2.集客対策

飲食店のホームページが見られない店が気づいていない、検索と導線の根本的なズレ

静岡からの帰り道。

新幹線の車内で、
スマホを開いて近くの和食店を検索した。

「〇〇 和食 ランチ」と打つと、
Googleマップに数件ヒットした。

でも、その中の1軒、
口コミでずっと気になっていた店の
ホームページが見当たらない。

名前で直接検索してようやく出てきたものの、
トップページに「ようこそ」と書いてあるだけで、
営業時間も、ランチメニューも、
地図も、どこにも見当たらない。

結局、別の店を選んだ。

と言うことで、今日は
飲食店のホームページが見られない本当の理由を、
実際のオーナーとの対話をもとにお伝えします。

おはようございます。
ハワードジョイマンです。

📋 この記事でわかること

  1. なぜ飲食店のホームページは「作っただけ」で終わるのか
  2. 検索意図と導線設計のズレが来客を逃す仕組み
  3. ホームページを集客装置に変えるための考え方
  4. 地域で「目標とされる経営者」になるための次のステップ

こんな方におすすめ

  • ✅ ホームページを持っているのに新規客が増えない飲食店オーナーの方
  • ✅ 「うちはネットが苦手だから」と諦めかけている方
  • ✅ 地域で選ばれる店になりたいと本気で考えている方
  • ✅ 自分が周りから目標とされる経営者になりたいと思っている方
  • ✅ 忙しくて現場から離れられず、仕組みづくりに手が回っていない方
飲食店のホームページが見られない店が気づいていない、検索と導線の根本的なズレ | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

「ホームページはある」と「ホームページが機能している」は別の話

先日、ある和食店の男性オーナー(50代)と
話す機会があった。

月商80万円を上乗せした経営者で、
今は現場を任せられる体制を作り上げ、
経営に集中できる時間が増えたという。

でも、その方が最初に相談してきたとき、
状況はまったく違った。

「ホームページはありますよ。
知り合いに作ってもらったんで。」

そう言いながら見せてもらったページは、
5年前に作ったまま、
一度も更新されていなかった。

メニューも、営業時間も、古いまま。
スマホで見ると文字が潰れて読めない。

「アクセス数は確認してますか?」と聞くと、
「見方がわからない」と言う。

これは珍しい話ではない。

むしろ、飲食店の多くが
この状態のまま数年を過ごしている。

ホームページが「ある」ことと、
ホームページが「機能している」ことは、
全然別のことなんです。

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お客さんが検索するとき、何を探しているのか

ここが根本的なズレの正体です。

お客さんがスマホで検索するとき、
何を求めているか。

「今日のランチ、どこで食べようか」
「近くに和食の店はないか」
「〇〇駅で接待に使えるお店」

こういう、今すぐの答えを探してます。

でも、多くの飲食店のホームページは
「ようこそ」から始まり、
代表のあいさつ、お店の想い、
フォトギャラリー……という構成になっている。

お客さんが知りたいのは
「今日、そこで食べられるか」なのに、
届けているのは「うちの店がいかに素晴らしいか」。

これが、検索意図とのズレです。

お客さんの頭の中にある問いと、
ページの答えが噛み合っていない。

だから、来ても戻るボタンを押される。

先ほどの和食店オーナーも、
ここに気づいたときに表情が変わった。

「ずっと、うちの魅力を伝えようとしてたんです。
でも、順番が逆だったんですね。」

「売れていない店ほど、自分の言いたいことから発信している。繁盛店は、お客さんが今知りたいことを先に答えている。ホームページも、チラシも、POPも、全部同じ原理です。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

✓ ここまでのポイント

  • 「ホームページがある」と「機能している」はまったく別のことで、更新が止まっている状態は機会損失になっている
  • お客さんは「今すぐの答え」を検索しているのに、多くの店は「自分の伝えたいこと」を発信していてズレが生じている
  • このズレを埋めることが、ホームページを集客装置に変える第一歩になる

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導線のズレとは何か。「来てもらっても帰られる」構造を直す

検索意図の次に問題になるのが、導線です。

仮に検索でホームページに来てもらえたとして、
そのページで何ができるか。

電話番号がない。
Googleマップへのリンクがない。
予約ボタンがない。

こういうページは、
来てくれたお客さんを
自分の手で逃しています。

あなたのお店のホームページ、
今スマホで開いたとき、
30秒以内に予約の行動が取れますか?

30秒で場所と営業時間がわかりますか?

この2点が整っていない店は、
集客の土台がまだ完成していません。

導線設計の基本は「お客さんが次に何をすべきか」を
ページが案内することです。

読んで満足するページではなく、
読んで行動するページに変える。

和食店のオーナーが実践したのも
まさにこの順番でした。

スマホ対応への切り替え、
営業時間と地図の明記、
予約フォームへの導線。

派手なことは何もしていない。

でも、Googleマップの情報が正しく整備されていない飲食店が検索に表示されない原因と同じく、
ホームページの基本情報が整っていないだけで
来客機会を失い続けていた。

そこを一つずつ直したことで、
月商に80万円が上乗せされる結果につながったんです。

「月商80万円上乗せできました。でも、それ以上に変わったのは自分の考え方です。ずっと現場を一人で抱え込んでいたのが、仕組みを作ることで任せられるようになった。抱え込みグセが減って、やっと経営に集中できるようになった気がします。」

和食店オーナー(男性・50代)

ホームページを「作る仕事」から「育てる仕事」に変える

ホームページは作った瞬間から
劣化が始まります。

メニューが変わる。
価格が変わる。
席数が変わる。
季節のおすすめが変わる。

でも、ページは更新しない限り
古い情報を出し続ける。

お客さんが「ランチ1,000円」と信じて来店したら
実際は1,300円になっていた、
なんてことが起きる。

「更新する時間がない」という声はよく聞きます。

でも、その「時間がない」状態そのものが
経営の問題です。

現場から離れられないから、
仕組みを作る時間が取れない。
仕組みがないから、いつまでも現場から離れられない。

この循環を断ち切るのが、
経営の仕事です。

飲食店が忙しいのに儲からない理由を売上と利益に分けて考えることと同じで、
「現場が忙しい」と「経営が回っている」も別の話です。

和食店のオーナーが変わったのも、
ここの認識を変えたことが一番大きかった。

「抱え込みグセが減った」という言葉が
すべてを物語っています。

地域で「目標とされる経営者」になるための、本当のホームページ活用

ホームページを整えることは、
ネットの話だけではありません。

あなたのお店が地域でどう見られているか。
初めて来るお客さんに何を伝えられているか。

その店の姿勢が、ホームページに出ます。

更新が止まったままのページは、
「経営に手が回っていません」と
伝えているようなものです。

逆に、季節ごとのメニューが更新され、
お客さんへのメッセージが丁寧に書かれ、
予約導線が整っている店は、
「この経営者は本気だな」と伝わる。

周りから目標とされる経営者というのは、
派手な実績だけで作られるものじゃない。

地域のお客さんに誠実に向き合い、
情報を丁寧に届け続ける。

その積み重ねが、信頼になる。

そして、「あの店の経営者みたいになりたい」と
思われる存在になっていく。

自店が繁盛するだけでなく、
地域に活気を作りたいという志は、
確実に増えています。

私がこれまで飲食店だけで
610件以上の経営支援に関わってきた中で、
そういう経営者ほど、
「仕組み」と「発信」の両輪を
地味に、継続して回していた。

インスタで集客できない状態から抜け出した飲食店が変えた投稿・導線・プロフィールの違いでも触れていますが、
ネット上の発信は「雰囲気」ではなく「構造」で機能します。

ホームページも同じです。
デザインより、情報の順番と導線が先です。

まず、今のホームページをスマホで開いてみてください。

30秒で予約できますか?
30秒で営業時間と場所がわかりますか?

そこから始めていきましょう。

ホームページは、
あなたのお店が眠っている間も
働いてくれる唯一のスタッフです。

そのスタッフを、ちゃんと育てていきましょう。


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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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