10月の声が聞こえてくると、
年末の話が一気にリアルになる。
先日、ある会員さんと話していて
こんな一言が出てきました。
「おせちを作ってみたいんだけど、
何から始めたらいいかわからなくて。」
聞けば、昨年は思いつきで告知して
結局5件しか売れなかったと。
美味しいものを作れる腕は
間違いなくある。
でも「何を」「いつ」「どう告知して」
「どう受け取ってもらうか」が
設計されていないと、
売上にはならないんです。
と言うことで、
今回は飲食店のおせち販売について、
よくある疑問を一気にまとめて
お答えしていきます。
📋 この記事でわかること
- おせち販売をいつから動き出せばいいか
- 告知・予約受付の流れと販促の組み立て方
- 設備投資(補助金含む)と販促設計の関係
- おせちを「単発の売上」で終わらせないための考え方
こんな方におすすめ
- ✅ 今年こそおせち販売に本気で取り組みたい飲食店オーナー
- ✅ 昨年試したけど思ったより売れなかった方
- ✅ 補助金で調理設備を入れたが、その後の集客設計が曖昧な方
- ✅ 年末の売上を底上げしたいが何から手をつければいいか迷っている方
- ✅ おせち販売をリピート客育成につなげたい方

おせち販売はいつから準備を始めればいい?
10月中旬が、動き出しのタイミングです。
「まだ早いんじゃ」と思ったとしたら、
それは少し遅い感覚です。
スーパーや百貨店のおせち予約は
9〜10月にはもう始まっています。
飲食店のおせちが勝負できるのは
「大量生産じゃない手作りの価値」と
「顔の見える店からの安心感」。
だから、早めに告知して
「うちで頼む」という選択肢に
入り込んでおく必要があるんです。
逆算すると、こうなります。
・10月中旬:告知開始・予約受付スタート
・11月末:予約締め切り(目安)
・12月25〜28日:仕込み・製造
・12月30〜31日:引き渡し
「仕込みから考える」のではなく
「告知から逆算して仕込みを組む」。
この順番を間違えると、
毎年「忙しかったけど儲からなかった」
という年末になります。
「告知したけど5件しか売れなかった」という状況、原因は腕ではなく設計の順番にあります。まず無料で読める書籍8冊の中に、客数・客単価・再来店を分解して利益を残す販促の教科書(48ページ・診断ワークシート付き)と、必要売上を自動計算できるシミュレーターが含まれています。メール登録のみ、1分で受け取れます。
告知はどこでどう発信すればいい?
媒体を増やすより、
深く届けることが先です。
一番効くのは、
すでにあなたのお店を好きな人への告知。
LINE公式アカウントで登録者に送る。
ハガキDMで常連さんに届ける。
店内POPで来店客に見せる。
この3つで、まず動いてみてください。
Instagramに投稿するのはいいですが、
「投稿したから終わり」では
ほとんど売れません。
SNSは補助で、
関係性のある人への直接接触が主軸。
そして告知の内容に必ず入れてほしいのは
この3点です。
・なぜこのおせちを作るのか(背景・想い)
・何が入っていて、どんな人に向けているか
・予約締め切り日と受け取り方法
「美味しいおせちできました、ご予約を」
だけでは届かない。
「なぜあなたのお店がおせちを作るのか」
が伝わって初めて、
お客さんは「頼もう」と動きます。
✓ ここまでのポイント
- おせち告知は10月中旬スタートが基本。仕込みより先に告知を設計する
- SNSより、すでに関係のある常連客への直接接触が最も効果が高い
- 「なぜ作るのか」という背景を伝えることで、告知が刺さるようになる
補助金で設備を入れた後の「販促設計」が曖昧なまま告知に動いてしまうと、投資が回収しきれないまま年末が終わります。無料で読める経営書籍の中に、固定費・原価率から利益を残すために必要な売上を逆算できる「必要売上シミュレーター」があります。価格設定と販売目標を先に確認してから動きたい方に役立ちます。
おせちの価格設定はどう考えればいい?
原価から積み上げるのは最後の確認作業。
最初にやることではありません。
まず「誰に・何重・どんな内容で」を決める。
それが決まってから、
原価と利益を逆算する。
よくやってしまうのがこのパターンです。
❌ 原価から積み上げて価格を決める
- 仕入れ値×3倍でなんとなく設定してしまう
- 仕込みの手間・時間コストが抜け落ちる
- 結果、割の合わない仕事になる
✅ 「どんな価値を届けるか」から価格を設計する
- 客層・お重の格・ボリューム感で価格帯を先に設定
- 仕込み人件費・パッケージ・配送コストをすべて含めて逆算
- 利益が残る数量と価格の組み合わせを先に確認してから告知する
飲食店のおせちは、
1万5,000円〜2万5,000円あたりが
「手作り・お店の味」として
納得感のある価格帯です。
値段を安くして数を捌こうとすると、
年末の一番忙しい時期に
疲弊するだけで終わります。
適正な価格で、
適正な数だけ受ける。
これがおせち販売で利益を残す
基本の考え方です。
「おせちで20件受けて疲れ果てた、という話をよく聞きます。でも数えてみると粗利が10万円にもなっていない。数を追うより、1件あたりの価値を上げる設計の方が、経営者の体も守れるし、利益も残ります。」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
補助金で設備を入れた後、どう販促に活かせばいい?
補助金で厨房機器や真空パック機を入れた。
おめでとうございます。
でも、ここが大事なところです。
「設備を入れること」が目的になっていませんか?
補助金の申請要件・採択ノウハウ・
税務処理については、
認定支援機関や中小企業診断士、
行政書士、税理士など
その道の専門家に相談してください。
私がお伝えしたいのはその先の話です。
設備が入っても、
「その設備を使って誰の何を解決するか」
が設計されていなければ、
投資は回収できません。
チェックポイント1:設備と売上の紐付けを確認する
補助金で入れた設備が、
客数・客単価・再来店の
どれに貢献するかを言えますか?
✅ ポイント:「真空パック機でおせちの保存性が上がる→高単価で遠方にも販売できる→客単価と新規顧客が増える」という流れを言語化してから告知設計に入ること。
チェックポイント2:投資回収の売上目標を先に決める
設備投資額を、何年・何件のおせち販売で
回収するかを計算していますか?
✅ ポイント:「設備費100万円÷粗利2万円=50件」のように、具体的な販売数目標を持ってから告知量と価格を決める。目標数が決まると告知の本気度が変わります。
チェックポイント3:設備を活かした「商品の差別化」ができているか
「設備が入ったから作れる」と
「お客さんに選ばれる理由になる」は違います。
✅ ポイント:真空パックにすることで「日持ちが10日になった」「遠くの親戚に贈れる」という価値を言葉にして告知に入れる。設備の機能ではなく、お客さんのメリットを伝えること。
「お金を掛けずに売上を伸ばす」というのは、
私は愚策だと思っています。
でも「掛けたお金が顧客を創造しているか」
は別の問いです。
補助金という国のお金を使って
設備を入れたなら、
その設備で売上を作る販促設計まで
セットで考える。
これが投資を回収するという
経営者の責任です。
「月商80万円上乗せできました。仕組み化で現場を任せられる時間が増えて、抱え込みグセが減り経営に集中できています。」
和食店(男性・50代)
この方のケースでは、
現場に張り付くことをやめて
「仕組みと告知の設計」に時間を使い始めた。
おせち販売も同じ構造で、
「オーナーが全部やる」から
「仕組みが売る」に変えていくことで
利益の質が変わります。
飲食店の利益が残らない原因と、売上はあるのにお金が手元に来ない店の共通点も
あわせて読んでみてください。
おせちに限らず、
利益構造を整える視点が変わります。
おせちをリピート客育成につなげるにはどうすればいい?
おせちを「年1回の特別販売」で終わらせると、
労力の割に積み上がるものが少ない。
でも設計次第で、
おせちはリピート客を作る最高の機会になります。
引き渡しの時に何を渡すか。
ここが全てです。
例えば、引き渡しの袋の中に
こんなものを同封するだけで違います。
・1月の特別メニューのご案内
・「おせちを作った料理人から」の一言カード
・来年のおせち予約を最優先でご案内する旨の一言
おせちを買った人は、
すでにあなたのお店への信頼が高い人です。
その信頼をそのまま次の来店につなぐ接点を
引き渡しの瞬間に仕込んでおく。
これが新規来店から常連客を作るための接点設計の
考え方です。
おせちは「高単価の一発勝負」ではなく
「長く付き合う関係のスタート」として
設計するほど、
翌年以降も同じお客さんが予約してくれます。
リピート率が上がると、
翌年の告知コストがほぼゼロになる。
これが「おせちで毎年稼げる店」と
「毎年ゼロからやり直す店」の差です。
また、飲食店の2月の閑散期対策という視点でも、
おせちの購入者リストは使えます。
年明けのDMやLINE配信で
バレンタインディナーや
冬の特別メニューを告知する。
おせちで集まったお客さんの連絡先が、
2月の売上を支える資産になるんです。
まとめ:おせちは「仕込み」より「設計」が先
おせち販売で売上を作るには、
料理の腕だけでは足りません。
・いつ告知を始めるか
・誰に・どうやって届けるか
・何件・いくらで受けるか
・引き渡し後にどうつなぐか
この設計が先にある人だけが、
年末の一番忙しい時期に
利益を残せます。
補助金で設備を入れた方は特に、
その設備が「客数・客単価・再来店」の
どれに貢献するかを言語化してから
告知に動いてください。
設備は道具です。
道具を活かす販促設計が、
投資を回収する唯一の方法です。
今年のおせち販売を、
来年以降の繁盛の土台にしていきましょう。
店舗経営は、
仕込みのないまま勝負する料理と同じです。
先に設計して、丁寧に仕込んでいきましょう。
追伸:
おせち販売の価格設計・告知文の作り方・
リピート導線の組み方など、
具体的に一緒に考えたい方は
増益繁盛クラブでご一緒しています。
経営の悩みをひとりで抱え込まずに、
動き出す場所があることを
覚えておいてください。
おせちの設計を「今年こそちゃんとやる」と思いながら、結局ひとりでは動けなかった昨年と同じになりそうな感覚はありませんか。増益繁盛クラブでは、価格設計・告知文・リピート導線を一緒に組み立てる場があります。全国の飲食店・美容室オーナーと同じ方向を向いて進む環境で、今年の年末を変えていきましょう。