メニュー表を、最後に見直したのはいつですか。
先日、静岡市内の飲食店さんを訪問したとき、
オーナーさんがこんなことを言ってました。
「料理の自信はあるんですよ。
でも、なんか注文が偏ってて。
頑張って仕込んだ料理が全然出ないんです。」
テーブルに置いてあったメニュー表を見ると、
料理名だけが延々と縦に並んでいました。
値段はある。写真もある。
でも、何を頼んでいいか、さっぱりわからない。
お客さんの気持ちになって読んでみると、
「全部同じに見える」んですよね。
と言うことで、今日はメニュー表の作り方について
比較しながら、具体的にお伝えしていきます。
ハワードジョイマンです。
📋 この記事でわかること
- 売れるメニュー表と売れないメニュー表、何が違うのか
- 注文数を増やすレイアウトの考え方と配置のルール
- お客さんが「これにしよう」と思う言葉の選び方
- 値下げに頼らず客単価を上げる、メニュー表改善の手順
こんな方におすすめ
- ✅ 料理には自信があるが、注文が一部のメニューに偏っている方
- ✅ 客単価を上げたいが、値引きはしたくない方
- ✅ メニュー表を作ったきり、何年も見直していない方
- ✅ 地域で「あの店は違う」と言われる存在になりたい方
- ✅ 自店の販促を、仕組みとして整えたい飲食店オーナー

メニュー表は「陳列棚」だという前提から始める
まず、根本的な話をします。
メニュー表は、料理の一覧ではありません。
スーパーの陳列棚と同じです。
どの商品を目線の高さに置くか。
どれをプッシュ品として大きく見せるか。
これを設計するのが、売れる棚の仕事です。
メニュー表も同じで、
「何をどこに、どう見せるか」を設計するもの。
でも多くの飲食店さんのメニュー表を見ると、
設計ではなく「一覧」になっています。
料理名、価格、写真。
それを全部並べたら終わり。
これだとお客さんは、
選ぶのに疲れて、無難なものしか頼まなくなります。
あなたのお店のメニュー表は、
陳列棚として設計されていますか?
一覧として並べられているだけですか?
メニュー表の言葉やレイアウトをどう変えればいいか、なんとなく方向はわかったけど、「自分の店でどこから手をつけるか」がまだぼんやりしている状態ではないでしょうか。無料の会員登録をすると、客単価・利益を残すために必要な売上を自動計算できる「必要売上シミュレーター」と、販促改善の教科書(48ページ・自店診断ワークシート付き)がすぐに手に入ります。メール登録のみ、1分で受け取れます。
売れないメニュー表と売れるメニュー表、レイアウトの違い
比較してみます。
❌ よくある「売れないメニュー表」のパターン
- 全メニューが同じフォントサイズで横並びか縦並び
- 写真があっても全カット同じサイズ
- 「おすすめ」の文字があちこちにある(おすすめが多すぎておすすめじゃない)
- ページを開いた瞬間に、どこを見ればいいかわからない
- 値段が目立つレイアウト(安さ比較になる)
✅ 注文数が増える「売れるメニュー表」のパターン
- ページを開いた瞬間に「推し料理」が目に入る
- 推し料理の写真だけ大きい(視線を集める)
- 「本日のおすすめ」は1〜3品に絞られている
- 価格より料理名・説明文が目立つ(価値を先に伝える)
- お客さんが「この店はこれが得意なんだ」とわかる
一番大事なのは、
「推しを1つに絞る」ことです。
全部をおすすめにするのは、
何もおすすめしていないのと同じです。
これも逆です。
あなたのお店の「一番出したい料理」はどれですか?
その料理が、メニュー表の中で一番目立っていますか?
言葉の選び方で、注文率がまったく変わる
レイアウトの次は、言葉の話です。
料理名だけ書いてある状態と、
一言の説明文がある状態とでは、
注文率が変わります。
例えば、居酒屋さんで考えてみます。
❌ 売れにくい書き方
- 「刺し盛り 1,200円」
✅ 売れやすい書き方
- 「その日の朝、港に上がったばかりの魚を使った刺し盛り
(仕入れ状況により内容が変わります) 1,200円」
同じ料理でも、
背景が見えた瞬間に価値が生まれます。
「なぜこの料理なのか」
「どこが他と違うのか」
この2点を一言添えるだけで、
お客さんの「これ気になる」が動きます。
でも「そんな文章、書く時間ない」
と思った方もいるかもしれません。
大丈夫です。
全メニューに書く必要はない。
推し料理3品だけに入れれば十分です。
3品だけなら、
今日の夜にでも書けます。
言葉は長くなくていい。
「うちの〇〇は、△△だから美味しいんだ」
という話し言葉をそのまま書くイメージで大丈夫です。
お客さんが頼みたくなる言葉と見せ方の違いについても、別の記事で詳しく書いています。
合わせて読んでみてください。
✓ ここまでのポイント
- メニュー表は「陳列棚」として設計するもの。一覧を並べるだけでは売れない
- 推しを絞る。おすすめが多すぎるとお客さんの目が止まらなくなる
- 料理名だけでなく「なぜこの料理か」を一言添えると注文率が上がる
推し料理3品の言葉を整えることは今日からできます。でも「客単価をどこまで上げられるか」「リピートにつなげる仕組みをどう作るか」は、メニュー表だけでは完結しません。無料登録後すぐ読める「増益繁盛店になる12ステップ(74ページ)」に、メニュー改善の先にある売上の設計図が書いてあります。解除もワンクリックです。
「値段を下げずに客単価を上げる」メニュー表の具体的な手順
ここからが本題です。
メニュー表を整えるだけで、
値引きをしなくても客単価が上がります。
手順を比較しながらお伝えします。
改善 STEP 1
今のメニュー表の「注文データ」を出す
まず、直近1〜2ヶ月のレジデータを引っ張って、
どのメニューが何件注文されているかを確認します。
「よく出ているもの」と「全然出ていないもの」を分けます。
これが現状把握の起点です。
⚠️ よくある失敗:「なんとなく感覚でわかってる」で終わらせてしまうこと。
感覚と実際のデータは、ほぼ必ずずれています。
改善 STEP 2
「出したい料理」と「よく出る料理」の一致を確認する
あなたが出したい料理が、
今本当によく出ていますか?
そうでない場合、それはメニュー表の中で
その料理が「目立っていない」か「伝わっていない」かのどちらかです。
この確認が、改善の方向性を決めます。
⚠️ よくある失敗:「出てないのは料理が悪いのかも」と思って
料理自体を変えようとすること。
まず見せ方を変えるのが先です。
改善 STEP 3
推し料理3品を決め、レイアウトと言葉を整える
STEP1・2で絞った「出したい料理」のうち、
最大3品だけレイアウトを変えます。
写真を大きく。説明文を一言追加。
価格表記は「価値を伝えた後」に来る位置に調整する。
これだけで、注文率が動き始めます。
⚠️ よくある失敗:全部を一度にリニューアルしようとして
完成まで半年かかること。
3品から始めて、1週間以内に変えましょう。
この3ステップで、まず動いてみてください。
飲食店の客単価が低い原因を探る記事も、
合わせて読んでいただくと
メニュー表改善の方向性がより明確になると思います。
「メニュー表を変えたら、すぐ注文が変わりました。
料理は何も変えてないのに、お客さんの反応が違う。
こんなことなら、もっと早くやっておけばよかった。」和食店(男性・50代)
この方、月商80万円上乗せを実現した経営者さんです。
最初は「仕込みで精一杯で、販促まで手が回らない」
という状態でした。
でも、メニュー表を含めた見せ方の改善に取り組んだことで、
仕組みが整い、現場を任せられる時間が生まれた。
そして「抱え込みグセが減り、経営に集中できた」
とおっしゃっています。
売上が上がったことより、
「経営者として動ける時間が増えた」という変化の方が
この方には大きかったようです。
「メニュー表を変えることは、
お客さんへの伝え方を変えることです。
料理の価値はすでにある。
あとはそれをちゃんと届ける仕組みを作るだけです。」ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
「目標とされる経営者」は、メニュー表一枚から始まっている
ここまで読んでくれたあなたは、
きっと「自分の店をもっと良くしたい」という気持ちがあると思います。
でも、欲を言えば、
それだけじゃない方も増えています。
「自分の店だけじゃなく、
この街を元気にしたい。」
そういう志を持つ経営者さんに、私はよく会います。
地域で目標とされる経営者は、
大きな戦略を持っているわけじゃありません。
メニュー表一枚、POPの言葉一つ、
こういう「小さな販促」を、丁寧に続けている人です。
地味です。
でも、続けた先に「あの店は違う」という評判が生まれる。
私は833件以上の店舗経営者さんを支援してきましたが、
長く繁盛している店に共通するのは、
派手な手法ではなく
「地味な販促を、すぐに、継続してやり切る力」です。
メニュー表を整えることは、
その第一歩になります。
値下げに頼らず単価を引き上げる4つの手順も、
この流れで読んでいただくと
メニュー表改善と客単価アップが一本の線でつながります。
まとめ:今週中にメニュー表の「推し3品」を変えてみる
今日お伝えしたことを整理します。
- メニュー表は「陳列棚」として設計する
- 推し料理は3品に絞って、その3品だけ目立たせる
- 料理名に「なぜこの料理か」を一言添える
- 注文データを確認してから、変える方向を決める
- 全部を変えようとせず、3品から始めて今週中に動く
「完璧なメニュー表ができてから動く」では、
いつまでも変わりません。
3品だけ、今週中に変えてみてください。
お客さんの反応が変わるはずです。
その積み重ねが、
地域で「あの店のオーナーみたいになりたい」と
言われる経営者への道になっていきます。
一緒に進んでいきましょう。
店舗経営は、ゴールのないマラソンです。
一歩ずつ、走り続けていきましょう。
追伸:
メニュー表の改善は入口に過ぎません。
客単価・来店頻度・新規集客、
この3つをどう設計するかが、利益を残す経営の全体像です。
増益繁盛クラブでは、この全体像を仲間と一緒に実践する場を提供しています。
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