2.集客対策

カフェで雨の日に客が来ない問題、天候に左右されない売上の作り方とは?

雨の日、開店前の静けさ。

窓の外を見ながら、
「今日もダメかな」とため息をつく。
そんな朝を、何度繰り返してきたでしょう。

カフェを経営していると、
天気予報が売上予報みたいになってくる。
晴れたら少し安心で、
雨が続くと不安が募る。

でも考えてみてください。
天気は毎年同じように降ります。
年間の雨の日の割合は、
ほぼ変わらない。

つまり、雨の日に客が来ないのは
「天気のせい」ではなく、
「雨の日でも来てもらえる仕組みが
まだない」というサインです。

今日は、その仕組みをどう作るか。
一緒に考えていきましょう。

📋 この記事でわかること

  1. カフェの売上が天候に左右される本当の原因
  2. 雨の日でも来てもらえるリピート導線の作り方
  3. 客単価・物販・サブスクで天候依存を減らす具体的な方法
  4. 繁盛店づくりが「採用力」にも直結する理由

こんな方におすすめ

  • ✅ 雨の日・悪天候になると売上がガクッと落ちるカフェオーナーの方
  • ✅ 新規客は来るがリピートに繋がらないと感じている方
  • ✅ 客単価を上げたいが値上げに踏み切れない方
  • ✅ スタッフが定着せず、採用にも苦労している方
  • ✅ 天候・立地・競合に関係なく売上を安定させたい方
カフェで雨の日に客が来ない問題、天候に左右されない売上の作り方とは? | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

カフェの売上が雨の日に落ちるのはなぜ?

カフェの売上が天候に左右される理由は、
シンプルです。

「通りすがりの客」に頼っているから。

晴れた日は人が外に出ます。
ふらっと立ち寄る客が増える。
雨の日は外出そのものが減り、
通りすがりの客もいなくなる。

これは仕方がないことではなく、
集客の構造の問題です。

売上を分解すると、
客数 × 客単価 × 来店頻度、
この3つになります。

天候に揺さぶられるのは「客数」の部分。
でも客単価と来店頻度は、
天気に関係なくあなたが設計できます。

雨の日に客数が減るのは避けられない。
でも来てくれた客の単価を上げ、
また来てもらえる仕組みがあれば、
売上の落ち込みはずっと小さくなります。

カフェの売上が伸びない本当の原因と、最初に見直すべき数字についても、
別の記事で詳しく書いています。
合わせて読んでみてください。

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雨の日でも来てもらえるリピート導線とは?

新規客を増やすより、
既存客に何度も来てもらう方が、
コストも手間も少ない。

これは原理です。

でも多くのカフェは、
来てくれたお客さんとその場で関係が終わります。
名前も連絡先も、何も残らない。
晴れた日にたまたままた来てくれるのを
待つしかない状態です。

これも逆です。

例えば、
会計時に「LINE登録でドリンク一杯サービス」と
一言案内するだけで、
お客さんとの接点が生まれます。

その後、雨の週末に
「今日は雨ですね。温かいラテ、用意してお待ちしています」
と一言配信する。

これだけで来店のきっかけが作れます。

「そんな単純なことで?」と思うかもしれません。
でも、やっているカフェは少ない。
だからこそ効きます。

来店理由を「天気」から「あなたのお店との関係」に
少しずつ変えていく。
これがリピート導線の本質です。

✓ ここまでのポイント

  • 天候に売上が左右されるのは、通りすがり客への依存が原因
  • 客単価・来店頻度は天候に関係なく設計できる
  • LINE登録などでお客さんとの接点を作り、来店理由を「関係性」に変えることが重要

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客単価と物販・サブスクで天候依存を減らすには?

客数が減る日があることは、
もう受け入れてしまいましょう。

その上で、来てくれた1人の客から
どれだけ価値を提供できるか。
ここに集中します。

チェックポイント1:客単価の設計を見直しているか

「ドリンク1杯で長居する客」が多いなら、
フードの提案が弱い可能性があります。
季節のスイーツ、小さなおつまみ、
「+200円でもう一品」の設計。
メニュー表のレイアウトひとつで
客単価は変わります。

✅ ポイント:POPや口頭でのひと声が、追加注文を自然に引き出します。「今日のおすすめ」を毎日黒板に書くだけでも客単価は動き始めます。

チェックポイント2:物販の仕組みを作っているか

カフェが提供できるのは、飲食だけではありません。
使用しているコーヒー豆の販売、
焼き菓子のテイクアウト、
オリジナルブレンドの小袋販売。
これらは雨の日も、来店しなくても
ECや予約注文で売れます。

✅ ポイント:物販は「来店しなくても買える」チャネルです。天候に関係なく売上を作る柱になります。

チェックポイント3:サブスクや回数券を導入しているか

「月10杯パス」や「週2回定額コース」のような
サブスクリプション型のメニューがあると、
売上が先払いで確定します。
雨の日に来なくても、売上はもう立っている。
これが天候依存を減らす最も強い構造です。

✅ ポイント:導入のハードルは高く見えますが、LINEで案内するだけで始められます。まず5人に買ってもらうことを目標にしてみてください。

「お金を掛けずに売上を伸ばそうとする発想は、愚策です。仕組みに投資しなければ、天気任せの経営から永遠に抜け出せません。」

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天候依存の解消が、なぜ採用力に繋がるのか?

ここで少し視点を変えます。

求人を出しても応募が来ない。
来てもすぐ辞めてしまう。
カフェでスタッフを採用しようとすると、
こういう悩みが出てきます。

でも考えてみてください。

売上が天候に左右される店で、
「ここで長く働きたい」と思えるでしょうか。

雨の日は暇で焦っている店主、
売上の見通しが立たない職場、
スタッフに「今日は早上がりして」と
言わなければならない店。

そういう職場には、
「ここで働きたい」という人は集まりにくい。

逆に、
リピーターが毎日来て、
LINEの返信を楽しみにしてくれるお客さんがいて、
物販でも安定した売上がある店。
そして店主が数字を把握して、
落ち着いて経営している店。

そういう店には、
自然と「働きたい」という人が集まります。

採用力は、
求人票の書き方より前に、
店そのものの魅力が先にあります。

お客さんに選ばれる繁盛店をつくることと、
人に選ばれる職場をつくることは、
同じ根を持っています。

「スタイリスト3人のサロンで、次回予約率が40%から65%になった。売上が安定してきたら、アシスタントの育成スピードも上がって、売上変動に振り回されることがなくなった。」

スタイリスト3人サロン(男性・30代)

美容室の例ですが、カフェも同じです。
売上が安定すると、
スタッフへの接し方が変わります。
焦りで動くのではなく、
育てる余裕が生まれます。

そしてその余裕が、
スタッフの定着率を上げます。

売上を左右する3つのポイントを数字で確認する方法は、
美容室向けに書いた記事ですが、
カフェ経営者にも視点として参考になります。

天候に左右されない売上の仕組みを、どう作り始めるか?

「やることは分かった。でも何から始めればいい?」

そう思った方のために、
順番を整理します。

売上改善 STEP 1

LINE登録の仕組みを作る

まずお客さんとの接点を作ること。
会計時に一言案内するだけでいい。
POPを一枚作って、レジ横に置く。
これが全ての起点になります。

⚠️ よくある失敗:登録を促した後、配信を続けられない。最初から「週1配信」と決めて、テンプレートを3本作っておくと継続しやすくなります。

売上改善 STEP 2

客単価を100円上げる設計をする

値上げではなく、提案の見直し。
メニュー表のレイアウト変更、
季節のおすすめPOPの設置、
セットメニューの追加。
これだけで客単価は動きます。

⚠️ よくある失敗:一気に大幅な単価アップを狙って失敗する。まず1品の単価を上げ、反応を見ながら広げていく方が確実です。

売上改善 STEP 3

物販またはサブスクを1つ導入する

コーヒー豆の販売でも、
焼き菓子の定期セットでも。
来店しなくても売上が立つチャネルを
1つ作ることが目標です。

⚠️ よくある失敗:完璧な商品を作ろうとして動けない。まず既存のメニューをパッケージにして売ってみることから始めましょう。

この3ステップ、
難しいことは一つもありません。
でも「すぐに」「継続して」やり切るのが、
実は一番難しい。

派手な手法より、
地味な販促を積み重ねる方が、
結果は着実に出ます。

売上を3つに分解する考え方の基本は、
飲食店経営の土台になる考え方です。
まだ読んでいない方は、
ぜひ目を通してみてください。

まとめ:天気に一喜一憂しない店を作ろう

雨の日に客が来ないのは、
あなたのカフェが悪いわけではありません。

ただ、
「来てもらえる仕組み」がまだないだけです。

リピート導線を作り、
客単価を設計し、
物販やサブスクで収益の柱を増やす。

それが積み重なると、
売上が安定します。

売上が安定すると、
焦りが減ります。

焦りが減ると、
スタッフに余裕を持って接せられます。

スタッフが定着すると、
「ここで働きたい」という人が集まります。

天候に左右されない売上を作ることは、
採用力を高めることにも繋がっています。

値引きで集客するのではなく、
価値を伝えて選ばれる店を作っていきましょう。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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