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■入門 笑人流繁盛術

お店が繁盛しない本当の理由(入門笑人流繁盛術 その2)

私は、増益繁盛クラブという会員制の経営コンサルティングサポートを行っております。そのため、主として地域で活動している小売店、飲食店、美容室、整体院の方から相談を受けます。

その中で、よくある相談が、「こだわりの商品やサービスを提供しているけど、結局、割引販売をしてしまい、お店の売り上げが伸び悩んでいます。どうしたらいいでしょうか?」というものです。

あなたは大丈夫でしょうか?もし、あなたが同様の悩みを抱えているのであれば、ぜひ、耳を傾けてください。

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こだわりがある良い商品やサービスがあるのに
繁盛しないお店の悪循環パターンとは?
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「こだわりがある良い商品やサービスがあるのに、お客さんが来ない」

このように悩んでいるお店は、いつしか

「値段が高いからお客さんが来ないのではないか?」
「あの店も最近値下げしたから、お客さんが増えているみたいよ」

と、周りのお店が気になりだします。
そして、値段を下げて販売するようになります。

確かに値段を下げると、お客さんが来るようになります。

これは一見、良いように感じますね。

でも、それは一時的な話し。
割引期間が終わるとパタッとお客さんは来なくなります。

そうなんです。
すると前よりもひどい状況になるのです。

このような割引販売がきっかけで、
お店が閉店に追い込まれるお店が多いのです。

経済産業省傘下の中小企業庁が編纂している
中小企業白書という政府が発行している本があります。

そこでも、統計調査結果がでているのですが、お店が閉店した一番の理由は、「販売不振」となっております。

この販売不振のきっかけの根源にあるのは、利益がとれない割引販売なのです。

ようは、割引しないと売れない。
売っても利益が残らない。
そして、何もできなくなる・・・。

適正利益がとれない「安売り販売」は、いわば自らのお店の寿命を縮めている行為なのです。

というのも、値段を下げて販売するお店の実情というのは、

◆値段を下げた時しかお客さんが来なくなる
  →結局、いつも安売りしないといけなくなる。

◆割引販売によりお客さんは来るが、割引分だけ1商品当たりの利益が減る。→働いている割に、商品利益が減るためお店にお金が残らない。

◆しかし、来店者が増えるから在庫量や人件費は増える。
  →商品利益が減っているにも関わらず、費用が増える。
   仕入れ費用や人件費の上昇で、余計にお金が残らなくなる

◆仕入商品の中の一部売れ残りが廃棄処分となる。
  →通常時より廃棄ロスが増え、費用が余計に上昇する。

◆利益がでないから、広告チラシなどの販促費用を捻出できない。
設備が壊れても修理できない。改装できないからお店はどんどん老朽化する。

◆結果、来店者数が更に減り、他の安売り店にお客さんが流れていく。

こうして「販売不振」になるお店が多いのが現状なのです。

このような悪循環に陥り、閉店せざるを得ない状況に追い込まれるのです。

強烈な割引販売をしているお店は、一見客数がアップして、はた目からは繁盛しているように見えます。

でも実際は、今回説明したように、「割引しない時の方が良かった」という経営者も多いのです。

あなたは、この話を聞いて、「確かに割引してもお店は繁盛しない」、「割引しなくても繁盛する方法を知りたい」と感じたのではないでしょうか?

でも、その一方で、「そうは言っても、やはり今の時代、お店を経営するのは難しい」と感じているかもしれません。

でも大丈夫です。どのような時代でも繁盛するお店は沢山あります。

繁盛しないお店に、繁盛しない理由があるように、繁盛するお店は、繁盛するべくして繁盛するのです。

私はあなたに繁盛店になってもらいたいのです。

だからこそ、私はお店が着実に繁盛するために、お話させていただいております。

今の時代に繁盛するには、やるべきことが3つあるのです。

それは、
(1)他店と差別化をするのではなく、独自化をすること
(2)お店が儲かる仕組みを作ること
(3)価値を伝える表現力を身につけ、価値を共有すること
この3つなんです。

この3つの取り組みをすることで、

◆他店との競争からいっさい解放され、独自の繁盛路線を歩めます。

◆多くのお客さん(ファン)に囲まれ、客数減の悩みから解放されます。

◆割引しなくても商品が売れるようになり、お店に利益が残るようになります。

次のページでは、今日お話しした「笑人流繁盛術」の3つの基本的な考え方を1テーマずつお話します。

第2回目 他店と差別化をするのではなく、独自化をすること
第3回目 お店が儲かる仕組みを作ること
第4回目 価値を伝える表現力を身につけ、価値を共有すること

この3つを順番にお伝えしますね。

笑人 ハワード・ジョイマン

【編集後記:ジョイマンの楽書き帳】

これから笑人流繁盛術という
独自に体系化した繁盛手法を元に、
繁盛店作りのお話をします。

しかしながら、
もちろん繁盛する方法は、
1つだけではありません。

世の中に沢山あります。

だから、あなたが肌に合ったやり方を
見つけてくださいね。

もし、これからお話していく方法が、
あなたのお店の繁盛店作りに役立てば
嬉しいです。

  • この記事を書いた人
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ハワードジョイマン

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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