10月の声が聞こえてきた。
毎年この時期になると、
私のもとに同じ相談が届きます。
「年末年始、去年より取れなかった。
でも今年は何をすれば……」
話を聞いてみると、
だいたいパターンが同じです。
年越しそばとおせちの仕込みに追われ、
販促はほぼ手つかず。
気づいたら12月15日で、
「今から告知しても遅いか」と諦める。
そして1月中旬、
静かな客席を眺めながら後悔する。
本当はもっと先のことを考えたいのに、
目の前の仕込みと現場仕事だけで
1日が終わっている。
そういう経営者の方を、
私はこの21年でたくさん見てきました。
と言うことで、今回は
年末年始の集客を
「社長が現場に張り付かなくても回る仕組み」
として設計する手順を
ステップ形式でお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 年越しと新年を「別の販促として分けて設計する」理由
- 販促を思いつき作業から「年間スケジュール」に落とす具体的な方法
- AIと紙販促を組み合わせて、社長の判断回数を減らす仕組みの作り方
- 客単価と来店頻度を同時に上げる年末年始メニュー設計の考え方
こんな方におすすめ
- ✅ 年末年始の集客が毎年「その場しのぎ」になっている飲食店オーナー
- ✅ 年越しの忙しさに飲まれて、正月の閑散期を指をくわえて過ごしてきた方
- ✅ 販促を「思いついたときにやる」から「仕組みとして動かす」に変えたい方
- ✅ 現場から離れて、経営者としての時間を取り戻したいと感じている方
- ✅ 値引きや安売りに頼らず、価値で客単価を上げていきたい飲食店主

年越しと新年は「別の客層」に売っている
まずここを整理しておきます。
年末年始の集客を「ひとつの商戦」として
まとめて考えると、必ず中途半端になります。
年越しを求めるお客さんは、
「特別な夜を過ごしたい」という感情で動いています。
一方、年始を求めるお客さんは、
「新年のスタートを気持ちよく切りたい」
という気持ちで動いています。
求めているものが違う。
だから販促も分けて設計する必要があります。
例えば、居酒屋さんで考えてみてください。
12月31日は年越しカウントダウンコースで
客単価を上げる。
1月1日〜3日は「新年の集い」として
お節や縁起物メニューを組み合わせた
特別セットで来てもらう。
4日以降は「仕事始めの乾杯」需要を
LINE配信でフォローする。
この三段構えで設計すると、
年末年始の11日間を
丸ごと売上に変えられます。
「そんな設計、どうせ時間がない」
と思った方は、少し待ってください。
この記事で伝えたいのは、
その設計を「社長が毎年ゼロから考えなくていい」
仕組みにする方法です。
「年間カレンダーに書く」と言われても、何をどう書けばいいか手が止まる方は多いです。繁盛店ポータルの無料アカウントを開設すると、増益繁盛メソッドを搭載したハワードジョイマンAIに、あなたのお店の業態・状況を話しながら年末年始の販促設計を相談できます。メール登録のみで1分、解除もワンクリックです。
STEP 1:年間カレンダーに販促を「先に」書き込む
販促 STEP 1
年間販促カレンダーを今つくる
9月の今、年末年始の販促準備を始めることを
「早すぎる」と感じる方もいるかもしれません。
これも逆です。
年末年始の集客で成果を出している店は、
例外なく3か月前には動き始めています。
具体的には、こうやって進めます。
A4の紙を1枚用意して、
10月・11月・12月・1月の4か月を横に並べます。
そこに販促の「発射台」を書き込んでいきます。
10月下旬:年越しコースのメニュー案確定
11月上旬:ハガキDMの文面作成・入稿
11月15日:既存客へのDM発送
11月下旬:チラシ配布・Googleマップへの告知投稿
12月上旬:LINE配信(年越し予約のリマインド)
12月20日:年越し当日のPOP・メニュー表完成
12月31日:年越しコース実施
1月1日:「新年おめでとう」LINE配信・初売り告知
1月4日:仕事始め需要の告知配信
これを年間カレンダーに落とし込んだ瞬間、
販促は「思いつき仕事」から外れます。
⚠️ よくある失敗:「毎年やろうと思ってるんですが」と
言いながらカレンダーには何も書かれていない。
書いていないタスクは、必ず後回しになります。
STEP 2:販促文と告知画像はAIに下書きさせる
販促 STEP 2
AIを「下書き係」として使う
カレンダーができたら、次は
各販促物の「中身づくり」です。
ここで多くの経営者が詰まります。
「文章が書けない」
「何を伝えればいいかわからない」
「時間がない」
でも今は、AIがあります。
ChatGPTやClaudeに、
こう入力するだけで下書きが出てきます。
「私の店は○○(業態・地域)です。
年越しカウントダウンコースを告知する
ハガキDMの文章を書いてください。
コースの内容は○○で、
料金は○○円です。
ターゲットは○○です。」
出てきた下書きを、
社長が5分で読んで直す。
これが正しい使い方です。
販促文を「ゼロから社長が書く」のと、
「AIの下書きを社長が直す」のとでは、
所要時間が10分の1変わります。
口コミへの返信文も、
告知用のSNS画像のコピーも、
同じ手順でAIに任せられます。
詳しい手順は飲食店の販促をAIで作る、文章と画像の手順に書いてあるので、
あわせて読んでみてください。
⚠️ よくある失敗:AIに「何かいいものを書いて」と丸投げする。
指示が曖昧だと、当たり障りのない文章しか出てきません。
「誰に・何を・なぜ今」を明確にして入力することが大事です。
✓ ここまでのポイント
- 年越しと新年は「別の客層・別の感情」に向けて販促を分ける
- 10月に年間カレンダーへ書き込むことで、販促を思いつき仕事から外す
- 販促文の下書きはAIに任せ、社長の仕事は「判断と修正」だけにする
「AIに下書きを任せる」のは分かった。でも最初の指示文をどう書けばいいか分からない、という声をよく聞きます。繁盛店ポータルの「みんなの経営相談DB」では業種とテーマ(集客・販促など)を選ぶだけでAIに相談でき、チラシや販促文を添付すれば添削もしてもらえます。無料アカウント開設はメール登録のみです。
「販促を"その都度考える仕事"にしている限り、
社長はずっと現場の奴隷です。
年間カレンダーに落とした瞬間から、
販促は"確認する仕事"に変わります。
そこが分岐点です。」ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
STEP 3:客単価を年末年始に上げる「セット設計」の考え方
販促 STEP 3
年越しコース・新年セットを一度設計して「型」にする
年末年始は、
お客さんが財布のひもを緩める時期です。
「特別な日だから、少し奮発してもいい」
という心理が働いています。
だから、この時期こそ
客単価を上げるチャンスです。
でも多くのお店が、
値引きクーポンで集客しようとする。
これも逆です。
❌ よくある年末年始のパターン
- 「年越し割引コース」として通常より安いコースを設定
- お客さんは割引目当てで来る→リピートしない
- 席は埋まるが利益が残らない→疲弊だけが残る
✅ 客単価を上げる年末年始の設計
- 「特別な夜のための」プレミアムコースを設定し、通常より高い単価を堂々と打ち出す
- 「このお店でしか食べられない年越しの一品」を名物化し、価値で選ばれる
- 新年は「縁起物メニュー×飲み物セット」で客単価を上乗せする
このセット設計は、
一度つくれば毎年使えます。
来年の9月に「また考える」必要がない。
前年の内容を少し見直して
微調整するだけでいい。
これが「型化」の意味です。
型にすることで、
社長が毎年ゼロから悩む時間がなくなります。
⚠️ よくある失敗:毎年「去年と同じでいいか」と何も変えない。
微調整がないと、お客さんの飽きが来ます。
内容の8割は型のまま、2割だけ毎年更新する感覚でいきましょう。
飲食店の値下げ脱却、適正単価で選ばれる店に変わるための3ステップも参考にしながら、
「価値で選ばれる単価設計」を年末年始に一度試してみてください。
「月商300万円の飲食店が、年商2億5,000万円規模まで成長した。」
増益繁盛クラブ会員(飲食店オーナー)
この数字を初めて聞いたとき、
何が違ったのかを丁寧にヒアリングしました。
答えはシンプルでした。
「社長が現場仕事を手放して、
仕組みと販促設計だけに集中できるようになった」
年末年始の集客もそのひとつ。
思いつきでなく、
設計として動かしていた。
STEP 4:ハガキDMとLINEで「年間の関係性」をつなぐ
販促 STEP 4
既存客へのフォローを自動化する
新規客を追いかけるより、
既存客に年末年始に来てもらう方が
コストが低くて確実です。
必ず大変。
新規集客は広告費もかかるし、
反応率も低い。
でも既存客は、
あなたのお店のことをすでに好きな人たちです。
だから年末年始は、
既存客への「お声がけ」から始めるのが正解です。
ハガキDMを11月中旬に発送する。
LINEで12月に2回リマインドする。
正月は「今年もよろしく」のメッセージを送る。
これだけで、
去年来てくれたお客さんが
また来てくれる確率が上がります。
あなたのお店は
年間で既存客に何回接触していますか?
DM・LINE・ニュースレター、
すべて合わせて何回ですか?
この接触回数が、
来店頻度と直結しています。
接触が増えれば、
来店頻度が上がります。
来店頻度が上がれば、
売上は客数を増やさなくても伸びます。
飲食店の繁忙期集客、混雑しているのに売上が伸びない時に見直す3つのポイントでも触れていますが、
繁忙期に売上が伸びない店のほとんどは、
既存客への再アプローチが弱い。
⚠️ よくある失敗:LINEで告知を送っても反応が薄い。
理由は「普段から全く連絡していないから」です。
年間を通じて月1〜2回の接触がある店は、
年末年始の告知にもしっかり反応してもらえます。
STEP 5:社長の時間を守る「判断の仕組み」をつくる
販促 STEP 5
「考える仕事」と「確認する仕事」を切り分ける
ここまでの4ステップを整理すると、
やることは決まっています。
年間カレンダーに書く。
AIに下書きさせる。
セットを型化する。
既存客に接触する。
この4つは、
社長がゼロから毎年考える仕事ではなくなります。
「確認して、判断する仕事」に変わります。
人生を10年単位で考える。
商売を10年単位で考える。
10年後も繁盛している店の経営者は、
「毎年同じ悩みをゼロから解いている人」では
ありません。
「去年の仕組みを今年も回して、
少しだけ改善している人」です。
年末年始の販促は、
その練習に最適な機会です。
今年の年末年始を「設計として動かした経験」が、
来年以降の経営の基礎になっていきます。
⚠️ よくある失敗:仕組みを「完璧にしてから動かそう」と考える。
完璧な仕組みは存在しません。
7割できていれば動かして、走りながら直す。
それが繁盛店の共通点です。
まとめ:年末年始の集客は、今月の「設計」で決まる
年末年始の集客が毎年うまくいかない店の
共通点は、ひとつです。
「その都度考えている」こと。
年越しと新年を分けて設計する。
カレンダーに販促の発射台を書き込む。
AIに下書きを任せて、社長は判断だけする。
客単価を上げるセットを型化する。
既存客への接触を年間で設計する。
この5ステップを
9月〜10月に仕込んだ店は、
12月に慌てなくていい。
社長が現場の仕込みに追われながら、
同時に年末年始の集客設計を
仕組みとして動かせるようになります。
雑務の地層を薄くしていきましょう。
そうしてはじめて、
社長は「来年どうするか」を考える時間を
取り戻せます。
店舗経営は、ゴールのないマラソンです。
走りながら補給できる仕組みをつくって、
走り続けていきましょう。
追伸
今回お伝えした「年間カレンダーへの落とし込み」「AIを使った販促文づくり」「既存客への接触設計」は、増益繁盛クラブの中で実際に会員さんと一緒に取り組んでいる内容です。
「どう進めればいいかわからない」という方は、
繁盛店ポータルの無料アカウントを開設すると、
ハワードジョイマンAIに無料で相談できます。
あなたのお店の業態・状況に合わせた
具体的な年末年始の販促案を
一緒に考えてみてください。
年末年始の設計を「今年こそ仕組みとして動かす」と決めたなら、一人で抱え込まないでください。増益繁盛クラブでは、年間販促カレンダーの設計から客単価アップの型づくりまで、同じ志を持つ全国の飲食店・美容室オーナーと一緒に実行できる場があります。申込フォームに必要事項を入力するだけで参加できます。