文殊菩薩も中学生には叶わない!
清水の事務所から
by ハワード・ジョイマン
修学旅行の始まりって、
明治時代の富国強兵のための
訓練がその起源だったって知ってました?
静岡の修学旅行って
小学校が東京。
中学校が京都。
高校は、学校によりバラバラ。
私は長崎、熊本でした。
京都といえばお寺巡りをしましたよね。
そして、お寺といえば
仏さまが奉られているので、
仏様に関する諺も覚えました。
・仏の顔も三度まで
・釈迦に説法
・三人寄らば文殊の知恵。
ちなみに、三人寄らば文殊の知恵というのは、
『3人集まれば、
一人では思いもつかなかった
良いアイデアが思い浮かぶよ』
という話ですが、
中学生が3人集まれば、
友人A『お前、誰が好きなんだよ~』
私 『奈々ちゃん』
友人B『こいつ奈々ちゃんがスキだって~』
私 『バカ!言うなよ~』
てな、恋愛話しか出ませんでした、、、(合掌)
しかし、商売においては、
3人寄らば文殊の知恵は生かされます。
経営者とスタッフだけでは中々
良いアイデアがでませんが、
経営者、スタッフ、コンサルタントの3人が集まると、
確かに良い知恵がでたりします。
なぜなら、経営者とスタッフは、
いつもお店にいすぎて、
見えなくなっていることが多いからです。
例えば、昨日の
「泡まで美味しいビールグラスの話」で考えましょう。
昨日の話を知らない方のためにダイジェストで話すと、
※「ビールグラス 500円」と書いたPOPでは
全く売れなかったけど、
「泡まで美味しいビールグラス 600円」と
書いたPOPにしたら、100円高いのに売れるようになった
というお話。
今の時代、粗悪品を販売しているお店なんて
殆ど無くて、
どのお店でも、
良い商品を扱っています。でも、、、、
お店の人は、
商品のことを知りすぎて、
逆に、その商品の魅力に気付いてない場合が多いのです。
経営者「なんで安いのに売れないのかな~」
スタッフ「缶ビールも、このグラスで飲めば美味しいのにな~」
私「なんで美味しいの?」
スタッフ「これはですね。
このビールグラスは、陶器でできているので、
陶器の凹凸により、きめ細かい泡が生まれやすいんですよ~」
私 「え~すごい!なんでそれを書かないの!?」
スタッフ「え?だって、こんなこと誰だって知っているでしょ!」
私 「知りませんよ。私、初めて知りましたよ」
スタッフ 「え~、当たり前のことだと思ってた~」
こんなことが現場では良くあります。
つまり、お店の人は、商品知識に精通しすぎていて、
お客さんも同じくらい知っていると勘違いしているんですね。
お客さんは、殆ど知りません。
だから、魅力を伝えてあげれば、
割引なんかしなくても、
商品の良さを理解してくれて、
買ってくれるわけです。
コンサルタントの良さというのは、
こうやって客観的な第3者の立場から
クライアントに質問して
経営者やスタッフが気付かなかったことに
気付かせることなんですね。
そう。
一歩離れて
客観的に物事を見ること
これが重要です。
店舗経営者は、お店に入り込みすぎて
自分達の魅力に気付いてない場合が
すごく多いんです。
だから、他のお店のチラシのことは
よく分かるけど、いざ、自分のチラシとなると
何を書いてよいか分からなくなる
という方がいるのです。
もし、あなたが店舗経営をしていて
客観的な視点を持つコンサルタントの
スキルやノウハウを学んだとしたら、、、
それを自分のお店にフィードバックするだけでも、
売上アップに役立つと思いませんか?
その為に、時々、お店に入らない日を作り、
外から自分のお店を眺めるようにしてみてくださいね。
応援しています!
ハワードジョイマン