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美容室の次回予約の取り方。「〇〇円オフ」じゃなくて「髪は1日0.3mm伸びるから」と伝える

結論から言います。美容室の次回予約率を上げたいなら、「次回500円オフ」のクーポンを配るのをやめてください。

「え、でもそれしか方法が思いつかなくて…」という声が聞こえてきそうです。わかります。多くの美容室オーナーさんが同じ悩みを抱えています。でも、値引きで次回予約を取ると、値引きがなければ来ない客しか集まらなくなる。これが繰り返されると、単価が下がり、利益が消え、最終的にオーナーさんが一番疲弊する構造になってしまいます。

代わりに使ってほしいのが、「髪は1日0.3mm伸びる」という事実です。このたった一言が、次回予約の取り方をまるごと変えます。その理由と具体的な伝え方を、この記事で詳しく解説します。

📋 この記事でわかること

  1. 値引きで次回予約を取ることの本当のデメリット
  2. 「髪は1日0.3mm伸びる」を使ったトークの具体的な組み立て方
  3. 次回予約が仕組みとして入り続ける「未来計画表」の使い方
  4. 次回予約率が上がると売上・利益がどう変わるか

こんな方におすすめ

  • ✅ 次回予約がなかなか取れず、毎月新規客を追いかけている美容室オーナーさん
  • ✅ 値引きクーポンで次回予約を促しているが、リピートにつながっていないと感じている方
  • ✅ スタッフに次回予約の声かけを任せたいが、何と言えばいいか教えられていない方
  • ✅ 客単価8,000〜15,000円のサロンで、利益をもっと残したいオーナーさん
  • ✅ ホットペッパービューティーへの依存を減らして、自力でリピーターを育てたい方
美容室の次回予約の取り方。「〇〇円オフ」じゃなくて「髪は1日0.3mm伸びるから」と伝える | 販促アイデア100選

「次回〇〇円オフ」がじわじわ経営を蝕む理由

次回予約の取り方として、まず思いつくのが「次回ご予約いただければ500円オフです」という値引き型のトークです。確かに、その場では予約が入ります。でも、この方法には構造的な問題があります。

❌ 値引きで次回予約を取る場合

  • 「500円オフがあるから行こう」と判断しているお客さんが増える
  • 値引きがなければ来ない層が固定客になっていく
  • 他のサロンがもっと安いクーポンを出せば、あっさり流れてしまう
  • 単価が下がり続けるのに、接客にかかる時間と手間は変わらない
  • 利益が薄くなり、スタッフの給料や設備への投資が難しくなる

✅ 価値を伝えて次回予約を取る場合

  • 「この間隔で来ないと、自分の髪が崩れる」と理解したお客さんが予約を入れる
  • 値引きがなくても「このサロンに通う理由」がある状態になる
  • 他のサロンと価格で比較されにくくなる
  • 客単価が維持・向上し、利益が積み上がる
  • 次回予約が入ることで売上予測が立ち、仕入れと人員配置が最適化できる

同じ「次回予約が入る」という結果でも、その質がまったく違う。値引きで来るお客さんと、価値を理解して来るお客さんでは、生涯を通じての売上に大きな差が生まれます。

「値引きで来た客は、値引きがなくなれば消えていく。でも、価値を理解して来た客は、あなたのサロンのファンになる。次回予約の取り方ひとつで、どちらの客層を育てるか決まります」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・販促アイデア100選)

「髪は1日0.3mm伸びる」がなぜ次回予約に効くのか

「髪は1日0.3mm伸びる」という事実、知っていましたか? 1ヶ月で約9〜10mm、2ヶ月でおよそ18〜20mm伸びる計算になります。

この数字を使うと、次回予約のトークが「お得情報」から「あなたの髪のための情報」に変わります。

たとえば、施術後のお会計のタイミングでこう伝えてみてください。

「今日カットした長さ、すごく似合っていますよね。髪って1日0.3mm伸びるので、2ヶ月経つと今より約2cm伸びるんです。そうすると、今の形が崩れてくるタイミングがだいたい6〜8週間後。次回は○月○日前後がちょうどいいですよ。今日入れておきますか?」

どうでしょう。値引きの話が一切ないのに、お客さんが「そうか、じゃあ入れておこう」と自然に思えるトークになっていますよね。

ポイントは2つです。

①「1日0.3mm」という具体的な数字で、髪が伸びることをリアルに体感させる。
②「あなたの今の髪型が崩れるタイミング」として、次回来店の必要性をお客さん自身の問題として捉えてもらう。

これが、ジョイマンが全国500社を超える美容室オーナーさんに伝えてきた「ご利益中心の伝え方」です。値引きではなく、お客さん自身のメリット(髪型を維持できる)を中心に据えて伝える。この発想の転換が、次回予約率を変えます。

✓ ここまでのポイント

  • 値引きで次回予約を取ると、値引き客しか育たず、利益が細くなっていく
  • 「髪は1日0.3mm伸びる」という事実を使えば、値引きなしで次回予約の必要性を伝えられる
  • お客さん自身のメリット(髪型を維持する)を中心に話すことが、次回予約率アップの核心

次回予約トークの3段階。どのタイミングで何を言うか

「0.3mm」の話は効果的ですが、それだけでは次回予約が仕組みとして回りません。タイミングと流れを整えておくことで、スタッフ全員が同じ質で次回予約を案内できるようになります。

次回予約 STEP 1

施術中のカウンセリングで「今回の目標」を確認する

「今日はどんな仕上がりにしたいですか?」という話の流れで、「今の長さをキープしたいのか」「もう少し伸ばしていきたいのか」を確認します。この会話があることで、次回予約の提案が「営業」ではなく「あなたの目標のために必要なこと」として自然につながります。

⚠️ よくある失敗:カウンセリングをせず、仕上がりのビジョンが共有されないまま施術に入ってしまうと、次回予約の提案が突然の売り込みに聞こえてしまいます。

次回予約 STEP 2

施術後・お会計前に「0.3mm」トークで次回来店の必要性を伝える

前述のトーク例を使いながら、「次回は○月○日前後が理想的です」と具体的な日付を提示します。「2ヶ月後」ではなく「○月○日」と言うことで、お客さんが予約を入れるかどうかの判断をしやすくなります。

⚠️ よくある失敗:「またいつでもいらしてください」と締めてしまうこと。来店のタイミングをお客さん任せにすると、次回来店が3ヶ月・4ヶ月先になりがちです。

次回予約 STEP 3

「未来計画表(おしゃれ計画表)」に書いて共有する

次回予約を入れたら、半年先までの来店ペースをお客さんと一緒に「おしゃれ計画表」に書き込みます。「春は少し短めにして、夏は涼しく、秋は伸ばしていきましょうか」という会話をしながら、半年分の来店スケジュールを可視化する。これをやっておくと、お客さんが「自分の髪の未来設計」を持ちやすくなり、来店の継続性が格段に上がります。

⚠️ よくある失敗:計画表を作っても、次回来店時にその計画を確認しないこと。「前回こんな計画でしたね」と振り返ることで、お客さんは「このサロンは私のことをちゃんと覚えてくれている」という信頼を感じます。

「次回予約は『取りに行く』のではなく、お客さんが『入れたくなる』状態を作ることです。計画表を一緒に作った瞬間、お客さんはこのサロンの常連になる気持ちが生まれます」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・販促アイデア100選)

「ジョイマンさんに教えてもらって次回予約の声かけを変えたら、3ヶ月でリピート率が明らかに上がって、月商が130万円から230万円になりました。値引きをやめたのに売上が上がるって、最初は信じられなかったです」

焼き鳥店オーナー(40代・男性)

次回予約率が上がると、売上と利益はどう変わるか

ここで少し数字の話をします。

仮に月20人のお客さんが来店していて、次回予約率が30%(6人)だとします。これが60%(12人)に上がったとしたら何が変わるか。

単純に計算すると、リピーター6人分が新たに確保されます。客単価10,000円なら、それだけで月6万円の売上が積み上がる。年間では72万円です。しかも新規客を集める広告費ゼロで。

さらに重要なのは、次回予約が入ることで売上の予測精度が上がることです。翌月の売上が読めるようになると、仕入れや人員の調整が後手に回らなくなります。閑散期に値引きで無理やり客を集める必要もなくなる。

赤字経営から脱却して年商を2倍にした美容室オーナーさんも、最初にやったのは「次回予約の取り方を変えること」でした。値引きをやめて、価値を伝える仕組みを入れた。それだけで経営の体質がまるごと変わっていきました。

累計1,000店舗以上の飲食店・美容室が実践して成果を出してきた「値引きではなく価値で選ばれる」経営。次回予約の取り方は、その入口です。

スタッフ全員が同じ質で次回予約を取れる状態にする

「0.3mmの話もわかったし、計画表も作りたい。でも、うちのスタッフがちゃんとやってくれるかどうか…」

この不安、よくわかります。実はここが、次回予約率を仕組みとして上げるための最後のポイントです。

オーナーさんだけが次回予約を取れていても、スタッフが取れないままでは意味がありません。オーナーさんがいない日や、スタッフが担当した日の次回予約率だけ低い──これは多くのサロンで起きている現実です。

解決策はシンプルです。「おしゃれ計画表」と「0.3mmのトーク」を、誰でも使える標準ツールとしてスタッフに共有すること。ロールプレイングで1回練習するだけで、スタッフは「何を言えばいいか」が明確になります。

スタッフが次回予約を取れるようになると、もう一つ嬉しいことが起きます。スタッフ自身の売上が伸びて、「自分もこのサロンで成長できている」という実感が生まれる。それが離職率の低下にもつながっていきます。

まとめ:次回予約は「値引き」から「0.3mmの事実」へ切り替えよう

美容室の次回予約率を上げるために必要なのは、値引きクーポンではありません。「髪は1日0.3mm伸びる」という事実を使って、お客さん自身の髪の未来をリアルに描いてもらうこと。そして、おしゃれ計画表で半年先の来店スケジュールをお客さんと一緒に作ること。この2つを仕組みとして入れるだけで、次回予約率は変わります。

今日からやれることは3つだけです。

①「0.3mm」のトークを、今週の施術後に1回使ってみる。
②次回来店の具体的な日付をお客さんに伝えて、その場で予約を入れる。
③おしゃれ計画表を1枚作って、今月来たお客さんに1人試してみる。

値引きに頼らない経営に切り替えたい美容室オーナーさんへ、まず一歩を踏み出してほしいと思います。

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