3.儲かる販促と利益アップ

美容室の値上げによる客離れが怖い方へ、体験談から学ぶ伝え方の工夫

値上げを決めた、その夜のこと。

「やっぱり怖くて眠れなかった」
そう話してくれた美容室オーナーがいます。

東京・中野区で5坪の小さな美容室を
一人でやっている方でした。

家賃も材料費も上がっている。
でも値上げしたらお客さんが離れるかもしれない。
「安くしないと選ばれないのでは」
その不安が、頭の中をぐるぐると回る。

そういう夜を、あなたも過ごしたことが
あるんじゃないかと思います。

でも、その方は値上げを実行しました。
結果、単価と売上が1.5倍になっています。

「客離れが怖い」から始まって、
「価値で選ばれている実感がある」に変わった。
その間に何があったか、今日は
その体験談をもとにお伝えしていきます。

📋 この記事でわかること

  1. 「安くしないと選ばれない」という思い込みがなぜ生まれるのか
  2. 値上げで客離れを最小限にするための「伝え方」の工夫
  3. 東京・中野区の5坪美容室が単価・売上1.5倍を実現した具体的な手順
  4. 値上げ後も選ばれ続けるために続けていること

こんな方におすすめ

  • ✅ 値上げしたいけど客離れが怖くて踏み出せない美容室オーナー
  • ✅ 技術には自信があるのに、なぜか単価が上げられないと感じている方
  • ✅ ホットペッパービューティーの割引クーポンに依存していて、やめ時を探している方
  • ✅ 値下げではなく、価値を伝えて選ばれる美容室をつくりたい方
  • ✅ 一人サロン・小規模サロンで、手元に利益が残る仕組みを模索している方
美容室の値上げによる客離れが怖い方へ、体験談から学ぶ伝え方の工夫 | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

「安くしないと選ばれない」は思い込みかもしれない

正直に言います。

「値段を下げたら選ばれる」は半分正しくて、
半分は間違っています。

値段が安いから来るお客さんは、
もっと安い店が出たら移ります。
その繰り返しの中で、
利益も体力もすり減っていく。

でも、です。

価値が伝わっているお客さんは
多少の値上げでは離れません。
なぜなら「この人じゃないと嫌だ」が
先にあるからです。

中野区の5坪サロンのオーナーさんも
最初はそこを信じ切れていなかった。
「うちに来てくれているお客さんは
値段で来てくれているんじゃないか」
そう思っていたそうです。

あなたは、今のお客さんが
何を目当てに来てくれていると思いますか?

価格を目当てに来ているか、
あなたを目当てに来ているか。

そこをまず一度、正直に考えてみてください。

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値上げより先に、やったこと

そのオーナーさんが値上げを成功させた理由は
「値上げの仕方が上手かった」ではありません。

値上げの前に、価値を伝えることを始めたんです。

具体的に3つあります。

1. 施術中の「話す内容」を変えた

以前は世間話がほとんどだったそうです。
それを変えて、使っている薬剤の理由、
髪質に合わせてどう判断しているか、
自分がなぜこの施術にこだわるのか、
そういう話を自然に挟むようにした。

「先生、そんなことまで考えてくれてたんですね」
そういう反応が増えてきたそうです。

2. POP(ポップ)を手書きで置いた

5坪ですから、壁一面に貼るような
大げさなことはできません。
鏡の前に小さな手書きのカードを1枚置いた。

「なぜ私がこのトリートメントを選んでいるか」
それだけを書いたそうです。

するとお客さんが「これって何ですか?」と
聞いてくれるようになった。
話すきっかけができた。

POPは「売り込み」じゃなくて
「会話のきっかけ」として機能するんです。

3. ニュースレターを月1枚だけ出した

A4を1枚、手書き風に書いて
来店時に渡す。
内容は「最近気になっている髪の悩みと、
私がどう考えているか」。

難しい話は一切ない。
でもそのニュースレターを読んだお客さんから
「先生ってこういうこと考えてたんだ」
「ちゃんとしてる人に担当してもらってるんだ」
という空気が生まれた。

これが値上げの地ならしになりました。

✓ ここまでのポイント

  • 「安くしないと選ばれない」という思い込みが、値上げへの踏み出しを妨げている
  • 値上げより先に「価値を伝える接点」を増やすことが、客離れを防ぐ根本的な手順
  • POP・施術中の会話・ニュースレターの3つが、小さなサロンでも実践できる具体的な手段

値上げの告知文の書き方、POP1枚の言葉の選び方、ニュースレターの構成——どれも「正解がわからない」まま手が止まっている方が多いです。増益繁盛クラブでは、こうした具体的な一手を一緒に考えながら、値引きに頼らない客単価設計と再来店の仕組みづくりを伴走して進めていけます。申込フォームに必要事項を入力するのみです。

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いざ値上げ、どう伝えたか

地ならしが3ヶ月続いたタイミングで、
そのオーナーさんは値上げを告知しました。

告知の方法は、シンプルです。

ニュースレターに1段落だけ書いた。

「来月から料金を改定します。
材料費と技術の質を維持するために
必要な判断です。
今後も変わらず、丁寧にやらせていただきます」

それだけです。

値上げの言い訳を長々と書かなかった。
「ご迷惑をおかけして申し訳ない」も
言わなかった。

「謝りながら値上げするのは、
自分の価値を自分で下げているのと同じです。
価値を伝えてきたなら、堂々と告知でいい。
謝罪と値上げを同時にやると、
お客さんも何を信じていいか分からなくなります」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

告知後に離れたお客さんは、
全体の1割にも満たなかったそうです。

むしろ「先生、値上げして当然ですよ」と
言ってくれたお客さんが複数いた。

そのとき初めて「ああ、価値は伝わってたんだ」と
思えたと話していました。

「値上げを実行してから、単価と売上が1.5倍になりました。怖かったけど、やってよかった。何より、価格じゃなくて自分の技術を信頼してくれているお客さんだけが残ってくれた感じがして、毎日の仕事が楽しくなりました」

東京・中野区 5坪の個人美容室オーナー

「価値で選ばれている」実感。
これが出ると、経営者のマインドが変わります。

美容室の割引をやめるタイミングと、客離れを最小限にする段階的な価格移行の進め方も
あわせて読んでみてください。
クーポン依存からの脱出を考えている方に
参考になるはずです。

値上げ後も選ばれ続けるために続けていること

値上げして終わり、ではありません。

そのオーナーさんが今も続けていることが
2つあります。

1. ニュースレターを毎月1枚、出し続けている

値上げ後も止めていない。
内容は変わらず「今月気になった髪の話」
「季節の変わり目にやっておきたいケア」
そういうことを自分の言葉で書いている。

「続けることで、私という人間が
お客さんに積み上がっていく感じがします」
そう言っていました。

2. 次回予約を、帰り際に自分から声をかけている

「次は6週間後ぐらいがベストです」
そう伝えて、その場で予約を取る。

「売り込んでいる感じはゼロです。
お客さんの髪のことを考えたら
自然とそう言える。」

リピートが安定すると、
新規集客に焦らなくなる。
焦りがなくなると、施術に集中できる。
施術の質が上がると、また口コミが増える。

この好循環が生まれています。

飲食店の値上げで客離れを防ぐ、価格より先に伝えるべき「価値の見せ方」でも
同じことを書いています。
業種は違っても、価値を先に伝えるという
順序は共通しています。

「そんな時間も余裕もない」と思った方へ

「ニュースレターなんて書けない」
「POPを作る時間がない」
そう思った方もいると思います。

でも、考えてみてください。

今のまま値上げもできず、
割引クーポンに頼り続けるのと、
A4を1枚書くのと、
どちらが消耗しますか?

中野区のオーナーさんも最初は
「私、文章が苦手で」と言っていました。

でも書いてみたら、お客さんに読んでもらえた。
読んでもらえたら、話が弾んだ。
話が弾んだら、また書きたくなった。

始める前と始めた後では、
見える景色が全然違ってくる。

技術は磨いてきた。
経験も積んできた。
あとは「それをどう伝えるか」だけです。

値下げに頼らず、価値で選ばれる店は
一夜にはできません。
でも3ヶ月、地道に続けると
必ず変わり始めます。

実際に動き出した方の事例として、
Google口コミの星を増やすために、美容室がやめたこととやり続けていることも
読んでみてください。
「続けること」の積み重ねが
どこに繋がるか、イメージが広がると思います。

まとめ

値上げで客離れが怖い。

その気持ちは、ちゃんとわかります。

でも、東京・中野区の5坪サロンが
実際にやってみせてくれたことがあります。

価値を先に伝える。
堂々と告知する。
続ける。

この3つで、単価と売上が1.5倍になった。

「値上げは、価値を信じていない経営者にはできません。でも、価値を伝える努力を続けた経営者には、値上げは当然の結果として訪れます。恐る恐るやるから伝わらない。信じてやるから伝わるんです」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

「安くしないと選ばれない」という不安は、
お店を続けてきた経営者の方なら
誰しも一度は通る道です。

でも、そこで止まらないでほしい。

価値を伝える手を打ちながら、
一緒に前に進んでいきましょう。

店舗経営は、ゴールのないマラソンです。
ペースを保ちながら、走り続けていきましょう。

「技術は磨いてきた。でも価値の伝え方が分からない」——この記事を最後まで読んだあなたは、その一歩手前まで来ています。増益繁盛クラブでは、客単価の適正化・POP・ニュースレターなど価値を伝える接点の設計を、全国の同じ景色を見ている仲間と実践しながら進められます。一人で悩み続けるより、動いた分だけ結果が変わっていきます。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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