フレンチの集客方法。「誰のための、どんなご利益のコースか」をメニューに書くだけで変わる

結論から言うと、フレンチの集客で一番手っ取り早く効果が出るのは「広告費を増やすこと」でも「クーポンを出すこと」でもありません。メニュー表に書いてある言葉を変えることです。

「誰のための、どんなご利益のコースか」——この一文をメニューに加えるだけで、お客さんの来店動機がガラッと変わります。その理由を、よくある質問に答える形で詳しくお伝えします。

こんな方におすすめ

  • ✅ フレンチレストランを営んでいるが、なかなか新規客が増えない方
  • ✅ ホットペッパーやグルメサイトのクーポンに頼らず集客したい方
  • ✅ コース料理の価値がお客さんに伝わっていないと感じているオーナーさん
  • ✅ 客単価を上げたいが、どう打ち出せばいいかわからない方
  • ✅ 記念日・接待・女子会など、来店シーンを絞って集客したい方
フレンチの集客方法。「誰のための、どんなご利益のコースか」をメニューに書くだけで変わる | 販促アイデア100選
目次

Q1. そもそも、なぜフレンチは集客が難しいと言われるのか?

「料理には自信があるのに、なぜかお客さんが増えない」——これ、フレンチオーナーさんから一番多く聞く言葉です。

理由は明確で、フレンチはメニューの書き方が「玄人向け」になりすぎていることがほとんどです。「フォアグラのポワレ バルサミコソース」「ホタテ貝柱のムニエル ソースヴェルジュ」——これ、料理を知っている人には伝わりますが、ふだん来てほしいお客さん、つまり記念日を探しているご夫婦や、接待の場所を探している会社員には何も刺さりません。

ターゲットは初心者です。玄人相手にしちゃダメなんですよ。料理名や技法よりも先に、「このコースを食べると、どんないいことがあるのか」が伝わらないと、お客さんは動いてくれません。

グルメサイトに掲載はしている、写真も綺麗に撮っている、なのに予約が入らない——その場合、まず疑うべきはメニューの言葉です。

Q2. 「ご利益中心ネーミング」って具体的にどう書けばいいの?

「ご利益中心ネーミング」とは、「誰のための、どんなメリットがあるコースか」を商品名や説明文に明記する書き方のことです。

たとえば、こんな変換ができます。

変換前:「シェフのおまかせコース 12,000円」

変換後:「大切な人の誕生日に、一生の思い出をつくるためのおまかせコース 12,000円」

あるいは、

変換前:「ランチコース 3,800円」

変換後:「仕事の話を2時間で決めたい接待ランチに選ばれているコース 3,800円」

どうでしょう。後者の方が「自分のためのコースだ」と感じやすくないですか?

ポイントは3つだけです。

  1. 誰を対象にしているか(記念日のカップル、接待の幹事、女子会の主役など)
  2. その人が得られる結果・感情(一生の思い出、商談がスムーズに進む、主役気分を味わえるなど)
  3. 手間・時間・こだわりを数字で書く(例:「旬の食材を毎朝築地で仕入れる」「8種類のソースから組み合わせる」)

この3つを組み合わせると、メニューが「値段の羅列」から「来店する理由」に変わります。

Q3. 値上げせずに客単価を上げる方法はあるの?

あります。しかも今日から使えます。

一番簡単な方法は、「見せ球のプレミアムコース(当て玉)」をメニューの一番上に置くことです。

たとえば、メインのコースが18,000円だとします。そのコースの上に「特別記念日コース 38,000円(前日までの完全予約制)」を一つ作って置く。すると、18,000円のコースが「お手頃」に見えてきます。これが「当て玉」の効果です。

人は価格を「絶対値」ではなく「比較」で判断します。一番高いものが基準になるので、その基準を引き上げるだけで、既存コースの売れ方が変わります。

さらに、新しいコースを作るときのルールとして、既存コースより20%以上高く設定することを徹底してください。これをやり続けると、メニュー全体の単価が自然に上がっていきます。

値引きなしで、メニューの構成と言葉を変えるだけで客単価は上げられます。

✓ ここまでのポイント

  • フレンチの集客が難しい本当の理由は「玄人向けの言葉」になっているから
  • 「誰のための、どんなご利益のコースか」をメニューに書くだけで来店動機が変わる
  • 「当て玉」戦略と「新商品は20%高く」のルールで、値引きなしに客単価は上げられる

「以前は料理の説明を細かく書いていたんですが、ジョイマンさんに言われてコースのタイトルを『誰のため・どんな場面か』に書き換えたんです。そうしたら記念日の予約が明らかに増えて、月商が前年比でプラス151万円になりました」

地方都市でフレンチ系パスタ店を経営するオーナーさん

Q4. 来店シーン(記念日・接待・女子会)ごとにメッセージを変えるべき?

変えた方がいいですね。というより、シーン別に「コースを分けているように見せる」だけで、同じ内容でも反応が変わります。

たとえばこういう展開です。

  • 「記念日・誕生日コース」——サプライズ演出や花束・メッセージカードのオプションをセットにして特別感を出す
  • 「接待・会食コース」——個室対応・時間の目安・静かな席の保証を明記する
  • 「女子会・ランチパーティーコース」——2時間制・フォトジェニックな前菜盛り合わせ・ドリンク種類の豊富さを訴求

内容がほぼ同じコースでも、「誰に向けているか」を明確にするだけで、予約ページのクリック率もグルメサイトのPVも変わります。

ここで大事なのは、万人向けにしないことです。「どなたにもご利用いただけます」は誰にも刺さりません。「このコースはこの人のためにある」という絞り込みが、結果的に多くの人を集めます。

Q5. グルメサイト依存から抜け出すにはどうしたらいい?

今すぐ全部やめる必要はありません。ただ、「掲載をやめたら新規がゼロになる」という状態は変えなければいけません

具体的な手順を3つだけ挙げます。

①Googleマップを育てる
お店の名前を検索した時に出てくるGoogleビジネスプロフィールに、「記念日フレンチ ○○市」「接待ランチ ○○駅近く」などのキーワードを含む投稿を週1回上げる。写真も毎月追加する。これだけで検索流入が少しずつ増えます。

②来店したお客さんに次回予約を取る
コース終わりに「次の記念日はいつですか?」と聞いて、その場でリクエスト予約を取る。これが「未来計画表」の考え方で、半年先の来店ペースをお客さんと共有することで、売上予測の精度が上がり、次月の売上が読めるようになります。

③お客さんの声をビフォーアフター形式で店内・SNSに掲示する
「記念日を探していたら偶然見つけて、夫が大泣きするほど喜んでくれました」——こういう声を、本人の許可を取って掲示する。写真1枚+コメント1行でOKです。これが「価値の証拠」になり、初めて来るお客さんの背中を押します。

この3つを2週間で実行してください。一気に全部やろうとすると続きません。まず3つだけ。それを2週間に1セットで繰り返せば、年間72の打ち手を打てる経営者になれます。

まとめ:フレンチの集客は「言葉」から変える

フレンチの集客を変えたいなら、まず広告費を増やす前にメニューの言葉を見直してください。「誰のための、どんなご利益のコースか」——この一文を書き加えるだけで、お客さんの来店理由が生まれます。

値引きしなくても、クーポンを出さなくても、価値がちゃんと伝わる言葉があれば人は動きます。累計1,000店舗以上がこのアプローチで成果を出してきました。月商130万円から230万円になった焼き鳥店も、年商を2倍にした美容室も、最初にやったことは「メニューの言葉を変えること」だったんですよ。

今日から2週間、まず3つだけ実行してみてください。

  1. メニューのコース名に「誰のため・どんな場面か」を一文加える
  2. 一番高いコースの上に「当て玉」プレミアムコースを一つ作る
  3. 来店したお客さんに次回予約をその場で取る声がけをする

「やってみたいけど、自分の店のメニューにどう当てはめたらいいかわからない」という方は、ぜひ下記から詳しく学んでみてください。飲食店オーナーさんが今日から使える販促の考え方を、無料でまとめています。

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個別に相談したい方は、LINEからお気軽にどうぞ。あなたのフレンチの現状をお聞きして、具体的な打ち手を一緒に考えます。

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この記事を書いた人

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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