先日、居酒屋を経営するオーナーさんからこんな相談をいただきました。
「ジョイマンさん、うちは深夜2時まで営業してるんですが、Googleマップで全然上位に出ないんです。深夜営業って、もしかしてGoogleに嫌われてるんですかね……?」
結論から言うと、深夜営業だからといってGoogleマップで不利になることはありません。ただし、深夜営業の店が上位に出られない「本当の理由」は別のところにあります。そこを見落としたまま運用を続けると、いつまでたっても4位以下から抜け出せません。
この記事では、深夜営業店がMEO(※Googleマップ上での検索表示最適化)で上位表示されない本当の原因と、今日から着手できる改善手順を具体的にお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 深夜営業がGoogleマップの評価に影響するかどうかの正確な答え
- 深夜営業店が4位以下に沈みがちな「本当の原因」
- 上位3店舗との差を数値で把握し、逆転するための具体的な手順
- 深夜営業ならではの強みをMEOに活かす切り口
こんな方におすすめ
- ✅ 深夜まで営業しているのにGoogleマップの順位が低い店舗オーナーの方
- ✅ 「地域名+居酒屋」などで検索しても自店が4位以下にしか出ないと悩んでいる方
- ✅ 競合店がなぜ上位に出ているのか分析できていない方
- ✅ MEO対策を自己流で続けているが成果が出ていない方
- ✅ 深夜帯の集客をGoogleマップ経由で増やしたい飲食店・バー・カラオケ店の方

深夜営業はGoogleマップの評価に影響しますか?
Googleマップのローカル検索アルゴリズム(※Googleが検索結果の順位を決めるルール)において、「深夜営業かどうか」という営業時間帯そのものは、直接的なマイナス要因にはなりません。
むしろ、深夜帯に「営業中」と表示されることは、競合が軒並み閉店している時間帯に目立てる大きなチャンスです。ただし、ここで一つ重要な前提があります。Googleビジネスプロフィール(※旧Googleマイビジネス)の営業時間設定が正確でなければ、この強みはまったく活きません。
たとえば、実際は深夜2時まで営業しているのに、プロフィール上の閉店時間が「22:00」のままになっている店があります。このケースでは、深夜0時に「居酒屋 清水区」と検索したユーザーの画面に「営業時間外」と表示されてしまいます。来店できる状態なのに、Googleには「閉まっている店」として扱われるわけです。
まず確認すべき第一歩は、営業時間の正確な入力です。深夜0時をまたぐ場合の設定方法については、Googleマップの「営業中」表示と来店数の関係・営業時間設定の盲点でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
では、なぜ深夜営業店はマップで上位に出にくいのですか?
正直に言います。深夜営業店が4位以下に沈む理由は、営業時間帯の問題ではなく、MEOの運用品質の問題がほぼ100%です。
MEOは「絶対評価」ではなく「相対評価」です。つまり、あなたの店が何点取れたかではなく、上位3位の店より相対的に優れているかどうかで順位が決まります。ここを理解していない店主さんが、本当に多い。
私がこれまで30業種・21年間にわたって店舗集客を支援してきた経験から言うと、Googleマップで4位以下に甘んじている店の大半は、次の4つのいずれかで上位店に負けています。
チェックポイント1:写真枚数は50枚以上ありますか?
Googleは視覚的な情報が豊富なプロフィールを高く評価します。深夜の雰囲気ある店内写真、料理の画像、スタッフの顔が見える写真など、最低でも50枚以上を目安にしてください。深夜営業の店なら「夜の雰囲気」「照明の演出」など昼間の店では撮れない写真が撮れるはず。それを活かしていない店が多い。
✅ ポイント:上位3店舗のGoogleビジネスプロフィールを開き、写真の枚数を実際に数えてみてください。それを上回ることが最初のハードルです。
チェックポイント2:口コミ件数と評価は競合を上回っていますか?
口コミ100件・評価4.5★以上が現実的な目標ラインです。深夜営業の店は、楽しく盛り上がった帰り道にスマホで口コミを書いてもらいやすい特性があります。会計時に「よかったらGoogleにひと言いただけると励みになります」と一言添えるだけで、口コミ獲得率は変わります。
✅ ポイント:口コミ返信も評価対象です。返信が0件の店と、すべてに丁寧に返信している店では、Googleからの信頼度が変わります。
チェックポイント3:投稿頻度は週3回以上を維持できていますか?
Googleビジネスプロフィールの「最新情報投稿」機能(※Googleが提供する、店舗からの告知・写真・イベント情報を投稿できる機能)を活用しているかどうかも、順位に関わります。週3回以上の投稿を継続している店は、更新頻度が低い店より活発なビジネスと評価されやすい傾向があります。
✅ ポイント:深夜営業の特権として「今夜のおすすめメニュー」「本日の入荷情報」などを当日投稿するスタイルが、リアルタイム性の演出として有効です。
チェックポイント4:NAP情報と属性入力は完璧ですか?
NAP(※Name・Address・Phone=店名・住所・電話番号)の表記が、自社サイト・食べログ・その他SNSと一字一句一致しているかどうかも確認が必要です。また、Googleビジネスプロフィールの「属性」(※深夜営業・テイクアウト可・駐車場ありなど細かい特徴を示すラベル)の入力が抜けていると、関連検索での表示機会が減ります。Googleマップのハイライト(属性)で何を選ぶべきかも参考にしてみてください。
✅ ポイント:「深夜営業」「24時以降も営業」といった属性を明示することで、深夜帯の検索ユーザーに的確にリーチできます。
✓ ここまでのポイント
- 深夜営業はGoogleマップの評価においてマイナス要因にはならない。むしろ深夜帯に「営業中」と表示される強みがある
- 4位以下に沈む本当の原因は、写真枚数・口コミ数・投稿頻度・属性入力で上位3店舗に負けているから
- MEOは相対評価。上位3店舗を数値で分析し、すべての項目で上回ることが逆転の条件
上位表示を狙うには何から手をつけるべきですか?
「ポイントは3つあります」と言いたいところですが、今回は順番が重要なので、ステップ形式でお伝えします。
上位表示 STEP 1
上位3店舗の数値を表にまとめる
「地域名+業種」で実際に検索し、上位3店舗のGoogleビジネスプロフィールを開いて、写真枚数・口コミ件数・評価・最終投稿日・属性の入力状況を書き出します。自店の数値と並べて表にすると、どこで負けているかが一目瞭然です。この「競合可視化」こそが、自己流運用から抜け出す最初の一手です。
⚠️ よくある失敗:「なんとなく口コミが少ない気がする」で止まり、具体的な数値の差を把握しないまま対策を打つ。感覚ではなく数字で把握しないと、優先順位がズレます。
上位表示 STEP 2
差が最も大きい項目から集中改善する
競合が写真100枚・自店が15枚なら、まず写真を50枚以上に増やすことに集中します。口コミが競合の3分の1しかなければ、来店客への口コミ依頼の仕組みを先に整える。全部一度にやろうとすると続きません。差が一番大きい1項目を1ヶ月で詰めることが、最短ルートです。
⚠️ よくある失敗:全項目を少しずつ改善しようとして、どれも中途半端になる。MEOは「全部そこそこ」より「一点突破して追いつく」ほうが順位変動が起きやすい。
上位表示 STEP 3
週3回の投稿を仕組み化する
毎晩営業後に投稿するのは続きません。週のうち月・水・金など曜日を決め、投稿テーマも「月曜=今週のおすすめ」「水曜=スタッフ紹介」「金曜=週末特別メニュー」と型を作るとスタッフでも回せるようになります。深夜営業の店ほど、「夜の空気感」を写真と一言で伝える投稿が差別化になります。
⚠️ よくある失敗:最初の1週間は張り切って投稿するが、2週目以降に失速する。型を決めずにゼロから考えようとするから続かない。
「MEOで上位に出ている店と出ていない店の差は、センスでも予算でもありません。上位3店舗の数値を把握しているかどうか、それだけです。相手が何点を取っているかを知らずに勝負しているのは、暗闇の中でパンチを打ち続けているのと同じです。」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・MEO集客コンサルタント)
深夜営業店ならではのMEOの強みはありますか?
実は、深夜営業の店にはMEO上の「固有の強み」があります。それは、競合のほとんどが「閉店中」になる時間帯に、あなたの店だけが「営業中」と光っているという状況です。
深夜0時に「居酒屋 清水区」と検索するユーザーは、今すぐ飲みに行ける店を探している確度の高い顧客です。そこで「営業中」と表示されている店が3件しかなければ、競争相手は昼間より格段に少ない。この「深夜帯のブルーオーシャン」を狙い打ちできるのが、深夜営業店の最大の武器です。
この強みを最大限に活かすには、次の2点を整えるだけで十分です。
❌ よくあるパターン(深夜帯の機会損失)
- 営業時間の設定が「22:00閉店」のままで、実際の深夜営業が反映されていない
- 深夜帯に合わせた写真・投稿が一切ない(昼間の明るい写真だけで構成されている)
✅ 推奨アプローチ(深夜帯の強みを可視化する)
- 営業時間を実態に合わせて正確に設定し、「深夜2時まで営業」を属性にも明記する
- 夜の店内の雰囲気・照明・深夜限定メニューの写真を複数枚追加し、「深夜でも行ける安心感」を視覚で伝える
また、Googleマップの動画投稿と写真の使い分けを活用して、深夜帯の賑わいや雰囲気を動画で伝えるのも有効な手段です。テキストと静止画だけでは伝わりにくい「深夜の熱量」を、動画なら短時間で届けられます。
「深夜0時に検索している人は、今夜の行き先をまだ決めていない"今すぐ客"です。その瞬間に『営業中』と表示される店が、写真も口コミも整っていたら——それだけで選ばれます。深夜営業は不利どころか、使い方次第で最強の武器になります。」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・MEO集客コンサルタント)
実際にMEO対策で成果が出た店舗の数字はどれくらいですか?
「本当に効果が出るのか」と思っている方のために、実際の数字をお伝えします。
私がこれまで支援してきた店舗では、売上が月間187%〜629%UPしたケースを多数輩出しています。たとえば居酒屋の事例では、支援開始から8ヶ月で売上+222%を達成しました。もちろん、すべての店で同じ結果が出るわけではありません。ただ、「上位3店舗の数値を把握して、すべての項目で上回る」という基本を徹底した店舗では、例外なく順位と集客数に変化が出ています。
「Googleマップを最適化してから、深夜でも新規のお客様が増えました。正直、こんなに変わるとは思っていなかったです。」
居酒屋オーナー(40代・男性)
深夜営業の店が「Googleマップで不利」という思い込みを持ったまま、自己流の運用を続けている間にも、競合店はじわじわと口コミ数・写真枚数・投稿頻度を積み上げています。MEOは毎月の積み重ねが順位に直結するため、「気づいたときに始める」が最速です。
まとめ:深夜営業は「不利」ではなく「使い方次第」です
この記事でお伝えしたことを整理します。
- 深夜営業そのものは、Googleマップの評価においてマイナスにはならない
- 4位以下に沈む本当の原因は、写真枚数・口コミ数・投稿頻度・属性入力のいずれかで競合に負けているから
- まず上位3店舗の数値を書き出し、差が最大の項目から集中して改善する
- 深夜帯は競合が少ない「ブルーオーシャン」。営業時間の正確な設定と深夜らしい写真・動画が、他店との差別化になる
「うちは深夜まで頑張っているのに、なんで出てこないんだろう」と感じている店主さんほど、ここで紹介した競合分析を一度やってみてください。数値が見えた瞬間に、やるべきことが明確になります。
ぜひ、参考にしてみてください。
静岡市清水区(新清水駅徒歩1分)を拠点に、全国の店舗経営者を支援しています。30業種・21年間の現場経験と、中小企業診断士としての知見を組み合わせたMEO対策のご相談は、MEO無料診断からお気軽にどうぞ。