カフェの集客方法で結果が出やすいのは「店前看板+その場で使えるクーポン」の組み合わせ

カフェの集客方法で結果が出やすいのは「店前看板+その場で使えるクーポン」の組み合わせ

結論から言います。カフェの集客方法でいま一番手っ取り早く結果が出やすいのは、SNS広告でも、グルメサイトへの掲載でもなく、「店前看板+その場で使えるクーポン」の組み合わせです。

これ、「そんな地味なことで?」と思いましたよね。でも実際に、ある喫茶店がこの組み合わせを実践しただけで、店内飲食の売上が月7万円から32万円に跳ね上がっています。広告費はゼロです。今日から始められる話なので、ぜひ最後まで読んでみてください。

私は静岡市清水区を拠点に、飲食店や美容室の経営者さんの売上・利益アップを20年間支援してきた経営コンサルタントのハワードジョイマンです。実は休日になると、地元・清水港のあたりをぶらぶら歩くのが好きで、いろんなお店の看板や外観を観察するのが完全に癖になっています(笑)。清水魚市場「河岸の市」の周辺から、エスパルスドリームプラザ方面までぐるっと歩いて、「このお店、もったいないな」と思う看板を毎週のように目にします。

その経験から言えることがあります。集客で悩んでいるカフェのほとんどは、「遠くにいる新規客」を追いかける前に、「今すでに店の前を通っている人」を取り逃がしているということです。

こんな方におすすめ

  • ✅ カフェやコーヒー店を経営していて、新規客がなかなか増えない方
  • ✅ SNSや広告を試したけど、費用対効果が感じられない方
  • ✅ 店前看板をそのまま何年も放置してしまっている方
  • ✅ クーポンといえば値引きしか思いつかなかった方
  • ✅ 今週中に試せる具体的な集客の一手を探している方
カフェの集客方法で結果が出やすいのは「店前看板+その場で使えるクーポン」の組み合わせ | 販促アイデア100選
目次

カフェの前を通る人は「入ろうか迷っている」状態です

集客の話をすると、多くのオーナーさんがすぐに「どのSNSで発信すればいいですか?」「ホットペッパーに載せた方がいいですか?」という方向に思考が向きます。もちろんそれも大事なのですが、順番が逆なことが多い。

まず考えてほしいのは、「今日、あなたの店の前を何人が通りましたか?」ということです。

商店街にあるカフェでも、駅の近くにあるカフェでも、毎日何十人・何百人もの人が店の前を通っています。その人たちは、完全に「カフェに無関心」なわけではありません。多くの人が「なんとなく気になっているけど、決め手がなくて入れない」という状態にいます。

その「決め手」を提供するのが、店前看板とその場で使えるクーポンの役割です。

店前看板に必要なのはシンプルな3つの要素です。

  • 美味しそうな写真(できれば1枚、メイン商品のもの)
  • 短い言葉(3〜4個の訴求ワード。「ほっとする」「こだわり」より「16時間かけたアイスコーヒー」みたいに具体的な方がいい)
  • その場で使えるクーポン(「今日これを持ってきたらドリンク1杯サービス」みたいな即時性のあるもの)

ポイントは「その場で使える」という即時性です。「次回使えるクーポン」ではなく、「今日・今すぐ使える」という設計にしてください。人は「今すぐ得できる」という状況に動かされやすいからです。

「クーポン=値引き」という思い込みを手放してください

ここで一つ、重要なことをお伝えしておきます。

「クーポンを使ったら、安さ目当ての客しか来ないんじゃないか?」と心配するオーナーさんが多いですが、それはクーポンの設計次第です。

値引きクーポン(「500円オフ」「半額」など)は確かに、価格にしか反応しない人を集めます。でも、私が勧めているのはそれとは別のクーポンです。

たとえばこういう設計はどうでしょう。

  • 「本日ご来店の方に、季節の自家製スコーン1個をプレゼント」
  • 「この看板を見た方に限り、コーヒーのおかわり半額」
  • 「今月のスペシャルブレンドを無料試飲できます」

これらは「値段を下げる」のではなく、「価値を上乗せする」クーポンです。入ってみたら美味しかった、居心地が良かった、という体験につながれば、リピートする可能性が高い。実際に、値引きで来た客と価値提供で来た客では、その後の来店回数に明確な差が出ます。

値引きじゃなくて価値で選ばれる、という設計をクーポン一枚の段階から意識してほしいんです。

外観の照明は「3倍明るく」が目安です

看板を整えたら、次に確認してほしいのが外観の照明です。夜間に限らず、薄暗い入口のお店には「なんとなく入りにくい」という心理的な壁が生まれます。

私がコンサルで現場に伺うときに最初に確認するのがこれで、「周りのお店より3倍明るくする」を一つの目安にしています。カフェであれば、昼間でもガラス越しに内部の様子が見えるかどうか、夜は暖かみのある照明が外まで漏れているかどうかが重要です。

「お店の中が見えると、入ってみようかな」という気持ちが自然に生まれるからです。特にカフェは「どんな雰囲気か」が入店の動機になりやすいので、外からの見え方を意識する価値は高い。

✓ ここまでのポイント

  • カフェの集客で最初に手をつけるべきは「店前看板」と「外観照明」。今すでに店の前を通っている人を取り込むのが先決。
  • クーポンは「値引き」ではなく「価値の上乗せ」として設計する。その場で使える即時性が入店の後押しになる。
  • 外観照明は周囲の3倍を目安に。店内の雰囲気が外に伝わると入店率が上がる。

実際に月7万円→32万円になったコーヒー店の話

少し前に少し触れましたが、もう少し詳しくお話しします。

あるコーヒー店では、店前の看板に美味しそうな写真を1枚追加して、「今日この看板を見た方に、ドリンク無料サービス券をプレゼント」という形式のクーポンをA4サイズで貼り出しました。それだけです。

それまで月7万円しかなかった店内飲食の売上が、翌月には32万円になりました。広告費ゼロです。

なぜこれだけの変化が起きたのか。理由はシンプルで、それまでそのコーヒー店の前を通っていた人たちが「入っていい理由」を見つけられなかっただけです。看板とクーポンによって「今日、ここに入っていいんだ」という許可が生まれた。それだけで行動が変わった。

地味に聞こえるかもしれないけれど、集客の本質はここにあります。新しい人を遠くから呼ぶ前に、すでに近くにいる人の入店を阻んでいる「見えない壁」を取り除くことです。

「正直、看板を変えるだけで売上が変わるとは思っていませんでした。でも実際にやってみたら、常連さんでもないのにふらっと入ってきて、そのまま常連になってくれたお客さんが何人も出てきました。」

焼き鳥店オーナー・40代男性(月商130万円→230万円)

「値引きをしなくていいクーポンの考え方を知って、気持ちがすごく楽になりました。お客さんを喜ばせながら、ちゃんと利益も出る設計ができると、接客も前向きになれます。」

パスタ店オーナー(前年比151万円の売上増)

看板とクーポンを整えたら、次は「来た人をリピーターにする設計」へ

入店率を上げたあとに大事になるのが、来てくれたお客さんに「また来よう」と思ってもらう仕組みです。

カフェでリピートを生み出すのに効果的なのは、次回来店を「その場で決めてもらう」こと。たとえば、会計のときに「来週の土曜日もこの時間にお越しいただければ、季節の新作ドリンクをいち早くお試しいただけます」と伝えるだけで、次の予定が生まれます。私がよくお伝えしている「未来計画表」の発想です。次回来店のペースをお客さんと一緒に決めてしまう。

入店率を上げて、リピート率を上げて、客単価を上げる。この3つが揃えば、広告費を増やさなくても売上は確実に伸びていきます。

ちなみに私は、売上を「客数×客単価」という2つの数字だけで見るのをやめることをよく勧めています。入店率・購入率・購入点数・客単価・来店回数・来店タイミング・新規客という7つの軸で分解してみると、「どこを改善すれば一番売上が伸びるか」がはっきり見えてきます。今回の店前看板の改善は、主に「入店率」と「新規客」に効く打ち手です。この7つのどこに手を入れるかで、使う時間も労力も変わってきますよね。

まとめ:まず今週、看板とクーポンを見直すところから始めてください

カフェの集客方法でまず取り組むべきは、店前看板の写真と言葉の見直し、そしてその場で使えるクーポンの設置です。これは今日の営業後から着手できます。

大事なことをもう一度整理しておきます。

  • 看板には「美味しそうな写真」+「具体的な言葉」+「その場で使えるクーポン」の3点セットを
  • クーポンは「値引き」ではなく「価値の上乗せ」で設計する
  • 外観の照明を周囲より明るくして、入口の印象を変える
  • 入店してくれたら、次回来店をその場で提案する仕組みを作る

「2週間で3つだけ実行する」という私のやり方でいうと、上の4つのうち自分の店に一番刺さるものを3つ選んで、今週・来週でやってみてください。それだけで、見え方はかなり変わってきます。

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この記事を書いた人

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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