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美容室のリピート率を上げるなら、次回予約をその場で取る仕組みを全スタッフに入れる

「施術には自信があるのに、お客さんがなかなか戻ってこない」「次の予約を促すタイミングがわからなくて、いつも言いそびれる」「スタッフによってリピート率がバラバラで、オーナーの担当客しか戻ってこない」――こういうお悩み、ありますよね。

美容室のリピート率を上げるには、次回予約をその場で取る仕組みを全スタッフに標準化することが一番の近道です。センスでも口のうまさでもなく、「仕組み」にするかどうかが分かれ目になります。

📋 この記事でわかること

  1. なぜ美容室のリピート率が上がらないのか、本当の原因
  2. 次回予約をその場で取ることがなぜそこまで重要なのか
  3. 全スタッフが同じように動ける「未来計画表」の使い方
  4. 仕組みを入れてから売上が伸びた具体的な変化のステップ

こんな方におすすめ

  • ✅ スタッフのリピート率がオーナーより明らかに低い美容室オーナーさん
  • ✅ 次回予約の声かけが「なんとなく」になっていて、スタッフによってバラバラな方
  • ✅ 月商200万〜800万円の美容室で、売上の伸び方が頭打ちだと感じている方
  • ✅ 値引きクーポンに頼らずリピート率を高めたいと思っているオーナーさん
  • ✅ スタッフに任せられる仕組みを作って、現場から少しずつ抜け出したい方
美容室のリピート率を上げるなら、次回予約をその場で取る仕組みを全スタッフに入れる | 販促アイデア100選

美容室のリピート率が上がらないのはなぜ?

リピート率が上がらない原因として真っ先に「技術が足りない」「接客が悪い」と考えがちですが、実際に全国500社超の飲食店・美容室オーナーさんを見てきた中で、一番多い原因はもっとシンプルなところにあります。

それは、次回来店をお客さん任せにしていることです。

「またご都合のよいときにどうぞ」と言ってお客さんを送り出す。これだと次にいつ来るかはお客さんの気分次第になりますよね。お客さんは忙しい日常に戻ったとたん、次の予約のことなんてすっかり忘れてしまいます。3ヶ月後にふと「そういえばそろそろ染め直したいな」と思ったとき、真っ先にあなたのお店が頭に浮かぶかどうか、正直なところ賭けに近い。

さらに、スタッフ間の差も問題です。オーナーは自分の担当客に対して自然と次回の話をしているけれど、スタッフはどうしていいかわからなくて言い出せない。結果、オーナーの指名客は戻ってきて、スタッフの担当客は戻らない――という構造ができあがってしまいます。

チェックポイント①:次回予約の声かけはスタッフに任せているか確認する

あなたのお店では、スタッフが次回予約の声かけをするタイミングや言い方が決まっていますか?「なんとなくやっている」「スタッフ個人の判断に任せている」という場合、そこがリピート率の穴になっています。

✅ ポイント:次回予約の「タイミング・言い方・記録の仕方」を標準化して、全スタッフが同じ動きをできるようにしましょう。

チェックポイント②:お客さんの次回来店ペースを把握しているか確認する

「このお客さんは2ヶ月に1回のペースで来ている」「カラーをするから6〜8週後がベスト」という情報を、担当スタッフ全員が使えるかたちで記録していますか?担当者の頭の中にだけあると、スタッフが変わった瞬間に情報が消えます。

✅ ポイント:お客さんごとの来店ペースと次回のおすすめ時期を「紙か画面で見える化」してください。これだけで次回予約の声かけがぐっとしやすくなります。

次回予約をその場で取ることが、なぜそこまで重要なのか?

「帰り際に次の予約を取るのは押しつけがましくないか」と心配するスタッフさんも多いです。でも、これは視点が逆なんですよね。

お客さんの立場で考えてみてください。髪がきれいにまとまった状態でお店を出たとき、「次はいつ来ればいいんだろう」とぼんやり思っていることが多い。そこで「○○さんの場合、カラーの退色を考えると8週後くらいがちょうどいいと思います。△月の第3週あたりはいかがですか?」とスパッと提案してもらえたら、むしろ親切に感じますよね。お客さんに考える手間を取らせずに、次のステップを示してあげる。これがプロの仕事です。

数字で見るとさらにはっきりします。仮に月に100人のお客さんがいて、リピート率が50%だとします。これを60%に上げたら、同じ100人から120人分の売上になる。新規客を20人増やすより、今いるお客さんのリピート率を10%上げる方がよっぽど現実的で、かつ広告費もかかりません。

「新規客を増やすのは時間もお金もかかります。でも今目の前にいるお客さんに次回来てもらう仕組みは、今日から始められる。売上の7つの軸で言えば、来店回数と来店タイミングのレバーを直接引けるのが、次回予約の仕組みです。」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・販促アイデア100選)

✓ ここまでのポイント

  • リピート率が上がらない一番の原因は、次回来店をお客さん任せにしていること
  • 次回予約をその場で取ることは「押しつけ」ではなく「プロのサービス」として機能する
  • リピート率を10%上げるだけで、新規客獲得と同等以上の売上効果が生まれる

全スタッフに仕組みを入れるには、どうすればいいか?

ここが一番大事なところです。「次回予約を取るように」とスタッフに伝えるだけでは動きません。「どのタイミングで」「何と言って」「記録はどこに」という具体的な動き方まで落とし込んで初めて、スタッフ全員が同じように動ける。

私がおすすめしているのが「未来計画表(おしゃれ計画表)」という仕組みです。これは半年先までのお客さんの来店ペースを、お客さん本人と一緒に見ながら確認していくシートです。「次回はいつ頃が良さそうですか」ではなく、「こういうスケジュールはいかがですか」と提案する形に変えると、会話の主導権がお店側に移ります。

仕組み化 STEP 1

お客さんごとの「来店推奨タイミング」を決める

カラーなら6〜8週、カットなら4〜8週など、施術内容ごとのベストな来店間隔を一覧にしてスタッフ全員が参照できるようにします。これが声かけの根拠になります。

⚠️ よくある失敗:「お客さんの都合に合わせよう」と考えて、スタッフが提案を遠慮してしまう。来店推奨タイミングはプロとして根拠のある提案なので、自信を持って言えるはずです。

仕組み化 STEP 2

施術後の「クロージング定型文」を2〜3パターン用意する

「次回○週後くらいがちょうどよいと思いますが、△月の第〇週あたりはいかがですか?」というひな形を用意して、スタッフが自分の言葉に変えながら使えるようにします。完璧な文章じゃなくていい。方向性を揃えることが大事です。

⚠️ よくある失敗:ロールプレイの練習なしで「あとは自分でやってみて」と丸投げするケース。最初の1〜2週間はオーナーが実際に使っている姿をスタッフに見せてください。

仕組み化 STEP 3

次回予約の取得率をスタッフごとに週単位で見える化する

何件担当して何件次回予約を取ったか、数字で見えるようにする。「見える化」されるだけで人は動き方が変わります。数字を責める材料ではなく、「今週は3件取れたね、どう声かけした?」という会話のきっかけとして使ってください。

⚠️ よくある失敗:数字が低いスタッフを責める方向に使ってしまうこと。目的は全員の底上げなので、うまくいったスタッフの声かけ方法を共有する場として活用しましょう。

仕組みを入れたら、売上はどう変わるのか?

「仕組みを作るのは大変そう」と感じている方も多いと思います。でも実際に動き出すまでのハードルは、そんなに高くありません。

大事なのは、完璧に準備してから始めようとしないことです。70点の仕組みで今週から始める方が、100点の仕組みを2ヶ月かけて設計するよりはるかに早く結果が出ます。とにかくバットを振っていきましょう。

「赤字経営から脱却し、年商を2倍にした美容室さんは、最初に変えたのは大きな広告施策でも価格の見直しでもありませんでした。スタッフ全員が次回予約の声かけを標準化したことと、お客さんとの来店計画を一緒に立てるようにしたこと。この2つが起点でした。」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・販促アイデア100選)

「入会する前は、スタッフの指名客がなかなか増えなくて、私がいないと売上が落ちるという状況でした。未来計画表を全員で使うようにしてから、スタッフのリピート率が上がって、月商が130万円から230万円になりました。」

焼き鳥店オーナー(40代・男性)

美容室の場合も同じ構造です。オーナーの指名客しかリピートしない状態から、スタッフ全員のリピート率が底上げされると、お店全体の売上は客数を増やさなくても伸びていきます。しかも、スタッフ自身が「自分のお客さんが戻ってきてくれている」という実感を持てるようになるので、定着率にもいい影響が出てくる。

次回予約の仕組みを「続ける」ためにはどうすればいいか?

仕組みを入れても3週間で形骸化してしまうお店がけっこうあります。理由は決まっていて、「最初だけスタッフに伝えて、その後フォローしていない」からです。

次回予約の取得率を週1回の短いミーティング(5分でいい)で共有する習慣を作ってください。「今週はこうだった」「次週はこうしよう」という小さなPDCAを回し続けることが、仕組みを生きたものにします。

それと、次回予約を取った後のフォローも忘れずに。予約日の3〜5日前にLINEでリマインドを送る、当日の施術前に「前回のカラーから〇週経ちましたね」と伝えるなど、来店するたびに「このお店は私のことを覚えてくれている」と感じてもらえる接点を作ることで、リピート率はさらに安定していきます。

値引きクーポンで来てもらおうとすると、クーポンがある間だけ来る客が集まります。でも、次回予約の仕組みで来てもらうと、お客さんとの関係が育っていく。これが「値引きではなく価値で選ばれる」経営の入り口です。

まとめ:リピート率の鍵は、仕組みを全員に持たせること

美容室のリピート率を上げるために必要なのは、特別な話術でも大規模な販促でもありません。今日から動ける3つのことをおさらいします。

  • 来店推奨タイミングをスタッフ全員が参照できる一覧にまとめる
  • 施術後の次回予約の声かけ定型文を2〜3パターン用意して実際に使い始める
  • スタッフごとの次回予約取得率を週単位で見える化して、短いミーティングで共有する

2週間で3つだけ実行してみてください。完璧じゃなくていい。まず動くことです。

私、ハワードジョイマンは静岡市清水区を拠点に、累計1,000店舗以上の飲食店・美容室オーナーさんの売上・利益アップを支援してきました。中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)として、現場で使える具体的な打ち手を一緒に考えることが専門です。

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