9月に入ると、秋の空気が少しずつ感じられるようになります。夏の暑さが落ち着いて、お客さんが住まいをじっくり検討し始める季節でもあります。この時期、ホームページからの問い合わせが増える工務店と、相変わらずゼロのままの工務店に分かれていきます。その差はどこにあるのか。今回取り上げるのは、見落とされがちな「URL設計とカテゴリ構造」の話です。
ホームページのデザインや施工事例の写真にはこだわるのに、URLの構成やカテゴリの整理はほぼ手付かずという工務店は珍しくありません。ところがGoogleはURL構造とカテゴリ体系をもとにサイトの意味を理解します。ここを整えるだけで、検索順位が変わり、問い合わせが動き始めることがあります。
📋 この記事でわかること
- 工務店のホームページに適したURL設計の基本ルール
- カテゴリ構造の作り方と集客に効くカテゴリ分類の考え方
- URL設計・カテゴリ設計でやりがちなミスとその対処法
- URL構造を整えることで売上・利益を伸ばす仕組みにつなげる考え方
こんな方におすすめ
- ✅ ホームページはあるのに検索順位が上がらず、問い合わせが来ない方
- ✅ URLやカテゴリを適当に作ってしまい、整理し直したい方
- ✅ SEOを意識したサイト構造の作り方を具体的に知りたい工務店経営者
- ✅ 月5件以上のHP問い合わせを目指して、サイト全体の設計を見直したい方
- ✅ ポータルサイト依存から抜け出して、自社サイトで集客を仕組み化したい方

そもそもURL設計がなぜ集客に影響するのか?
URLはただのアドレスではありません。Googleがページの内容を理解するための「ラベル」として機能しています。たとえば /works/ と /category/?p=12 では、同じ施工事例ページであっても、Googleへの伝わり方がまったく違います。前者は「施工実績に関するページ」とすぐ判断できますが、後者は何のページかGoogleも迷います。
迷われると、評価が下がります。評価が下がると、検索順位が上がらない。検索順位が上がらないと、問い合わせは来ない。この連鎖が、「いい家を建てているのに、なぜ選ばれないのか」という社長の疑問の一因になっているケースがあります。
URL設計は、サイトを訪問者に見せる前に、まずGoogleに正しく読んでもらうための土台です。サイトの構造化データの設定と同様に、技術的な地味な作業に見えますが、集客の根幹に関わります。
URL設計やカテゴリ構造を整えたいと思っても、「どこから手をつけるか」が見えないまま止まってしまうことがあります。ガイドブックでは、検索で見つけられる仕組みから問い合わせを逃さない導線の設計まで、5つの仕組みを18ページにまとめています。メールアドレスだけで、完全無料で受け取れます。
工務店のホームページに適したURLの作り方は?
URLはシンプル・短め・内容が伝わる英語(またはローマ字)で作るのが基本です。日本語URLは技術的に使えますが、文字化けやコピー時のトラブルが起きやすいため避けるのが無難です。
工務店サイトでよく使うページとURLの例を挙げます。
- トップページ:
/(変更不要) - 会社概要:
/about/ - 施工事例一覧:
/works/ - 施工事例個別:
/works/natural-wood-house/(家のテーマやスタイルを入れる) - サービス(注文住宅):
/service/order-house/ - サービス(リフォーム):
/service/reform/ - お問い合わせ:
/contact/ - ブログ一覧:
/blog/ - ブログ個別:
/blog/記事テーマを英語で/
ここで大切なのは「階層の深さ」です。理想は3階層以内。/トップ/カテゴリ/個別ページ/ の形が基本です。これ以上深くなると、Googleがクロールしにくくなり、評価が分散します。
チェックポイント1:URLに数字やランダムな文字列が入っていないか
WordPressの初期設定のまま使うと、/?p=123 のような数字URLになります。これはSEO上マイナスです。WordPressの「設定>パーマリンク」から「投稿名」または「カスタム構造」に変更してください。
✅ ポイント:パーマリンク設定はサイト公開後に変更すると既存URLが変わってしまいリダイレクト設定が必要になります。できれば制作段階で決めておきましょう。
チェックポイント2:URLに日本語が使われていないか
日本語URLはブラウザ上では読めても、システム内部では文字化けした長い文字列になります。SNSでシェアされたときや他サイトからリンクされたときに正しく表示されないケースがあります。
✅ ポイント:既に日本語URLを使っている場合は、301リダイレクトで英語URLに統一する対応が必要です。放置するよりも整理した方が長期的に効きます。
✓ ここまでのポイント
- URLはGoogleがページ内容を理解するためのラベル。シンプルで意味のある英語URLが基本
- WordPressのパーマリンク設定は「投稿名」か「カスタム構造」に変更する。初期値の数字URLはNG
「カテゴリを整えてもどう問い合わせにつなげるか」がわからない、という社長は多いです。ガイドブックでは、訪問者を「相談したい」に変える仕組みと、問い合わせを逃さない導線の設計を具体的に解説しています。完全無料で、メールアドレスだけで受け取れます。
カテゴリ構造はどう設計すればいいのか?
カテゴリとは、サイト内のコンテンツを「まとまり」として整理する仕組みです。施工事例なら工法・エリア・間取りタイプ、ブログなら家づくりのノウハウ・会社の想い・お客様インタビューなど、読者が求める切り口でグループ分けします。
カテゴリ設計で最もよくある失敗は「作りすぎ」です。カテゴリが20個以上あるのに各カテゴリに記事が1〜2本しかないサイトは、Googleから「薄いサイト」と見なされるリスクがあります。逆に「全部ひとつのカテゴリ」にまとめると、何の専門サイトなのかが伝わりません。
工務店サイトにおすすめのカテゴリ設計の考え方は次の通りです。
チェックポイント3:カテゴリは「読者の検索意図」で分けているか
施工事例を「木造」「鉄骨」「RC造」で分けても、検索ユーザーはそう検索しません。「自然素材の家」「平屋」「二世帯住宅」「子育て世代の家」のように、読者が検索するキーワードに近い切り口でカテゴリを設計すると、SEOと使いやすさが同時に改善されます。
✅ ポイント:Googleサーチコンソールや関連キーワードツールで「実際に地域の人が検索している言葉」を調べてからカテゴリを決めると、後から大きく組み直す手間が省けます。
チェックポイント4:1カテゴリに最低5〜10本のコンテンツが見込めるか
カテゴリを作る段階で「このカテゴリには将来的に何本の記事・事例が入るか」を試算してください。1〜2本しか入らないカテゴリは最初から作らず、もっと大きな括りに統合するのが得策です。
✅ ポイント:ブログカテゴリは「家づくりの基礎知識」「Q&A」「スタッフの声」「OB施主インタビュー」くらいの大括りから始めて、記事が増えてきたら細分化するのが現実的です。
「URLやカテゴリを整えることは、地味に見えて実は売上に直結する作業です。サイト構造がきれいになると、Googleがサイト全体を正しく評価しはじめ、それまで検索に出てこなかったページが上位に来ることがあります。私が支援している工務店でも、この部分を整えただけで問い合わせが動き出したケースが複数あります。」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・増益繁盛メソッド開発者)
ブログのカテゴリとURLはどう連動させるか?
ブログはSEOの観点からも、月5件以上のHP問い合わせを目指すうえでも中心的なコンテンツです。ブログのURLとカテゴリの連動の仕方を整理します。
よくある設計パターンは2つです。
❌ カテゴリをURLに含めないパターン
/blog/自然素材の家づくりについて/のように、記事URLにカテゴリが入らない- 記事の所属が不明確になり、カテゴリページのSEO評価が集まりにくい
✅ カテゴリをURLに含めるパターン(推奨)
/blog/shizen-sozai/natural-wood-floor/のようにカテゴリ→記事の階層を作る- カテゴリページが「テーマの専門ページ」として評価されやすくなる
- 同カテゴリの記事が増えるほど、カテゴリページの評価が上がりやすい
ただし注意点があります。カテゴリをURLに含める設計にする場合、後からカテゴリを変更するとURLが変わってしまいます。設計は最初に慎重に決めましょう。
また、AIが検索結果に影響を持ち始めた今、AI検索からホームページへの流入につなげるコンテンツ設計の観点からも、カテゴリ単位でテーマが明確なサイト構造は有利に働きます。
「HPからの問い合わせが月0件から5件以上になった」
工務店経営者(支援クライアント)
この声をいただいた社長のサイトでも、URL設計とカテゴリ構造の見直しはサポート初期に取り組んだ作業のひとつです。問い合わせが動き始めたのは、こうした土台の整備があったからこそです。地味な作業ですが、年間1棟の受注が増えれば粗利500万円超になる。その土台を作る作業だと思えば、やる価値は十分にあります。
URL設計・カテゴリ設計で売上・利益を伸ばすにはどう考えればいいか?
URL設計とカテゴリ構造は「技術的SEO」の話ですが、私が伝えたいのはその先にある「利益の仕組み」です。
サイト構造を整えることで検索順位が上がり、問い合わせが増え、受注棟数が増える。年間1棟増えれば、コンサル費用は何倍にもなって返ってくる。この流れを逆算して設計するのが「増益繁盛メソッド」の考え方です。
URL設計やカテゴリ構造は一度作ったら終わりではなく、コンテンツが増えるたびに見直す必要があります。ただ、最初に正しい骨格を作っておけば、後から追加していくのはずっと楽になります。
サイトのホームページとAI検索の相性を診断する7つのチェック項目もあわせて確認しておくと、URL設計・カテゴリ構造がAI時代にどう評価されるかも整理できます。
チェックポイント5:カテゴリページ自体に説明文・導線が設置されているか
カテゴリページは「記事の一覧が並んでいるだけ」になっているサイトが多いです。しかしカテゴリページもGoogleに評価されるページです。そのカテゴリのテーマを説明する導入文、代表的な施工事例や人気記事へのリンク、問い合わせへの導線を設置することで、カテゴリページ自体が集客の起点になります。
✅ ポイント:カテゴリページに200〜400文字程度の説明文を追加するだけで、Googleがそのページのテーマを正確に理解しやすくなります。WordPressならカテゴリの「説明」欄に入力するだけで実装できます。
まとめ:URL設計とカテゴリ構造は、利益の土台を作る作業
工務店のホームページのURL設計とカテゴリ構造について、よくある疑問を整理してきました。ポイントをまとめると次のとおりです。
- URLはシンプルで意味が伝わる英語(ローマ字)で作る。数字や日本語URLは修正する
- カテゴリは「読者が検索する言葉」を基準に設計する。作りすぎず、1カテゴリに5本以上入る見込みで設計する
- ブログはカテゴリをURLに含める構造が、SEO上は有利
- カテゴリページにも説明文と問い合わせ導線を設置する
- URL・カテゴリを整えることは、年間の受注棟数と利益を伸ばす集客の土台を作ること
紹介やポータルサイトに頼らず、自社ホームページを起点に月5件以上の問い合わせを実現するためには、こういった「見えにくい土台」からひとつずつ固めていくことが重要です。
支援実績1,000社以上・業界経験18年のなかで確認してきたのは、「いい家を建てているのに選ばれない」工務店の多くが、技術より前にWebの土台が整っていないという事実です。デザインでも価格でもなく、まずサイトの骨格から見直してみてください。
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