2.集客対策

居酒屋のディナーに客が少ない夜、売上を立て直すための3つのステップ

夜の仕込みが終わって、暖簾を出す。

18時。19時。
カウンターに誰もいない。

厨房で揚げ油の温度だけが上がっていく。
その時間の、あの重さ。

居酒屋をやっていると、
必ずこういう夜があります。

問題は「たまにある」ではなく、
「それが続いている」という状態です。

売上を伸ばしたい、利益を残したい。
その気持ちは当然です。

でも、何から手をつければいいか分からず、
結局その月を乗り切ることだけに
追われてしまう。

私がこれまで出会ってきた
飲食店の経営者の方も、
ほとんどがここから始まっています。

と言うことで、
今日は「ディナーに客が少ない夜をどう立て直すか」を、
3つのステップに分けて話していきます。

📋 この記事でわかること

  1. なぜディナーの客が少ない夜が続くのか、原因の構造
  2. 客数・客単価・来店頻度の3つに分解して弱点を見つける方法
  3. 紙・ネット・AIを組み合わせた売上立て直しの具体的な3ステップ
  4. 値引きに頼らず「価値で選ばれる」居酒屋に変わるための考え方

こんな方におすすめ

  • ✅ ディナータイムの客数が月単位で減っていると感じている居酒屋オーナーの方
  • ✅ クーポンや値引きで集客しているが、利益が残らないと悩んでいる方
  • ✅ 売上の落ちた原因が「景気のせい」なのか「自店の問題」なのかわからない方
  • ✅ 紙チラシやSNSを試したが続かなかった、または何から始めるか迷っている方
  • ✅ 月商をもう一段階引き上げて、手元に利益を残したい方
居酒屋のディナーに客が少ない夜、売上を立て直すための3つのステップ | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

「今月は運が悪かった」では、来月も変わらない

客が少ない夜が続くと、
人は理由を外に求めます。

「雨だったから」
「連休前だったから」
「近くに新しい店ができたから」

全部、間違いではありません。
でも、それで片付けてしまうと
来月も同じ夜が来ます。

売上は運ではなく、構造で決まります。

具体的には、
「客数 × 客単価 × 来店頻度」
この3つの掛け算です。

ディナーの売上が落ちているなら、
この3つのどれが崩れているのかを
まず見ること。

例えば、客数は来ているのに
月商が伸びていないなら、
客単価か来店頻度に問題があります。

新規のお客さんが来ないなら、
客数の問題です。

あなたのお店は、
今どこが一番弱いですか?

ここを見ずに「とにかくSNSをやる」
「とにかくクーポンを配る」をやっても、
的外れな打ち手になります。

まず分解する。
それが出発点です。

売上の構造について詳しくは、
居酒屋の売上はどこで決まるか、構造を分解してわかった数字の読み方にも書いています。参考にしてください。

「3つのどこが弱いか」はわかったけれど、自分のお店の場合に具体的に何をすればいいかがまだ見えていない、という状態ではないでしょうか。繁盛店ポータルに登録すると、AIがあなたの業種・状況に合わせて相談に乗ってくれる「ハワードジョイマンAIへの無料相談」と、経営の軸を整理できる「増益繁盛プランナー(5ステップ)」を無料で使えます。メール登録だけで、1分で始められます。

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ステップ1:弱点の特定。数字を3つに分けて見る

診断 STEP 1

先月のディナー売上を3つに分解する

まず手元のレジデータを開いてください。
先月のディナータイム(例: 17時〜23時)の
売上合計・客数・来店組数を出します。

そこから計算します。

  • 客単価 = 売上 ÷ 客数
  • 来店頻度 = リピーターが月に何回来ているか

⚠️ よくある失敗:「なんとなく感覚で分かってる」と思って
数字を出さないまま対策をやり始めること。
感覚と実数はたいていズレています。必ず出してください。

チェックポイント1:客数が落ちているか

前年同月・前月と比べて
来店組数が減っていますか?
減っているなら、新規集客の問題です。

✅ ポイント:新規客が来ない原因の多くは「存在を知られていない」こと。Googleマップへの露出やチラシの配布エリアを見直すことから始めます。

チェックポイント2:客単価が下がっているか

客数は変わっていないのに
売上が落ちているなら、
単価が下がっています。

✅ ポイント:値引きメニューやクーポンに依存していると、来るお客さんの質が変わります。注文単価を自然に上げるメニュー設計とPOPの見直しが有効です。

チェックポイント3:リピーターが来ていないか

新規は来るのに毎月客数が安定しないなら、
再来店の仕組みがない状態です。

✅ ポイント:LINEの友だち登録を促す仕組みと、来店後のフォローアップ(ハガキDMやLINE配信)を設けることで、来店頻度を上げられます。

✓ ここまでのポイント

  • ディナーの売上不振は「運」ではなく「客数・客単価・来店頻度」のどれかが崩れている構造問題
  • 感覚ではなく実数を出すことが、正しい打ち手を選ぶ前提になる
  • 3つのどこが弱いかで、次に打つ手がまったく変わってくる

弱点を分解する方法は分かった。でも、チラシ・LINE・Googleマップを「継続して回す」仕組みを一人で作るのが難しい、というのが本音ではないでしょうか。繁盛店ポータルの「みんなの経営相談DB」では、業種とカテゴリを選ぶだけでAIに相談でき、チラシやメニュー表を添付して改善アドバイスをもらうこともできます。無料アカウント開設のみで使えます。

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ステップ2:弱点に合った手段を選ぶ。紙・ネット・AIを等価に使う

弱点が分かったら、次は手段を選びます。

ここで多くの方がやりがちなのが、
「今流行っているから」でInstagramを始めたり、
「安いから」でポスティングをやったりすること。

これも逆です。

手段は弱点に合わせて選ぶもの。
流行で選ぶものではありません。

❌ よくあるパターン:手段ありきで動く

  • 「SNSをやれば客が来る」と思って投稿を始めるが、フォロワーが増えない
  • クーポンで集客するが、来るのは値引き目当てのお客さんばかりで単価が下がる
  • チラシを1回だけ配って「効果なかった」と判断してやめる

✅ 推奨アプローチ:弱点に合わせて手段を組み合わせる

  • 客数が弱いなら:Googleマップ(MEO)整備+チラシ+Instagram
  • 客単価が弱いなら:POP刷新+メニュー設計の見直し+AIを使った販促文作成
  • 来店頻度が弱いなら:LINE公式アカウント+ハガキDM+ニュースレター

「お金をかけずに売上を伸ばす」という発想は、
正直なところ愚策だと私は思っています。

必要なところに投資するから、
顧客が生まれます。

広告費を出し惜しんで
誰にも知られないまま閉める店より、
投資して10年続く店の方がよほどいい。

「売上が上がらない原因を『景気』や『立地』に求める間は、何も変わりません。3つに分解して自店の弱点を見つけた瞬間から、やるべきことが見え始めます。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

平日の集客という観点では、
居酒屋の平日に客が来ない、暇な曜日を稼ぎ日に変えた3つのアプローチも参考になります。曜日別の戦略が整理されています。

ステップ3:継続して回す。販促は「仕込み」と同じ

ここが一番大事で、
一番できていない部分です。

チラシを1回配る。
SNSを2週間続ける。
Googleマップを登録したまま放置する。

これでは仕込みと同じです。
仕込んだだけで火を入れなければ、
料理にはなりません。

販促は「継続して回す」ことで
初めて機能します。

実践 STEP 2

月次の販促サイクルを決める

毎月やることを決めて、
カレンダーに入れてしまいます。

  • 月初:LINE配信(先月来てくれたお客さんへ近況と特典を送る)
  • 月中:Googleマップの投稿を週1回更新
  • 月末:ハガキDMの作成と投函(リピーターへ)

⚠️ よくある失敗:「忙しい月はやらない」と決めてしまうこと。
忙しい月ほど、翌月の仕込みが必要です。
暇になってから動いても、効果が出るのは翌々月になります。

実践 STEP 3

効果を数字で追う

やりっぱなしは続きません。
「このチラシを配った月は客数が何人増えたか」
「LINE配信した週の来店数はどうだったか」

数字で追うことで、
何が効いているかが分かります。
効いているものに集中する。
効いていないものは変える。

⚠️ よくある失敗:「効果があった気がする」で続けてしまうこと。
感覚ではなく数字で判断する習慣が、
経営の精度を上げます。

「月商25%増えました。それより、閉店後の残業が減って、今は店に立つのが待ち遠しいくらいです。」

鉄板居酒屋オーナー(40代・男性)

この方が変わったのも、
最初は「売上が上がらない夜が続いている」
という状態からでした。

変わったのは手法よりも先に、
「売上を運任せにしない」という考え方でした。

数字を分解して弱点を見つけ、
弱点に合った手段を選び、
継続して回す。

この3ステップは派手ではありません。
でも、続けると確実に変わります。

売上の立て直しについてさらに詳しく知りたい方は、
居酒屋の売上が落ちた時に見直す、客数・客単価・来店頻度の立て直し事例もあわせて読んでみてください。

まとめ:「なんとなく乗り切る」を卒業する

客が少ない夜が続いているなら、
今月だけなんとかしようとするのをやめてください。

売上を3つに分解する。
弱点に合った手段を選ぶ。
継続して回す仕組みを作る。

この順番で動くことで、
「今月も乗り切った」から
「来月が楽しみだ」に変わっていきます。

支援実績833件以上の中で、
立て直しに成功した居酒屋に共通しているのは
「早く動き始めた」こと、それだけです。

一緒に、手元に利益が残る居酒屋を
つくっていきましょう。

店舗経営は、仕込みを毎日続けるプロの仕事です。
販促も同じ。やめなければ、必ず味が出てきます。

3ステップを読んで「やるべきことは分かった、でも一人でやり切れるか不安」と感じているなら、その感覚は正直だと思います。増益繁盛クラブでは、客数・客単価・来店頻度の3系統を順番に実行していける伴走の場があり、全国の同じ景色を見ている経営者仲間と一緒に続けられます。申込フォームへの入力だけで参加できます。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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