良い物件の見分け方

From 増山 務
東京の事務所から

店舗経営が上手くいくかどうかは、
やはり、私たち経営者の『判断力』によって決まります。

その、上手くいくかどうかの1つに、
『誰がやるか、何を売るか、どこでやるか』というのがあります。

今日は、その“どこでやるか”についてお話します。

世の中の“店舗経営の失敗の原因”の70パーセント以上が
この「出店場所選びの失敗」か、
「テナント物件の選択ミス」だと、私は思います。

例えば、、、

・現在、上手くいっている店舗と
 全く同じスタイルで2号店を出店したのに、失敗した。

・人通りも交通量も多い場所に出店したのに、失敗した。

・きれいな内装付きの居抜き物件を、予定金額より安く
 低コスト出店できたのにも関わらず、失敗した。

・出店場所が抜群に良いのにも関わらず、失敗した。

これらは、なんでしょうか?

私たち経営者が、最もやってはいけない失敗が、
この物件選びです。

もしも、この物件選びに失敗すると、待っているのは、
“経営者のお金の苦労”と
“従業員の日々の苦労”だけです。

しかし、良い物件とは、
どんな商売をやるかによって、変わります。

そして良い物件の定義も、
その事業に対しての、経営者の考え方次第です。

家賃は高いが、いい場所でやる。
回転率勝負の商売をやる、
または客単価の高い商売をやる。集客には困らない。

場所にイマイチ不安が残るが、家賃は安い。
その分、高単価の商売か、
逆に低価格の商売で、
リピート客、常連客ターゲットにする。

潰れた店の居抜き物件で、
従業員をほとんど雇わず、こだわり店で勝負する。

競合店がほとんどいない場所で、一人勝ちを目指す。
しかし、集客の手間がかかる。

では、私が考える““良い物件の見分け方“とは、、、

・狭くても、小さくてもできれば1階、表通り。
 戦略が立てやすい。何よりも入りやすい。

・2階物件なら、外から店内の様子が多少見え、
 階段もしくはエレベーターがすぐに見つけられる物件。

・お店の入り口が目立つ、間口が広い物件。
 入り口が、狭い、分かりづらい物件はNG

・お店の看板が目立つ、目線に看板が入りやすい
 大きな看板が出せる物件。

・車が店の前に止めやすい、駐車しやすい。
 車が駐車場へ入りづらい物件はNG

・横断歩道の前や、バス停の前の物件は最高、などなど。

当たり前ですが、
多くのお客様に来て頂くためには
まずは、お店の存在を知ってもらうことです。

お客様は、あなたのお店の存在を知っていて、
なおかつ、販売している商品を好み、
お店の雰囲気までも気に入ったのちに、
来店される訳ではありません。

人は、0.5〜1秒程度で、
自分にとって必要か、好みか、
興味が沸くかどうか、判断しています。

何屋さんで、
いくら位の価格で、

今の自分に必要か、
それは、自分の欲求を満たしてくれるものなのか、と

瞬時に判断しています。

だからこそ、
あなたのお店の存在を知ってもらい、

入ってみよう、と思われるお店かどうか、
判断される機会が多いお店ほど

成功する確立が大きくなるのです。

内装やメニューは変えられても
場所、物件は変えられません。

物件選びは、店舗経営者最大の決断です。

増山務

追伸

2号店、3号店を今後2年~3年以内に出店したい方は
先にこちらをチェックしてください。
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