from:清水のカフェより
ハワードジョイマン
札幌での2泊3日の合宿が終わり
私自身も完全燃焼。
今日はグッタリです。
セミナーというのは
私が一方的にしゃべるだけですが、
個別コンサルの場合、相手からヒアリングをして
本人に考えてもらい、
そして、本人の状況(段階)に合わせて
回答をするので、
正直、めちゃくちゃパワーを使います。
さて、参加者の方との守秘義務があるので、
このコンサルの内容についてはお話しできませんが、
今日は、今回の合宿で改めて気づかされたことを
あなたにもシェアしたいと思います。
それは、
「部門ごとに利益把握している?」
ってことです。
今回、気づかされたのは、
意外と、このメルマガ読んでいる方でも、
売上ばかりに意識が向いて、自分たちのお店でどれだけ利益がでているのか?
正確な数字を把握している方が意外といるのではないかと感じました。
例えば、
飲食店でいえば、
1.店内飲食
2.持ち帰り
3.宴会
4.ランチ
5.ケータリング
など、1つの飲食店でも
その業務内容によって、複数項目に内訳を作ることができますよね。
あなたのお店でも考えてみてください。
例えば、美容室だって
1.店内カット
2.店内販売商品
3.訪問カット
など分けることができると思います。
で、これらの部門ごとを合算でしか考えてない場合、
本来の改善ができない可能性が非常に高いので、
注意が必要です。
例えば、飲食店で説明しましょう。
それぞれの部門ごとの売上を把握しましょう。
1.店内飲食 売上 100万円
2.持ち帰り 売上 20万円
3.宴会 売上 70万円
4.ランチ 売上 20万円
5.出前・出張 売上 50万円
例えば、こんな感じだったとします。
多くの人は、飲食店ですから
売上を伸ばすときに、店内飲食の数字を伸ばすことを考えます。
でも、ここに利益という概念を取り入れます。
ちなみに、利益というのは
商売をやっている以上、一番大事な数字です。
なぜなら、どんなに売り上げを上げていても
利益が無ければ、お店は存続できないのですから、、、、
しかし、利益を部門ごとに把握している方って
少ないですし、
弊社の記事をいつも読んでくださっている方の中にも
部門ごとの利益を把握している人が意外と少ないのではないかと
危惧しています。
例えば、利益を考えてみたら、、、
1.店内飲食 売上 100万円 利益0万円
2.持ち帰り 売上 20万円 利益3万円
3.宴会 売上 70万円 利益30万円
4.ランチ 売上 20万円 利益3万円
5.出前・出張 売上 50万円 利益15万円
これはあくまでサンプルですが、
実は計算してみたら、こんな感じになっていたというお店って多いのです。
あれ!店内飲食って、
数字的には一番売上多いけど、スタッフなどの人件費もかかるし、
全然儲かってないやんけ!
みたいに、、、、
というのは、今回参加してくださった方の1人の方が、
会社全体の利益は把握していても、
部門ごとの利益が把握してなかったのです。
A・B・Cという3部門があって、
つまり、A部門が一番売上が多いから、
利益も一番でているかと思っていた訳です。
それが、蓋をあけてみれば、
人件費もいれたら、ほぼ利益ゼロの可能性が大だったのです。
つまり、売上としてはそれより小さいけど
きっちり利益のとれているB・C部門が、
自社の一番の稼ぎ頭だったわけです。
しかも、労働時間で考えれば、
売上が多いA部門は、
労働時間も半端なく多い。
つまり、部門ごとの利益で考えれば、
A部門をなくし、
B・C部門に注力すれば、
売上はその分減る。
しかし、会社に残る利益は今までと変わらず同じ。
そして、今まで作業に忙殺されていた労働時間が無くなるので、
自由な時間も大幅に増える訳です。
「労働時間が減って、利益は同じ」
なんとも天国です。
利益率の高い企業の仲間入りです。
もちろん、空いた時間を
自分の休み、趣味や人生の充実にも使えますし、
逆に、利益のとれる別の部門を作ることも可能。
経営者として
本来すべき、仕組み作りや新しいビジネスアイデアの構築もできます。
人生の選択肢も仕事の選択肢も
一気に広がるわけです。
多くの会社が
売上ばかりに意識をとられて、
部門ごとの利益まで把握していません。
だから、昔儲かっていたからと
ダラダラ続けている部門が、
実は会社の成長を妨げる部門になっていることもあります。
私たちが着目すべきことは
利益。
目先の客数が増えていても
目先の売上が増えていても、
利益が増えてなかったら意味がないです。
例えば、客数を増やしたかったら
600円のラーメンを100円で売ればいい。
行列ができますよ。
でも、労働時間が長くなるだけで
全然儲からないですよ。
むしろ、赤字。
目先の客数、目先の売上にとらわれず、
ちゃんと利益の取れる仕組みを作りましょう。
ちなみに、この方がA部門の利益貢献度を知らずに
年商1億円に載せるために、一番売上が多いA部門の宣伝を強化するとなったら、、、、
間違った対策をやり続けることになります。
まずは、部門ごとの状況を把握する。
そして、状況を理解したうえで、
自社の伸ばす部門を冷徹に判断する。
たとえ、以前は稼ぎ頭の部門だったとしても
良く頑張ってくれているスタッフがいたとしても
その部門が利益を上げていないのであれば、
より利益のでる部門に注力する。
これが社長の役割です。
戦略とは戦わずして勝つことです。
利益のとれない事業部門はやめて、
利益のとれる事業に注力する。
利益概念の無いライバル社はいうでしょう。
「あそこがいなくなったら、うち、受注額が増えた!」
でも、ライバル社は労働時間も増えて、利益は取れてない。
でも、汗水流して働くことが仕事だと思っていると、
それすら気づかない訳です。
むしろ、ライバル社は、
利益のとれない事業に忙殺されて、
本当に利益のとれる事業に
参入できなくなります。
つまり
「意図して手放す」
これは、自社の利益を増やす意味で、
自社の業務効率化をする意味でも良い戦略です。
更に、ライバルに参入されなくすることに繋がる
戦略でもあります。
経営者は体に汗をかくのではなく
頭に汗をかきましょう。
ハワードジョイマン
追伸
売上とか会社規模とか
見た目でしか判断できない馬鹿経営者がいるから
私たちは、人知れず稼ぎ続けることができます。
あなたも人知れず稼ぐ
高収益の店舗・会社を作りましょう!
そこに辿りつくためにも
今を見つめなおしてください。
仕事に忙殺されていませんか?
手放すというのもぜひ、
考えてみてください。
忙殺から解放され
利益のとれる店舗・会社を作りたい方に
→ http://www.haward-joyman.com/action-profit.html