トランプ式5W1H組み合わせゲームでチーム発想

トランプ式5W1H組み合わせゲームでチーム発想

目次

なぜ「ゲーム感覚」でアイデアが爆発的に生まれるのか

「真面目にアイデアを考えよう」と言うと緊張してしまうスタッフも、
「ゲームしましょう!」 と言えば笑顔になります。

講演で紹介された 「トランプ式5W1Hゲーム」 は、
まさにその発想から生まれました。
Who(誰が)What(何を)When(いつ)
Where(どこで)Why(なぜ)How(どのように)を
トランプカードのように組み合わせて、
偶然の出会いから革新的なアイデアを生み出すゲームです。

実際にこのゲームを導入したレストランでは、
「子供が(Who)」×「料理を作る(What)」
×「テーブルで(Where)」の組み合わせから
「お子様調理体験サービス」が生まれ、
大人気メニューとなりました。
遊び心が本気のアイデアを生み出した瞬間でした。

5W1Hトランプゲームの基本仕組み

ゲームの材料と準備

【必要なもの】
・5W1Hカード(各10-20枚程度)
・タイマー(時間管理用)
・記録用紙・ペン
・参加者3-8人
・楽しい雰囲気!

【カード作成のコツ】
・厚紙または市販のカードを使用
・見やすい大きな文字
・カラフルで楽しいデザイン
・ラミネート加工で長持ち
・カテゴリー別に色分け

基本的な5W1Hカードの内容例

【Who(誰が)カード例】
・子供が ・高齢者が ・カップルが
・家族が ・友人同士が ・一人で
・常連客が ・初めての客が ・地元の人が
・観光客が ・外国人が ・ビジネスマンが
・学生が ・主婦が ・会社員が

【What(何を)カード例】
・料理を作る ・写真を撮る ・音楽を聞く
・勉強する ・休憩する ・相談する
・お祝いする ・待つ ・選ぶ
・体験する ・学ぶ ・発見する
・楽しむ ・リラックスする ・交流する

【When(いつ)カード例】
・朝早く ・昼休みに ・夕方に
・深夜に ・雨の日に ・晴れの日に
・誕生日に ・記念日に ・平日に
・週末に ・忙しい時に ・ゆっくりした時に
・季節の変わり目に ・お祭りの時に

【Where(どこで)カード例】
・店の入口で ・テーブルで ・カウンターで
・個室で ・テラスで ・キッチンで
・待合室で ・駐車場で ・お店の外で
・隣の席で ・特別な場所で ・普段と違う場所で

【Why(なぜ)カード例】
・特別な日だから ・初めてだから ・最後だから
・記念になるから ・楽しいから ・便利だから
・健康のために ・節約のために ・時間を有効活用
・ストレス解消 ・新しい体験 ・友達作り
・思い出作り ・スキルアップ ・癒しを求めて

【How(どのように)カード例】
・みんなで一緒に ・ゆっくりと ・素早く
・丁寧に ・楽しく ・真剣に
・自分のペースで ・初心者向けに ・上級者向けに
・無料で ・特別価格で ・オーダーメイドで
・サプライズで ・予約制で ・当日受付で

ゲームの基本的な進行方法

基本ゲーム(組み合わせ式)

【STEP1】カード配布(2分)
・各カテゴリーから1枚ずつカードを配布
・参加者は手札を確認
・他の人に見せないよう注意

【STEP2】組み合わせ作成(5分)
・手札の5W1Hを組み合わせてアイデアを考える
・「現実性は考えず、とりあえず組み合わせる」
・面白い組み合わせを重視

【STEP3】アイデア発表(10分)
・一人2分以内で組み合わせとアイデアを発表
・他の参加者は「いいね!」「面白い!」で反応
・質問や改良案も歓迎

【STEP4】投票・選出(3分)
・最も面白い・実用的なアイデアに投票
・複数選択可、自分のアイデアへの投票も可
・結果発表とみんなで拍手

アドバンス版(カード交換式)

【ルール】
・最初に5W1H各1枚を配布
・気に入らないカードは隣の人と交換可能
・交換は3回まで
・最終的な組み合わせでアイデア発表

【効果】
・戦略性が生まれて盛り上がる
・より良い組み合わせを追求
・他の参加者との交渉・協力
・ゲーム性の向上

チーム戦版(協力式)

【ルール】
・3-4人のチームに分かれる
・チーム全員のカードを出し合う
・チーム内で最高の組み合わせを協議
・チーム代表が発表

【効果】
・チームワークの向上
・複数の視点からの検討
・より練られたアイデアの創出
・役割分担による参加促進

アイデアを実用化につなげる方法

組み合わせから具体案への展開

【展開のステップ】
1. 組み合わせの確認
   「高齢者が」×「写真を撮る」×「テーブルで」

2. 基本アイデアの創出
   「高齢者向けの写真撮影サービス」

3. 具体化の検討
   ・スタッフが撮影をお手伝い
   ・きれいに撮れるライトの設置
   ・おすすめアングルの案内

4. 実現方法の検討
   ・必要な道具・設備
   ・スタッフの研修内容
   ・お客様への案内方法

5. テスト実施計画
   ・小規模での試行
   ・効果測定方法
   ・改善点の抽出

「突拍子もない組み合わせ」の活かし方

【一見無理な組み合わせ例】
「外国人が」×「料理を作る」×「深夜に」×「駐車場で」

【発想転換のヒント】
・「外国人」→「国際的な」「異文化の」
・「料理を作る」→「調理体験」「カスタマイズ」
・「深夜に」→「特別な時間」「限定感」
・「駐車場で」→「屋外で」「新しい場所で」

【具体化例】
「国際交流料理教室」(月1回夜間開催)
・各国の料理を学べる
・外国人スタッフが講師
・屋外BBQスタイル
・夜の特別企画として

ゲームバリエーション集

テーマ限定版

【売上向上テーマ】
・Whoカード:客層に特化
・Whatカード:売上につながる行動
・Whenカード:売上向上のタイミング

【顧客満足テーマ】
・Whoカード:お客様の種類
・Whatカード:喜ばれる行動
・Whyカード:満足につながる理由

【業務効率テーマ】
・Whoカード:スタッフの役割
・Whatカード:業務内容
・Howカード:効率化の方法

季節連動版

【春バージョン】
・新生活、桜、入学、歓迎会関連カード

【夏バージョン】
・暑さ対策、夏休み、お祭り、海関連カード

【秋バージョン】
・紅葉、食欲、読書、文化関連カード

【冬バージョン】
・寒さ対策、クリスマス、年末年始関連カード

業界特化版

【美容室版】
・Who:髪質・年齢・性別・ライフスタイル
・What:カット・カラー・パーマ・ケア
・When:特別な日・日常・季節
・Where:シャンプー台・セット椅子・待合室
・Why:変身・リフレッシュ・メンテナンス
・How:丁寧に・素早く・オーダーメイド

【飲食店版】
・Who:客層・グループ・年齢・目的
・What:食事・飲み物・デザート・サービス
・When:食事時間・特別な日・季節
・Where:テーブル・カウンター・個室・テラス
・Why:お腹が空いた・お祝い・デート・仕事
・How:熱々で・冷たく・見た目美しく

チーム参加を促進するファシリテーション

盛り上がりを作る進行術

【開始時の雰囲気作り】
・「今日はゲームの時間です!」
・「正解はありません、楽しみましょう!」
・「突拍子もない組み合わせ大歓迎!」
・「みんなで笑って、みんなで考えましょう!」

【ゲーム中の声かけ】
・「面白い組み合わせですね!」
・「それは思いつかなかった!」
・「みなさん、発想が豊かですね!」
・「どんどん良いアイデアが出てますね!」

【発表時の盛り上げ】
・「どんな組み合わせができたでしょうか?」
・「では、○○さんから発表お願いします!」
・「素晴らしいアイデアですね!」(拍手)
・「次はどなたの発表を聞きましょうか?」

参加しにくい人への配慮

【サポート方法】
・「組み合わせを読み上げるだけでもOK」
・「他の人と相談しながらでも大丈夫」
・「アイデアが思い浮かばなくても、組み合わせの面白さを伝えて」
・「完璧じゃなくても、思いついたことを話して」

【安心感を与える言葉】
・「どんなアイデアも価値があります」
・「間違いはありません」
・「みんなで一緒に考えましょう」
・「楽しむことが一番大切」

成果測定と継続改善

ゲームの効果測定

【定量的指標】
・参加者の発言回数
・生み出されたアイデア数
・実用化につながったアイデア数
・ゲーム時間と満足度

【定性的指標】
・参加者の楽しそうな様子
・普段発言しない人の参加度
・チームワークの向上度
・アイデア出しへの積極性

ゲーム改良のポイント

【カード内容の見直し】
・業界特性に合わせた調整
・季節性のあるカード追加
・参加者からの提案反映
・新しいトレンドの取り入れ

【進行方法の改善】
・時間配分の最適化
・ルールの簡略化
・参加促進方法の工夫
・記録・共有方法の改善

5W1Hゲーム実践ワークシート

ゲーム準備チェックリスト

【カード準備】
□ Whoカード(___枚)
□ Whatカード(___枚)
□ Whenカード(___枚)
□ Whereカード(___枚)
□ Whyカード(___枚)
□ Howカード(___枚)

【環境準備】
□ 参加者の座席配置
□ 記録用具の準備
□ タイマーの設定
□ 楽しい雰囲気作り
□ 進行役の準備

実施計画

【第1回ゲーム設定】
・実施日時:____________________________
・参加者:______________________________
・テーマ(あれば):____________________
・目標アイデア数:______________________
・実施時間:____________________________

【成功指標】
・全員参加:____________________________
・楽しい雰囲気:________________________
・実用的なアイデア創出:________________
・継続希望者:__________________________

今すぐ実践!5W1Hトランプゲーム

今週のクイックスタート

【簡易版実施(準備時間10分)】
・手書きカードで小規模スタート
・参加者2-3人から開始
・時間15分の短縮版
・テーマは「明日から試せる改善案」

【本格版への準備】
□ カードセットの作成
□ 進行ルールの確認
□ スタッフへの説明
□ 実施日程の調整
□ 効果測定方法の準備

5W1Hトランプゲームは、
遊び心を使ってチーム全体の創造力を引き出す最高のツールです。

「仕事モード」では思いつかないアイデアも、
「ゲームモード」なら自然に生まれます
偶然の組み合わせが、
予想もしなかった革新的なアイデアを運んでくれるのです。

「今日はどんな面白い組み合わせができるかな?」
そんなワクワク感と笑顔に満ちたアイデア会議を、
今すぐ始めてみませんか?


次回予告: 「アイデア賞制度で継続的な提案文化を作る方法」で、
スタッフのやる気を継続的に引き出し、アイデア提案を習慣化する表彰システムをお伝えします。

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この記事を書いた人

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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