経営計画書、一度も作ったことがない。
そう言って相談に来る飲食店のオーナーさんは、
実は少なくありません。
「料理で勝負してきた」
「現場が忙しくて机に向かう時間がない」
そういう方ほど、経営の数字や計画を
誰かに丸投げしたくなるんです。
気持ちは、すごくわかります。
でも、丸投げで出来上がった経営計画書は
「自分の店の話」に見えない書類に
なりやすいんです。
銀行に提出してもうまく説明できない。
実行しようとしても
自分の言葉で語れない。
と言うことで、今日は
「外部に依頼するとき、どう準備して
どこを確認すればいいか」
をステップで整理していきます。
そして、今まさにAIという道具が
このプロセスを劇的に変えてくれることも
一緒にお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 経営計画を外部依頼する前に、オーナー自身が準備すべきこと
- AI活用で「自分の言葉の計画書」を効率よく作る方法
- 外注先に渡す前の確認ステップと、丸投げ失敗を防ぐ判断軸
- 計画書を「実行できる道具」にするための使い方
こんな方におすすめ
- ✅ 経営計画書を作ったことがない飲食店オーナーの方
- ✅ 外部に依頼したいが何を渡せばいいかわからない方
- ✅ AIを使ってみたいが何から始めるか迷っている方
- ✅ 売上はあるのに手元に利益が残らず、数字を整理したい方
- ✅ 計画書を作るだけでなく、実行まで繋げたい方

経営計画を「外注すれば終わり」と思ってはいけない理由
中小企業庁の「2026年版中小企業白書」によると、
経営計画を策定している事業者は約4割にとどまり、
過半数が策定していないとのことです。
裏を返せば、
「計画書がない状態で経営している」のは
飲食店に限らず、ごく普通の話。
だから外部に頼もうとするのは
正しい判断です。
でも、ここで一つ確認してほしいことがあります。
あなたは計画書を「作ること」が目的ですか?
それとも「実行すること」が目的ですか?
多くの失敗は、
「提出用の書類を作ってもらった」
という感覚で終わるところに起きています。
出来上がった書類の数字を
誰も追わない。
誰も更新しない。
棚の奥にしまわれる。
それでは経営は変わりません。
経営計画は「作った後に使う道具」です。
外注先に任せる部分と、
オーナーが握る部分を
最初に分けて考えることが
丸投げ失敗を防ぐ第一歩です。
「計画書は、自分の店の未来を語る言葉です。その言葉だけは、外注できません。数字の整理や書式は任せていい。でも、どこへ向かいたいかはオーナー自身が持っていないと、計画書は飾りになります。」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
「計画書を作りたいけど、何を準備すればいいかわからない」という詰まり、まさにそこで止まっている方が多いです。無料で受け取れる書籍の中に「増益繁盛店になる12ステップ(74ページ)」があり、何をどの順番でやるかの全体像が整理されています。メール登録のみ、1分で受け取れます。
STEP 1:依頼前に「自分の言葉」を準備する
経営計画の準備 STEP 1
「3つの数字」と「1つの方向性」をメモにまとめる
外注先にデータを渡す前に、
オーナー自身が持っておくべきものがあります。
難しく考えなくていいです。
メモ用紙1枚で構いません。
① 今の月商(だいたいでいい)
② 今の客単価(レシート平均)
③ 月に何人来ているか(客数)
この3つが「客数×客単価×来店頻度」の
売上分解の起点です。
そして、もう1つ。
「1年後、この店をどうしたいか」を
一言だけ書いてみてください。
「常連さんを増やしたい」でも
「ランチの客単価を上げたい」でも
「週休2日にしたい」でも構いません。
この一言が、外注先への最初の指示書になります。
⚠️ よくある失敗:
「詳しいことは先方に任せよう」と
何も準備せずに依頼すると、
相手は過去データと業界平均で
「それらしい計画書」を作るだけになります。
あなたの店の固有の強みや課題は
伝えなければ反映されません。
STEP 2:AIを使って「たたき台」を自分で作る
経営計画の準備 STEP 2
ChatGPTに「うちの店の現状」を入力してみる
ここで、今すぐ試せる話をします。
AIは経営計画の「たたき台作り」に
非常に使えます。
例えば、ChatGPTに次のように入力するだけでいい。
「居酒屋を経営しています。
月商350万円、客単価3,800円、
月間来客数が約920人です。
来年の目標は客単価を4,500円にすることです。
そのための経営計画のたたき台を作ってください。」
これだけで、
施策の方向性や数字の目標値の案が
出てきます。
販促文・メニュー説明文の作成、
POPやチラシの文章、
口コミへの返信文。
AIはこういった販促まわりの作業を
圧縮してくれる道具として
すでに実用レベルに達しています。
大事なのは、
AIに丸投げするのではなく
「自分の数字と言葉を入力する」こと。
入力する素材が具体的なほど、
出てくる内容も具体的になります。
このたたき台を持って外注先に臨めば、
相手も「この店がどこへ向かいたいか」を
理解した上で計画書を仕上げられます。
⚠️ よくある失敗:
「AIが出してきた数字をそのまま外注先に渡す」。
AIの出力はあくまで参考値です。
自分の店の実態と照らして
「これは違う」「ここは合ってる」と
判断する目はオーナー自身が持つこと。
✓ ここまでのポイント
- 経営計画の「方向性」と「3つの数字」は、依頼前にオーナー自身がまとめておくこと
- AIで「たたき台」を作ると、外注先への指示が具体的になり、出来上がりの質が上がる
- AIの出力は参考値。最終的な判断はオーナー自身が行うこと
AIでたたき台を作ることに挑戦してみようと感じた方へ。「飲食店・美容室のためのSEOとAI検索の基本(36ページ)」も無料で読めます。販促の手間を圧縮してAIを実際に使い始めるための入り口として活用してみてください。メール登録のみで受け取れます。
STEP 3:外注先に渡す前の「確認の流れ」
経営計画の準備 STEP 3
外注先が「あなたの店を理解しているか」を確認する
たたき台ができたら、次は外注先への依頼です。
ここで確認してほしいことが3つあります。
① 「飲食店の経営計画の作成実績があるか」
業種によって、数字の見方も
コスト構造もまったく違います。
原価率・人件費率・席回転数。
飲食店特有の指標を理解している相手か
最初に確認してください。
② 「あなたの話をちゃんと聞くか」
最初の打ち合わせで、
相手がテンプレートの話ばかりするなら
注意が必要です。
「うちの店の現状を聞いてくれているか」が
一番のチェックポイントです。
③ 「計画書の後のフォローはあるか」
作って終わり、という外注先より
「数字を追いかける機会を一緒に持てるか」
を確認してください。
計画書は、作った後が本番です。
⚠️ よくある失敗:
「安い」「早い」だけで選ぶ。
コストを抑えるのは大切ですが、
飲食店の経営実態を知らない相手が
作った計画書は、
銀行担当者から突っ込まれたときに
自分で説明できないものになりがちです。
STEP 4:計画書を「実行できる道具」にする使い方
経営計画の準備 STEP 4
月に1回、3つの数字だけ追いかける
計画書が出来上がったら、
毎月することは3つだけです。
① 今月の月商を確認する
② 計画値と比べてズレを把握する
③ ズレた理由を一言メモする
これだけ。
難しい分析は要りません。
「先月より客単価が下がったのは
雨が多かったからかな」
その程度のメモで十分です。
このメモが積み重なると、
自分の店のパターンが見えてきます。
そのパターンを次の手を打つ根拠にする。
販促は「意図的に作るもの」です。
運任せにしない経営の入り口が、
この月1回の振り返りにあります。
AIはこの振り返り作業にも使えます。
「先月の数字はこうでした。
どこを改善すれば計画に近づけますか?」
と入力するだけで、施策の候補が出てきます。
「そんな時間ない」と思った方は、
その振り返りに使う時間が
今まさに一番効果的な時間投資です。
フル稼働で現場に張り付いている時間を
少し削って、経営を見る時間に使う。
そこから変わった方を、
私はこれまで何百人も見てきました。
⚠️ よくある失敗:
「計画書を作ったら満足してしまう」。
作ることはスタートです。
計画書の存在を忘れた翌月には、
経営は再び感覚頼みに戻ります。
「経営計画を使いこなしている経営者は、毎月の数字を難しく分析しているわけではありません。ただ『今月どうだったか』を自分の言葉で語れる状態を保っている。それだけで、次の一手を打つスピードが変わります。」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
「フル稼働しなくても回る体制に近づいた、毎日に目的地ができた、という感覚を持てるようになりました。客単価の改善で月商230万円を達成できたのも、数字を追う習慣がついてからだと思います。」
オーナー1人+アシスタント(40代・女性)
この方が変わったのは、
特別なことをしたからではありません。
「今月の数字を自分で確認して、
次の一手を自分で決める」
その繰り返しを始めたからです。
AIは、その繰り返しを
続けやすくする道具として使えます。
販促文の作成時間が短くなれば、
振り返りに使う時間が生まれます。
外部依頼と自力作成、どちらが正解か
❌ 「外注すれば専門的な計画書が手に入る」という発想
- 相手任せで出来た計画書は「自分の言葉」で語れない
- 銀行との交渉・スタッフへの説明が苦しくなる
- 実行フェーズで「書いてある意味がわからない」状態になる
✅ 「AIでたたき台を作り、外注先に仕上げてもらう」という発想
- オーナーの言葉が計画書の芯に入るので実行しやすい
- 外注先への指示が具体的になり、手戻りが減る
- 出来上がりを自分で説明できる状態になる
外注を否定しているわけではありません。
うまく使っている経営者は、
「自分が判断する部分」と
「専門家に任せる部分」を
最初に分けています。
判断軸はオーナーが持つ。
手間のかかる作業は外注かAIに渡す。
そのバランスが大事なんです。
チラシ作成や集客施策の外注についても
同じ考え方が使えます。
飲食店の販促代行を依頼するとき、任せてよい範囲と丸投げしてはいけない部分に
もう少し詳しく書いていますので、
参考にしてみてください。
また、集客全体を外部に任せる前の
判断軸については
飲食店の集客を外部に依頼する前に確認したい、任せていい範囲とオーナーが握るべき判断軸
も合わせて読んでいただくと、
全体像がつかみやすいと思います。
まとめ:経営計画は「自分の店の地図」
経営計画を外部に依頼するとき、
失敗しないための流れは4つです。
STEP 1:3つの数字と方向性を自分でまとめる
STEP 2:AIでたたき台を作る
STEP 3:外注先の実績と姿勢を確認する
STEP 4:月1回、3つの数字だけ追いかける
難しいことは何もありません。
「DX」「AI活用」と聞くと
縁遠く感じる方もいると思います。
でも、今日お伝えしたことは
「ChatGPTに自分の数字を入力する」
それだけで始められます。
新しい何かに乗り換えるのではなく、
これまでやってきた経営の手間を
AIで圧縮して続けやすくする。
そこが最初の一歩です。
私は833件の飲食店・美容室などの
店舗経営者と一緒に取り組んできましたが、
変化のきっかけはいつも
「小さな一歩を踏み出した瞬間」でした。
経営計画は、あなたのお店の地図です。
地図を持たずに走り続けるより、
今日から地図を持って走っていきましょう。
店舗経営は、ゴールのない長距離走です。
地図を持って、仲間と走り続けましょう。
追伸:
経営計画の中でも特に「数字の見える化」で
詰まる方が多いです。
客数・客単価・来店頻度の3つに売上を分解して
何をどの順番で動かすべきかを
一緒に整理していく取り組みを
増益繁盛クラブで行っています。
まずは無料で8冊の書籍を受け取って、
考え方の全体像をつかんでみてください。
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