MEO対策基礎知識

Googleマップの「ハイライト(属性)」は何を選ぶべきですか?

先日、静岡県外の眼科クリニックを経営される院長からこんなご相談をいただきました。「Googleビジネスプロフィールの属性(ハイライト)って、何を選べばいいかよく分からなくて、とりあえず目についたものにチェックを入れていました。これって順位に影響しているんでしょうか?」

結論から言うと、属性(ハイライト)の入力精度は、Googleマップの上位表示に直接影響します。そして多くの店舗がここを「なんとなく」で済ませているため、競合との差を生む隠れたポイントになっています。この記事では、属性選びの考え方と、上位3店舗に勝つための具体的な使い方をお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. Googleマップの「ハイライト(属性)」がMEO順位に与える仕組み
  2. 業種別に「何を選ぶべきか」の具体的な基準
  3. 属性入力を含む競合分析の手順と上位3店舗との差の埋め方
  4. 眼科・葬儀社など実例から学ぶ属性活用の効果

こんな方におすすめ

  • ✅ 「地域名+業種」で検索しても自店が4位以下にしか出ない方
  • ✅ Googleビジネスプロフィールの属性をなんとなく選んでいた方
  • ✅ 競合店が自分より口コミも少ないのに上位表示されて悔しい方
  • ✅ 飲食・医療・美容・治療院など地域密着型ビジネスを経営している方
  • ✅ 2026年のAI検索時代に向けて、Googleマップの整備を見直したい方
Googleマップの「ハイライト(属性)」は何を選ぶべきですか? | MEO集客大全

「ハイライト(属性)」とは何ですか?

Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の「属性」とは、店舗の特徴・サービス内容・設備をGoogleに伝えるための選択項目のことです。管理画面では「ハイライト」や「属性」という名称で表示され、業種ごとに用意された選択肢にチェックを入れる形式になっています。

たとえば飲食店であれば「テイクアウト可」「個室あり」「子ども連れ歓迎」、美容室であれば「予約可」「女性スタッフ在籍」「バリアフリー対応」といった項目が並んでいます。医療系クリニックなら「駐車場あり」「クレジットカード払い可」「当日予約可」などが代表的です。

これらはGoogleマップ上でユーザーが店舗情報を見るときに「ハイライト」として表示され、来店前の判断材料になります。同時にGoogleのアルゴリズムがその店舗の「何屋か」「誰に向いているか」を理解するためのシグナル(信号)にもなっています。

「Googleは属性の入力状況を使って、ユーザーの検索意図と店舗のマッチ度を評価しています。『なんとなく入れた』属性は、むしろGoogleを混乱させることもある。正確に・漏れなく入力することが、上位表示の土台です」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・MEO集客大全)

属性はMEOの順位に影響しますか?

はい、影響します。ただし「属性だけ入れれば上がる」という単純な話ではありません。MEOは絶対評価ではなく相対評価です。つまり、商圏内の上位3店舗に対して、属性の入力完成度が上回れば有利に働く、という仕組みです。

Googleはユーザーが「清水区 整骨院 女性専用」と検索したとき、「女性専用」という属性を登録している店舗を優先的に表示しようとします。この属性が未登録の店舗は、口コミ数や写真枚数で勝っていても、その検索クエリ(ユーザーが入力した語句)に対して不利になる場面があります。

つまり属性は、「誰に・どんな場面で見つけてもらうか」を決める絞り込みフィルターの役割を果たしています。

❌ よくある失敗パターン

  • 属性項目を半分以下しか入力していない
  • 「よく分からないから」と空欄のままにしている
  • 競合の属性設定を確認せず、自己流で選んでいる
  • 開業時に一度入力して以来、見直していない

✅ 推奨アプローチ

  • 上位3店舗の属性設定を確認し、自店が未入力の項目を洗い出す
  • 自店の強み・実態に合った属性をすべて入力する
  • 季節やサービス変更に合わせて定期的に見直す
  • 「ユーザーが何で絞り込むか」を想像しながら選ぶ

業種別に「何を選ぶべき」属性はありますか?

属性は業種によって表示される選択肢が異なります。ここでは代表的な業種ごとに「特に入力しておきたい属性」を整理します。

チェックポイント1:飲食店(カフェ・ラーメン・居酒屋など)

テイクアウト可・デリバリー可・個室あり・子ども連れ歓迎・禁煙席・Wi-Fi完備・駐車場あり・予約可。特に「テイクアウト」「予約可」はユーザーの絞り込み検索と直結しやすい項目です。

✅ ポイント:「個室あり」「駐車場あり」は来店前の検索で強力に機能するため、実態に合っていれば必ず入力する。入力漏れが多い項目なので、ここで差をつけやすい。

チェックポイント2:美容室・ネイル・エステ

予約可・女性スタッフ在籍・バリアフリー対応・クレジットカード払い可・駐車場あり・当日予約可。「女性スタッフ在籍」は特に初回来店の不安を取り除く属性として有効です。

✅ ポイント:美容系は「安心して通えるか」を確認してから予約するユーザーが多い。スタッフの性別・支払い方法・バリアフリーなど「通い続けやすさ」に関わる属性を漏らさず入力する。

チェックポイント3:整骨院・鍼灸院・歯科・眼科などの医療・治療院

駐車場あり・バリアフリー対応・クレジットカード払い可・当日予約可・子ども連れ可・オンライン予約可。眼科や内科では「健康保険取り扱い」の属性も重要です。

✅ ポイント:医療系は「通いやすさ」と「安心感」の属性が来院を左右する。特に「バリアフリー対応」や「駐車場あり」は高齢患者の来院動機に直結するため、見落としやすいが入力必須。

チェックポイント4:葬儀社・写真スタジオ・ペットサロンなどの専門サービス

24時間対応・出張可・個室あり・無料相談可・駐車場あり・バリアフリー対応。葬儀社は「深夜・早朝対応可」など緊急性の高い属性が特に重要です。

✅ ポイント:「いざというとき頼れるか」を判断する属性が問い合わせ率を左右する。「24時間対応」「無料相談可」などの信頼性・利便性属性が競合との差になりやすい。

✓ ここまでのポイント

  • 属性(ハイライト)はGoogleが「どんな検索に自店を表示するか」を判断するシグナルであり、MEOの相対評価に影響する
  • 業種ごとに表示される属性は異なる。飲食・医療・美容など業種の「通いやすさ・安心感」に関わる項目を中心に漏れなく入力する
  • 競合上位3店舗の属性入力状況を確認し、自店が未入力の項目を埋めることが最優先の改善策になる

競合上位店との差はどうやって確認すればいいですか?

商圏内で「地域名+業種」(例:「清水区 美容室」)と検索して、上位3店舗に表示されている競合のGoogleマップページを順番に確認してください。スマートフォンで店舗情報ページをスクロールすると「概要」や「ハイライト」の欄に属性が表示されています。

確認する項目は以下の5点です。

競合分析 STEP 1

属性の入力数を数える

上位3店舗それぞれの属性がいくつ入力されているかを記録します。自店と比べて「どの項目が漏れているか」を洗い出すのが目的です。Excelや紙の表に書き出すと比較しやすくなります。

⚠️ よくある失敗:「うちにはない設備だから」と諦めて入力しないケース。実際には実態に合った属性で十分差が出るため、「ある属性をすべて入れる」ことが先決です。

競合分析 STEP 2

口コミ件数・評価点を記録する

口コミは100件・評価4.5★以上が上位3位入りの目安です。競合が50件で自店が20件なら、まず50件を目標に設定します。属性だけでなく口コミも相対評価で判断されるため、同時並行で強化する必要があります。Googleマップの営業時間設定と表示の関係と同様に、細かな情報の正確さが積み重なって順位に影響しています。

⚠️ よくある失敗:口コミ件数は増やしたが返信がゼロ、という状態。Googleはオーナー返信の有無も評価シグナルの一つとして見ています。

競合分析 STEP 3

写真枚数・投稿頻度を確認する

写真は50枚以上、投稿(Googleの「最新情報」機能)は週3回以上が最低ラインです。属性が整っていても、写真や投稿で大きく負けていると順位が上がりにくい構造になっています。Googleビジネスプロフィールの「商品」欄の活用も写真コンテンツの充実に直結するため、合わせて確認してみてください。

⚠️ よくある失敗:同じ外観写真を何枚もアップして「50枚クリアした」とする状態。写真の種類(外観・内観・スタッフ・サービス・商品・イベント)をバランスよく揃えることが重要です。

「MEOで『4位から1位に上がった』という結果が出るときは、必ず属性・写真・口コミ・投稿の4点セットで競合を上回っています。どれか一つだけ頑張っても、他の項目で負けていると上位3枠には入れません。相対評価だから、全項目で競合を上回ることが条件です」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・MEO集客大全)

属性の改善で実際にどんな変化が起きましたか?

私がサポートした事例からお伝えします。

「Googleビジネスプロフィールを整備する前は、コンタクトレンズの購入でわざわざ隣の市まで行くお客様も多い状況でした。属性の見直しと口コミ強化、写真の追加を組み合わせて9ヶ月後には、コンタクト販売数が2倍、問い合わせ数が+1,875%という数字になりました。『駐車場あり』や『当日予約可』の属性を入れていなかったことが、これほど来院数に影響していたとは驚きでした」

眼科クリニック院長(関東エリア)

「葬儀という業種柄、ウェブ集客に消極的でしたが、属性に『24時間対応』『無料相談可』を追加し、口コミの返信と情報更新を続けました。10ヶ月で売上+297%、問い合わせ数+300%を達成しました。属性の一言が、『この会社に頼んでいいか』の判断材料になっていたんだと実感しています」

葬儀社オーナー(東北エリア)

どちらの事例にも共通しているのは、属性の入力単体ではなく、口コミ・写真・投稿との組み合わせで改善を進めた点です。属性は「入口」であり、そこから先の信頼構築が来店・問い合わせに繋がります。

また、Googleマップの検索キーワードレポートを確認すると、実際にどんな言葉でユーザーがあなたの店を見つけているかが分かります。「〇〇 予約可」「〇〇 駐車場あり」といったキーワードで来訪されているなら、その属性が機能している証拠です。逆に見てほしいキーワードで来訪がなければ、対応する属性が不足している可能性があります。

2026年のAI検索時代、属性の重要性はさらに高まりますか?

高まります。2026年以降、GoogleのAIモード(AI検索)がさらに普及すると、ユーザーは「〇〇区で子ども連れでも入れる個室ありのカフェ」「静岡市で当日予約できる整体院」といった自然文での複合条件検索を増やしていきます。

このとき、AIはGoogleビジネスプロフィールの属性情報を読み取り、条件に合う店舗を回答候補として選び出します。属性が未入力の店舗は、条件に合っていても候補から外れるリスクがあります。

「2026年AI検索時代に乗り遅れる前に」今すぐ属性の見直しを着手してほしい理由はここにあります。属性の整備は今日からできる具体的なアクションです。管理画面にログインして、上位3店舗と比べながら未入力の項目を一つずつ埋めていく。それだけで、競合に対して相対的に優位な状態を作ることができます。

まとめ:属性選びは「競合分析」から始める

Googleマップの「ハイライト(属性)」は、「どんな検索でどんなユーザーに見つけてもらうか」を決める重要な設定項目です。業種ごとに適切な属性は異なりますが、共通の原則は一つ――上位3店舗の属性設定を確認し、自店が漏れている項目をすべて埋めることです。

今日できるアクションを整理します。

  1. 「地域名+業種」で検索し、上位3店舗の属性設定を書き出す
  2. 自店の管理画面と照らし合わせ、未入力の項目を特定する
  3. 実態に合った属性をすべて入力する
  4. 口コミ件数(目標100件・4.5★以上)・写真枚数(50枚以上)・投稿頻度(週3回以上)も同時に確認し、競合を上回る計画を立てる

属性一つの改善でも、複合的な要因が重なれば眼科や葬儀社のような大きな変化につながります。まずは今日、管理画面を開いてみてください。

MEO集客大全では、30業種・21年の支援実績をもとに、業種別の属性設定から競合分析・口コミ設計・投稿計画まで、一気通貫でサポートしています。静岡市清水区を拠点に、全国の店舗経営者へオンラインでご対応していますので、ぜひ、参考にしてみてください。


-MEO対策基礎知識