朝から仕込みに追われる1日。
先日、ある飲食店のオーナーさんと
オンラインで話していたとき、
こんなことを言われました。
「ジョイマンさん、
AIって使ってみたいんですよ。
でも何から始めたらいいか
全然わからなくて。
調べると情報が多すぎて
逆に疲れちゃうんです。」
気持ち、よくわかります。
朝は仕込み、昼は接客、
夜は締め作業。
その合間にSNSもやって、
口コミにも返信して。
気づいたら夜中になってる。
本当はもっと先のことを
考えたいのに、
目の前の作業で1日が終わる。
そういう経営者の方を、
私はこれまで何百人も
見てきました。
と言うことで、
今日はAIを「難しいもの」として
構えなくていいように、
飲食店で今日からすぐに使える
場面を一つひとつ整理していきます。
📋 この記事でわかること
- 飲食店でAIを使える具体的な場面と使い方の一覧
- AIを使って「社長の手間」を減らす考え方
- AIに任せていい作業・任せてはいけない作業の区別
- はじめの一歩をどこから踏み出すかの判断基準
こんな方におすすめ
- ✅ AIに興味はあるが、何から始めればいいかわからない飲食店オーナー
- ✅ 販促や口コミ返信に時間がかかりすぎていると感じている方
- ✅ SNS投稿やメニュー説明文の作成が苦手で後回しになっている方
- ✅ 現場を回しながら、先を考える時間を少しでも作りたい経営者の方
- ✅ パソコンやスマホ操作にそこまで自信がないが、使えるなら使いたいと思っている方

AIを使う前に知っておきたい「たった一つの前提」
まず最初に、これだけ確認させてください。
AIは「魔法」ではありません。
でも「道具」です。
包丁を使ったことがない人が
初めて包丁を持つとき、
少し練習が必要ですよね。
AIも同じで、
使い方を覚えれば
確実に手間が減ります。
大事なのは、
「全部AIに任せよう」
と考えないことです。
AIは「下書き」を作るのが得意です。
最後の判断と味付けは、
必ずあなたが行う。
この役割分担を最初に決めると、
使い始めのハードルが
グッと下がります。
中小企業庁の「2026年版中小企業白書」によると、
約2割の事業者がAI活用に
取り組んでいます。
業種別では飲食サービス業も
上位に入っています。
逆に言えば、
8割近くはまだ動いていない。
今からでも全然遅くありません。
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飲食店でAIが使える場面、一覧で確認しよう
では実際に、
どこで使えるのかを
整理していきます。
難しいものから始める必要はありません。
「一番手間に感じていること」から
一つだけ試してみてください。
チェックポイント1:口コミへの返信文
Googleマップやぐるなびに
口コミが入ったとき、
返信文を考えるのに
意外と時間がかかりませんか?
AIに「こういう口コミが入った。
丁寧で温かみのある返信文を
作ってほしい」と伝えれば、
30秒で下書きが出てきます。
あとはお店のトーンに合わせて
少し手を加えるだけ。
✅ ポイント:まずは次に届いた口コミ1件だけAIに返信文を作ってもらう。比べてみるとすぐに「使えるな」と実感できます。
チェックポイント2:SNS投稿文の作成
「今日のおすすめメニューを
Instagramに上げたいけど、
文章を考えるのが面倒で
結局やらなかった」
こういうご相談、
本当によく聞きます。
AIに「秋の鍋コースを
30代女性向けに
Instagramで紹介する文章を
150字で作ってほしい」と伝えれば、
すぐに下書きが出ます。
写真はあなたが撮る。
文章はAIが下書きする。
この分業で投稿が続くようになります。
✅ ポイント:「誰に・何を・何字で」の3点を伝えると、AIの出力精度がぐっと上がります。
チェックポイント3:メニュー説明文・POPのコピー
「美味しいのはわかってるけど、
どう言葉にすればいいか
わからない」
これも飲食店オーナーさんから
よく聞く悩みです。
食材の産地・仕込みの工夫・
こだわりポイントをAIに伝えると、
お客さんに刺さる
説明文の候補を
複数出してくれます。
その中から「これだ」と思うものを
選んでPOPに使う。
時間が半分以下になります。
✅ ポイント:POPやメニュー表のコピーは「一度作れば何ヶ月も使える」ものです。ここへの時間投資は十分回収できます。
チェックポイント4:ニュースレターやDMの文章
常連さんへのハガキDMや
LINE配信の文章を
毎回ゼロから書くのは
かなりの負担ですよね。
「今月のイベント情報を
常連さん向けに
温かみのある文体で書いてほしい」
と伝えれば、
たたき台がすぐ出てきます。
あとはお店の言葉で
少し修正するだけ。
✅ ポイント:ハガキDM・ニュースレター・LINE配信は年間スケジュールに落として「思いつきでやる作業」から外すのが先決。AIはそのスケジュール通りに実行する速度を上げてくれます。
✓ ここまでのポイント
- AIは「下書きを作る道具」。最後の判断はオーナーが行う役割分担を先に決める
- 口コミ返信・SNS投稿・POP文・DMの4つが、飲食店でAIを使いやすい場面
- 「誰に・何を・何字で」を伝えると出力精度が上がり、修正の手間が減る
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AIを使った飲食店でのChatGPT活用の具体的な場面については、別の記事でも詳しくまとめています。あわせて読んでみてください。
AIに任せてはいけないことも、はっきりさせておく
AIが便利だからといって、
何でも任せればいいわけでは
ありません。
❌ よくあるパターン:AIの出力をそのまま使い続ける
- お店の個性が消えて、どこにでもある文章になる
- 「なんか違う」とお客さんが感じ始める
- 信頼感が薄れ、リピートが減る原因になる
✅ 推奨アプローチ:AIを「叩き台係」として使い、仕上げはオーナーが担当する
- お店の言葉・口調・こだわりを加えることで、AIの速さと人間の温度感が合わさる
- 「あのお店の投稿、なんか好きだな」という独自のトーンが生まれる
- 結果として、お客さんとの関係性が深まる
また、
価格設定・メニュー構成・
スタッフへの声がけなど、
「経営の判断」に関わることは
AIには任せないでください。
これはあなたがやる仕事です。
「AIは社長の代わりにはなれない。でも、社長の手が届かなかった場所を埋めてくれる。その使い方を覚えると、一日の景色が変わります。」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント・中小企業診断士)
AI導入より先に、やることの順番を決める
「AIを使おう」と決めたとき、
一番多い失敗がこれです。
「とりあえず触ってみて、
うまくいかなかったから
やめた。」
道具は使い方が先です。
飲食店でAIを使って
社長の時間を作るには、
次の順番で考えるのが
一番スムーズです。
AI活用 STEP 1
「何の作業に時間がかかっているか」を書き出す
口コミ返信なのか、
SNS投稿なのか、
メニュー説明文なのか。
一番手間に感じている作業を
一つだけ選びます。
⚠️ よくある失敗:「全部やろう」と一気に使い始めて、どれも中途半端になり「結局使えない」と感じてしまう。
AI活用 STEP 2
その作業だけAIに任せてみる
ChatGPTやClaudeなど、
無料で使えるAIに
「〇〇という内容で、
△△向けに、□□字で書いてほしい」
と入力してみます。
⚠️ よくある失敗:指示が漠然としていると出力も漠然とする。「誰に・何を・何字で」の3点を必ず入れる。
AI活用 STEP 3
出てきた文章を「お店の言葉」に直す
AIの下書きに
自分の言葉と温度感を加えて
完成させます。
最初は修正が多くても、
使い続けると
指示の出し方が上手くなって
修正が減っていきます。
⚠️ よくある失敗:修正が多いうちに「面倒だ」とやめてしまう。最初の3回は練習と割り切ること。
AI活用 STEP 4
年間スケジュールに組み込む
「季節のDMは3ヶ月に一度」
「口コミ返信は週1回まとめて」
のように、
販促の実行タイミングを
年間で決めてしまいます。
AIはそのスケジュールを
実行する速度を上げてくれます。
⚠️ よくある失敗:「気が向いたらやる」ままにすると、どれだけAIが使えても販促が続かない。スケジュール化が先。
飲食店へのAI導入を検討する前に、業務課題の整理と優先順位の考え方を確認しておくと、どこから始めるかが明確になります。
「月商20%増えたのも嬉しかったけど、一番よかったのは『安売りしなくていいんだ』って気づいたことです。仕込みの作業も分業できるようになって、少し先のことを考える余裕が出てきました。」
カフェオーナー(30代・女性)
このカフェのオーナーさんは、
AI活用だけでなく
物販とサブスクを組み合わせて
月商を20%引き上げました。
「安売り以外の道がある」と
気づいたとき、
経営の視界がガラッと変わる。
AIはその「気づきを実行に移す速度」を
上げてくれる道具です。
まず1つだけ試してみることから始めよう
AIは難しくありません。
でも、使わなければ
何も変わりません。
今日の口コミ返信を
一度AIに任せてみる。
次のSNS投稿の文章を
AIに下書きしてもらう。
それだけで十分です。
「そんな時間ない」と思った方は、
だからこそAIを使う番です。
販促文・口コミ返信・SNS投稿を
AIに下書きさせて
最後の判断だけ社長が行う。
その積み重ねが
「先を考える時間」を
少しずつ取り戻していきます。
また、中小企業診断士に飲食店の経営を相談するとどうなるかについては、AI活用だけでなく販促・集客の全体設計を一緒に見直したい方に参考になります。
AIを入れながら
販促の仕組みも整えて、
雑務の地層を薄くしていきましょう。
店舗経営は、
毎日の小さな積み重ねで
動かすものです。
一つひとつ、丁寧に前に進んでいきましょう。
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