3.儲かる販促と利益アップ

経営判断を間違えやすい場面TOP5、飲食店・美容室・工務店オーナーがよく聞かれる質問に答えるQ&A(FAQ)

8月も終盤に差し掛かると、夏の繁忙が一段落して「秋以降をどう動くか」と考え始める経営者の方が増えます。そして、こういう少し時間ができた瞬間に浮かびやすいのが、「このまま今の事業だけで大丈夫か?」という問いです。

今の柱だけに頼っているのは怖い。もう一本、収益の柱を持ちたい。コロナ禍以降、この感覚は多くの経営者の方に共通するものになりました。ただ、「どうすれば正しい判断ができるのか」がわからないまま焦ってしまうと、かえってリスクを大きくする動きをしてしまいがちです。

今回は、私が飲食店・美容室・工務店のオーナーからよく受ける「経営判断の疑問」をQ&A形式でまとめました。特に「第二の柱を作るかどうか」という判断を軸に、実際の現場で起こりやすい5つの場面を取り上げます。

📋 この記事でわかること

  1. 新規事業に踏み出す前に確認すべき「既存事業の伸びしろ」の見方
  2. 値引き判断・設備投資・採用など、経営者が迷いやすい5場面の正しい考え方
  3. 第二の柱を「既存業態の中」に作る具体的な方法と事例
  4. 完全新規に出る場合に顧客資産を活かす設計の考え方

こんな方におすすめ

  • ✅ 今の事業だけで先行きが不安になってきた飲食店・美容室オーナーの方
  • ✅ 新規事業や第二の収益源を作りたいが、何から手をつければいいかわからない方
  • ✅ 値引きや設備投資の判断で何度も迷った経験がある方
  • ✅ 「腕はあるが数字の判断が苦手」と自覚している店舗オーナーの方
  • ✅ 工務店・リフォーム店として次の成長フェーズを考え始めている方
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Q1. 新規事業で「第二の柱」を作るタイミングはいつが正しいのか?

経営判断を間違えやすい場面の第1位は、間違いなくこれです。「今の事業が安定しているうちに新しい柱を作るべきか、それとも先に今の事業を盤石にすべきか」という問いは、私のところに相談に来る方のほぼ全員から出てくるテーマです。

私がいつもお伝えするのは、「まず今ある柱の太さを確認してから」ということです。具体的には、客数・客単価・来店頻度という3つの軸で自店の現状を分解してみてください。

たとえば客単価がまだ伸びしろがある状態なのに、新規事業に資金と時間を投じるのは危険です。今の業態の中で、テイクアウト・物販・ギフト展開・店販といった形で第二の売上源を作れる余地がないか、先に確認するべきです。

私が指導した中に、飲食未経験の状態から焼肉店を開業した元専業主婦の方がいます。その方が達成したのが人件費率16%という驚異的な数字です。これは単に「節約した」からではなく、センターピンを見つけて経営の本質を押さえたうえで、業態の中に仕組みを作り込んだ結果です。新しいことに飛びつく前に、今の事業の構造を整える。この順番が、判断ミスを防ぐ最大の防衛線です。

⚠️ よくある失敗:「今が伸び悩んでいるから新規事業で挽回しよう」という発想です。今の柱が揺れている状態で新しい柱を立てようとすると、両方が倒れるリスクがあります。

「新規事業か、今の柱を強化するか」で迷っているなら、まず自店の客数・客単価・来店頻度を整理するところから始めると判断の軸が見えてきます。繁盛店ポータルの無料アカウントを開設すると、AIがあなたの店のビジョン・目標・ターゲット客層を対話形式で整理してくれる「増益繁盛プランナー」を無料で使えます。メール登録のみ、1分で開設できます。

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Q2. 値引きをして集客するのは正しい判断なのか?

「お客さんが来ないときに値引きをするのは、正しい判断ですか?」これも頻出の質問です。答えはシンプルで、値引きは最後の手段であり、最初の判断であってはいけません

値引きをしてお客さんが来ることには「価値を伝えられないまま安さで選ばれる」という構造上の問題があります。一度値引きに慣れたお客さんは、定価に戻したときに来なくなります。これが積み重なると、値引きをしないと集客できない体質が完成します。

❌ よくあるパターン:値引きクーポンで集客する

  • 安さで来たお客さんは価格が戻ると離れる
  • 利益率が下がり、忙しいのに手元に残らない状態が続く
  • クーポン掲載サイトへの依存が深まり、やめられなくなる

✅ 推奨アプローチ:価値を伝えて適正単価で選ばれる仕組みを作る

  • POP・メニュー表・SNS投稿で「なぜこの価格なのか」を伝える
  • 常連客・リピーターへのアプローチを強化し来店頻度を上げる
  • 物販・ギフト・サブスク等で客単価の上限を広げる

「値引きをしないと選ばれない」と感じているなら、それは価格ではなく「価値の伝え方」に問題がある場合がほとんどです。

「お金をかけずに売上を伸ばそうとするのは愚策です。広告と販促に投資して初めて、お客さんに価値が届く。節約だけで乗り切ろうとすると、じわじわと体力が削られていきます。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント・中小企業診断士)

Q3. 設備投資をするかどうか、どう判断すればいいのか?

「新しい厨房機器を入れたい」「内装をリニューアルしたい」「新しい施術ベッドを増やしたい」という設備投資の判断も、経営者がよく迷う場面のひとつです。

この判断の軸は「投資した費用を何ヶ月で回収できるか」を先に試算することです。たとえば100万円の設備投資をするなら、その設備によって月に何万円の売上増・コスト削減が見込めるかを数字で出してから判断します。

よく見かけるのが「手狭だから広くしたい」「古くなったから替えたい」という感覚ベースの判断です。感覚を否定するわけではありませんが、それだけでは資金繰りを圧迫するリスクがあります。月商・粗利・手残りの関係を正しく理解した上で、投資の回収シナリオを描いてから動くのが正しい順番です。

✓ ここまでのポイント

  • 新規事業より先に「今の柱の太さ(客数・客単価・来店頻度)」を確認する
  • 値引きは価値が伝わっていないサインであり、伝え方を見直すのが先決
  • 設備投資は「投資回収シナリオ」を数字で描いてから判断する

「人件費率16%の焼肉店」のような仕組みが、なぜ飲食未経験の方に実現できたのか。その答えは「設計の順番」にあります。繁盛店ポータルに無料登録すると、ハワードジョイマンのメソッドを搭載したAIに業種・状況に合わせた具体的な相談ができます。チラシやメニュー表を添付して添削を受けることも可能です。

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Q4. 採用を増やすべきか、今いるスタッフで回すべきか?

人手不足の声は飲食・美容・工務店問わず共通です。「もう一人採用すれば楽になるか」という問いへの答えは、実は「その前に確認することがある」です。

採用コストは単純ではありません。求人広告費・研修コスト・定着するまでの生産性の低さを合算すると、1人採用するのに数十万円規模の見えないコストがかかります。それを支えられる売上と利益の構造があるかどうかを先に確認する必要があります。

先ほどご紹介した元専業主婦の焼肉店オーナーの方が人件費率16%を実現できたのも、「何人いれば回るか」ではなく「どう動けば少人数で回るか」という設計を最初から意識したからです。採用を増やす前に、今の業務フローの中に無駄や属人化がないかを見直すことが、結果として利益を守ることにつながります。

「〇〇さんがいないと店が回らない状態は、経営ではなく依存です。一人が抜けても動く仕組みを作ることが、採用より先に来る経営者の仕事です。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント・中小企業診断士)

「物販・サブスク導入で月商20%増になりました。安売り以外の道があると分かって、視界が開けた気がしました。」

カフェオーナー(30代・女性)

Q5. 完全新規の事業に出る場合、何を基準に判断すればいいのか?

「どうしても新しい業態・新しいサービスで勝負したい」という方へ。この判断で最も重要なのは、「今持っている顧客資産と販促資産を活かせる方向かどうか」です。

ゼロから全く違う客層・業態に出ると、集客もリピート設計もゼロから作り直しになります。それは体力と資金が豊富な大企業ならともかく、小規模店舗の経営者には負荷が大きすぎます。

一方、今のお客さんと関係性のある横展開なら話は変わります。たとえば美容室が頭皮ケア商品の物販を始める、焼肉店が精肉の通販・ギフトセットを展開する、工務店がリフォーム定期点検のサブスク型サービスを作るなど。すでにある顧客の信頼とコンタクト手段を使えるため、新規開拓のコストが大幅に下がります。

紹介が生まれる店と生まれない店の違いを見ると分かるのですが、既存のお客さんとの関係性が濃いほど、新しい提案は通りやすくなります。第二の柱を作る最短ルートは、今のお客さんに「次の価値」を届けることなのです。

完全新規に出る場合でも、既存顧客への丁寧なアプローチと紹介の仕組みを先に整えておくことで、立ち上がりの速度が変わります。孤独なゼロからの戦いにならないための設計を、事前にしっかり組み込んでおくことが肝心です。

まとめ:経営判断を間違えないために、今確認すべきこと

経営判断を間違えやすい5つの場面を振り返ると、共通しているのは「焦りや感覚で動く前に、今の数字と構造を確認する」という一手が抜けていることです。

私自身、独立当初に貯金が底をつき、妻と母から借金をする経験をしました。当時の自分に今の知識があれば、もっと早く正しい判断ができたはずです。だからこそ、同じ思いをしてほしくない。

第二の柱を作りたいなら、まず今の柱の客数・客単価・来店頻度に伸びしろがないか確認してください。既存業態の中に、テイクアウト・物販・ギフト・店販という形で第二の売上源を作れる余地があるはずです。その確認を飛ばして新しいことに飛びつくと、どちらも中途半端になるリスクが高まります。

判断の軸を持てば、経営は「運任せ」から「意図的に動くもの」に変わります。その軸を一緒に作っていく場として、増益繁盛クラブでは全国の飲食店・美容室・工務店オーナーと一緒に取り組んでいます。

「今の事業一本だけでは怖い」という感覚は正しい危機感です。ただ、その不安を行動に変えるには、判断の軸と実行の仲間が必要です。増益繁盛クラブでは、値引きに頼らず客単価と利益を改善する方法を、全国の飲食店・美容室オーナーと伴走しながら実践しています。一人で抱え込む孤独な経営から抜け出す第一歩として、まず詳細をご確認ください。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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