11月の朝、静岡の空気が少しずつ冬の顔になってきた。
先日、焼鳥居酒屋を営む50代の男性経営者から
こんな話を聞きました。
「ジョイマンさん、チラシを3,000枚撒いたんですが
1件も反応がなかったんです。
もうチラシは無意味ですよね?」
でも、同じ時期に別の居酒屋さんが
2,500枚のチラシで12組の新規来店を獲得していた。
同じ「チラシポスティング」という手法で
なぜここまで結果が違うのか。
と言うことで、今回はその「差」を生み出している
具体的なポイントを事例ベースで見ていきます。
こんな方におすすめ
- ✅ チラシを撒いたのに全く反応がなかった経験がある飲食店オーナー
- ✅ 味には自信があるのに新規のお客さんが増えない方
- ✅ ポスティングを検討中だが効果があるか不安な方
- ✅ 集客を「料理の力」だけに頼ってきた経営者の方
- ✅ 紙の販促とデジタル集客をどう組み合わせるか知りたい方
📋 この記事でわかること
- 反応が出たチラシと出なかったチラシ、条件別の具体的な違い
- 「味がいいのに来ない」という状態の本当の原因
- ポスティングを機能させるために必要な組み合わせの発想
- チラシ1枚で終わらせず、来店頻度・客単価につなげる考え方

チラシに反応が出なかった事例、何が問題だったか
反応ゼロのチラシには、
ほぼ共通して「3つの外し」があります。
配布エリアがずれていた。
訴求内容が「お店目線」だった。
行動を促す理由がなかった。
たとえば、ランチ集客を狙って
住宅街にチラシを撒いたとします。
でも昼間にその地域にいる人は
主に専業主婦や高齢者の方です。
焼鳥居酒屋の客層と
ずれていませんか?
次に「お店目線」の訴求。
「こだわりの炭火焼鳥」
「地元の新鮮素材を使用」
これ、全部お店が言いたいことです。
お客さんが知りたいのは
「自分に何がいいのか」です。
「仕事終わりに一人でもすぐ入れる」
「3,500円で満足して帰れる」
こういう言葉の方が
手を止めてもらえる。
そして「行動を促す理由」。
チラシを見て「へえ」と思っても
今日行く理由がなければ動かない。
期限付きの特典や
「このチラシを持参で〇〇」という
来店のきっかけが必要です。
これがないチラシは、
ただの挨拶状で終わります。
「チラシを撒いたのに反応がゼロだった」という経験があると、次の一手が怖くなります。そういうときこそ、自店の数字を正しく整理するところから始めるのが早道です。無料で受け取れる「必要売上シミュレーター」と8冊の書籍・レポートが、その整理を手伝います。メール登録のみ、1分で受け取れます。
反応が出た事例、条件の違いを具体的に見る
では反応が出た側は何が違うのか。
いくつかのパターンに分けて
見ていきましょう。
チェックポイント1:配布エリアと客層が一致していたか
夜の居酒屋・焼鳥業態で効果が出たケースを見ると、
配布先が「会社の多いオフィス街周辺」か
「30〜50代の世帯が多いエリア」に集中しています。
住宅街全域に撒くより、
自店から徒歩・車で来られる商圏内の
「来てくれそうな人が実際に住んでいるエリア」に絞った方が
反応率は上がります。
✅ ポイント:Googleマップで自店の周辺環境を確認し、
ターゲット層が実際にいるエリアに配布先を絞ること。
広く撒くより、狭く刺さる方が費用対効果は出やすい。
チェックポイント2:タイミングと来店シーンが合っていたか
忘年会シーズンの手前、10月から11月にかけては
「幹事が店を探し始める時期」です。
この時期にコース料理や
貸し切り利用を打ち出したチラシは
動きやすい。
逆に真夏のお盆明けに
「新年会受付中」と書いても
誰も読まない。
✅ ポイント:チラシの内容は「今この時期に読んだら動きたくなる」
シーンと一致しているか確認すること。
今は11月、まさに宴会需要が動き始めるタイミングです。
チェックポイント3:チラシ単体で完結させようとしていないか
チラシを見て「気になった」人が次に何をするか。
スマホで店名を検索します。
そこでGoogleビジネスプロフィールの
写真が少なかったり、
レビューが0件だったりすると
「やっぱりやめよう」となる。
チラシが呼び水になって
検索させるところまで持っていけても、
その先でこけてしまうパターンです。
✅ ポイント:チラシを撒く前に
Googleビジネスプロフィールの写真・口コミ・営業時間を
必ず整えておくこと。
Google広告と同様、受け皿の整備が先です。
✓ ここまでのポイント
- 反応が出ないチラシは「エリアずれ」「お店目線の訴求」「行動理由の欠如」の3点に集約される
- タイミングと客層の一致が、チラシの反応率を大きく左右する
- チラシは単体で完結せず、Googleビジネスプロフィールなどの受け皿と組み合わせることで機能する
「味がいいのに来ない」の正体は、客数・客単価・来店頻度のどこに穴があるかを見ていないことです。固定費・人件費率・原価率から利益を逆算できる「必要売上シミュレーター」を使うと、どの数字を動かすべきか一目で分かります。無料登録するだけで、すぐ使えます。
「味がいいのに来ない」は、なぜ起きるのか
ここが今日の話の核心です。
味がいいのにお客さんが増えない。
これは「味が悪い」より
ある意味、もどかしい状況です。
でも、これは起きるべくして起きています。
味は「来てくれた人を満足させる力」です。
「来てくれた人を呼び込む力」ではない。
この2つは、まったく別の仕事です。
「うちの料理を食べれば分かってもらえる」
という考え方は正しい。
でも「食べてもらう機会を作る仕組み」がなければ
その実力は誰にも届かない。
「味と販促は別の仕事だ、という話をすると、みんなハッとする顔をします。味を磨いてきた年数と、販促を考えてきた年数を比べてみてください。そこに差があれば、今のギャップの正体が見えてきます。」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
売上を「客数×客単価×来店頻度」に分解すると、
どこに問題があるか見えてきます。
チラシポスティングは「客数」に効く手段です。
でも「客単価」や「来店頻度」に課題があれば、
客数だけ増やしても利益は残らない。
自店の弱点がどの数字にあるか、
まず特定することが先です。
反応が出た焼鳥店が変えたこと
冒頭で話した焼鳥居酒屋の男性オーナー(50代)。
最初のチラシで反応ゼロだった後、
チラシの中身と配布エリアを見直しました。
変えたのは3点です。
訴求を「素材のこだわり」から
「このお店でしか食べられないもの」に変えた。
配布エリアを住宅街全域から
最寄り駅の帰宅動線沿いに絞った。
チラシに「このお店ならでは」を
言葉で伝えるコピーを載せた。
その結果、客単価が900円上がっています。
新メニュー開発の時間も取れるようになった。
そして何より、本人の言葉が印象的でした。
「客単価900円アップ、新メニュー開発の時間を確保できるようになり、『うちは他と違う』を堂々と言えるようになった。」
焼鳥居酒屋オーナー(男性・50代)
「うちは他と違う」を
堂々と言えるようになった。
これは自信の話ではなく、
「違い」を言葉にして伝える仕組みを
作れたということです。
チラシを変えただけではなく、
「何を伝えるか」が変わった。
その変化が客単価にも
時間の使い方にも現れた例です。
「チラシ1枚でも、書いてある言葉が『誰かに刺さる言葉』かどうかで結果は全然違う。派手なデザインより、お客さんの頭の中にある言葉に近いコピーを書けるかどうかです。」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
チラシを「一発勝負」にしない組み合わせの発想
ポスティングで失敗する経営者に多いのが、
「1回やって判断する」パターンです。
チラシは広告投資です。
1回目は「テスト」と考える方が正確です。
反応数・来店者の属性・注文内容を記録して、
次に活かす。
この繰り返しで精度が上がっていきます。
また、チラシは単体で動かすより
他の手段と組み合わせると効果が出やすい。
たとえば、チラシで来てくれたお客さんに
LINE公式アカウントへの登録を促す。
次回来店のきっかけを
LINEで送れるようにする。
これで「客数」だけでなく
「来店頻度」も動かせるようになります。
あるいは看板メニューを1品決めて、
チラシでもSNSでも
同じメニューを軸に訴求する。
「あの店といえばこれ」という
記憶に残る軸を作ることが
口コミと再来店につながります。
また、予約導線も整えておきましょう。
チラシを見て電話したら繋がらなかった、
というケースは実際によくあります。
予約管理の仕組みを整えておくことも
チラシと並行して考えておくべき点です。
❌ チラシを「広告費をかけずに済む代替手段」と考える
- 部数を絞りすぎて商圏に届かない
- 「1回撒いたけど効果なかった」で終わる
- デザインを自作して訴求力が弱い
✅ チラシを「広告投資のひとつ」として位置づける
- 効果測定を前提に部数・エリア・内容を設計する
- 反応を記録して次回に改善する
- 他の集客手段(MEO・LINE・看板)と組み合わせて機能させる
お金をかけずに売上を伸ばす発想は愚策です。
広告投資を恐れる経営者ほど、
値引きというコストに依存していく。
チラシも、MEOも、Google広告も、
かけたお金に対してどれだけ返ってくるか
という投資の目で見ることが大事です。
まとめ、チラシの効果は「何を伝えるか」で決まる
チラシポスティングに効果があるかないか。
答えは「条件次第」です。
エリアが合っていて、
タイミングが合っていて、
お客さんの言葉で伝えられていれば、
動く。
どれかひとつでも外れると、
反応ゼロになる。
そして最も見落とされがちなのが
「チラシを見た後の受け皿」です。
検索した先のGoogleビジネスプロフィール。
電話・予約の導線。
来店後のリピート設計。
チラシはあくまで入口です。
入口から入ってきたお客さんを
次につなぐ仕組みが整っていてはじめて、
チラシに使った費用が活きてきます。
味の力は本物でも、
伝える力を作らなければ届かない。
販促は「伝える仕組み」を意図的に作る仕事です。
まずは自店の「客数・客単価・来店頻度」
どこに一番の課題があるかを見極めて、
チラシをその弱点を補う手段として活用していきましょう。
店舗経営は、撒いて終わりではなく
改善を重ねるプロセスそのものです。
追伸
「どこから手をつければいいか」が分からない状態のまま
動けずにいる方も多いと思います。
売上を3系統に分解して現状を整理するところから
始めてみてください。
チラシの改善策は分かった、でも「一人でやり切れるか」という不安が残っているなら、それは仕組みと仲間の問題です。増益繁盛クラブでは、チラシ・MEO・LINE・客単価設計まで、何をどの順番でやるかを一緒に整理しながら進められます。まずは申込フォームに必要事項を入力するだけです。