POP基礎講座

POP制作で絶対に外せない「お客様目線」の作り方

POP制作で絶対に外せない「お客様目線」の作り方

99%のPOPが売れない根本原因

あなたのPOPが売れない理由。
それは「自分が言いたいこと」を書いているからです。

売れるPOPを作る経営者は、
必ず「お客様が知りたいこと」を書いています。

この違いを理解できた瞬間、
あなたのPOPは劇的に変わり、
売上も確実に向上するはずです。

自分が言いたいこと vs お客様が知りたいこと

❌ 自分が言いたいこと(売れないPOP)

飲食店の例

「名物唐揚げ ヒトサラ 580円」

美容室の例

「当店自慢のヘッドスパ 3,000円
高級オイル使用で至高のひととき」

治療院の例

「ドクタースカルプマシーン使用
電気の力で血行促進・代謝向上」

✅ お客様が知りたいこと(売れるPOP)

飲食店の例

「ちょっと物足りないなー」と思ったあなたへ
この唐揚げなら満腹になります

美容室の例

「頭皮が固くて困っている」あなたへ
5分で頭がスッキリするヘッドスパ

治療院の例

「洗濯物を干すときに肩が痛い」と感じるあなたへ
3回で痛みが和らぐ施術法

決定的な違いとは?

  • 自分目線:商品の特徴・スペック・自慢したいポイント
  • お客様目線:お客様の悩み・問題・求めている解決策

お客様は商品自体が欲しいのではありません。
商品を手に入れることで得られる「変化」が欲しいのです。

対人関係とPOPの共通点

「うざい自己紹介」の法則

想像してください:

パターンA:自分の話ばかりする人

  • 「私は〇〇大学出身で、〇〇の資格を持っていて...」
  • 「この前すごい高い時計を買ったんですよ」
  • 「うちの会社は業界でもトップクラスで...」

パターンB:相手に興味を示す人

  • 「お疲れ様でした、今日はいかがでしたか?」
  • 「何かお困りのことはありませんか?」
  • 「こんなことでお悩みではないですか?」

どちらの人と話したいですか?確実にパターンBですよね。

POPも人間関係と全く同じ

売れないPOP(パターンA)

  • 「当店自慢の〇〇です」
  • 「高級食材を使用しています」
  • 「創業50年の老舗です」

売れるPOP(パターンB)

  • 「〇〇でお困りではありませんか?」
  • 「こんな経験はありませんか?」
  • 「〇〇と思ったあなたへ」

POPは紙に書かれた対人関係です。
お客様との信頼関係を築くツールとして考えてください。

うざい自己紹介にならない書き方

1. お客様の心の声を最初に書く

❌ ダメな例 「当店人気No.1のハンバーガー」

✅ 良い例 「お腹いっぱい食べたいなー」と思ったあなたへ

2. 悩みから入る

❌ ダメな例 「高級シャンプー入荷しました」

✅ 良い例 「フケが気になって仕方がない」あなたに朗報

3. 体験談を使う

❌ ダメな例 「栄養満点の野菜スムージー」

✅ 良い例 「最近疲れやすいなぁ」 そう感じたお客様が2週間で元気になった方法

4. 質問形式で始める

❌ ダメな例 「新メニューのパスタです」

✅ 良い例 「パスタって所詮サイドメニューでしょ?」 ...そう思っていた私が考えを変えた一皿

5. お客様との実際の会話を使う

実は、最強のキャッチコピーは既にお客様が教えてくれています。

実際にお客様から言われた言葉をそのまま使う

例:

  • 「すいません、これの大盛りってないですか?」
  • 「駐車場ってどこですか?」
  • 「持ち帰りってできます?」
  • 「洗濯物を干すときが一番痛いんです」

これらをそのままPOPに使えば:

「すいません、これの大盛りってないですか?」
と探しているあなたへ
→ 大盛りメニューのご案内

「駐車場ってどこですか?」
と思ったあなたは、こちらの地図をどうぞ
→ 駐車場案内図

お客様が実際に口にした言葉は、
同じ悩みを持つ他のお客様の心に確実に響きます。

お客様目線POP作成の5ステップ

Step1:お客様の心の声を集める

日常の接客で出てくる言葉をメモする

  • よく聞かれる質問
  • お客様がつぶやく悩み
  • 困っている様子の観察

Step2:自分の購買体験を思い出す

自分が1000万円以上使ってきた経験を活用

  • なぜそのお店に入ったのか?
  • なぜその商品を手に取ったのか?
  • なぜレジまで持って行ったのか?

効果的だった言葉やフレーズをそのまま使う

Step3:商品ではなく変化を書く

商品の特徴 → お客様が得られる変化

例:

  • ヘルメット → 地震の時の安心感
  • デジタルカメラ → 子供の成長を記録できる喜び
  • マッサージ → 肩の痛みから解放される快適さ

Step4:専門用語を日常会話に変換

❌ 専門用語・接客用語

  • 「芳醇な香り」→「いい香り」
  • 「極上のひととき」→「気持ちいい時間」
  • 「フランベして」→「火をつけて」

✅ 普段の会話で使う言葉 お客様に口頭で説明するときの言葉をそのまま使う

Step5:一人の具体的なお客様を想像する

「40代女性」ではなく、具体的な悩みを持つ人

例:

  • 「白髪が気になって仕方がない人」
  • 「子供の送り迎えで忙しい主婦」
  • 「肩こりで家事が辛い人」

悩みをターゲットにすることで、年齢や性別を超えて響く

消費者心理のピラミッド理論

商品を欲しがる人は4%しかいない

具体例:塩ラーメンの場合

  • 「塩ラーメンが食べたい」人:4%
  • 「お腹すいたな、何か美味しいもの食べたい」人:96%

具体例:ブリザーブドフラワーの場合

  • 「ブリザーブドフラワーが欲しい」人:4%
  • 「何か贈り物はないかな」と思っている人:96%

多くの人に語りかける重要性

❌ 4%にしか響かないPOP 「当店自慢の塩ラーメン」

✅ 96%に響くPOP 「お腹すいたなー」と思ったあなたへ この塩ラーメンで満足できます

結論から入ってはいけません。
まず共感から始めて、
そこから商品へつなげる。

実践!今すぐできる3つのアクション

アクション1:お客様の声を1週間記録する

  • 質問された内容をメモ
  • お客様がつぶやいた言葉を記録
  • 困っている様子を観察

アクション2:既存POPを書き換える

  • 商品名だけのPOPを探す
  • 「〇〇と思ったあなたへ」で始まる文章に変更
  • お客様が得られる変化を追加

アクション3:専門用語チェック

  • 普段の会話で使わない言葉を発見
  • 日常会話の言葉に置き換え
  • 小学2年生でも分かる表現に修正

まとめ:お客様目線は信頼関係の第一歩

売れるPOPの秘訣は、
お客様の立場に立って考えることです。

  • 自分が言いたいことではなく、お客様が知りたいことを書く
  • 商品の自慢ではなく、お客様の悩み解決を優先する
  • 専門用語ではなく、日常会話の言葉を使う

POPは単なる販促ツールではありません。
お客様との信頼関係を築く最初の一歩です。

明日から、「この言葉はお客様目線だろうか?」と
自問しながらPOPを作ってください。
この小さな意識変化が、
大きな売上向上をもたらすはずです。

-POP基礎講座