20年前の雑誌で分かる店舗経営の真実

おはようございます。
日曜日の朝、いかがお過ごしですか?

私はこれからお盆のため、お墓参りに行って、ご先祖様をお家に迎え入れる準備をしてきます。

毎月1日、15日にお墓参りに行ったり、自宅や事務所のお酒、お塩、お米、榊などを替えていますが、ご先祖様や神様に手を合わせることは、自分自身に手を合わせることですよね。

昨日も父と私の書籍が入っている書棚を整理してました。

この2畳ほどの小さな空間は、この25年ほど荷物置き場と化して扉の前まで使いもしないモノで溢れかえっていました。そうした状況を昨年秋から改善し、遂に書棚にまで入れるくらい整理したので、昨日も整理していたのですが、色々な発見があります。

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なぜ、あの有名店も閉店してしまうのか?

私は2005年、中小企業診断士の資格取得をひとつの目安に、約10年間勤めた市役所を退職し、独立しました。

しかし、そこに至るまでの道のりは平坦ではなく、受験期間はなんと7年に及びました。 平日は市役所で働きながら、週末は東京の資格学校へ。 移動の合間に私は、当時流行していた飲食店を見て回り、飲食雑誌を買い漁っていました。

25年前のグルメ雑誌から分かる厳しい現実

昨日も、その書棚から、私が20代の頃に読んでいた東京や静岡のお店を紹介するレストラン本、居酒屋本、ラーメン本やカフェ本が出てきました。

懐かしさに駆られて、そこに載っていたお店を改めて検索してみると、、、驚くべきことに、そのほとんどがすでに閉店していました。

さらに当時、有名店で働いていた店長さんの名前をFacebookやInstagramで検索してみると、独立してご自身のお店を出した方が多い一方で、現在も続いている方はほんのわずか。

なぜ、閉店は避けられなかったのか?

もちろん、飲食業界は競争が激しい世界です。 しかし、残念ながら多くのお店が閉店を余儀なくされた最大の理由は、ひとつ。

「お客さんのニーズに合わなくなった」からです。

どんなに素晴らしいお店でも、時代の変化に合わせて変化できなければ、お客様の心をつかみ続けることはできません。

お店を3年ごとにブラッシュアップせよ

店舗経営において、業態は「一度決めたら終わり」ではありません。

むしろ、3年ごとに見直し、時代に合わせて進化させていくことで、お店の魅力を維持し、リピーターを飽きさせない工夫が必要です。

では、業態を定期的にブラッシュアップすることで、どんなメリットがあるのでしょうか?

業態をブラッシュアップすることで得られるメリット

  • 時代のトレンドや消費者ニーズに対応できる
  • リピーターが飽きずに通い続けてくれる
  • メディアやSNSで再び注目されるきっかけになる
  • スタッフのモチベーションが上がり、離職防止につながる
  • 客単価や回転率など、経営指標を再設計できる
  • 競合との差別化がしやすくなる
  • お店としての“進化”がブランディングになる

変化を恐れず、進化を選ぶ

閉店していった多くのお店は、技術や商品力が足りなかったのではありません。 変化に対応しなかった――それだけのことです。

「業態のリニューアル=失敗のやり直し」ではなく、 「業態の進化=生き残りの戦略」です。

3年に一度、お店を客観的に見直して、時代に合ったリフレッシュを。 それが、お店を長く愛される存在へと導く第一歩です。

業態を変えるのではなく、進化させる

とはいえ、いざ「業態をブラッシュアップしよう」と思っても、何をどう見直せばよいのか分からない…という方も多いはずです。

大切なのは、「感覚」ではなく「構造」から見直すこと。 そして、誰かと一緒に考えられる環境に身を置くことです。

・今の業態は、このままで本当に大丈夫なのか? ・価格設定や導線設計は時代に合っているか? ・リピーターが減ってきている気がするけれど、何が原因か分からない…

そんな「なんとなくの違和感」や「モヤモヤした課題」がある方へ、 今、私が届けたいのは――

“今のやり方”を大きく変えなくても、利益と満足度を高めるための視点と仕組み”について、まとめた内容です。

これまで1,000店舗以上を支援してきた経験から、 「どんなお店が残り、どんなお店が消えていくのか」 その明確な法則と、実践のヒントを詰め込みました。

これからも長くお店を続けていきたい方は、ぜひ一度こちらをご覧ください。

👉 site.haward-joyman.com/p/2B2Ax9XHyDqs

あなたのお店にも、まだ眠っている“伸びしろ”があるかもしれません。

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この記事を書いた人

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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