2.集客対策

飲食店の販促ツール比較、紙・LINE・SNSを月商規模別に選ぶ基準

9月末の清水港。

早朝、港沿いを走っていると、
釣り人が何人かいました。

みんな竿を持って並んでいる。
でも、釣れている人と
まったく釣れていない人がいる。

何が違うかというと、
釣れている人は「どこで・何の餌で・どの深さで」
という判断をしていました。

釣れていない人は、
ただ竿を垂らして待っている。

販促も、まったく同じです。

「チラシをやってみたけど効果がなかった」
「Instagramを投稿したのに全然来ない」

という声を、
飲食店さんから毎月のように聞きます。

問題は、ツールそのものではありません。

そのお店の規模と状況に合った
使い方をしていないことが問題です。

と言うことで、今日は
紙・LINE・SNSという
主要な販促ツールを、
月商規模別にどれを選ぶか、
その基準をお伝えします。

こんな方におすすめ

  • ✅ 販促をやっているのに売上の波が大きいと感じている方
  • ✅ チラシ・LINE・SNSのどれから手をつければいいか迷っている飲食店オーナーの方
  • ✅ 月商の壁(300万・500万・600万円)を越えられずにいる方
  • ✅ 来月の売上が読めず、経営を運任せにしている感覚がある方
  • ✅ 販促を「感覚」ではなく「仕組み」に変えたい方

📋 この記事でわかること

  1. 紙・LINE・SNSそれぞれの販促ツールが持つ特性と向き不向き
  2. 月商規模別(〜200万・200〜500万・500万〜)の販促ツールの選び方
  3. 売上を意図的に作るための「3系統分解」という考え方
  4. 販促を組み合わせて月商の波をなくすための実践的な順序
飲食店の販促ツール比較、紙・LINE・SNSを月商規模別に選ぶ基準 | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

「全部やる」も「1つだけ」も、どちらも間違い

「何をやればいいか分からないから、
全部やってみます。」

これ、よくある失敗パターンです。

Instagram・X・チラシ・LINE・Google広告を
同時にスタートして、
どれも中途半端になる。

逆に、

「うちはずっとチラシだけでやってきた。」

これも、ある月商の壁を越えると
機能しなくなります。

大事なのは、
「今の月商規模でどれが最も効くか」
という優先順位です。

販促ツールに優劣はありません。
ただ、使う順番と組み合わせに正解がある。

それぞれの特性から整理します。

「チラシ・LINE・SNS、どれをやればいいか分からない」という状態のまま、感覚で動かしてきた方も多いと思います。繁盛店ポータルに登録すると、ハワードジョイマンAIに業種・月商規模を伝えるだけで、今のお店に合った販促の優先順位を具体的に教えてもらえます。メール登録のみ、1分で開設できます。

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紙販促・LINE・SNSの特性を正直に比べる

❌ よくある誤解

  • 「SNSが最新だから一番効果がある」
  • 「チラシはもう古い、やっても無駄」
  • 「LINEは登録してもらうのが大変で続かない」

✅ 実際の特性はこうです

  • 紙(チラシ・ハガキDM・POP)→ 新規の認知と再来店の両方に使える。既存客へのハガキDMは費用対効果が高く、即効性が出やすい
  • LINE → リピーターへの来店頻度アップに最も強い。登録さえしてもらえれば、ほぼ確実に目に届く
  • SNS(Instagram・X) → 認知拡大と世界観の訴求に向く。ただし、フォロワーを売上に変えるには設計が要る

要するに、それぞれ「得意な敵」が違います。

客数を増やしたいのか、
来店頻度を上げたいのか、
客単価を伸ばしたいのか。

この3系統に売上を分解して、
どこを動かしたいかで選ぶツールが変わります。

あなたのお店は今、
どの数字が一番止まっていますか?

新規が来ていないのか、
来ているのにリピートしないのか。
この2つで答えはほぼ変わってきます。

月商200万円以下のお店がやるべきこと

月商200万円以下のお店は、
まず「地元に知ってもらう」が最優先です。

この規模では、
SNSで全国に届けようとするより、
半径3km以内の人に知ってもらう方が
はるかに効率がいいです。

チェックポイント1:新規の認知があるか診断

「先月の新規のお客さんは何人でしたか?」
この数字をすぐに答えられるお店は、
経営を意図的に動かしています。
答えられないお店は、まだ「運任せ」の状態です。

✅ ポイント:まず入口の数(新規客数)を把握することから始める。計測できていないものは、改善できません。

この規模でおすすめの優先順位は、

①チラシ(エリアポスティング)
②Googleビジネスプロフィール(無料)の整備
③LINEの登録案内を店頭に置く

この順番です。

SNSは後回しでいいです。
フォロワー0の状態で毎日投稿しても
消耗するだけです。

まず地元に来てもらって、
リピートを仕組みに乗せる。
これが先です。

✓ ここまでのポイント

  • 販促ツールに優劣はなく、月商規模と狙う「3系統(客数・客単価・来店頻度)」で選ぶものが変わる
  • 月商200万以下は「地元の新規認知」が最優先。チラシとMEOから始めるのが現実的
  • SNSは認知拡大に向くが、フォロワー獲得の前に来店・リピートの仕組みを先に作る方が効率がいい

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月商200〜500万円のお店が越えるべき壁

この規模のお店が一番悩みやすいのは、
「いい月と悪い月の差が激しい」という波です。

私自身、独立当初に
まったく同じ場所に立っていました。

仕事が来る月は来る。
でも来ない月はまったく来ない。

その正体は、
「既存客への来店頻度アップ策」が
ゼロだったことです。

「売上の波をなくしたいなら、新規を追うより先に、すでに来てくれているお客さんとの関係を深める方が断然早い。新規1人を獲得するコストは、既存客を再来店させるコストの5倍かかります。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

月商200〜500万円の規模で強力なのは、
LINEです。

一度登録してもらえれば、
キャンペーン告知・新メニュー案内・
閑散期の来店促進を、
ほぼゼロコストで届けられます。

ただ、LINEで気をつけたいのは
「配信内容」です。

「セール中です」「来てください」だけの配信は、
ブロックされます。

お客さんが読んで得する情報、
お店のこだわりや裏話、
季節の提案が入っている配信が
残ります。

この規模での優先順位は、

①LINE登録の仕組みを整える(店頭・レシート・メニュー表)
②月2〜3回の配信を習慣化する
③Instagram or Googleの口コミ対策で新規を補う

この順番です。

チラシ・SNS・LINEのどれから手をつけるか迷ったときの判断基準も合わせて読んでみてください。

「月商200万→560万になりました。値引き競争から抜け出して、料理への自信を取り戻せた。」

焼肉店オーナー(40代・男性)

月商500万円以上のお店はSNSと紙を「組み合わせる」段階

月商500万円以上になってくると、
単発の施策では天井が見えてきます。

ここから先は、
「紙×LINE×SNS」の三層を
意図的に組み合わせる設計が必要です。

例えば、

新規はInstagramとチラシで呼ぶ。
来店したらLINE登録を促す。
LINE配信でリピートを仕組み化する。
特別な既存客にはハガキDMを送る。

この流れを作ると、
月商の波がなくなり始めます。

ここで一つ、お伝えしたい事例があります。

アパレルの小売店さんで、
客単価が1.8倍、月商1,100万円を達成した方がいます。

何をしたかというと、
POPとSNS訴求の言葉を統一したことと、
AIを使って販促文を作る速度を10倍にしたことです。

これは飲食店でも同じことが言えます。

メニュー表のPOPに書いてある言葉と、
Instagramに投稿している言葉が
バラバラなお店は非常に多いです。

お客さんから見ると、
「あれ、SNSで見た雰囲気と違う」
という違和感になります。

紙とネットの言葉を統一する。
これだけで、信頼感と客単価が変わります。

この規模での優先順位は、

①紙(POP・ハガキDM)・LINE・SNSの「言葉」を統一する
②AIで販促文の制作スピードを上げる
③Google広告やチラシで新規の層を広げる

この順番です。

自店の販促施策を仕分けるための5つの判断軸も参考にしてみてください。

売上を「意図的に作る」ための考え方

ここまで読んでいただいて、
共通していることに気づきましたか?

どの規模でも、
販促ツールを選ぶ前に必要なことがあります。

それは、
売上を3つに分解することです。

客数を増やしたいのか。
客単価を上げたいのか。
来店頻度を上げたいのか。

この3つのうち、
今どれが一番動いていないかを特定する。

そこに合ったツールを選んで動かす。

これが「意図的に売上を作る」ということです。

「来月の売上がどうなるか分からない」
という状態は、
この3系統のどれを動かすかを
決めていないから起きます。

「いい月と悪い月の差が大きい」
という状態は、
新規に頼って既存客への手当てが
できていないから起きます。

チラシだけが悪いわけでも、
SNSだけが悪いわけでもない。

「どの系統を狙って、どのツールで動かすか」
が決まっていないことが原因です。

「販促ツールは道具です。道具の性能を比べるより、今の自分のお店に必要な一手を選ぶ眼を磨く方が、100倍早く結果につながります。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

飲食店の集客方法、紙販促・SNS・MEOを組み合わせた効果的な順序と考え方も合わせて読んでみてください。

まとめ:ツールを選ぶ前に「今どこを動かすか」を決める

今日お伝えしたことを整理します。

月商200万円以下
→ チラシとMEOで地元の新規認知から始める

月商200〜500万円
→ LINEで来店頻度を上げる仕組みを先に作る

月商500万円以上
→ 紙・LINE・SNSの「言葉を統一」して三層を回す

どの規模でも共通しているのは、
客数・客単価・来店頻度の3系統で
売上を分解してから
ツールを選ぶということです。

ツールを先に決めると迷子になります。
「今どこを動かしたいか」を先に決める。

それが、売上を運任せにしない
経営の入口です。

ぜひ今日から、
自分のお店の3系統を
紙に書き出してみてください。

どれが一番止まっているか、
数字にしてみると、
やるべきことが自然と見えてきます。

意図的に売上を作る経営に、
一緒に変えていきましょう!

店舗経営は、どこまでも続く山登りです。
次のルートを決めてから、一歩踏み出しましょう。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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