6月が近づくと、髪のうねりが気になり始めるお客さんが増えてくる。
縮毛矯正の予約が自然と入り始める、美容室にとっては「待ちに待ったシーズン」のはずなのに、いざ蓋を開けてみると思ったほど予約が埋まっていない。
そういうサロンのオーナーさんと話すと、だいたい同じ言葉が返ってきます。
「告知はしているんですけど、なんかうまくいかなくて」
でも聞いてみると、告知の中身は「縮毛矯正メニュー、受付中です」の一文だけだったりする。
これが問題の根っこです。
縮毛矯正の需要が高まるのは確かに梅雨前後。でも需要があることと、あなたのお店に予約が入ることは、別の話です。
お客さんは「どこかで縮毛矯正を受けたい」と思っているだけで、「あのサロンに予約したい」とは思っていない。そこに橋を架けるのが、告知と予約誘導の仕組みです。
今日はその手順を、ステップ形式で整理していきます。
📋 この記事でわかること
- 縮毛矯正の需要が高まる時期と、告知を始めるべきタイミング
- お客さんが予約したくなる告知文の組み立て方
- リピートにつながる予約誘導の仕組み化の手順
- オーナー1人に依存しない販促の「型」の作り方
こんな方におすすめ
- ✅ 梅雨シーズンに縮毛矯正の予約を増やしたい美容室オーナー
- ✅ 告知はしているのに予約につながらないと感じている方
- ✅ 値引きクーポンに頼らず客単価を上げたい方
- ✅ 自分がいないと販促が止まる状態から抜け出したい方
- ✅ LINEやSNSを集客に活かしたいが何から始めればいいか迷っている方

縮毛矯正の告知は「梅雨に入ってから」では遅い
毎年6月になってから慌てて告知を始めるサロンが多いです。
でも、お客さんが縮毛矯正を意識し始めるのは、もっと前。
「そろそろ湿気が増えてきたな」と感じる5月の下旬には、すでに「どこかで縮毛矯正かけようかな」という気持ちが芽生えています。そこで検索したり、知っているサロンのSNSを見たりする。
つまり、告知のゴールデンタイムは梅雨入り前の2〜3週間です。
梅雨に入ってから告知しても、お客さんはすでに別のサロンに予約を入れていることが多い。
「需要のある時期に、いい施術をしているだけでは選ばれません。需要が来る前に、あなたのお店の存在を思い出してもらえているかどうか。それだけの差です。」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
だから告知のスタートラインは、最低でも梅雨入りの3週間前。
2026年の梅雨は、今記事を読んでいるあなたにとってはすでに過ぎた話かもしれません。でも「次の梅雨シーズンにどう仕掛けるか」を今から準備するのが、繁盛しているサロンのやり方です。
翌年の5月に慌てないために、今の時点でこの手順を頭に入れておいてください。
「告知はしているのにうまくいかない」という詰まりの正体は、告知の中身がお客さんの気持ちに触れていないことでした。無料で読める書籍8冊の中に、顧客の購買行動を軸とした販促改善の教科書(48ページ・自店診断ワークシート付き)があり、告知文の組み立て方を体系で理解できます。メール登録のみ、1分で受け取れます。
需要が伝わる告知文の組み立て方
「縮毛矯正メニュー、受付中です」という告知が機能しない理由は一つ。
お客さんの「気持ち」に触れていないからです。
お客さんが縮毛矯正を求めているのは、メニューが欲しいのではなく、「湿気に悩まされない毎朝を取り戻したい」からです。梅雨の朝に鏡を見てため息をつく、あの体験から解放されたい。
だから告知文は、その気持ちから入る。
例えば、
「梅雨の朝、鏡を見るたびにため息が出ていませんか。今年こそ、出かける前の5分を取り戻しましょう。」
こういう一文を先に置いてから、縮毛矯正のメニュー説明に入る。
あなたは「縮毛矯正のメニュー告知をしているか?」と問われれば「はい」と答えるかもしれません。でも「お客さんの気持ちを言葉にしているか?」と問われたら、どうでしょう。
この差が、告知を見た人が予約するかどうかを分けています。
POPや美容室のメニュー単価を引き上げるための設計でも同じことが言えます。価格や施術名を並べるだけでは、お客さんの心は動かない。「これは私のための話だ」と感じてもらえた瞬間に、予約につながります。
予約誘導の手順をステップで整理する
告知文が整ったら、次は「どこで・いつ・どうやって予約に誘導するか」の流れを作ります。
予約誘導 STEP 1
LINE公式アカウントで既存客へ先行告知する
一番予約につながりやすいのは、すでにあなたのお店を知っているお客さんです。新規を追いかける前に、既存客へのアプローチが先。梅雨入りの3週間前に、LINE公式アカウントで「今年も縮毛矯正の季節が来ます」という内容のメッセージを送る。この時点では予約を急かさず、「まずは気になったら相談してください」くらいの温度感でOKです。
⚠️ よくある失敗:初回から「今すぐ予約!」と急かす配信をして、ブロック率が上がるケース。信頼関係があるからこそ予約が入るのであって、既存客へも段階を踏むことが大切です。
予約誘導 STEP 2
2週間前に「具体的な理由」と一緒に再告知する
1回目の告知から1週間後、今度は縮毛矯正の「具体的なメリット」を添えて再配信します。「施術後は毎朝のスタイリングが10分以上短縮できます」「梅雨が終わっても秋口まで効果が持続します」など、お客さんが「受けよう」と判断するための情報を渡す。
⚠️ よくある失敗:「お早めに」と書くだけで、なぜ今予約すべきかの理由がない告知。「枠が埋まりやすい」だけでは動かない人が多いです。
予約誘導 STEP 3
梅雨入り直前に「予約枠の可視化」をする
梅雨入りの1〜2週間前になったら、「現在空いている縮毛矯正の予約枠はこれだけです」という形で残枠を見せる。これは煽りではなく、事実の提示です。正直に空き枠を共有することで、「今が動くタイミング」とお客さんが自分で判断できるようになります。
⚠️ よくある失敗:「残りわずか」という言葉を毎回使って、信用を失うケース。事実ベースで伝えることが前提です。
予約誘導 STEP 4
施術後に次回予約を取り付ける
縮毛矯正を受けたお客さんに、施術後の仕上がりが一番良い状態のうちに次回のメンテナンス時期を伝える。「3〜4ヶ月後に根元が気になってくるので、その前に一度来ていただくと良い状態が続きますよ」という形で、次回の来店理由を渡す。これが梅雨シーズンの単発予約をリピートにつなげる鍵です。
⚠️ よくある失敗:施術後に満足してもらえたのに、次回の案内を何もしないで終わるケース。お客さんはまた来るつもりでいても、行動のきっかけがなければ来ない。
✓ ここまでのポイント
- 縮毛矯正の告知は梅雨入りの3週間前にスタートする
- 告知文はメニュー説明ではなく、お客さんの気持ちから入る
- 既存客へのLINE先行告知→再告知→残枠可視化の3段階で予約誘導する
STEP 1〜4の流れを読んで「分かった、でも一人でテンプレートを作り切れるか自信がない」と感じた方へ。必要売上シミュレーターを使うと、縮毛矯正の単価設定と必要予約数を数字で逆算できます。登録はメールアドレスのみ、1分以内です。
「自分がやらないと止まる」販促から抜け出す方法
ここまでのステップを読んで、こう思った方もいるはずです。
「そんな時間ない」「一人でそこまでできない」と。
その気持ち、よく分かります。
でも、少し立ち止まって考えてみてください。
あなたは今、縮毛矯正の予約を増やしたいと思っていますか?
来年の梅雨に、また「予約が思ったほど入らなかった」と悔しい思いをしたいですか?
問題は「時間がない」ことではなく、「型がない」ことです。
毎年5月になるたびに「何をしようか」と考え直していては、永遠に時間が足りない。でも今回整理したSTEP 1〜4を、一度「テンプレート」として作ってしまえば、来年以降はそれを使い回すだけになります。
LINEの配信文も、一度書いてしまえば翌年は日付と細部を変えるだけ。
これが「属人的な頑張り」を「型」に変えるということです。
「販促を『思い立ったらやる』から『定期接点の仕組み』に変えることで、オーナーが体力を削らなくても予約が入る状態に近づいていきます。地味な作業ですが、これを積み上げた店と積み上げなかった店では、3年後に大きな差がつきます。」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
実際に、美容室の閑散期でも予約が止まらないための集客の打ち手も、この「型」を持っているかどうかで結果が変わります。
梅雨シーズンだけでなく、秋冬のメニュー告知も、閑散期の対策も、同じ構造で動かせるようになる。
そこに向かっていきましょう。
仕組みができると、リピート率と月商が変わる
こういった告知と予約誘導の仕組みを整えたサロンに、具体的にどういう変化が起きるか。
「リピート率が38%から71%になり、LINE集客とフォローアップの自動化で月商が年間で1.6倍になりました」
美容室オーナー(2店舗経営)
この事例が示しているのは、施術の質を上げたわけでも、値引きをしたわけでもないということです。
変えたのは「仕組み」だけです。
LINE集客の導線を整え、フォローアップを自動化した。それだけでリピート率が2倍近くになり、月商が年間で1.6倍に伸びた。
縮毛矯正のシーズン集客も同じ発想です。
一度梅雨シーズンに来てくれたお客さんを、秋のメンテナンス、年末のトリートメント、翌年の梅雨前の縮毛矯正へとつなげていく流れを作れるかどうか。
これができると、毎年「今年も告知どうしよう」と悩まなくなります。
美容室の値上げをお客さんに納得してもらうための伝え方も、この「信頼関係の積み上げ」があってこそ成立します。定期的に接点を持ち、価値を伝え続けているサロンは、値上げをしてもお客さんが離れにくい。
そういうサロンを目指していきましょう。
まとめ:梅雨シーズンの縮毛矯正集客は「準備の時期」が9割
今回の手順を整理すると、こうなります。
梅雨入りの3週間前に告知スタート。
既存客へのLINE先行告知から始め、1週間後に具体的なメリットを添えて再告知。梅雨入り直前に残枠を可視化して予約を促す。施術後に次回のメンテナンス時期を伝えてリピートにつなぐ。
この流れを今年一度テンプレートにしてしまえば、来年以降は「型」を使い回すだけになります。
オーナー1人の気合いに頼らず、定期接点の仕組みで予約が回り続ける状態。それが、朝から晩まで現場に立ち続けなくても繁盛しているサロンの正体です。
地味な作業を「すぐに」「継続して」やり切ることで、その状態に近づいていきましょう。
店舗経営は、ゴールのないマラソンです。でも型があれば、ペースを保って走り続けられます。
リピート率38%→71%、月商1.6倍の事例が示しているのは、施術の質より「仕組みの有無」が結果を分けるということでした。一人で考え続けても型は生まれません。増益繁盛クラブでは、同じ景色を見ている全国の仲間と一緒に、販促の仕組みを少しずつ積み上げていける環境があります。