秋の仕入れ価格、また上がった。
10月の請求書を開いた瞬間、
ため息をついた経営者の方が
今年もたくさんいると思います。
小麦、食用油、鶏肉、魚介類。
軒並み前年比で上昇しています。
農林水産省の食料品価格動向調査によれば、
食材の卸売価格は2023年以降
高止まりが続いており、
2025年に入っても品目によっては
さらなる上昇傾向が続いています。
こういう状況を見るたびに、
私がいつも考えるのは
「どう値上げを伝えるか」ではなく、
「値上げを客離れなく通せる店と、
通せない店の差はどこにあるのか」
ということです。
と言うことで、
今日は食材値上げへの対策を
ステップ順に解説していきます。
📋 この記事でわかること
- 食材値上げを「客離れなく」乗り越えるための考え方の軸
- 値上げを通す前にやるべき販促の準備と順番
- AIを使って販促の手間を減らし、利益率を守り続ける具体的な方法
- 値上げに失敗する店と成功する店の構造的な違い
こんな方におすすめ
- ✅ 食材費の上昇で利益が圧迫されているのに値上げに踏み切れない方
- ✅ 値上げしたいが客離れが怖くて動けない飲食店オーナー
- ✅ 販促に時間をかけられず、値上げの告知が後手に回っている方
- ✅ AIやDXに興味はあるが、何から始めればいいか分からない方
- ✅ 忙しいのに手元にお金が残らない構造から抜け出したい方

値上げは「決断」の問題じゃなく「伝え方」の問題
食材が上がっているのに
メニュー価格を据え置いている。
これは、じわじわと利益を削り続ける
「静かな赤字」です。
「値上げしたらお客さんが来なくなる」
と思っている方に聞きたいのですが、
今のまま続けたら
3年後はどうなっていますか?
値上げを怖がる理由のほとんどは
「伝え方が分からない」ことです。
でも実際には、
伝え方さえ整えれば
値上げは通ります。
例えば、東京・中野区の5坪の美容室。
小さな一人サロンです。
「値上げにより単価・売上が1.5倍になりました」
東京・中野区 5坪美容室オーナー(女性)
5坪という極小の店でも、
値上げで売上が1.5倍になっています。
床面積でも、スタッフ数でも、
立地の良さでもありません。
価値を伝えて、
適正な単価で選ばれる店になった。
それだけです。
飲食店も同じ構造で考えられます。
食材が上がったから値上げするのではなく、
「この店の料理はこれだけの価値がある」
と伝え続けた結果として
値上げが通るのです。
ではその「伝える」を、
忙しい店舗経営者がどう実行するか。
ここにAIが入ってきます。
✓ ここまでのポイント
- 食材値上げを据え置きで吸収し続けるのは「静かな赤字」への道
- 値上げへの客離れリスクは「伝え方」で大きく変わる
- 値上げを通せる店の共通点は「価値の言語化」にある
STEP2で「価値の言語化」が大事と書きましたが、何をどう書けばいいか手が止まってしまう方も多いと思います。繁盛店ポータルに登録すると、「顧客の購買行動を軸とした販促改善の教科書」を無料で受け取れます。お客さんが「この店を選ぶ理由」を言語化するヒントが詰まっています。登録は無料、メールアドレスだけです。
「価値の発信が大事とわかっても、毎日の営業で手が回らない」というのが本音ではないですか。繁盛店ポータルの無料アカウントでは、ハワードジョイマンAIがあなたの業種・状況に合わせた販促文の作り方や値上げの伝え方を具体的にアドバイスしてくれます。メール登録だけで、1分で使い始められます。
値上げを通すための4つのステップ
ここからが本題です。
順番が大事なので、
飛ばさずに読んでみてください。
値上げ対策 STEP 1
利益を数字で把握する
まず現状を直視するところから始めます。
原価率が何パーセントで、
どのメニューが利益を削っているか。
飲食店の原価率が高い店が見落としている構造的な問題を確認しながら、
「どのメニューをいくら上げるべきか」
を数字で判断してください。
感覚ではなく、数字から始める。
これが全ての土台です。
⚠️ よくある失敗:「なんとなく原価が高い気がする」で動いてしまい、上げるべきメニューを見誤るケースが多い。必ず数字を出してから判断してください。
値上げ対策 STEP 2
「なぜこの価格なのか」を言語化する
値上げが客離れを生む最大の原因は、
「突然値段が上がった」という印象です。
お客さんが納得できる理由が
あらかじめ伝わっていれば、
ほとんどの場合、離れません。
ここで使うのがAIです。
例えば、メニューの説明文を
ChatGPTやClaudeに書かせてみてください。
「この料理の食材のこだわり、
仕込みの工程、生産者との関係を伝える
200字の説明文を書いてください」
と入力するだけで、
たたき台が3パターン出てきます。
それを少し自分の言葉に直せば、
POPやメニュー表の説明文になります。
「DX」と聞くと大げさに聞こえますが、
やっていることはこれだけです。
メニュー説明文を書く時間が
30分から5分になる。
それがAI活用のスタート地点です。
⚠️ よくある失敗:AIの出力をそのまま使う。必ず自分の店の言葉に直す一手間を入れてください。お客さんに「この店らしい」と感じてもらえるかどうかが分かれ目です。
値上げ対策 STEP 3
値上げ前に「価値」の発信を増やす
値上げのお知らせを出す前に、
2〜4週間かけて
食材や料理へのこだわりを
SNSやLINEで発信します。
「仕込みに◯時間かけています」
「この食材は◯から仕入れています」
こうした発信を積み重ねると、
値上げのお知らせを出したとき
お客さんの受け取り方が変わります。
「あの店だから仕方ない」ではなく
「あの店なら納得できる」に変わる。
この発信もAIで量産できます。
「こだわりの内容を箇条書きで渡して、
SNS投稿文を3パターン作って」
とAIに依頼するだけです。
毎日発信しようとして続かない方は、
まず週2〜3回を目標に
「続けること」を優先してください。
継続できない販促は、ゼロと同じです。
⚠️ よくある失敗:値上げのお知らせを突然出してしまう。価値の発信なしに値上げを告知すると、「急に高くなった」という印象だけが残ります。
値上げ対策 STEP 4
値上げ後の「感謝の発信」でリピートを固める
値上げ後に黙り込む店が多いですが、
ここが一番大事なタイミングです。
「新しい価格でご来店いただいた
お客さんへの感謝」を発信する。
「ありがとうございます、
この価格で選んでいただけることが
励みになっています」
こういう発信が
リピート客の来店頻度を上げます。
口コミへの返信も同様です。
Googleの口コミに返信する文章も
AIで下書きを作れます。
全部自分で書こうとすると
手が止まりますが、
たたき台があれば10分で終わります。
AIは「客数・客単価・再来店」の
3つ全てに使える横断的な道具です。
新しいシステムに置き換えるのではなく、
今やっている販促の手間を圧縮するために
使うのが最初の正しい一歩です。
⚠️ よくある失敗:値上げが通ったら終わり、と思って発信をやめてしまう。値上げ後こそ「選んでくれたお客さんとの関係を深める」発信が来店頻度を維持します。
値上げに失敗する店と成功する店の違い
失敗する店には共通点があります。
❌ よくある失敗パターン
- 仕入れ価格が上がったタイミングで突然メニュー価格を変更する
- 「値上げのお詫び」をPOPに貼ってしまう(謝ると価値が下がる)
- 価格だけ変えて、価値の説明を一切しない
- 客単価を下げるセットや割引で帳尻を合わせようとする
✅ 成功する店のアプローチ
- 値上げの数週間前から「この料理の価値」を発信し続ける
- 価格変更をお詫びではなく「品質へのこだわりの結果」として伝える
- AI活用で発信コストを下げ、週2〜3回の継続を実現している
- 値上げ後もリピート客への感謝発信を続けて来店頻度を維持する
「時間がないから発信できない」
と思っている方に聞きます。
発信に今、週に何時間使っていますか?
ゼロですか?
ゼロなら、AIを使えば
週に1時間以下で
週3回の発信が実現できます。
「そんな上手くいくはずがない」
と思った方、
やってみてから判断してください。
試してもいないうちから
結論を出すのは、
もったいないです。
なお、販促ツールをどう組み合わせるかについては
飲食店の販促ツール比較、紙・LINE・SNSを月商規模別に選ぶ基準も参考にしてみてください。
自分の店の規模に合った選び方が整理できます。
利益率を守るために「値下げ」という選択肢を捨てる
食材が上がると、
「ランチをお得にして
客数を維持しよう」
と考える経営者の方が多いです。
でも、これは逆です。
ランチで薄利の客数を増やしても、
利益は増えません。
忙しさが増えて、
人件費が増えて、
疲弊するだけです。
飲食店のランチが儲からない本当の理由でも触れていますが、
回転数を上げて売上を作る構造は
食材費と人件費が上がる時代に
特に危険です。
「お金を掛けずに売上を伸ばす発想は愚策です。価値を伝えることに投資しない店は、値下げ競争に引き込まれていくだけです。」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
私が支援してきた833件の店舗経営者のデータを見ると、
利益率が改善した店の共通点は
「値下げをやめた」ことではなく、
「価値の発信を始めた」ことです。
値下げをやめるだけでは客が離れます。
価値を発信し続けながら
値下げをやめるから、
客が残るのです。
この順番を間違えないでください。
AI活用はその「価値の発信を続ける」
ことのコストを下げるための道具です。
月に何十万もかけてシステムを入れる必要はありません。
ChatGPTの有料プランは月数千円です。
それだけで販促文の作成時間が
劇的に短縮できます。
DXとは、
そういう地味な効率化の積み重ねです。
まとめ:食材値上げは「仕組みを作るチャンス」と捉える
食材値上げが続くこの局面は、
正直に言えばきついです。
でも同時に、
「価値を伝えていた店」と
「値段だけで戦っていた店」が
はっきり分かれるタイミングでもあります。
価値を伝え続けてきた店は
ここで値上げを通せます。
そうでない店は、
値上げもできず、
じわじわと利益を削られ続けます。
今日からできることを整理します。
まず原価率を数字で把握する。
次に、一つのメニューの
「価値の説明文」をAIで書いてみる。
それをSNSかLINEで発信する。
週に2〜3回、続ける。
これだけです。
難しいことは何もありません。
始めた人だけが、
3ヶ月後に「あの時動いておいてよかった」
と言えるのです。
食材が上がるたびに焦るのではなく、
価値を伝える仕組みを持った店として
地に足をつけて経営していきましょう。
店舗経営は、
何度も波を乗り越えながら続ける長距離走です。
今日の一歩を大切に走り続けましょう。
追伸:
値上げ対策や販促の進め方について、
繁盛店ポータルの無料アカウントでは
ハワードジョイマンAIに直接相談できます。
「うちのメニュー、どう値上げを伝えればいいか」
という具体的な質問にも答えてくれます。
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