さて、第6回目は、【売上高の公式】 客数×客単価=売上についてお話しましたね。
そして、売上を増やすためには、
(1)客数を増やす
(2)客単価を伸ばす
この2つの対策をしましょう。
というお話をさせていただきました。
今日は、ここから更に1歩踏み込んでいきますね。
『多くのお店が売上減少の悩みを改善できないのか?』
売上が伸び悩んでいる店は、売上が伸び悩んでいることはわかっても、 その根本的な問題点と解決策を分かっていません。
だから、ただひたすらに改善策を講じることなく悩んでいるのです。
あるいは、『改善策を講じている!』と思っている方も、的外れな改善策を講じているのです。
大事なことは、自分のお店の適切な解決策を実行していくということなんですね。
そこで、お店の問題点を見つけて、適切な改善策をしていくために「分解する」思考を身につけてください。
今日は、この売上高の公式を分解しながら、適切な改善策を実行できるように、お話を進めていきますね(^-^)/
実は、売上高というのは、客数×客単価と2つの項目で表されますが、
これを更に4つの項目で分解することができるのです。
そして、分解すると適切なお店の改善策も導きやすくなるのです。
客数×客単価=売上高
↓
(初めてのお客さん+常連客)×(商品単価×購入点数)=売上高
ようは、一律にお客さんと言っても、(1)初めて来たお客さんもいれば、 (2)以前から何度も来店してくださっているお客さんもいるわけです。
そして、1回の買物あたりに利用する金額である客単価も、(3)平均幾らの商品を(商品単価)、(4)何点購入しているか?(購入点数)、という4つの項目に分けることができるのです。
つまり、今回理解していただきたいのは・・・、例えば、初めて来店したお客さんというのは、まだ、お店のことを知らないお客さんですよね。
常連客は、お店のことを知っているお客さんですよね。
つまり、初めてのお客さんに来店してもらう手段と、常連客に再度来店してもらう方法は、「違う」ってことなんです。
そして、安売りしなくてもお客さんに喜んでもらうためには、
◆商品単価を下げずに、
◆何個も買ってもらえて購入点数が高まる
仕組みを作る必要がある。
こういうことなんですね。
なぜ、勉強しているのにお店の売上が伸び悩むのか?
それは、お店の原因も把握しないまま、たまたま書店で見つけた本を読んでいたり、セミナーに参加しているからなんですね。
大切なのは、自分のお店の問題点を見つけ、その改善策を見つけて飛躍するために、適切な改善策を学び実践するということです。
次回は、4つの項目を理解すれば、お店の売上は2.25倍にできる!というお話です。
あなたのお店が圧倒的に楽しく繁盛することを応援しています(^-^)/
笑人 ハワード・ジョイマン
【編集後記:ジョイマンの楽書き帳】
売上高の公式を書いて、壁に貼って何度も見てみよう!
『えっと、うちの店は・・・、4つの項目全て下がっています(^-^)/』
そんなに笑顔で言われても・・・(^^);
でも、現状が分からず悩むよりも、見たくない現実を直視することは素晴らしいです。
だから、改善できるんですからね。
見たくない現実を直視して、世の中に流布する安易な成功法則や裏技と称するものに流されないようにしましょうね。
真の経営実力をつけるために骨太の経営基盤を作りましょう。
応援しています。