3.儲かる販促と利益アップ

飲食店の資金繰りが苦しい時に見直す、毎月の現金を増やす3つの打ち手

10月の朝、清水の事務所に向かう道で
ふと考えていたことがある。

先日、ある居酒屋のオーナーさんと
電話で話した。

「先月も忙しかったんですよ。
でも通帳見たら、ほとんど残ってなくて。」

声のトーンが、重かった。

忙しかった。
でも残らなかった。

この2つが同時に起きている時、
多くの経営者は「もっとお客さんを増やさないと」
と考えてしまう。

でも、それは逆です。

忙しさを増やしても、
構造が変わらなければ
残らない金額も比例して増えるだけ。

と言うことで、今日は
「飲食店の資金繰りが苦しい時に
見直す、毎月の現金を増やす3つの打ち手」
をお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. 忙しいのに利益が残らない本当の原因
  2. 客数・客単価・来店頻度の3軸で利益構造を診断する方法
  3. 資金繰りを改善する3つの具体的な打ち手
  4. 値下げに頼らず、適正単価で選ばれる店づくりの考え方

こんな方におすすめ

  • ✅ 毎月忙しく働いているのに手元にお金が残らない飲食店オーナー
  • ✅ 資金繰りが苦しくなってきたが、何から手をつければいいかわからない方
  • ✅ 値引きやクーポン集客から抜け出したいと感じている方
  • ✅ 売上は上がっているのに利益率が改善しない居酒屋・カフェ・レストラン経営者
  • ✅ 客単価や来店頻度の見直しを具体的にやってみたい方
飲食店の資金繰りが苦しい時に見直す、毎月の現金を増やす3つの打ち手 | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

「忙しい=儲かっている」は幻想です

まず、大前提を確認させてください。

忙しさと儲かりは、別物です。

これは別に特別なことを言っているわけじゃない。
でも、経営の現場では
この2つを混同している経営者が
ものすごく多い。

例えば、こんなケースがある。

週6日フル稼働。
ランチもディナーも回転させている。
スタッフは疲弊しているし、
自分も体がきつい。

でも月末に通帳を見ると、
食材費と人件費と家賃で
ほとんど消えている。

あなたのお店は、こうなっていませんか?
「頑張れば頑張るほど、なぜか残らない」
という感覚、ありませんか?

この状態が続く原因は3つに集約されます。

回転ばかり追って客単価を上げていない。
原価が上がっているのに価格を据え置いている。
一度来てくれたお客さんをリピートに
繋げられていない。

つまり、売上の設計そのものに歪みがあるんです。

そしてこの歪みは、
忙しくすることでは絶対に解消されません。

「忙しいのに残らない」という感覚の正体が、客単価・来店頻度・客の質という3つの歪みだとわかってきたところだと思います。繁盛店ポータルに無料登録すると、ハワードジョイマンAIがあなたのお店の業種・状況に合わせて具体的な改善の入口を教えてくれます。メール登録だけで、1分で使えるようになります。

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打ち手1:客単価の「現状把握」から始める

資金繰りが苦しい時に
最初に手をつけるべきは、
客単価の確認です。

「うちの客単価は〇〇円くらい」と
なんとなく把握しているオーナーは多い。
でも、正確に出している店は少ない。

まず直近3ヶ月の
月間売上 ÷ 月間来客数を
電卓で出してみてください。

出てきた数字が、
あなたの「本当の客単価」です。

次に聞きます。
その客単価は、今の原価率・人件費率に
見合っていますか?

食材費が上がっているのに
価格を3年据え置きにしている店は
非常に多い。

値上げというと怖く感じるかもしれない。
でも実際は、価値を伝える工夫なしに
値上げするから怖いだけです。

メニューの言葉を変える。
産地や調理のこだわりをPOPで伝える。
「この一皿がなぜ〇〇円なのか」を
お客さんに届ける。

それだけで、値上げへの抵抗感は
大きく変わります。

客単価を100円上げるだけで、
月に1,000人来ていれば
月商が10万円増える。

新規客を100人増やすより、
はるかに早く、はるかに低コストで
実現できる話です。

売上が頭打ちになった時に最初に見直すべき数字の読み方も
ぜひ参考にしてみてください。

打ち手2:来店頻度を「仕組みで」上げる

現金を増やすための2つ目の打ち手は、
来店頻度を上げることです。

新規客を集めるコストと、
既存客にもう一度来てもらうコストを
比べたことはありますか?

一般的に、新規獲得は
リピート促進の5倍以上のコストがかかると
言われています。

つまり、リピートを増やすことは
最もコスパの高い打ち手の一つです。

でも多くの飲食店が
リピートを「運」に任せている。

「また来てくれるといいなあ」と
ただ待っているだけ。
これは運任せの経営です。

仕組みで来店頻度を上げるには
具体的にこういう方法があります。

LINE公式アカウントに登録してもらい、
月2〜3回、季節のおすすめや
ちょっとした特典を配信する。

ハガキDMで、
「最近来ていないお客さん」に
手書きの一言を添えて送る。

次回来店の理由を作る
「次回使えるクーポン」を
会計時に渡す。

どれも派手じゃない。
でも、継続してやり切った店が
確実に来店頻度を上げています。

「そんな時間ない」と思った方は、
一つだけ選んで今月中に始めてみてください。
三つ全部やらなくていい。
一つ動かすことが先です。

✓ ここまでのポイント

  • 忙しさと儲かりは別物。利益構造の歪みを先に直すことが優先
  • 客単価は「なんとなく」ではなく数字で把握し、価値を伝えて適正化する
  • 来店頻度は運任せにせず、LINE・DM・クーポンで仕組み化する

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「忙しいのに残らないのは、働き方の問題じゃなくて設計の問題です。設計を直さずに頑張り続けると、体だけ消耗していく。まず数字を見て、どこに歪みがあるかを特定することから始めてください。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

打ち手3:「客数の質」を見直す

3つ目の打ち手は、
客数の「量」ではなく「質」を見直すことです。

資金繰りが苦しい時、
多くの経営者が最初に考えるのは
「もっとお客さんを増やしたい」です。

でも、これも逆です。

クーポンや値引きで集めた客数を
いくら増やしても、
原価と人件費が増えるだけで
利益は薄いまま。

それより大事なのは、
「利益に貢献してくれるお客さん」を
意図的に増やすことです。

例えば、ランチの安い客層より
ディナーでコース料理を楽しむ客層。
クーポン客より、
口コミや紹介で来る客層。

あなたのお店の「理想のお客さん」は
誰ですか?
その人に向けて、今の販促は設計されていますか?

チラシを配るにしても、
Google広告を出すにしても、
「誰に向けて届けるか」が
明確でないと費用対効果は出ません。

ここで一つ、実際の話をします。

ある居酒屋さんが
増益繁盛クラブに参加されました。

最初は月商350万円。
忙しいのに手元にお金が残らない
という状態からのスタートでした。

そこで取り組んだのが、
チラシとGoogle広告の組み合わせです。

「誰に届けるか」を絞り込んで
設計し直したことで、
新規客がほぼ2倍に増えた。

さらに客単価が1,400円アップ。

結果、6ヶ月後には
月商620万円を達成されています。

「月商350万円→620万円(6ヶ月)。チラシとGoogle広告で新規客が約2倍、客単価も1,400円アップした。」

居酒屋オーナー

売上が増えた理由は
「もっと頑張ったから」じゃない。

客数・客単価・来店頻度の
3つの歪みを整理して、
設計を変えたからです。

赤字が続く飲食店が最初に手をつけるべき数字の見直しポイントも
合わせて読んでみてください。
設計を変えるための入口になります。

資金繰りを改善するには「マインドの転換」が先にある

ここまで3つの打ち手を書いてきました。

でも、正直に言います。

打ち手を知っているだけでは、
ほとんどの店は変わりません。

なぜか。

施策より先に、
経営者のマインドが変わらないと
行動が変わらないからです。

私が20年以上、
833件以上の飲食店・美容室・小売店を
サポートしてきて気づいたことがある。

変わった店と変わらなかった店の差は、
「知識の量」じゃありませんでした。

「自分の店の利益構造を、
オーナー自身が設計するものだ」
という意識があるかどうかです。

忙しさを美徳にしていると、
なかなかこの意識には辿り着けない。

でも、一度辿り着いた経営者は
ガラッと変わります。

「働く量を増やす」から
「設計を変える」へ。

「お客さんが来るのを待つ」から
「意図的にお客さんを作る」へ。

この転換が起きた時、
販促の一手一手が初めて
機能し始めます。

「お金を掛けずに売上を伸ばそうとする発想は愚策です。広告は経費じゃなくて投資。使い方を設計すれば、必ず回収できる。でもそれより先に、自分の店の数字を設計する側に立つことが大事です。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

飲食店が忙しいのに儲からない理由、売上と利益を分けて考える入門も
ぜひ読んでみてください。
今日の記事とセットで読むと、
整理が深まります。

まとめ:現金を増やす3つの打ち手を、今月から動かしていきましょう

改めて整理します。

飲食店の資金繰りが苦しい時に
見直す3つの打ち手は、これです。

1つ目、客単価を正確に把握して
価値を伝えながら適正化する。

2つ目、来店頻度を
LINE・DM・クーポンで仕組み化する。

3つ目、集める客の「質」を見直して
利益に貢献するお客さんを
意図的に増やす。

この3つは、どれも
今月から動かせることです。

「お金がかかりそう」「時間がない」
と思った方へ。

一つだけ選んで、
一週間やってみてください。

動いた人の店だけが、
確実に変わっていきます。

さあ、今月の設計を
一緒に作り直していきましょう!

店舗経営は、ゴールのないマラソンです。
ペース配分を覚えた人が、
最後まで走り続けられます。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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