーポンで集客してしまう
✅ AI活用後のメニュー開発パターン
- アイデア出しは数分で終わり、選ぶことにエネルギーを使える
- ネーミングからPOP文まで一気通貫でAIがドラフトを出してくれる
- 年間計画を先に作るから、余裕を持って仕込みや販促に集中できる
「AIは、あなたの店の価値を言語化する作業を一緒にやってくれる相棒です。料理の腕はあなたにしか磨けない。でも言葉を探す時間は、AIに渡していい」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
「POPとSNS投稿をAIで作るようにしたら、販促文を作る速度が10倍になりました。空いた時間で接客に集中できて、客単価が1.8倍になりました」
小売店(アパレル)オーナー様
まとめ:AIは「考える仕事」を奪うんじゃなくて、「時間を返してくれる」ツールです
私が会員さんのやり取りを見ていて感じるのは、AIを使い始めた方ほど「現場に向き合う時間が増えた」ということです。
料理の腕を磨いたり、お客さんとの会話を楽しんだり、スタッフへの声かけをしたり。そういう「人にしかできないこと」に時間が向かっていく。AIに任せた3つの作業——アイデア出し・ネーミング・季節計画——は、どれも大事な作業ですが、必ずしもオーナーさん自身が1から悩み続けなくていい仕事です。
増益繁盛クラブでは、飲食店・美容室・小売店のオーナーさんがコピペですぐ使えるAIプロンプト105テンプレートを活用したり、実際の会員さんの事例をもとに学んだりできる環境を整えています。「AIって自分の店で使えるの?」という段階から、一歩一歩一緒に進んでいける場所です。
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