fbpx

■新規開店時に注意すべきこと

新規開店時に失敗しやすいパターンと改善策

おはようございます。
ハワードジョイマンです。

近所に新築の工事中のおうちがあって
東京出張のために駅に行くたびに
この新築のおうちの横を通ります。

新築って気分が良いですよね~。
店舗経営でも新店をオープンさせるときや
新たに独立開業するときなど
新たなるスタートで気分もいいものです。

さて、私のお便りを読んでくださっている方の中には
これから新規開店するという方も多いです。

でも、世の中の店舗経営者の統計を見てみると
開業3年以内に8割のお店が潰れると負う
厳しい現実があります。

その証拠に、独立開業私も2年半で
全財産が底をついて、1回目の開業は無残にも
ジ・エンドになったという痛い経験があります。

母からの借り入れで、そこから復活したものの
全財産がなくなるまでの過程はそれはそれは
苦しいものがありました。

一生安泰の公務員を辞めてまで
独立開業したので、周りからは
「どう、仕事の方は?」と聞かれるたびに、
頑張っても頑張っても売上がなくお金が無くなっていく日々に
悔しくて悔しくて堪らなかったのです、、、

新規開店から3年もたたないうちに
8割のお店が潰れる原因というのは、
結局、売り上げが無くて、お金が底を尽きるからなんですが、
その原因って、実はシンプルで、

お店が広告宣伝を定期的にやらないから
お客さんを集められない

というだけなんですが、
多くのお店がそれに気づかない。

気づいた時には、
広告宣伝費が無い、、、、、
という状況なんですね。

で、ここで踏ん張って
借り入れでもして広告宣伝に回せば
状況は打開できるんですが、
借り入れを運転資金にしちゃうと
結局、客数や売上が増える訳ではないので、
単に借り入れが増えちゃうだけなんです。

ということで、
今日は、新規開店後、
スムーズに集客していくための宣伝方法について
お話ししたいと思います。

実は、新規開店時の宣伝方法というのは、
注意点があるのですが、それを知らないために
失敗するお店もあります。

どんなに広告宣伝をしないお店でも
新規開店時はやろうと思う割合が高いのですが、
今までそんなことやったことが無いために、
広告代理店さんからも

「折角の新規開店のチラシですから
 最初は勢いをつけるために
 ドンっとやったほうが良いですね」

という言葉に素直に従い

例えば、分かりやすい例でいえば、
750円のラーメンを一杯300円で販売します
という新規開店のチラシを出しちゃう訳です。

あなた
「あ~、よくあるある」
って思うと思います。

これをやるとなぜいけないのか?

その理由は3つあります。

1.集める客層が間違っている

750円のラーメンを300円で食べれるなら
誰でも来ますよ。行列なんて簡単に作れます。

でも、一度300円で食べた人が、同じ商品を次は750円で
食べるかと言えば、食べないんですよね。

つまり、リピートしないんです。

だから、開店してそのチラシの有効期限が過ぎると、
一気にお客さんが来なくなってしまうのです。

2.オペレーションが乱れる

新しいお店で慣れてないし、スタッフも新しい人材だから
お店のオペレーションがなっていません。

そんな状況で、一気にお客さんが来てしまうと、
オペレーションが乱れて、お客さんへの提供などが
遅れたり、注文ミスをしたりします。

すると、お客さんからクレームの雨・嵐なんですね。
「なんだよこの店!」ってなって、再来店しなくなるんです。

3.一気に1万枚とか2万枚をまいちゃう

お店の開店日が決まっているので、
一気に750円が300円で食べられる的な開店チラシを
一気に1万枚とか2万枚をまいちゃうわけです。

すると、折角来店しても、席数は限られているので
お客さんが入れない。

折角、広告費を払っているのに、無駄になってしまう場合が多いんですね。

このように、
極端な割引で一気にチラシをやって
お客さんは集まるものの、結局、
オペレーションが乱れて、クレームの山で
その後、通常営業に戻ったら
閑古鳥が鳴いた!というお店は多いです。

これも、料理は得意でも
集客や経営については
初めてだったのでやってしまいがちな
お店のよくあるパターンです。

そこで新規開店の時はどうしたら良いか?
ポイントをお話ししますね。

1.プレオープン期間を設けて試験営業する

いきなりドーンと開店せずに、オペレーションが上手く行くように
試験的にプレオープン期間を設けます。

人数を絞ったり、メニューを絞ったり、
プレオープン期間として、
一般のお客さんを入れながら、
テスト運営をするのです。

これを1週間くらい。
その時来たお客さんには、正式オープン時に利用できる
クーポンを渡して、再来店を促します。

2.徐々にチラシを出す。

多くのお店が一気にチラシを1万枚とか2万枚とか出しちゃいます。
でも、席数は限られているので、ほとんどが無駄になります。

そこで、1000部ずつぐらい
エリアを細かく設定し、徐々に徐々に出していきます。
合計1万枚とか2万枚を出していきます。

ただし、注意点としたら、
チラシを作ったことが無いのに、
(1)自分の自己流のチラシを1万枚も刷るのは危険ですし、
(2)集客のプロではない広告代理店のチラシも危険です。

まあ、広告代理店が提案するチラシの大半は、
極端な割引のチラシぐらいですので、
今回のような悲劇が訪れるパターンが多いです。

こうやって徐々に出していくことで、
お客さんの来店を分散化させながら、
均一にお店が埋まっていくようにします。

やはり、新店というのは、
新店自体が持つ、新鮮味のパワーがあるので、
「本日新規開店」という大きい文字のチラシで
来やすいという傾向があります。

※具体的にはプレオープンなどの準備を経ているので
本日ではなく既に開店はしているのですが、
そこら辺は、本日新規開店で良いです。

●日開店!

みたいなチラシにしちゃうから
一気に全部、チラシを入れなきゃならない訳です。

こうやってやれば、
新規開店もスムーズに進みます。

新店の時が、本来であれば一番お客さんを集めやすいときですが、
一番慣れてないときだからこそ、
このように、着実に物事を進めていく必要があります。

では、今はまだ、
どこかのお店で働いている方が、
将来の開店に向けてどんな準備をしておけばいいのか?
それは、追伸部分でお話ししますね♪

今日の所は以上で~す。
応援しています♪

ハワードジョイマン

追伸

今は、どこかのお店で働いていて
これから独立開業しようと思っている方は
どうしたら良いのか?

それは、今のうちに店舗経営で必要な2つのスキル
1.儲かる仕組み作り と
2.魅力を伝えるスキル の2つを
今のお店で鍛えて、成果を出しておく必要があります。

ある意味、そのお店のお金を使って
テストできるので、非常に良いですよね。

まずは、2の魅力を伝えるスキルを
この100円POPプロジェクトで学んでみてください。
→ haward-joyman.com/zhc/100en-project.html

POPという一番基本的なところを徹底的に
実践してみる。

お客さんに商品を買ってと言わずに
自ら「欲しい」と思ってもらえるスキルを身に着けることで
商品が売れるようになるだけでなく、
お客さんをお店に集めることもできるようになりますよ。

詳しくはこちらから→ haward-joyman.com/zhc/100en-project.html

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ハワードジョイマン

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

-■新規開店時に注意すべきこと