From : 神戸のそば屋
By : 鳥羽洋史
「大将!凄いです!五枚でもう一軒取れました!」
「鴨肉を取ってもらうことになりました」
「ありがとうございました、ホントにびっくりしました」
と、
ニコニコ顔で厨房に入って来た、
●●商事の●岡君です。
実は、食品卸業者の●岡君、
先日、うかない顔で、私に相談してきました。
「会社から新規のお客さんを取ってこい!って言われてるん
ですが、まったく取れなくて、ぜんぜん話も聞いてもらえません、
大将、どうしたらいいですか?誰か紹介して下さい」
そこで、
私、
「もう僕の知ってるとこは全部紹介したやんかー」
「もう、紹介するとこあれへんがな!」
「そんな、価格表を持って行ったって、何処もたいして
値段なんか変わらへんし、ちょっとくらい安かったって、それで
取ってくれた人はまたすぐ安いとこがあったら変わるやろうし、
意味無いで~」
「それに、忙しい時にそんなおまえみたいな営業のもんが来たら
手を止めてまでしゃべらなあかんし、かなわんでー」
と言い、
その時ちょうど持っていた店のチラシを見せて
こう言いました。
「君もこんなん作ったらいいねん!」
「チラシはいいぞー 自分で言われへん事を言ってくれるし、
同じ事を何人にでも言ってくれるし、しかも、ごみ箱に捨てられても
人みたいに傷つかんし、ショックも受けへんし、僕はこれがなかったら
商売にならへんでー」
●岡君、「えっ!僕が何を書けばいいですかー?」
すると、私はこう言いました。
「そうやなーまずは、自己紹介やな~
それと、どう言う思いで仕事をしてるのか、
自分から商品を買ったらどんな良いことがあるのか、
そしてどうして欲しいのかを書けばいいねん!」
「手書きでな~ 字が下手でも丁寧に書けばいいから」
「今はもう何処も同じような会社や、同じような商品ばかり
価格も同じようなもんやし、もう何を買うか?ではなく
誰から買うかってことやから、もっと自分を分かってもらった方が
いいのと違うかー 商品説明なんかその後や~」
それから2~3日して、
●岡君が、お客様に渡すチラシならぬ手紙を持ってきました。
それには、
名前や年齢、小学校の娘と幼稚園の息子が居ること
趣味は、競馬で週に一回、2千円だけやること
最近、腰の調子が悪くて、整形外科に通っていること
食品のことやどんなことでも
遠慮せずに相談して下さいと書いてありました。
あとは、携帯電話の番号です。
それを見て、「あとは、顔写真を貼ってお客様に出してみ~」
と言ってから2~3日後のことです。
そして冒頭のセリフです。
「大将!凄いです!五枚でもう一軒取れました!」
でした。
あなたは、この話を聞いてどう思いますか?
わたしも、自分でやってみろと言ったものの
あまりの反応が出る速さに正直びっくりしました。
何カ月も会社のパンフレットと価格表をもって営業に回っていても
一件の新規のお客様も取れなかった●岡君が
紙にあれだけのことを書いて渡しただけで取れたのですから。
わたしは、あらためて販促物の凄さを感じました。
●岡君の行動力も凄かった!
わたしもこの事が嬉しくてこれからもっともっと
チラシやはがきDMなどを実践して行こうと心から
思いました。
それでは、今日も張り切っていきましょう!
後で、聞いたのですが、
最初のあの5枚は、いい顔写真がなかったので、
プリクラの写真を貼って渡したそうです。
「え~ 無茶しよるなー」(笑)
鳥羽 洋史
追伸
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