■ 「増益繁盛クラブ ゴールド会員」 導入事例 - 浜焼太郎 上越高田店(新潟県上越市)
― 「産直海鮮居酒屋 浜焼太郎」について、教えてください
浜焼太郎は、産地直送の新鮮魚介を網焼きスタイルで楽しめるお店です。
― 浜焼太郎にフランチャイズ加盟以前は、どのようなお仕事を? というのも、客単価の高いフードビジネスに取り組んでみたかったのです。 ところが、近所のガソリンスタンドの所長に、「今日は1時間で10万円売った」と言ったところ、「ふーん」と。 私も人間です。 ― その後、独立したわけですが、そのきっかけは? ちょうどその頃、ある店舗の店長をしていましたが、思うように利益が出せない状態が続いたのです。売上を上げる自信はあったのですが、もう過去の栄光なのかな?と思ってしまって。お店に行くのも、しんどくなって、胃が痛い。当時、わたしは46歳。すでに25年の経験がありました。そろそろ、潮時かな、と思うようになったんです。 平成23年5月。退職。46歳でハローワークに行きました。でも、ないんですよね、仕事が。
― その後は?
浜焼太郎の本部に打診をすると、埼玉県熊谷市にある店舗に視察を勧められました。そこで、平成23年の年末。家内といっしょに、熊谷のお店に行きました。 料理は美味しい。鮮度はいい。お刺身などは、海に面した新潟で食べるよりも、海のない埼玉のほうが美味しかったのです。 ところが、いざ会計になると、ふたりで2杯ずつ飲んで6,000円ちょっと。正直、高いと思いました。考えてみれば、1品あたりの価格も高く、「この価格設定じゃ、新潟では難しいな」と思いました。そのことを、正直に本部に伝えました。 すると、本部の回答は意外なものでした。 「売価は、ご自身で決めてください」というのです。メニューも単価も、お店ごとにちがっていていいと。本部を通して、仲買人から買えば、いくらで売っても、なにを売ってもいいというのです。それならイケるかもしれないと思い、フランチャイズ契約を締結。そして。平成24年11月。自分のお店、浜焼太郎上越高田をオープンしたのです。
― いよいよ、開店。自分自身のお店をオープンするときは、どんな気持ちでしたか?
これは自分の店かぁ、という感じでした。まぁ、怖いというか、なんか自信だけはありましたね。売上を上げてやるぞ!っていう。 オープン日も、所属している商工会議所のメンバーが20名くらいの予約を入れてくれたんです。一般オープンは11月6日だったんですけど、その前日に予行練習という感じで、宴会を入れてくれて。 最初の1か月は無我夢中でしたね。マニュアルを見ながら、メニューを作っていました。一生懸命でしたね。 ― その後、売上は上がったのですか? 平成25年(2013年)は、年商1,620万円。予算比88%で、200万円の赤字。予算の150万円を超えたのは、年度末の3月と、年末の11,12月だけという有り様。翌年、平成26年は4月までで、93%に回復したものの、赤字には変わりありません。多めの借入金で補填していただけです。 というのも、当時、銀行と公庫の両方の審査が通りまして、それぞれ650万円ずつの計1,300万円を借り入れたので、超余裕でした。開業準備資金で半分を使い、まるまる半分の650万円が口座に残っていましたから、あぐらをかいてたんですね。まぁ、徐々に売上も上がっていくだろうと踏んでたワケです。 「自分には25年超のFC経験がある。イザとなれば、売上を上げられるだろう」と思っていたんですが、実際は出て行くお金のほうが早かったですね。お客さんがゼロという日もありましたから。 ― なにか、売上を上げるための工夫をしていましたか? でも、いよいよ100万円を切る段階になって、焦りました。実は、資金がショートしたのも、気づいていなかったんです。銀行から追加融資しますよ、と言われて初めて気づいたくらい(笑) そこで近所にチラシをまいたんです。すると、宴会が5件くらい入った。行動すれば、結果が出るんだな、とその時思い知らされましたね。 そこで、売上をどうにかしなきゃならないと、ネットでいろいろと調べていたら、増益繁盛クラブを見つけたのです。平成26年4月。ジョイマンさんのメルマガを読み始めました。
― ハワード・ジョイマン。怪しい名前だと思いませんでしたか?
コメディアンのジョイマンかと思いましたよね、最初は(笑)。あ、ちがう。あー外国人か、って(笑) 名前は怪しい感じでしたけど、メルマガに書いてあることは、納得できることばかり。なにせ、こちらはヒマで、いっぱい読む時間はありましたからね。隅々まで熟読していました。 ― その後、増益繁盛クラブゴールド会員に入会されましたが、奥さまに相談されましたか?
― ゴールド会員になって、なにか変化はありましたか?
具体的には、次の3つです。 1. 客単価が上がった ― 「1. 客単価が上がった」とは? 以前は、客単価3,000円でしたが、いまは3,500円です。また、宴会コースも、2,980円から3,500円に値上げしましたし、予約も増えました。 特に、今年のお盆は、大盛況でした。 断ったといえば、お盆期間の4日間で、150人のお客さんを断りました。もう、入れませんって。 ― 「2. お客さんを断ることが増えた」とは、そのことですか? ― 「3. 広告費を増やした」とは? 毎月12万円の出費は大きいですが、それ以上に売上が上がっているので、費用対効果としては満足しています。 ― この3つが変わったことで、生活に変化は生まれましたか? 1. 資金繰りが良くなった(ヒマでも余裕がある) どれも、本当にありがたいことです。
― 会報誌やメルマガで、どのような気づきがあるのですか?
考え方が楽しくなるというか、煮詰まっていると悪い方へ考えてしまいがちですが、ジョイマンさんの言葉はちがうんですね。ノリがよくなるというか。金がない時こそ、前を向かなきゃってなりましたね。 なにより、ジョイマンさんのメルマガやゴールド会員の会報誌を読んでいると、アイデアを刺激されますね。A型バリケードや店内装飾、コードレスチャイムの代わりになるものなど、いろいろ取り組みはじめました。 ― あまり見たことのないA看板ですね これは工事現場で使っているA型のバリケードと呼ばれるものです。近くのホームセンターで買いました。5,000円もしなかったと思います。それに、1枚250円の板を買って、そこにメニューを書きました。 すると、お客さんから「いいね、あの看板」なんていう声をもらったりして。その後、3つに増やしたところ、ずいぶん賑やかな店頭になりましたね。もともと、お客さんからも「入りにくいよね、この店」と言われていましたから、店頭が華やかになったことで、お客さんも入りやすくなったようです。 ― テーブルのうえに、いろいろな「おもちゃ」が置いてありますが、何に使うのですか? 席上に置いてあって、店員を呼ぶボタンで、コードレスチャイムってあるじゃないですか。あれを導入したいと思ったんですね。居酒屋は騒がしいですからね。「すみませーん!」って呼ばれても、どこから呼ばれているか、わからないんですよ。 ところが、コードレスチャイムって、高いんですね。1個1万円するんです。初期費用を含めるとたいへんが金額になる。そこまではかけられないとなると、アイデアを絞り出すしかないんですね。 そこで、100円均一のお店で、音のなるものを7つ買ってきて、卓上に置いたところ、大好評。
― 売上が下がっていたとき、増益繁盛クラブに出会わなかったら、どうなっていたと思いますか?
考えたくないですね(笑)
― 今後の事業展開をお聞かせください ― いま、増益繁盛クラブに入会を悩んでいる方、検討中の方にメッセージをお願いします ― あと、もう一声、なにか!
ジョイマンさんの寒いジョークは、楽しいですよ(笑) ― では、最後に、以前の福崎さんのように、フランチャイズ店で売上に悩んでいる方へのメッセージをいただけますか そうですね。本部によるとは思いますが、フランチャイズ店であっても、やり方次第では売上を上げられるチャンスはたくさんあると思います。 だからといって、わたしのお店の立地が、特別いいわけではありません。そもそも、月商100万円のお店だったのですから。それが、1年5か月後には、3.5倍になったのです。今月は過去最高売上で、350万円でした。わたしのお店でも、3.5倍は上げられるのですから、自信をもって取り組めば、必ず売上は上がると思います。
※ 取材日時 2015年8月 |