4.成長戦略構築

飲食店経営の勉強は何から始めるべきか、優先度が高い5つの学習テーマ

朝から閉店まで、厨房を出たことがない。

先日、ある飲食店オーナーさんと話していて、そんな一言が出てきました。
売上は月商300万円前後。忙しくはある。でも手元にお金が残らない。
「何から勉強すればいいか、もう何年も分からないままでいる」と。

おはようございます。ハワードジョイマンです。

飲食店経営の勉強は、「何から手をつけるか」の順番を間違えると、学んでも学んでも現場から抜け出せないまま終わります。
今日はその優先順位を、21年間・833件の店舗支援を通じて見えてきた角度から、正直にお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. 飲食店経営の勉強で最初に押さえるべき「売上の構造」とは何か
  2. 経営者が現場から抜け出せない本当の理由と、その解決策
  3. 販促・AI活用・単価設計をどの順番で学べばいいか
  4. 月商300万円から年商2億5,000万円規模に成長した店が実際に変えたこと

こんな方におすすめ

  • ✅ 飲食店を経営しているが、何を勉強すればいいか分からない方
  • ✅ 忙しいのに利益が残らず、現状を変えたいと感じている方
  • ✅ 現場仕事に追われて、経営の「先」を考える時間がない方
  • ✅ 値引きや安売りに頼らずに売上を伸ばす方法を知りたい方
  • ✅ AIや販促ツールを経営に活かしたいが、何から始めるか迷っている方
飲食店経営の勉強は何から始めるべきか、優先度が高い5つの学習テーマ | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

飲食店経営の勉強、まず何から始めるべきか?

結論から言います。
最初に学ぶべきは「売上の構造」です。

売上というのは、3つの数字の掛け算でできています。

客数 × 客単価 × 来店頻度。

これだけです。
シンプルに見えますが、ここを理解しているかどうかで、経営の判断がまるで変わります。

「売上が落ちた」と感じたとき、
集客に問題があるのか、単価に問題があるのか、リピートに問題があるのか。
この3つを分けて考えられない人は、何をやっても「なんとなく頑張る」で終わります。

例えば、客数は増えているのに売上が伸びない居酒屋さんがいます。
原因は客単価の低下。でも本人は「新規が足りない」と思ってチラシを打ち続ける。
これは方向が真逆です。

「料理を作ることで精一杯で、数字は苦手」という方は、まずここだけ腑に落としてください。
売上を3つに分解する考え方を理解するだけで、打ち手の優先順位が驚くほどクリアになります。

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なぜ飲食店オーナーは経営の勉強をする「時間がない」と感じるのか?

本当はもっと先のことを考えたい。
でも気がつくと、仕込みと接客と発注で1日が終わっている。

これは意志の問題じゃありません。
構造の問題です。

現場と経営が分離していない状態では、社長がいなくなった瞬間に店が止まります。
だから離れられない。離れられないから学ぶ時間がない。
学ばないから構造が変わらない。——この循環です。

でも、ここで大事なことを一つ言わせてください。
「時間ができてから勉強しよう」は永遠に来ません。

私が支援してきた中で、月商300万円だった飲食店が年商2億5,000万円規模にまで成長した事例があります。
その経営者が最初に変えたのは、料理の技術でも立地でもありませんでした。
「経営を学ぶ時間を先に確保する」という決断でした。

「忙しいのは分かります。でも、忙しい状態のまま変わろうとするから、何年経っても変わらないんです。学びを先に投資することで、現場への依存度を下げる設計を始めてほしい。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

✓ ここまでのポイント

  • 飲食店経営の勉強は「売上の3分解(客数・客単価・来店頻度)」から始めるのが最優先
  • 「時間ができてから」では永遠に変わらない。学びを先に投資する決断が出発点
  • 現場と経営が分離していないことが、オーナーの時間を奪い続ける本質的な原因

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優先度が高い5つの学習テーマとは?

では具体的に、何を学べばいいか。
順番に整理します。

チェックポイント1:売上の構造理解(最優先)

先ほど書いた通り、客数・客単価・来店頻度の3分解です。
今の自分の店はどこが弱いか、数字で見る習慣をつけること。
月に1回でも、この3つを書き出すだけで、判断の精度が変わります。

✅ ポイント:「感覚経営」から「数字経営」への転換。まず現状の3指標を紙に書き出すことから始める。

チェックポイント2:客単価の設計と価値の伝え方

多くの飲食店が「値下げ」で集客しようとします。
でもこれは逆です。値下げすればするほど、同じかそれ以上の客数が必要になる。
学ぶべきは、価値を伝えて適正単価で選ばれる方法です。
POP・看板メニュー・メニュー表の設計がここに入ります。

✅ ポイント:「安くするから来てほしい」ではなく「これが価値だから、この値段で来てほしい」に変える。POPや名物メニューの開発は一度設計すれば、毎日の判断を減らしてくれる。

チェックポイント3:リピート・来店頻度を上げる仕組み

新規客を増やすより、来てくれたお客さんに「また来たい」と思わせる方が、コストが圧倒的に安い。
ハガキDM・LINE配信・ニュースレターなど、紙とデジタルを組み合わせた継続的な関係づくりが必要です。

✅ ポイント:「思いついたときに発信」では続かない。年間スケジュールに落として、仕組みとして回す設計を学ぶこと。

チェックポイント4:集客の仕組みづくり(紙・ネット・AI)

チラシ・Google広告・SNS・Googleマップ。
どれか一つに偏るのではなく、紙・ネット・AIを等価に組み合わせる視点が必要です。
「パソコンが苦手だからネットはやらない」では、どんどん選択肢が狭まります。

✅ ポイント:販促文・口コミ返信・販促画像はAIに下書きさせ、最後の判断だけオーナーが行う設計にする。これだけで販促にかける時間が大幅に減る。

チェックポイント5:経営者マインドの転換

これが実は一番最初に来るべき話です。
施策より先に、自分が「料理人」から「経営者」に変わらないと、どんな手法を学んでも現場に戻ってしまいます。
「自分がいないと回らない」をゴールにしない経営の設計を、意識として持つことが土台になります。

✅ ポイント:経営者マインドの転換なしに販促の仕組みを入れても、オーナーが全部自分でやり続ける状態は変わらない。

「月商300万円から年商2億5,000万円規模に成長した方も、最初にやったのは手法ではなくマインドの転換でした。どんな立派な集客施策より、オーナーが経営者として振る舞う決断の方が、先に来るんです。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

「販促を仕組み化する」とは具体的にどういうことか?

「仕組み化」という言葉はよく聞くけれど、具体的に何をすればいいか分からない。
そんな声もよく聞きます。

シンプルに言うと、「毎回考えなくて済む状態を作る」ことです。

例えば、季節ごとの販促を年間カレンダーに落とす。
9月末から10月にかけては、秋の食材を絡めたメニューPRを準備する。
年末の動きを見越して、今から常連客へのハガキDMの文面をAIで下書きしておく。
そういう「先回り」が、当日の判断を減らしてくれます。

「そんな時間ない」と思った方は、考えてみてください。
今、販促を「思いついたときにやる」状態になっていませんか?
それが一番時間を食う方法です。

仕組みがない状態は、毎回ゼロから考えることと同じです。
仕組みがある状態は、判断するだけでいい。
この差は、積み重なると1週間単位の時間の差になります。

料理の腕と経営力は別物だと気づいた話でも書いていますが、現場の技術と経営の設計は、全く別のスキルです。
両方を一人でやり続けることに限界が来たとき、仕組み化の学習が本格的に意味を持ちます。

勉強した内容をどう実践に変えるか?

飲食店経営の本を読んでも、セミナーに行っても、「実践に落ちなかった」という経験はありませんか?

それは知識の問題じゃなくて、実行の継続の問題です。

一人でやると続きません。
経営の悩みは、同業者にも家族にも話しにくい。
だから情報だけ集まって、動けないまま時間が過ぎる。

私が主宰している「増益繁盛クラブ」には、北海道から沖縄まで、飲食店・美容室の経営者が全国から参加しています。
月商300万円台だった方が年商2億5,000万円規模に成長したのも、単発の学びではなく、継続して実践し続けた積み重ねの結果です。

学びの場、実行する仲間、伴走してくれる存在。
この3つが揃ってはじめて、勉強が売上に変わります。

「月商300万円から年商2億5,000万円規模に成長しました」

飲食店オーナー

飲食店経営が厳しいと感じ始めた時に見直したい、利益が残る店との5つの違いも、あわせて読んでみてください。

まとめ:経営の勉強は、先を考える時間を取り戻すためにある

飲食店経営の勉強で優先すべき5つのテーマを整理しました。

売上の3分解を知る。
価値を伝えて客単価を設計する。
来店頻度を上げる仕組みを作る。
紙・ネット・AIを組み合わせた集客を学ぶ。
そして何より、経営者マインドに転換する。

この順番で学んでいくと、少しずつ「毎日決断しなくていい仕組み」が育ちます。
仕組みが育つほど、オーナーの時間が空く。
時間が空くから、先を考えられるようになる。

忙しい状態のまま変わろうとしても、何年経っても変わりません。
でも、学びに先に投資して、仕組みを一つずつ置いていけば、確実に変わります。

一緒に、動いていきましょう。

店舗経営は、ゴールのないマラソンです。走り続けましょう。

「学んでも実践できない、一人では続かない」——それが正直なところではないでしょうか。増益繁盛クラブでは、売上の3分解・客単価設計・販促の型化を、全国の仲間と伴走しながら実践します。月商300万円から年商2億5,000万円規模に成長した事例も、この場での継続実践から生まれています。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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