2013年1月17日
from 大倉山のカフェから
by ハワードジョイマン
つい1時間ほど前のこと、
宿泊した川崎のホテルを出て
駅に向かう道の途中でした、、、、
付近の店舗はシャッターが閉まり
静まり返る街の静寂をよそに、、、、
私は今日の目的地に向かうため
駅に向かって歩いていました。
外は寒く、
息を吐く度に
それが白く分かるほど、、、
初めて来た川崎の地で、
自分が歩いている道が
本当に駅に向かっているか?
若干の疑問を残しながらも、
大衆が歩く流れに沿って、
(多分、駅に行くんだろうな、、、)
と勝手な解釈の元
一群の流れに沿って、
私を歩みを進めていたのです。
その時でした、、、、
静まり返り、
閉まっているシャッター群の店舗の前に
なぜか大行列ができているのです。
「ん?パチンコ店の開店待ちか?」
しかし、付近を見ても
パチンコ屋はありませんでした。
「それとも開店前から行列のできる何かの人気店?」
かといって、
「こちらからお並びください」
の看板もないし、列を整理する人は誰もいない。
私は、ものすごく気になり、
行列の最後尾に並んでいた、
優しそうな女性に
思わず聞いてしまったのです。
私「すいません。何の行列ですか?」
女性「は?」
私「これは何の行列ですか?」
すると女性は、
(は?この人何言っているの?)
「バスに並ぶ列です。」 と、
(この人、バスを見たことないのかしら?)
と不思議な顔をしながら、
答えたのでした。
私「バスの列」
聞いてみれば、
他愛もないこと。
この街に住む人ならば
当たり前の光景。
でも、この街の事を全く知らない
私にとっては、バスに並ぶ列さえも
異常な光景に見えたのです。
なぜなら、バスの列は普通、
バスの立ち看板のあるところに並ぶのが
当たり前だと思っているからです。
しかも、目の前にバスは止まっているのに
そこには誰も乗ってない。
更に言えば、バスの看板から10mは離れたところで、
しかも、道路側ではなく、店舗の前に並んでいたら、
初めての私は、「まさか、バスの列ではないな」と
思ってしまうのです。
きっと、通行人の邪魔にならないように
朝のラッシュ時などは閉まっているお店側に並ぶ
などのバス待ちのルールがあるのでしょう。
ある人の常識は、
ある人の非常識
ある意味、知らず知らずのうちに、
決められたルールに縛られている。
実は、同じ商売をずっとやっていると
知らずに業界のルールや常識にとらわれてしまっていることがあります。
例えそれが、
傍から見ても異常な光景に見えても
並んでいる人にとっては
それが異常な光景だとは気付かないのです、、、
実はこれって
店舗経営でも同じことが言えます。
昨日、
店舗経営者が既存事業の売上を伸ばしながら、
そこで得た経験、ノウハウをコンサルタント活動により
既存事業に更に収益を上乗せする
「副業コンサルタント起業コース」の最終日でした。
このコースの参加者の一人から
(ここから)
店舗の経営を、店舗経営者側から見るのではなくて
コンサルタントという立場から見ることで、
既存の店舗経営でも
全く異なる視点で販促のアプローチができることに
気付きました。
(ここまで)
このような感想をいただきました。
飲食店の人は飲食店側からみていると気付かないこと。
美容室の人は美容室側からみていると気付かないこと。
整骨院の人は整骨院側からみていると気付かないこと。
こういったことが多々あります。
その時は、全く別の次元から見てみる。
すると今までの延長線上からは気付かなかった重要なことに
気付くことがあります。
すると、
宣伝の仕方、アプローチの仕方が
ガラッと変わります。
他店とは全く異なるアプローチ。
そこには、価格競争は一切存在しません。
そのきっかけの1つが、
別次元から既存店舗を見つめ直してみるということです。
業界の異端児と呼ばれる革新者たちは、
こうして自分たちの業界の異常さに気付き
再構築したのかもしれません。
あなたも、
知らず知らずのうちに、
業界のルールに縛られていませんか?
応援しています!
それでは、また^^
ハワードジョイマン