2.集客対策

お盆明けに売上が落ちる飲食店が、9月の集客を立て直すために朝から晩まで見直したい打ち手

お盆明けの静けさ。

毎年この時期になると、
静岡市清水区の事務所でメールをひらくと、
飲食店の方からこんな声が届くんです。

「先週まであんなに混んでたのに、
今週から一気に静かになりました」

分かります。
お盆はどこも特需がある。
でも明けた途端に客足がぱたりと止まる。

今朝も早めに起きて
少し走ってから事務所に入ったんですが、
走りながらずっと考えてたのは
「9月をどう立て直すか」じゃなくて、
「9月を地域No.1への踏み台にするか」でした。

と言うことで、
今日は朝から晩まで一日を追いながら、
9月の集客立て直しと
地域ブランドの作り方を
実践ベースで書いていきます。

📋 この記事でわかること

  1. お盆明けに売上が落ちる本当の理由と、9月に巻き返す考え方
  2. 朝・昼・夕・夜の時間帯別に仕込む、地域密着の集客打ち手
  3. 値引きに頼らず「価値で選ばれる店」として地域No.1に近づく方法
  4. 一日の動きを仕組みに落とし、売上を意図的に作る経営への転換点

こんな方におすすめ

  • ✅ お盆明けから9月にかけて毎年売上が落ち込む飲食店オーナーの方
  • ✅ 値引きやクーポンに頼らず、地域で一目置かれる存在になりたい方
  • ✅ GoogleビジネスプロフィールやSNSを活用したいがやり方が分からない方
  • ✅ 月商の壁を超えて「地域No.1」と呼ばれる店を本気で目指したい方
  • ✅ 派手な広告より、地道な販促を積み重ねて長く繁盛したい方
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朝6時:走りながら考える「9月の地図」

私の朝はだいたい走ることから始まります。

マラソンを始めて2年ほど経ちますが、
走っているときが一番頭が整理される。
今朝もそうでした。

お盆明けに売上が落ちる理由は、
実は単純なんです。

お盆はお客さんが
「帰省」「休暇」という
特別モードで動いている。
だから外食が増える。

でも9月に入ると
日常に戻るんですよ。
財布のひもも締まる。

つまり「お盆が良かった」のではなく、
「9月が日常」なんです。

だから問うべきは
「9月に何で取り戻すか」じゃない。
「日常の中で、なぜうちを選ぶのか」です。

走りながらそこまで考えて、
事務所に着いたのが7時前。
今日もいい朝でした。

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朝8時:一日の最初に触るのはGoogleビジネスプロフィール

事務所に入ってまずやること。
コーヒーを淹れて、
Googleビジネスプロフィールをひらく。

これを会員の方にお伝えすると、
「そんな地味なことが効くんですか?」
って言われます。

効くんです。

月商と売上・粗利・手残りの違いを飲食店の数字で解説した記事でも触れましたが、
来店してくれるお客さんの多くは
「近くで探す」「今日行ける店を探す」
という行動をとっている。

その入口がGoogleマップです。

9月の取り組みとして
まずやってほしいのは3つ。

①最新の写真を上げる。
②今月のおすすめメニューを投稿する。
③口コミに一件ずつ返事を書く。

写真は「今の季節感があるもの」が強い。
9月なら秋の食材を使った新メニュー、
外観の変化、スタッフの笑顔。

口コミへの返信は
「ありがとうございます」だけじゃない。
「先月から新しく始めた〇〇が好評で」と
一言足す。

それだけで
次に来るお客さんへのメッセージになる。
Googleが評価する前に、
人が読んで「行ってみよう」と思う。

地域No.1の店は、
派手な広告で選ばれているわけじゃない。
検索したときに「この店、ちゃんとしてる」
と感じさせる積み重ねが
ブランドを作っていくんです。

午前10時:会員からの相談と「値引き依存の怖さ」

事務所でメールとチャットを確認する時間。
今日も増益繁盛クラブの会員の方から
相談が届いていました。

「9月の客数が心配で、
割引クーポンを出そうか迷ってます」

よく来る相談です。
気持ちはすごく分かる。

でも、これは逆なんです。

クーポンで来たお客さんは、
次もクーポンがあれば来る。
なければ来ない。

値引きで集めた客数は、
値引きをやめた瞬間に消える。
それだけじゃなく、
「あそこは安い店」という
イメージが地域に定着する。

地域No.1は、安い店じゃない。
「あそこに行けば間違いない」と言われる店です。

あなたは今、
値引きで選ばれていますか?
それとも価値で選ばれていますか?

「値下げは一時的に客数を増やすかもしれない。でも地域に残るのは、価値を伝え続けた店だけです。値引きで作ったブランドは、より安い店が来た瞬間に崩れる。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

これは私が自分の独立直後の経験から
確信していることでもある。

当時の私は仕事がゼロで、
全財産が底をついた。
でも「安くします」で仕事を取ることは
しなかった。
価値を伝える方法を必死に考えた。

結果として今がある。
商売も同じです。

✓ ここまでのポイント

  • お盆明けの売上減は「日常への回帰」。問うべきは「日常でなぜ選ばれるか」
  • Googleビジネスプロフィールの写真・投稿・口コミ返信が地域ブランドの土台になる
  • クーポン・値引きで作った客数は仕組みじゃなく依存。地域No.1は価値の積み重ねでできる

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午後1時:9月の販促カレンダーを30分で組む

昼食を終えて、
午後の最初にやること。
販促カレンダーの9月分を埋める作業です。

「カレンダー」と言っても
難しく考えなくていい。

9月で使えるネタを
ざっと並べてみてください。

・敬老の日(9月第3月曜日)
・秋分の日前後の気候の変わり目
・新米・秋の食材の旬
・スポーツの秋・食欲の秋

これだけでも
メニューの見せ方、
店頭のPOP、
SNS投稿のネタが
山ほど出てくる。

飲食店の年間販促カレンダーで売上の山を作る方法でも詳しく書きましたが、
売上は仕込みで作るものです。
月が始まってから焦って動くのは
すでに半月遅れている。

今日8月28日に、
9月の販促を組む。
これが正しい順番です。

地域No.1の店は、
「今月どうしよう」と悩まない。
「来月の仕込みが済んだ」
という状態で毎月を迎えている。

ニュースレターを送るなら
今週中に原稿を書く。
インスタやLINE配信も
今週スケジュールを組む。

「そんな時間ない」
と思った方は、
30分だけ試してみてください。
どこかに必ず30分は作れます。

チェックポイント1:9月の集客ネタが手元にあるか

メニュー変更・旬の食材・季節のイベント・スタッフの話題など、9月に使えるコンテンツが今手元に揃っているか確認する。

✅ ポイント:何もなければ今日中に「敬老の日のご利用提案」「秋の新メニュー告知」の2本だけ先に決める。そこから広げていけばいい。

チェックポイント2:Googleビジネスプロフィールの最終更新はいつか

1ヶ月以上投稿がない店は、Googleマップで「休業中かも」と見られるリスクがある。

✅ ポイント:週1回のペースで投稿するだけで、地域の検索結果に出やすくなる。写真1枚+一言でいい。

チェックポイント3:口コミへの返信が溜まっていないか

返信が未対応の口コミが3件以上たまっているなら、今日中に返す。

✅ ポイント:返信は「来るかもしれない次のお客さん」へのメッセージ。丁寧かつ店の個性が出る言葉で返すと、それ自体がブランディングになる。

「月商420万円から560万円になったのは、値引きをやめて、お客さんに価値を伝え続けた結果です。週2日の休みも取れるようになって、料理への自信が戻ってきました。」

焼肉店オーナー(40代・男性)

この方が変わったのも、
最初の一歩は地味なことでした。

メニューの見せ方を変えた。
お客さんへの伝え方を変えた。
値引きに頼る自分の思考を変えた。

結果として客単価が上がり、
月商が上がり、
経営に余裕ができた。
料理が楽しくなった。

地域No.1のブランドは、
こういう積み重ねの先にあります。

午後3時:SNS投稿と「地域の目線」

事務所の営業は15時までなので、
この時間が一日の締めになる。

会員の方へのフォローをしながら、
よく考えるのが
「地域の目線を持っているか」です。

飲食店のInstagram集客でフォロワーより大事にしたい視点でも書きましたが、
SNSはフォロワー数が正義じゃない。

地域の人に
「この店、最近よく見るな」
と思わせることが大事です。

投稿の内容は
「映える料理写真」じゃなくていい。

「今週入った秋の食材」
「常連さんに喜ばれた一皿」
「厨房の仕込みの様子」

こういった等身大の投稿が、
地域のお客さんとの距離を縮める。

「あの店のオーナー、
いい仕事してるな」
と思わせること。
それがブランドです。

有名シェフじゃなくていい。
巨大な広告費がなくていい。

地域の人が
「うちの近所の繁盛店」と
自慢したくなる店になること。

私のミッションは、
そういう経営者を全国に1000人作ることです。
一人そうした人が現れると、
周りに目標にする経営者が増えて、
街全体が賑わっていく。

今日、あなたのお店が発信する一投稿が、
その第一歩になるかもしれない。

夜:閉店後の30分で「来月の根を張る」

飲食店の閉店後は疲れてる。
それはよく分かってます。

でも地域No.1の店を作る人は、
この30分の使い方が違う。

❌ よくあるパターン

  • 売上を眺めて今日の反省だけする
  • 「来月もうちょっと頑張ろう」で終わる
  • 疲れてSNSを眺めて寝る

✅ 地域ブランドを作る人のパターン

  • 今日の口コミをチェックして返信する
  • 来月のニュースレターの骨格を5行書く
  • 常連さんへのハガキを3枚書く

ハガキDM。
これ、侮るなかれです。

LINEやメールより、
ハガキは圧倒的に読まれる。
手書きなら尚更です。

しばらく来ていない常連さんへ
「秋の新メニューができました」と
一枚送る。

「そういえばあの店、
最近行ってないな」と
思い出してもらえる。

来店人数を計測し売上を3系統に分解する入門でも触れましたが、
売上は「客数×客単価×来店頻度」で動く。

9月の集客を立て直すとき、
新規ばかりを追わなくていい。

既存のお客さんに
もう一度来てもらう。
そちらの方が費用も労力も少ない。

夜の30分に
3枚のハガキ。
月に60枚のハガキ。

地味です。
でもこれを半年続けた店が、
地域No.1になっていくんです。

まとめ:9月は「巻き返し」じゃなく「根を張る季節」

お盆明けの売上の落ち込みを
「どう取り戻すか」と考えると、
焦って値引きやクーポンに手が伸びる。

でも発想を変えると、
9月は絶好機です。

特需が落ち着いた分、
地域のお客さんの「日常の選択」に
入り込むチャンスがある。

Googleビジネスプロフィールを整える。
口コミに丁寧に返す。
ニュースレターを送る。
ハガキを3枚書く。
SNSで等身大の姿を見せる。

どれも地味です。
でもこれをぶれずに続けた店だけが、
地域で「あそこが一番」と
言われるようになる。

値引き競争は消耗戦です。
価値の伝道は、やればやるほど
お客さんとの絆が深まる。

あなたのお店の9月を、
地域No.1への根を張る季節にしていきましょう。

店舗経営は、ゴールのないマラソンです。
でも走り続けた先に見える景色は、
休んだ人には見えない。
一緒に走っていきましょう。

ハワードジョイマン


追伸:
今回の記事で書いたGoogleビジネスプロフィール・ハガキDM・ニュースレターは、
どれも「知ってる」だけでは売上に変わらない。
「実際にやる」ことで初めて結果が出る。
一人でやり続けるのが難しい方は、
全国の仲間と一緒に動ける場所があります。
下のリンクから覗いてみてください。

9月の打ち手は記事に書いた通りです。でも一人でぶれずに続けることが、一番むずかしい。増益繁盛クラブでは、Googleビジネスプロフィール・ニュースレター・ハガキDMといった地道な打ち手を、全国の仲間と仕組みの中で実行し続けられる環境を用意しています。売上ではなく利益が残る体質に変えたい方は、まず内容を確認してみてください。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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