「この人はなぜ、こんな考え方ができるんだろう」
はじめて私のブログや動画に触れた方から、そういった言葉をいただくことがあります。経営の話をしているはずなのに、どこかお笑いの空気があるとか、コンサルタントっぽくないとか。
そう言われるたびに、正直うれしいんです。「コンサルタントらしくない」というのは、私にとっては褒め言葉に近い。
今回は、繁盛店研究所・増益繁盛クラブを主宰する私、ハワードジョイマンがどういう経緯でいまの場所に立っているのか、そしてどんな理念と戦略を持って経営者の方々と向き合っているのかをお話しします。普段の記事とは少し違う切り口ですが、「なぜジョイマンはそういう考え方をするのか」を知っていただくことで、私のアドバイスの背景にある文脈が見えてくると思います。
📋 この記事でわかること
- ハワードジョイマンの異色の経歴と、その経験が経営支援にどう活きているか
- 「笑人の繁盛術」という独自メソッドが生まれた背景
- 繁盛店研究所が大切にしている経営理念とその本質
- 「周りから目標とされる経営者を1000人育てる」というミッションの意味
こんな方におすすめ
- ✅ ジョイマンってどんな人なのか気になっている方
- ✅ 増益繁盛クラブへの参加を検討していて、主宰者の人となりを知りたい方
- ✅ 経営コンサルタントを選ぶ際に「実体験のある人」を重視している方
- ✅ 自分の仕事の「なぜ」を問い直したい経営者の方
- ✅ 人生戦略と経営戦略を一体で考えたいと感じている方

駐車場の受付から始まった「商売の原体験」
私は1975年、静岡県清水市(現・静岡市清水区)の自営業の家に生まれました。子どもの頃から、駐車場の受付に立つのが当たり前の環境でした。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」を言うのが、遊びより先に覚えた言葉だったかもしれない。
商売は特別なことじゃなく、生活の一部として体に入っていた。これが私の原点です。
大学に入ってからは、お笑い芸人として活動を始めました。九州松早グループのファミリーマートCMに出演したこともあります。当時は「笑わせること」に全力を注いでいたわけですが、いま振り返るとあの経験が後の仕事に物凄く効いています。人の心をつかむタイミング、テンポ、言葉の選び方──これらはPOPのコピーライティングや販促物の設計に、そのまま応用できるんです。
転機は父の急逝でした。急性膵炎で突然亡くなった。大学を卒業した後、私は清水市役所に奉職することになります。
昼は市役所、夜は受験勉強、週末は無給で現場修行──6年間の並走
市役所での仕事は、真面目に取り組みました。でも心のどこかで「このままでいいのか」という問いが消えなかった。
そこで在職中に中小企業診断士の取得を目指すことにしました。昼間は市役所、夜は受験勉強、週末はイタリアンレストランで無給の現場修行。この生活を6年間続けました。きつかったかと聞かれれば、きつかったに決まっています。でも「これをやりきれば、自分の人生が動く」という確信がありました。
資格を取得し、市役所7年目で退職して独立。するとどうなったか。
仕事はゼロ。全財産が底をつきました。妻と母から借金をする羽目になった。コンサルタントとして華々しいスタートとは程遠い、泥まみれの出発でした。
「独立当初、毎月広告を出し続けるようにしてから初めて売上が立ち始めた。あの経験がなければ、今の私は『学びと広告は投資だ』とこれほど自信を持って言えなかったと思います」
ハワードジョイマン(繁盛店グループ総代表/店舗利益最大化コンサルタント)
この苦境の中で気づいたのが「お金を掛けずに売上を伸ばすのは愚策だ」ということです。広告に投資し、顧客を創造し続けることが経営の基本だと、自分の身をもって学びました。母から借りた300万円を完済できたのも、そこに気づいてからです。
✓ ここまでのポイント
- 幼少期の商売体験・お笑い活動・市役所時代の二足のわらじが、ジョイマンのコンサルティングの土台になっている
- 独立後の苦境から「広告投資による顧客創造」という信念が生まれた
- 経験のない「理論だけのコンサルタント」ではなく、自分自身が土砂降りの中を歩いてきた伴走者である
「笑人の繁盛術」が生まれた理由
苦境の中で試行錯誤を続けながら確立したのが、独自メソッド「笑人の繁盛術」です。
お笑いの世界で叩き込まれた「人の感情を動かす構造」と、中小企業診断士として学んだ経営の理論を掛け合わせた考え方です。難しく言うと聞こえますが、本質はシンプルです。
「お客さんの心が動いたときに、行動が生まれる」
どれだけ論理的な販促を作っても、感情が動かなければ人は動きません。逆に、感情だけ動かしても仕組みがなければ売上にならない。この両輪を回す設計が、繁盛店をつくるために必要なことだと考えています。
チェックポイント①:あなたの販促は「論理」と「感情」のどちらに偏っていますか?
「料理の説明だけ書いたチラシ」「スペックしか書いていないメニュー表」は論理偏重の典型です。一方、「お客さんが食べたときの情景」「店主の思い」を乗せることで、感情が動くコピーになります。
✅ ポイント:POPやチラシを一枚見直して、「この文章を読んで何かが動くか」を自問してみましょう。論理的な情報だけなら、そこに人間の言葉を一行加えるだけで反応が変わります。
チェックポイント②:売上を「運」に任せていませんか?
「来月どうなるか分からない」「いい月と悪い月の波が大きい」という状態は、販促が仕組み化されていないサインです。売上は「客数×客単価×来店頻度」の3系統に分解でき、それぞれに打てる手があります。
✅ ポイント:この3つのどこが弱いかを特定することが改善の出発点です。漠然と「売上を上げたい」では動けません。「客単価が低い」なら単価設計を、「再来店が少ない」なら接点の仕組みを見直す、という具体論に落とせます。
チェックポイント③:値下げやクーポンに頼り続けていませんか?
価格で来たお客さんは、より安い店が出れば去ります。値引きで疲弊する構造から抜け出すには、「価格ではなく価値で選ばれる」状態をつくる必要があります。
✅ ポイント:POPで単品の価値を伝える、看板メニューを設計する、ニュースレターで店主の人柄や背景を届ける。こうした地道な積み重ねが、適正単価で選ばれる店をつくります。
「チラシ+Google広告で新規客がおよそ2倍になり、客単価も1,400円上がりました。6ヶ月で月商が350万円から620万円になったのは、仕組みを整えたからだと実感しています」
飲食店(居酒屋)オーナー
「1000人の目標とされる経営者を育てる」というミッション
私が繁盛店研究所・増益繁盛クラブを通じて目指しているのは、ひとつのミッションに集約されます。
「周りから憧れられ、目標とされる経営者を全国に1000人育成・輩出すること」
これは単なる売上数字の話ではありません。一人の経営者が地域で輝き始めると、その周りに「自分もあの人みたいになりたい」という人が増えます。街に活気が生まれ、その経済圏が豊かになっていく。そういう連鎖を全国で起こしたいと思っています。
だから私は「教える人」と「教わる人」という上下の関係ではなく、「同じ方向を向いて隣を歩く」伴走者でありたいと思っています。私自身がかつて仕事ゼロ・無一文の状態から這い上がった経験を持つからこそ、経営者の苦しさは理屈ではなく肌感覚として分かる。その分かり方が、私のコンサルティングの温度を決めていると思っています。
北海道から沖縄、さらにはアメリカ・カナダ・オーストラリアの会員の方とも一緒に取り組んできた実績(飲食店610件・美容室150件・治療院30件・物販40件、合計833件以上の支援経験)は、すべてこのミッションの積み重ねです。
ジョイマンの人生戦略──止まらないために、多軸で動き続ける
私が経営者の方にお伝えすることは、自分自身でも実践しています。
48歳でキックボクシングを始め、アマチュア試合に出場。49歳でマラソンを始め、大井川・静岡・横浜の各大会を完走。トライアスロンではテニアン島のコースを完走しました。茶道を習い、毎年島根・日御碕神社で祈祷を受け、先祖の墓参は毎月欠かさない。
なぜそんなことをするのか。それは「止まらないため」です。
経営者が止まる理由の多くは、単一の軸に頼りすぎることです。商売一本、体力一本、気力一本。そのどれかが揺らいだとき、全部が揺らぐ。だから私は意図的に多軸で動き続けます。身体・精神・事業・学び、それぞれに継続的な投資をしながら、「どれかが低調でも別の軸で補える」状態を常につくっておく。これが私の人生戦略の核心です。
これはそのまま、店舗経営者の方への提案でもあります。販促の軸を一本に絞るのは危険です。紙(チラシ・ハガキDM・POP・ニュースレター)とネット(Google広告・MEO・Instagram・LINE)とAI活用を、優劣つけず等価に組み合わせる。どれかが効果を出しにくい時期でも、別の打ち手が補ってくれる体制をつくることが、長期的に繁盛し続ける経営の形です。
「LINE集客とフォローアップの自動化でリピート率が38%から71%に上がり、月商が年間で1.6倍になりました。一人でやっていたら絶対に続けられなかったと思います」
美容室(2店舗)オーナー
まとめ:「経営理念」は、経歴の中にある
駐車場の受付に立った子どもが、お笑いを経て、市役所の職員になり、資格を取り、独立して借金を返し、21年間・833件以上の経営支援を積み重ねてきた。
この経歴そのものが、私の経営理念です。「綺麗な場所に立ってから語る言葉」ではなく、泥の中を歩いてきた足跡から出てくる言葉を、経営者の方に届けたいと思っています。
「笑人の繁盛術」も、「客数×客単価×来店頻度」の分解も、「地味な販促をすぐに継続してやりきる」という考え方も、すべてが自分の実体験から生まれたものです。
いまこの記事を読んでいるあなたが、経営の手応えを感じられずに悩んでいるなら、まず「売上はどこが弱いのか」を一緒に整理するところから始めませんか。増益繁盛クラブでは、そうした現状の棚卸しから伴走しています。
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