fbpx

■手書きPOPの書き方講座

ある居酒屋がPOPで売上を伸ばした。その方法とは?

from:清水の自宅から
ハワードジョイマン

「そうそう!
 やっぱりこれだよね~!」

ほろ酔い加減のサラリーマンが、
何やら独り言のように呟きながら
皆で言っています。

そして、飲んだ最後に
美味しそうにラーメンを食べているのです。

あなたもこういう光景を
目にしたことはありませんか?

実はこれ、
弊社のクライアントSさんのお店でのこと。

Sさんのお店は、
居酒屋さん。

実は、ラーメンも好きで
ラーメンもメニューにおいておいたのです。

飲んだ後のラーメンということも考えて
味付けもさっぱりとした味付けにしていました。

しかし、全然注文が入らない。。。

そんな話をされたので、
私から改善点をお話しさせてもらったのです。

するとどうでしょう。

その日の夜から
お客さんの注文に明らかに変化が起こりました。

「そうそう!これ!
 やっぱりこれだよね~!」
「〆(しめ)のラーメン、、、、っと」

「お前も食う?」

「じゃあ、2つ」

と言いながら、
ラーメンを注文するようになったのです。

そして、ある常連のお客さんは次のように言って
Sさん(お客さんからは、大将と呼ばれています)は、
すごく驚いたと言っていました。

お客さん
「大将!
 ラーメン始めたんだ~」

「やっぱり、そうこなくっちゃ!」

大将
「いや、、、もう前からやってましたよ」

お客さん
「え?本当、なんでメニューに書かなかったの?」

大将
「いや、書いてましたよ」

お客さん
「え?本当?全然気づかなかった!?」

さて、いったいどんなことをしたと思いますか?

多くのお客さんは、
飲んだ後にラーメンを食べたりしますよね。

よくある光景です。

で、この居酒屋さんでもラーメンを出していた。
どうせ、別のお店でラーメンを食べるなら、
うちで食べていけば自分のお店の客単価も上がるし、、、、

もちろん、自分も好きだし、
美味しいから。

しかし、全然注文が入らなかった。

Sさん自身は、
「やっぱり、ラーメンはラーメン屋で食べたいものなんですかね~」と
言っていたわけです。

しかし、ある改善により
注文が入るようになったわけです。

それは、
どのように改善したかというと

(ここから)

やっぱり飲んだ後は、
最後にラーメンでしょ~

〆(しめ)のラーメン
        650円

(ここまで)

こうやって書いたPOPを壁に貼ったのです。

そして、

メニューブックには

ラーメン 650円

しか書いてなかったものを

(ここから)
飲んだ後に、最後の〆で頼まれる方が多いです。
飲んだ後に優しいさっぱりしょうゆ味

〆のラーメン 650円
(ここまで)

このように変えました。

たった2点の変更で
注文というのは増えます。

さて、なぜ、このようなちょっとした改善だけで
注文が大きく変わるのでしょうか?

それは、お客さんの側面とお店側の側面の2つの理由が挙げられます。

【お客さんの側面からの理由】
1.固定的なイメージで、居酒屋にラーメンがあると思っていない
2.メニューブック内のラーメンの記載(存在)に気づいていない

【お店側の側面からの理由】
1.メニューは1行でも書けば、お客さんは全員分かっているという思い込み

こうした理由から
お客さんは、メニューに書かれていても
気づいてない場合が多いのです。

で、こうしたことから下記の対策をするわけですね。

1.ラーメンの表記の変更

  ラーメンから「〆のラーメン」に変更。
  お客さんに存在を気づかせる。

2.お客さんの行動パターンに合わせた表記

お客さんは飲んだ後に、ラーメンを食べる行動パターンがあります。

そこで、こうしたお客さんの行動パターンを元に、
メニューやPOPの表現を下記に替えるのです。

(ここから)

やっぱり飲んだ後は、
最後にラーメンでしょ~

〆(しめ)のラーメン
        650円

(ここまで)

すると、今まで気づかなかったのが
嘘のように、、、

「そうそう!これだよ!」

と気づきだし、注文してくれるようになるのです。

ちなみに、計算してみましょう。

1杯650円のラーメン。

少なく見積もって20%のお客さんが注文するようになったとします。

50人×20%=10人
650円×10人=6500円

20営業日で考えると
6500円×20人=13万円

1年で考えると
13万円×12か月=156万円

言葉をちょっと変えて追加するだけで、
年間156万円の売上アップです。

(1)お客さんの行動パターンに合わせて対策をする
(2)行動パターンに合わせた文章でアピールする

こうしたたった2つの改善で
お店の売上というのは伸びていきます。

ちなみに、このお店。

夜はA型看板で、お店の前にも

「飲んだ後の〆のラーメンあります」

こうやって書くようにして
ラーメンの赤提灯もつけました。

もちろん、お客さんが増えたことは言うまでもありません。

今日のお話を聞いて、
あなたのお店の売上が
どんどん伸びていくきっかけになれば幸いです。

応援しています!

ハワードジョイマン

追伸

今日のお便りを読んで、
「確かに言われればそうだな~」
と思った方もいらっしゃるかもしれません。

でも、それを自分で考えるとなると
「中々」気づかない?かも、、、、

確かに、私が運営しているグループコンサルティングに参加している人も
最初は、自分で考えるとなると苦手という方もいらっしゃいました。

しかし、参加するごとに
そういうアイデアを考えるのが得意になっていき、
同時に、売上も伸びていったという方が多いです。

とはいうものの、
今の時点では、あなたにとっては
自分のお店のこととなると、、、、
って苦手意識があるかもしれませんね。

その証拠に、、、
メールマガジン読者様からも
このようなご質問のメールもいただきました。

「いつもメルマガ配信ありがとうございます。
 いつも印刷して、スタッフと役立てています。

 今、参加者を募集している
 グループコンサルティングに興味があるのですが、
 正直、今までコンサルティングというものを受けたことが無いので、

 どのようなものなのか?イメージがつきません。
 どのようなものなのでしょうか?」

この方を初めとして、
こうした趣旨のメールを9通ほどいただきました。

確かに、コンサルティングを受けたことが無い方にとっては、
このプログラムで何をやるのか?全く分からないと思います。

かといって、
文章でお伝えするのも、
読んでいる方は分かりにくいのではないか?

そこで今回、体験コンサルティングという形で、
ミニセミナー+個別コンサルティングの機会をご用意しました。

■あと2人で受付終了
グループコンサルティング体験会
→ haward-joyman.com/groupconsul/otemsi.html

もし、興味はあったけど、
どんな感じのプログラムなのか?
どんな風に、自分のお店の客数や売上が伸びていくのか?
その点が、気になったまま参加申し込みができなかった方は
ぜひ、体験説明会にお越しください。

早速お申込みをいただいているので
あと2人で終了です。

グループコンサルティング体験会
→ haward-joyman.com/groupconsul/otemsi.html

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ハワードジョイマン

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

-■手書きPOPの書き方講座