先日、会員さんの居酒屋に立ち寄ったとき。
「ジョイマンさん、
食べログとホットペッパーとぐるなび、
全部に掲載してるんですよ。
でも正直、どれで来てくれてるか
全然わからなくて」
そう言いながら、
スタッフに目をやった。
ホールのスタッフは
うつむいて皿を運んでいる。
笑顔がない。
聞けば、クーポン客が多くて
「値引きして当たり前」
という空気になっているらしい。
スタッフも誇りを持てない、と。
そのとき思ったんです。
どの媒体に載るかという話は、
実は「どんなお客さんを集めるか」
という話で、
それがそのままスタッフの働きがいに
直結するんだ、と。
と言うことで、
今日は食べログ・ぐるなび・
ホットペッパーグルメの比較を、
単なる機能比較ではなく
「店の空気をどう変えるか」
という視点でお話しします。
こんな方におすすめ
- ✅ 予約サイトに掲載しているが、どれが効いているか把握できていない方
- ✅ クーポン依存の集客から抜け出したいと感じている飲食店オーナー
- ✅ 新規出店・新規掲載で、最初の一媒体をどこにするか迷っている方
- ✅ スタッフが誇りを持って働ける店の空気を取り戻したい経営者
- ✅ 集客費用を使いながら、手元の利益も増やしていきたい方
📋 この記事でわかること
- 食べログ・ぐるなび・ホットペッパーグルメそれぞれの特徴と向いている店のタイプ
- 最初に選ぶべき媒体の判断基準と、選び方を間違えたときに起きること
- 予約サイト依存の集客が、スタッフの働きがいを下げている本当の理由
- 繁盛して店の空気が変わった居酒屋の実例

食べログ・ぐるなび・ホットペッパーグルメ、それぞれ何が違うのか
まず整理します。
この3つは同じ「飲食店の予約サイト」に見えますが、
利用者の行動パターンが違います。
食べログは、
口コミ・評点を見て
「信頼できる店かどうか」を
確認するための媒体です。
お客さんは能動的に
「この店は本当に美味しいのか」
を調べるために使います。
購買意欲がすでに高い状態で訪れる。
だから、評点と口コミ数が
命になります。
ぐるなびは、
宴会・法人需要が強い媒体です。
「会社の歓送迎会を幹事として
探している」
という層が多い。
宴会コースや大人数対応の情報を
しっかり載せると機能します。
ホットペッパーグルメは、
クーポンを軸にした
集客力が最大の特徴です。
掲載すれば新規客は来やすい。
でも、クーポン目当てのお客さんが
多くなる。
そこには必ずトレードオフがあります。
どれが優れているかという話ではなく、
「何を目的にするか」で
向いている媒体が変わります。
詳しくは飲食店の予約サイト比較、掲載料と集客力で選ぶための判断基準にもまとめていますが、
今日は特に
「最初の一択」という観点で話を進めます。
「どの媒体から来ているかわからない」まま掲載費を払い続けている状態、一度数字で整理したいと思いませんか。無料登録で読める「増益繁盛店になる12ステップ(74ページ)」には、集客の仕組みを客数・客単価・来店頻度に分けて整理する考え方が具体的に書いてあります。メール登録のみ、1分で受け取れます。
「最初に選ぶ媒体」で客層が決まる、という事実
飲食店が最初に選ぶべき媒体は
どれか。
結論から言うと、
開業から2〜3年以内の店、
または月商500万円以下の店なら
「食べログの無料掲載+口コミ蓄積」から
始めるのが現実的です。
理由はシンプルで、
食べログは無料でも
お客さんが口コミを書いてくれます。
口コミが積み上がると、
Googleで店名を検索した人にも
信頼性のシグナルが届く。
つまり、
予約サイト内だけでなく
オーガニック検索にも効いてくる。
ただし。
有料プランに上げると
月額数万円のコストが発生します。
それに見合う来客があるかどうか、
まず無料で様子を見てから
判断することをおすすめします。
ぐるなびは
宴会需要のある立地・業態であれば
効果が出やすい。
逆に、小箱のカジュアル居酒屋や
カフェ系の業態では
費用対効果が出にくい場合が多いです。
ホットペッパーグルメについては
慎重に考えてほしい。
新規客が来るのは事実です。
でも、クーポン客が増えると
何が起きるか。
スタッフが
「割引して当たり前」の接客を
繰り返すことになります。
値引きした料理を出す。
「ありがとう」より
「クーポン使えますか」が増える。
店の空気が少しずつ重くなります。
これは私の経験上、
かなり多くの店で起きていることです。
✓ ここまでのポイント
- 食べログは口コミ・信頼構築向き。無料でも一定の効果が出るためまず始めやすい
- ぐるなびは宴会・法人需要のある業態と立地で力を発揮する
- ホットペッパーは新規集客力は高いが、クーポン依存になると店の空気が変わるリスクがある
クーポン依存の集客が店の空気を重くしている、その構造を変えるには「何をどの順番でやるか」が見えていないと動けません。無料登録ですぐ読める「顧客の購買行動を軸とした販促改善の教科書(48ページ・自店診断ワークシート付き)」が、その順番を整理するのに役立ちます。解除もワンクリックです。
クーポン集客が「スタッフの誇り」を奪う仕組み
給与や待遇だけでなく、
スタッフが誇りを持って働ける店にしたい。
そう思っている経営者の方は
本当に多いです。
でも、考えてみてください。
スタッフが誇りを持てる瞬間は
どんなときでしょうか。
お客さんが「美味しかった」と言ってくれるとき。
「また来るね」と笑顔で帰るとき。
「このお店が好きで来てます」と
言ってもらえるとき。
クーポンで来た人は、
まずクーポンで来ています。
「この店が好きだから」ではなく
「安いから」という動機で座っている。
そのお客さんに精一杯サービスしても、
帰り際には「クーポン使います」
「もっと安い店が他にないか」
という会話になりがちです。
スタッフは正直なものです。
自分の仕事が「価値として選ばれていない」
と感じると、
だんだん力が抜けていきます。
これも逆です。
働きがいの土台は、
制度や福利厚生より先に
「店が繁盛していること」です。
売上が立ち、
お客さんから「ありがとう」が来て、
社長自身が安心して経営できている。
この状態がスタッフの誇りを支えます。
「値引きで集めたお客さんが増えても、店の空気は重くなる一方です。価値で選ばれる客層に変えないと、スタッフは誰のために働いているのか分からなくなる。繁盛店になってからスタッフが変わった、ということは何度も見てきました。」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
「価値で選ばれる集客」に切り替えると何が変わるか
会員さんの居酒屋の話をします。
ホットペッパーに依存していた状態から、
チラシとGoogle広告の組み合わせに
切り替えた店です。
「月商350万円から620万円になったのが6ヶ月。チラシとGoogle広告で新規客が約2倍になって、客単価が1,400円上がりました。クーポン目当ての客層が変わって、スタッフも変わったんです。」
居酒屋オーナー(40代)
客単価が1,400円上がるということは、
来るお客さんの「払う覚悟」が
変わったということです。
値引きではなく
「この店に来たい」という理由で
席に座っているお客さんが増えると、
接客の密度が変わります。
スタッフは感謝されます。
料理も喜ばれます。
「また来るよ」が本心で出てくる。
店全体の表情が変わります。
これは制度や給与を変えたのではなく、
集客の仕組みを変えた結果です。
予約サイトの選び方は、
実は「どんな客層を作るか」の選択で、
それがそのままスタッフの働きがいに
つながっているんです。
飲食店オーナーが休めない状態から抜け出すための最初の一手でも触れていますが、
集客の仕組みが変わると
経営者自身の余裕も生まれます。
そして余裕のある社長の姿が、
スタッフに安心感を与えます。
媒体ごとの使い方と、最初の一歩の選び方
改めて整理します。
❌ よくあるパターン
- とりあえず全部に掲載する
- ホットペッパーのクーポンで集客し続ける
- どの媒体からどれだけ来ているか把握していない
- 掲載料の高さに見合う利益が残っていない
✅ 推奨アプローチ
- まず食べログ無料掲載+口コミ蓄積を始める
- Google広告・チラシとの組み合わせで「価値集客」の軸を作る
- 媒体ごとの来客数・単価・リピート率を記録して効果測定する
- クーポン依存を段階的に減らし、客単価の適正化を進める
具体的な媒体選びの判断基準については、
飲食店の予約サイト比較と掲載料の考え方も参考にしてみてください。
また、
「クーポン依存からどう抜けるか」
という集客の構造的な問題については
飲食店の赤字が続く経営者が最初に手をつけるべき数字の見直しが
具体的なヒントになります。
媒体を絞って、
集客の質を上げる。
お客さんが「価値で選んでくれる」状態を作る。
それがスタッフの誇りにつながる。
この流れを意図的に作れる経営者が、
これからの飲食店を生き残らせます。
まとめ:媒体選びは「店の空気」を決める経営判断
食べログ・ぐるなび・
ホットペッパーグルメ。
どれが最強かという話ではありません。
最初の一択は、
まず食べログ無料掲載から。
口コミを積み上げながら、
チラシやGoogle広告との
組み合わせで客層を作っていく。
クーポン依存の集客から
一歩ずつ抜け出す。
価値で選ばれるお客さんが増えると、
スタッフの顔が変わります。
笑顔が戻ります。
「またあの店に立ちたい」という
気持ちが生まれます。
働きがいのある店は、
繁盛していることから始まります。
客数・客単価・再来店の3系統を
意図的に動かしながら、
価値で選ばれる集客の仕組みを
作っていきましょう。
店舗経営は、仕組みを積み上げる
地道な建築作業です。
一段一段、積み上げていきましょう。
追伸
今日の話は「どの媒体を選ぶか」
という入口の話でした。
その先の「客単価の上げ方」
「リピート率の改善」
「スタッフが誇りを持てる店の作り方」
については、
増益繁盛クラブのゴールドクラスで
会員さんと一緒に
毎月取り組んでいます。
気になる方は下のリンクから
覗いてみてください。
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