結論から言うと、Googleビジネスプロフィールの「商品」欄とは、Googleマップ上に自店のメニュー・サービス・価格・写真をカタログ形式で表示できる無料の機能です。飲食店であればランチメニュー、美容室であれば施術メニュー、整骨院であれば施術コースなど、業種を問わず活用でき、検索ユーザーが来店前に「何を・いくらで受けられるか」を直感的に把握できるようになります。そしてこれが、Googleマップで4位以下に沈んでいる店舗が上位3店舗に食い込むための、見落とされがちな強力な一手なのです。
📋 この記事でわかること
- Googleビジネスプロフィールの「商品」欄の基本的な仕組みと表示場所
- 商品欄が「MEO上位表示」に影響する理由(情報量の差という視点)
- 競合を上回る商品欄の具体的な設定手順と注意点
- 商品欄を写真付きで充実させることで来店・問い合わせが増えた実際の成果
こんな方におすすめ
- ✅ 「地域名+業種」で検索しても自分の店が4位以下にしか出ない方
- ✅ Googleビジネスプロフィールの「商品」欄をまだ設定していない・放置している方
- ✅ 競合店がなぜ上位に出るのか理由が分からず、対策に迷っている方
- ✅ ポータルサイトの広告費を減らして、Googleマップからの集客に切り替えたい方
- ✅ 写真枚数・情報の充実度で競合に負けていると感じている方

Googleビジネスプロフィールの「商品」欄とは、何を表示できる機能?
Googleビジネスプロフィール(以下GBP)の「商品」欄は、Googleマップのビジネス情報ページ内に商品・サービスの写真・名前・価格・説明文をカタログのように並べて表示できる機能です。スマートフォンでGoogleマップを開いてお店のページを見ると、写真の下に「商品」というタブが表示されることがあります。ここをタップすると、メニューが一覧で並んでいる——そのページを作れるのが「商品」欄です。
「メニュー」欄と混同されることがありますが、GBPには「商品」と「メニュー」の2種類の情報入力箇所があります。「メニュー」欄は飲食店向けの食べ物・飲み物専用フォームで、「商品」欄は飲食店以外の業種も含めたより汎用的なカタログ機能です。美容室・整骨院・眼科・学習塾など、飲食以外の店舗こそ積極的に使うべき機能と言えます。
設定できる情報は以下の通りです。
- 商品・サービス名(例:「60分全身ほぐし」「まつ毛パーマ+カラー」「ランチコース」)
- カテゴリ(サービスを分類するグループ名)
- 価格(固定・価格帯・価格なし から選択)
- 説明文(最大1,000文字)
- 写真(1商品につき1枚)
- リンク先URL(予約ページ・詳細ページへの誘導も可能)
つまり、「商品」欄は来店前のお客様に「何をしてくれるお店か」「いくらかかるか」を視覚で伝えるショーウィンドウの役割を果たします。
なぜ商品欄の充実がGoogleマップの上位表示につながるのか?
MEO(Googleマップの上位表示施策)は、絶対評価ではなく競合との相対評価で順位が決まります。「自分の店の情報が充実しているかどうか」ではなく、「検索されたエリアで、競合店と比べてどちらが充実しているか」でランキングが変わります。
Googleのアルゴリズムは、ビジネス情報の「完全性」と「関連性」を重視します。商品欄に「60分全身ほぐし 4,400円」「産後ケア骨盤矯正」「肩こり集中ケア」のように具体的なサービス名と説明文を入力すると、それらの文言がGoogleの検索インデックスに取り込まれ、関連キーワードで表示されやすくなります。
「清水区 肩こり 整骨院」と検索したユーザーに対して、商品欄に「肩こり集中ケア」と記載されている店舗は、何も書いていない店舗より関連性スコアが高く評価されます。これはGoogleマップ対策の優先順位と効果が出る順番で詳しく解説していますが、情報の「量と質」が上位表示に直結するのです。
さらに、商品欄に写真を1枚ずつ登録することで、GBP全体の写真枚数も増加します。MEO上位店舗の写真枚数は一般的に50枚以上が目安ですが、商品欄だけで10〜20枚を一気に積み上げることができます。写真登録はGBPの充実度スコアに直接影響するため、商品欄の設定は写真戦略としても機能するのです。
「MEOは自分の店がどれだけ頑張ったかではなく、競合と比べてどれだけ情報量で上回っているかで決まります。商品欄を埋めていない競合がいれば、そこだけで一歩リードできる。逆に言えば、競合が設定済みなのに自分が未設定なら、それだけで負けています」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・MEO集客大全)
✓ ここまでのポイント
- 「商品」欄はGBP上でメニュー・価格・写真をカタログ形式で表示できる無料機能で、業種を問わず使える
- 商品欄に記入したテキストはGoogleの検索インデックスに反映され、関連キーワードでの表示率が上がる
- 写真を1商品ごとに登録することでGBP全体の写真枚数も増え、MEOの充実度スコアが底上げされる
商品欄を写真付きで設定する具体的な手順は?
設定は難しくありません。以下のステップで進めてください。
商品欄設定 STEP 1
Googleビジネスプロフィールの管理画面を開く
Googleマップでビジネス名を検索し、「プロフィールを編集」ボタンをクリック。または Google検索で自店名を検索すると表示されるGBP管理パネルからアクセスします。スマートフォン(Googleマップアプリ)からでも操作可能です。
⚠️ よくある失敗:オーナー認証が完了していないと商品欄は編集できません。認証が済んでいるか必ず確認してください。
商品欄設定 STEP 2
「商品」メニューを選択し、カテゴリを作成する
管理画面の左メニューまたは「その他の機能」の中から「商品」を選択。まず「カテゴリを追加」でサービスのグループ名を決めます(例:「ランチメニュー」「ボディケアコース」「カットメニュー」)。カテゴリは複数作成できるため、メニューの分類に合わせて設定してください。
⚠️ よくある失敗:カテゴリを1つだけ作ってすべてのメニューを突っ込むと、見る人が何を提供しているか伝わりにくくなります。3〜5カテゴリに整理するのが見やすさの目安です。
商品欄設定 STEP 3
各商品・サービスの名前・価格・説明文・写真を入力する
カテゴリ内に商品を追加します。商品名にはターゲットキーワードを意識的に入れてください(例:「産後 骨盤矯正コース」「夏のニキビ背中ケアエステ」)。説明文は100〜300文字で具体的に書き、こだわりや効果・対象のお悩みを盛り込みます。写真は自然光で撮ったリアルな施術・商品の画像を使うと訴求力が高まります。
⚠️ よくある失敗:写真を省略してしまうケースが非常に多い。テキストのみの商品登録はクリック率が下がり、写真付きの競合に一覧で負けてしまいます。必ず1商品1枚の写真を設定しましょう。
商品欄設定 STEP 4
リンク先URLを設定し、予約・問い合わせへ誘導する
各商品ページにはリンクURLを設定できます。予約フォーム・LINE公式アカウント・詳細説明のWebページなど、来店・申込みに直結するページへ誘導することで、Googleマップを見たお客様がそのまま行動に移りやすい動線を作れます。Googleマップの予約リンクの仕組みと営業時間外の取りこぼし防止も併用すると、24時間の来店獲得につながります。
⚠️ よくある失敗:リンクを設定しないまま公開するパターン。せっかく興味を持ったお客様が「次のアクション」に迷い、離脱します。必ず行動につながる出口を用意してください。
競合との情報量の差を数値で確認するにはどうすればいい?
「ライバルに対して相対的に勝てば、上位表示されます」——これがMEOの本質です。そのためにまず、上位3店舗の商品欄の状態を実際に確認することから始めてください。
チェックポイント1:上位3店舗の商品・写真の登録数を調べる
Googleマップで「地域名+業種」と入力し、上位に出てくる3店舗のGBPページを開きます。「商品」タブの有無・登録商品数・写真の有無を書き出してください。商品欄が未設定の競合が1〜2店舗いれば、設定するだけで情報量の差をつけられます。
✅ ポイント:自店の写真総数・口コミ数・投稿頻度も同様に比較し、すべての項目で上回る状態を目指します。MEO評価は1項目だけ突出しても効果が限定的で、複数要素を総合的に底上げすることが重要です。
チェックポイント2:商品欄の説明文にキーワードが含まれているか確認する
競合の商品欄説明文を読み、どのようなキーワード(例:「産後ケア」「ランチ 個室」「夜間診療」)が使われているか確認します。自店の商品欄に同じ・または隣接するキーワードが入っていなければ、検索ヒット率で差がついています。
✅ ポイント:Googleマップの検索キーワードレポートを確認すると、お客様が実際に打った検索ワードがわかります。そのキーワードを商品名・説明文に自然に盛り込むと効果が高まります。
チェックポイント3:写真の「見た目のクオリティ」が競合に負けていないか確認する
商品欄の写真は、検索ユーザーが店舗ページを開いた瞬間に目に飛び込む情報です。競合の写真が鮮明でメニューの魅力が伝わるのに対し、自店の写真が薄暗い・文字が多すぎる・スマホで撮りっぱなしの場合、直感的なクリック離脱が起きます。
✅ ポイント:写真は枚数と質の両方を意識してください。商品欄の写真はGBP全体の写真枚数にもカウントされるため、10商品を登録するだけで写真10枚分の底上げになります。目標はGBP全体で写真50枚以上です。
「眼科のクライアントさんでは、コンタクトレンズの種類ごとに商品欄を設定し、それぞれに装着イメージと価格を掲載しました。9ヶ月後にはコンタクト販売数が2倍になり、問い合わせ数はなんと+1,875%。葬儀社さんでも、式場プラン・家族葬プランを商品欄で一覧化してから10ヶ月で売上+297%・問い合わせ+300%を達成しています。どちらも『何を提供しているか』が伝わる情報量の差が、決定的な転換点でした」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・MEO集客大全)
「Googleマップ経由の問い合わせが、9ヶ月で1,875%増えました。最初は半信半疑でしたが、商品欄にコンタクトの種類と価格を載せてから、『ホームページを見る前にマップで確認して来た』というお客様が一気に増えました。今ではマップが一番の集客窓口です」
眼科クリニック(9ヶ月サポート)
商品欄を設定した後、効果を最大化するためにすべきことは?
商品欄の設定は、MEO改善の入り口です。設定しただけで満足せず、以下の運用を組み合わせることで効果が加速します。
❌ よくあるパターン(設定後に放置)
- 登録後に内容を更新せず、季節限定メニューが年中表示されたまま
- 写真を1枚も入れていない「テキストだけ」の商品一覧
- 競合が商品欄を追加・更新しているのに自分は初期設定のまま
✅ 推奨アプローチ(更新×投稿との連動)
- 季節・時期に合わせて商品を追加・更新し、「情報が生きている店舗」としてGoogleに評価される
- 商品欄の写真と同じ画像をGBPの投稿(効果が出る投稿パターン5選)でも発信し、情報量の相乗効果を生む
- 口コミ返信の中で「ご利用いただいた◯◯コース、スタッフ一同お待ちしております」のようにサービス名に言及し、口コミにもキーワードを蓄積する
MEO上位表示の目安として、口コミは100件・評価4.5★以上、投稿は週3回以上が最低ラインとされています。商品欄の充実はこれらと並行して取り組む「情報の厚み」を作る作業です。どれか1つだけでは効果が頭打ちになり、複数の要素を同時に底上げすることで上位3位以内が見えてきます。
まとめ:商品欄は「見落とされている武器」、今日設定した店が明日差をつける
Googleビジネスプロフィールの「商品」欄は、まだ多くの店舗が設定していない、あるいは写真なしで放置している機能です。競合との情報量の差が上位表示の差に直結するMEOにおいて、商品欄の充実は低コストで大きな差をつけられる施策です。
やることは明確です。今日の営業が終わったら、GBPの管理画面を開いて「商品」タブを選んでみてください。カテゴリを3つ作り、代表的なメニューを5〜10個、写真付きで登録する。それだけで、明日からGoogleが読み取る情報量が変わります。
「地域名+業種」で4位以下に沈んでいる店舗の多くは、上位3店舗と情報量の差があるだけで、立地や技術では負けていません。正しい方向に情報を積み上げれば、必ず相対的に追い上げられます。ぜひ、参考にしてみてください。